塩の道・山口バス停から戸倉山─大網峠─平岩駅
- GPS
- 04:35
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 982m
- 下り
- 905m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
<ゆき> 小杉601━611富山619━710泊712━ 741糸魚川830=918山口 <かえり> 平岩1505━1545糸魚川1656━1729泊1731━1834小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
6月第一土日は、バイクイヴェント『Fun Ride Festival』開催につき、バイクの音が凄いので、避けたほうがよい。 大網峠からの下りは沢の横断が多いので、慣れてないと大変かも。 |
その他周辺情報 | 姫川温泉の瘡の湯で入浴。大人700円。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
サングラス
携帯トイレ
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感想
JR西日本が提供するアプリ『tabiwa by WESTER』のお得な電子チケット『北陸おでかけtabiwaパス』(以下、『tabiwaパス』)が北陸新幹線敦賀開業を機に廃止になるのでは?…と惧れた私は、2023年中に全部消化するつもりで、昨秋『tabiwaパス』を使った山行プランを8本立てた。しかし、消化できたのは8本中5本だけ。結局、北陸新幹線敦賀開業後も『tabiwaパス』は廃止にならなかったので、残り3本のうち2本はこの春に消化した。それでもまだ未実行の計画がひとつ残ってたので、実行しに行ってきた。行き先は、糸魚川市の塩の道近傍の戸倉山。昨秋この計画を立てたばかりの時に、伊那富士のほうの戸倉山にも登っている(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6172961.html)。天気によっては2週連続で「戸倉山」に登ることになった可能性もあったから、紛らわしいのでこっちのほうの戸倉山登山が年を越したのはよかったのかもしれない(苦笑)。
塩の道の糸魚川側の関所跡から登って、角間池から戸倉山を往復し、大網集落を通って大糸線の平岩駅に降りる横断プラン。糸魚川駅から塩の道・雨飾山方面への根知線の別所ゆきのバスの第1便に乗るためには、富山駅より西からだと新幹線に乗らないと間に合わない! 仕方なく糸魚川駅日本海口8:30発のバスに乗ったけど、私の住んでる小杉からだと普通列車乗り継ぎの場合糸魚川駅での待ち時間が長過ぎる! 待合室でTV観たりして時間を潰してたけど、『新プロジェクトX』の再放送のちょうど面白くなってきたところで、バスの時間となった(苦笑)。別所ゆきのバスに乗るのは、2年前の頸城駒ヶ岳登山の時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4365280.html)以来。あの時は私の他に乗客が居たけど、今回は山口バス停に着くまで乗客は私ひとり。バスを降りるまで、運転手が女性だということすら気が付かなかった(苦笑)。今回は山口バス停で降りたけど、山口関所跡からキレイに塩の道を歩きたいというひとは、ひとつ手前のシーサイドバレースキー場前で降りたほうがいいかもしれない。ちなみに、この日はバイクイヴェント『Fun Ride Festival 2024』が開催されてて、シーズン外のスキー場とは思えないくらいの賑やかさ。そういや、2年前の頸城駒ヶ岳登山の時も6月第一土曜日だったな…(汗)。
