下太郎生〜尼ヶ岳〜大洞山〜伊勢奥津駅
- GPS
- 05:15
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,011m
- 下り
- 1,139m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:15
天候 | 晴れ。気温高め。風強し。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)JR名松線・伊勢奥津駅(いせおきつ)駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし ■下太郎生〜オオタワ スギの植林帯。落葉や落枝で覆われて道がやや判り難い。林道を何度も横切り登山道に復帰するポイントを見落としたり。マークはあるものの林業用らしいものもあり紛らわしい。 ■尼ヶ岳 標高850m付近で直登の健脚コースと水平の一般コースに分かれる。健脚コースはつづら折れに道がついているがそれでもかなりの急登。一般コースの水平道も細道で足元注意。その後は階段の急登。 ■尼ヶ岳〜大洞山 植生のため展望には乏しいがよく整備された気持ちのいい尾根道。 ■大洞山〜三多気 階段の急坂。登りだと気が挫けそう。 ■〜伊勢奥津駅 歩道のない区間が多いが比較的道幅はあり、通行量も少ない。 |
その他周辺情報 | 三多気の桜は国指定名勝。 伊勢奥津駅隣に観光案内交流施設ひだまり。お土産物あり。近所にもう一軒お土産物屋があるみたいです。 松阪駅から3.5km、スーパー銭湯鈴の湯。行きはコミュニティバス鈴の音バスが使えますが帰りの便はありません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
阪神エリアから三重県への行き来でよく使う乗換駅に近鉄の伊勢中川駅というのがあります。ここで北名古屋方面へ向かう路線と南伊勢志摩方面へ向かう路線が分かれるため乗り換えでホームには降りるのですが今まで一度も外に出たことはありませんでした。ところが先日の山行で、駅の付近に(3km以上離れていますが)松阪市「松浦武四郎記念館」というものがあることを知り、加えてその時訪問した鈴鹿市の「大黒屋光太夫記念館」に置いてあったパンフレットで次回特別展「松浦武四郎と尊王攘夷」のことを知ったのでした。
その特別展がこの週末までだったので山に絡めて行ってきました。他に最近山行の副産物で鉄道にも関心が高まって来たのでこれまた気になっていた名松線に乗るのも目的。そうすると名松線の終点、伊勢奥津駅に出るのに頃合いの山は…と考えて最近登った俱留尊山や高見山からの山容が印象的だった尼ヶ岳と大洞山に決定。1日で山と記念館両方は無理なのでマンガ喫茶で1泊して気になっているマンガも一気読みしてしまおうという欲張りプランになりました。
名張駅から三重交通バスに乗ったのは私含めて4人で1人は地元の方のようで途中の町中で下車されました。私は下太郎生BSで降りたのですが、他2名のハイカー風のお客はまだ先まで乗るようでした。下太郎生BSから尼ヶ岳頂上までは全くの無人。稜線を大洞山雌岳まで歩く間、計9人と1匹にお会いしました。全員すれ違いで、追い抜き追い抜かれは無し。日差しは強く気温は高めでしたが、稜線では風が涼しく感じられる絶好の登山日和でした。台風1号が発生したばかりでそのせいかどうか、遠くに嵐を感じさせるちょっと不穏な風でしたけど。
大洞山下山後、そこからさらに学能堂山をピストン、というのも頑張れば可能そうだったので検討したのですが、名松線の終電(19時前)が前提になり危ないのと、やはり日のあるうちに車窓の景色を楽しまねば(乗車は日中に限定、というストイックな乗り鉄スタイルがあることを最近知りました)、あとお土産物も選びたいし、ということで計画段階で断念して今日は控えめの距離になりました。名松線はのどかで良かったですよ。田畑が窓のすぐ下に見えました。車輛は固定式クロスシートとロングシートの混成で、伊勢奥津駅ではボックスを1人づつが占め、残りのお客がロングシートに坐っているという具合だったので大体3割くらいの席が埋まっている計算でした。
松阪駅からは3kmほど歩いてスーパー銭湯鈴の湯へ。3kmほどの距離で、コミュニティバスの路線があるのですが、行きは便があっても帰りがありません。逆ならいいのに。結局往復とも歩いて帰り道で早めの夕食。駅近くに飲み屋は結構ありますがそれ以外で食事だけできるところは少ないです。で夜はマンガ喫茶に落ち着いたのですが、思いの外マンガが面白く夜更かししてしまいました。
翌朝伊勢中川駅に近鉄で移動。こちらは駅の近くにすき家とコメダ珈琲、ココイチがあります。すき家で朝食。二度寝したら寝過ごしそうだったのでちょっと早く来過ぎました。駅から記念館までの間は住宅と農地ばかりで時間を潰す何物もなく、すんなり記念館に着いたのは開館1時間ほど前。幸い駐車場に四阿と自販機があったのでコーヒーとお菓子で休憩していると職員さんが出勤して来て訊かれたので見学で開館を待っている旨伝えると15分ほど早く開けてくださいました。ありがたや。
隣のお店で北海道産メークインと松阪牛を使った「武四郎スープカレー」という必然性の高いお土産を売っていたので迷わず購入。続いて松浦武四郎誕生地へ。こちらはボランティアでしょうかシニアの方お二人がいてお願いすると色々解説してくださいました。とりあえず訊けば何でも答えてくれたので下調べして行けばよかったですね。大台ケ原に度々訪れたというので晩年は松阪に居を構えたものと思いこんでいたらわざわざ東京から来ていたようです。登山ルートとか大台ケ原にある記念碑とかについて聞けばよかったです。前半生の北海道探検に関しては情報が多いのですが、晩年の登山はネットで読める程度の記事では手薄なのです。
再び3km超の道のりを歩いて伊勢中川駅に帰着。2日続けての寝不足のせいか、気温のせいか、2日足しても大した距離じゃないのに不思議と疲れましたし、翌日は軽い筋肉痛でした。そのうち小屋泊登山も、と企んでいるのですが計画は慎重に立てねばなりませんね。
そんな反省はあるものの、とにかく計画したやりたいことを全部こなせたので満足。尼ヶ岳、大洞山は周囲から際立って見える山だけあって頂上からの展望が良かったです。季節柄そう遠望は利きませんでしたが、今でこれなら空気の澄んだ季節は素晴らしいのではないでしょうか。周囲の山との位置関係も摑めましたし、軌跡繋ぎやロングトレイルを計画してまた来たいと思います。
■今回参考にさせていただいたレコ(というか丸パクリ)
maechanさん
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4847323.html
コメント
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尼ヶ岳・大洞山の登山お疲れ様でした。
大洞山の東海自然歩道ですが、山頂経由ではなく山腹を行く道が本道なのです。
大洞石畳道として森林セラピーのコースにもなっている人気の道です。
松阪ではアドバンスモール内の鈴の湯に行かれたのですね。
名松線沿線では一志駅から歩いて10分ほどの所に一志温泉があります。
名松線は本数少ないですが近くに近鉄の川合高岡駅があるのでそっちも利用出来ます。
こんばんは。コメントありがとうございます。
そうでしたか。>東海自然歩道
石畳の道はよい雰囲気ですね。尾根道の石段といい、歴史がありそうですがどういった由来があるのか不思議です。やはり伊勢参り関係でしょうか。
温泉は正に、もう少し駅に近いところないかなあと探したのですが見つからず鈴の湯まで徒歩で往復したのでした。情報ありがとうございます。まあ今回は名松線を乗り通せたのでヨシとします。
まだ何度か来るつもりなのでその折はぜひ石畳道と一志温泉に行ってみたいと思います。
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