傘峠・ブナノキ峠 《京都百名山》



- GPS
- 07:31
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 792m
- 下り
- 790m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
6:30烏丸四条「マクドナルド前」に集合したが、何故かK島車は京都駅「マクドナルド前」にいると云う。川端今出川で全員揃い快晴の京都市内を出発した。大原辺りに達すると天候は早くも時雨れだし生杉林道の駐車点では5儖未寮兩磴箸覆辰討い拭雪が津々と降る中、雨具を着て出発した。処女雪の林道を歩き地蔵峠に到った。峠の手前では林道法面が深く崩壊している箇所があった。ゲートを越え林道と分れ登山道を下るとすぐに枕谷に達した。以前あった指導標は外され柱だけが残っている。登山道は雪に隠され読図練習には最高のシュチュエーションだ。今日は読図ポイントの対象例会で田中さんと久代さんが挑んだ。リーダーの指示で二人が交替で先頭に立った。
渡渉を繰り返し上谷の丸太橋を渡った。演習林長治谷作業所は冬支度で無人。上谷沿いの林道を進んで下谷と合わさって由良川となる合流点で下谷を渡渉しなければならない。先頭の二人はこれを見逃し下谷方面に行ってしまおうとしたがリーダーに呼び戻された。飛び石で下谷を渡り、八宙山の尾根に取り付いた。雪の斜面は急登で雨具の下は暑くなってきた。八宙山は地形図に記載がなく、此処かと思って休憩した処は未だ大分手前で大きな杉が静かに佇んでいた。
八宙山(はっちゅうさん874m)山頂は山頂標識が掲げられているが木立の中で展望は得られなかった。休憩したばかりなので山頂を通過し傘峠を目指した。直下に到り急登の斜面を登り山頂域に乗り上がると地形が変化、地図を確認するポイントだ。雪が降り続き積雪は10僂肪しているだろう。芦生に冬籠りの季節が一気に来たようだ。山頂域の西端が一番高くそこが傘峠(935m)山頂のようだ。芦生には「峠」と名の付く「山」が3つある。地蔵峠の上にある三国峠と今日登る傘峠、ブナノキ峠が其れだ。何故山なのに峠なのか? 決定的な説は未だに巡り合わない。
傘峠は「かさとうげ」あるいは「からかさとうげ」と呼ばれている。山頂標識はなく、展望もないので直ぐに出発し次のブナノキ峠を目指した。此処からは慎重な読図が求められる複雑な地形となった。直角に曲がるような所が幾つもあり要所要所でコンパスを合わせ矢印の示す方向に進み現在地を常に地図上で確認する必要があった。南に下がり回り込んだ所で右手に大きな山体が窺えた。これは傘峠に違いない。暫く進むと左手の谷越しに今日の最高峰ブノノキ峠が見えてきた。直ぐ近くに見えるが大きく迂回して古びた標識の転がる分岐点に達した。分岐を南下しピークを一つ越えて今日の最高峰、ブナノキ峠(939m)に達した。3等三角点「芦生」がありしっかりした山頂標識も建てられているがここも展望は利かなかった。
お待ちかねの昼食タイムなのだが山頂は風が強く休むことができない。少し戻り稜線を東側に下りた処に場所を得て休憩した。風が防げても立ち止まると寒い。20分程で切り上げて北に進み分岐点へと戻った。この後けやき坂に下り下谷の林道を行く予定だが昭文社地図からY本 SLが思っていた尾根とT橋Lの思っていた尾根が違い、「こんなに遠くない筈」とのT橋Lの言に引き返し、横切った林道に入り大迂回して安全にけやき坂へ下ることができた。
足を痛めているK島さんを慮って池ノ谷東尾根のP803を越えるルートは取り止め林道経由で帰ることにした。下谷を渡渉した地点に戻って来ると朝の踏み跡は薄れて、日中ずっと雪が降り続いていたことを物語っていた。上谷から地蔵峠に戻る林道は地蔵峠の手前にピークがあり峠より30mほど標高が高い。地蔵峠を越え生杉に下り出すと標高が下り、朝路面に積もっていた雪はシャーベット状態になっていた。
思わぬ雪山ハイクで気持ちが高揚し、まだまだ帰りたくないメンバーのうち5名は、一旦車を置きに帰り桂駅前の居酒屋で忘年会の時を過ごした。
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