「史跡松本街道 塩の道」の標識から塩の道に入る。簡易舗装されてる車道だけど、いきなり急坂。山口関所跡から直登してくる車道と合流し、車道を串刺しにするように塩の道を上ってく。しばらくは車道のスペックを持つ道だったけど、やがて歩道となり林のなかに入ってく。日当たりのせいか、はたまた植生のせいか、下草が結構生えてる。前日の雨の影響か葉に雨露が付いてるので、トレッキングシューズの外側が濡れる。静かな山歩きのハズなのに、バイクイヴェント開催中につき、バイクのエンジンの唸りがどこまでも付いてくる…(汗)。山口バス停から1時間ちょっとの上りで、休憩舎のある白池に到着。
休憩舎のなかで休んでると、御年配のソロのかたが到着し、私より先に出て行かれた。白池を出発してすぐに池の畔の鐘を鳴らす音が聞こえたので、私と入れ違いで誰か到着したんだろう。角間池へ上る途中に糸魚川方面が丸みえな斜面に出たけどすぐに林のなかに入り、展望は無くなった。そして、いつしかバイクの音も気にならなくなってた。角間の分去れを過ぎて幾らか歩くと、突然目の前に小屋が現れる。角間池休憩所だけど、この小屋の前に戸倉山への登り口があり、こちらに入る。ひと上りで尾根に出て、標識に従って右手に入る。ずっと上りっ放しということは無く、上りが緩んで若干下りになる箇所もある。すでに登頂を済ませた登山者と2組くらいとすれ違った。塩の道を歩いてる時に誰ともすれ違わなかったのに(苦笑)。向かって左前方向からひとの話し声が聞こえてくる。頂上で寛ぐみなさんの声だけど、随分とにぎやか。「戸倉山山頂すぐそこ」看板が現れ、『ヤマレコMAP』が「もうすぐ戸倉山山頂です」とアナウンスし、11:22に戸倉山頂上に到着。
頂上には高年登山者を中心に10名以上の登山者が休憩中。展望は360°のハズだけど、この日は雲が多く、雨飾を中心とした頸城の山々や海谷山塊は雲に隠れ、雪倉など、北アルプスの北部の山のごく一部のアタマのほうだけみえてた。
頂上には20分居て、下山開始。角間池休憩所までは往路を戻るだけ。下山中、多くの登山者とすれ違った。しかし、登山者の姿を頻繁にみかけたのは角間池までで、大網峠への道に入った途端人影が途絶えた。大網峠を過ぎてから水が流れて湿っぽい斜面の下りが続いたけど、その辺りで外国人のパーティーが記念撮影でもしてたのか休憩中だったところを通らせてもらったんだけど、角間池から大網集落につくまでにみかけたのは、彼らだけだった。
大網集落への道は最初は沢沿いに進み、一旦沢を離れて山腹を進むけど、やがて沢沿いに戻る。菊の花地蔵から滝ノ平・牛の水飲み場の間にある沢の横断はトラロープがあるほどの難所で、慎重に通過。滝ノ平・牛の水飲み場に12:54に到着。私はウシでは無いが(苦笑)、ここで水分補給。この先も沢の左岸に移ったり右に移ったりしながら下ると、横川の吊橋に出た。吊橋を渡ると、一旦車道に出てから塩の道に入り直す。戸倉山頂上からほぼ下り一辺倒だったけど、ここから大網集落まで標高差約100 mの上り。これが結構疲れた身には堪えた…(苦笑)。標高約400 mの山中にある大網集落の標識に13:46に到着。ここまで小谷村の村営バスが来てるけど、土日祝全便運休…。
大網集落からは発電所の導水管に沿って車道を下る。斜面を下り切ったところは姫川温泉だけど、どれだけの建物が現役なんだろう? 目的の瘡の湯に14:14に到着。大糸線の単行が平岩駅を出発するのが15:05なので、ひと風呂浴びる。もっと鄙びた温泉だと思ってたけど、予想外に今ふう(苦笑)。大糸線の単行を逃すとトンデモナイことになるので、時間を気にしながらの入浴。風呂から上がって休憩間で荷物の整理してたら、サービスに『ヤクルト』もらえた(笑)。14:45に瘡の湯を出発。姫川を渡る手前で、山の斜面に白馬大仏さまが鎮座するお姿を久しぶりに拝見! 姫川を渡り、新潟県に戻るとすぐに平岩駅。かつて蓮華温泉へのバスの乗り換え駅として賑わった平岩駅も無人化されて久しい。駅には14:49に到着し、無事に15:05発の単行に間に合った。平岩駅から私も含めて3人の男性が乗ったけど、もしかして3人ともさっきまで瘡の湯に居なかった?(苦笑)
ハイキングコースとして人気の塩の道を歩いてみたけど、越後側と信州側で道の難易度が大きく異なってて、大網峠から大網への道は意外に侮れない。
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