鳳凰三山 青木鉱泉からドンドコ、オベリスク、観音岳の周回ルート
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 2,051m
- 下り
- 2,062m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅白州にて、甲斐駒の美味しい水を組んでチャレンジ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ポストは青木鉱泉にあります。 危険箇所は、オベリスクへの最後の砂地登りがつらいことでしょうか。 |
その他周辺情報 | 韮崎の白山温泉 600円 居心地いいです。 |
写真
感想
南アルプス初登山は昨年の今ごろの甲斐駒黒戸日帰りピストン。日帰りピストンなくせに無駄に沢山担ぎ、バテてCTの時間かけて登り、経験不足を露呈したそんな山行でした。今は、塩見も光も日帰りピストンを無理なく完遂できているので、成長はできているはずと信じたいです。その後、白峰三山縦走での、北岳山荘から農鳥までのど快晴の3000m級稜線のご来光を含む絶景に酔いしれて山の虜になり、静岡側からの荒川、赤石、聖縦走で南アルプスの虜になる。南アルプスは山深く、地盤も脆くて登山道に至るまでが至難こともありますが、だからこその清寂に包まれる緑豊かな山々に見せられる。南アルプスには、色々教えられたり鍛えられたり。
そして本日、南ア最後の百名山である鳳凰に、青木鉱泉からの鳳凰三山周回で決行しました。
天気不安定の予報もありましたが、下山までは何とか持ってくれました。
夏場の暑い時期の晴天の時、登山道としては滝見の名ルートとした名高いドンドコ沢にきたかったのです。それこそが南アルプスの締めにふさわしいだろうと。
ドンドコ沢の各滝はどこもいい迫力で、特に五色の滝は滝壺で瀑布の飛沫に涼むことができてとても良かったです。滝壺の虹は幻想的。
道中は、ドンドコ、オベリスクへの急坂登りの砂地、オベリスククライミング、観音岳への登り返しなど、とてもタフでした。景色はオベリスクが最適。
北岳、甲斐駒がよく見え、さらに、観音岳、仙丈ヶ岳、間の岳、農鳥、塩見、さらに、奥には荒川、赤石も何とか。特に北岳はお向かいなので、やたら目立ちます。
オベリスクから観音岳、地蔵岳と行くに従い、北岳はともかく他が見えなくなってきました。こればかりはしょうがないですね。白砂、白岩の様は珍しく、見ていて飽きませんでした。
中道の、下りが歩きにくい説については確かに道中単調だけど下山が困難なレベルではなくダプルストック駆使してカツカツ降りれるレベルだと思います。農鳥から奈良田への大門沢などもっと過酷で状況が悪いところは数多あるかと。ただ、林道出てからが長いは同感です。
ちなみに全登山者中、トレランのかたが、やたら多かった気がします。何かあるのか、関東から近めなのでよく使われるのでしょうか?
あとは一泊の方も比較的多かったです。
トレランの方には抜かれまくりましたが、逆に一般登山者は抜きまくりでした。
ドンドコ沢の滝と、オベリスクと、最高峰観音岳と、ここまでで大満足。あとは正直消化試合でしたがその分、中道は林道まではサクサク降りれて下山にはいいかと。
そこそこの時間で降りれて、一年前よりは成長できたのかな?
南ア10座の日本百名山はこれで全て行ったかとにはなりますが、行ってみたいルートはむしろ増える一方です。
来週は北アの岐阜、富山側を遠征してきます。
(追記 2016.8.31)
NHK BSプレミアムにてドンドコ沢からの鳳凰三山1泊2日 鳳凰小屋泊の放送がなされた。自分が行ったコースを放送されるのは嬉しいものですね。
HHH さん、はじめまして。
日曜日の2時間前に地蔵岳のてっぺんにいたものです。
この日は天気も良く最高の日よりだったですね。
自分は足遅いので3日もかけて周回しましたが、
日帰りとはさすがです。
夜叉神峠方面へはかなり緩やかな下りになっていますので、
トレランのいい練習コースになっているみたいで、
我々の5倍くらい速い速度で駆け抜けていきます。
高嶺のほうまで往復する人もけっこう多いみたいです。
オベリスクはプレートからくぐったらてっぺんへの取り付きです。
ロープを信用するなら、さほど難しくなく登れます。。
ただ、安全に登るならクライミングシューズが欲しいかな。
誰も登ってきてくれないので、記念写真が撮れませんでした。。
また機会があったらどうぞ。
レコ見ました。オベリスクでだいぶ粘られたようですね。また機会あれば考えて見ます。
山の難易度は背負う物や行程、天候でかなり変わると思いますし、幕営縦走か日帰り山行かで荷物は大きく変わります。
日帰りの場合、水と雨具と行動食少々、あとは万一に備えてチェーンスパイク、防寒着、手袋、ヘッドライトのみの荷物にして、夜明けの白みだしたときからスタートして涼しいうちに高度を稼ぐようにし、暑さでやられないようには留意しています。
それでも日帰りでCTの75〜85%程度、それも基本下山の早さで叩き出しているだけなので、自分なんかはまだまだ健脚の域にはないと考えています。そうなっていけたらいいなとは思いますが。
逆に大峯奥駈道の縦走4泊5日は、CT12時間の道に14時間歩いたっていう日もありました。
この時は避難小屋または幕営以外手段がなく営業小屋もないので必然的に荷が重くなったことに加えて、なかなかに荒れた道中で、百名山登頂用の整備された区間を除くと道が荒れ荒れ。
この時は既に8時間歩いてバテバテの状態で、軽装の百に来た人たちにどんどん抜かれ、荷物さえなければ逆に抜きさってやれるものを思ったものです。
というように荷物の重量次第で山の難易度はどうとでも変わると思いますので、日帰りに特化してみた場合にどれだけできるのかを見てみるといいのかと思います。テント泊装備、コッヘル付でCT相当ならば決して遅いということはないと思います。日帰り特化は究極水以外持たないのですから。自ずと移動速度は変わってきます。
勿論、山を楽しむという上で山稜縦走は適しているとは私も思います。
なお、今回の鳳凰の日曜日に日帰り登山はどうするか結構悩みました。
一つは土曜は中アの空木に日帰りピストンを決行しており、次週のお盆休みに予定している北ア西方縦走も考慮すると鳳凰はまたの機会の方がいいのではという考えもなくもなく、鳳凰に日曜行くかどうかを道の駅 白州で様子見していました。土曜は夜に強い大雨と雷があったりヤマテンの大荒れ注意も気になったりしてその影響はどれくらい続くか、疲労回復具合はどうか、青木鉱泉への道が悪路なのは下見済なので悪天候で中止の上に駐車料金だけ取られてパンクしたら目も当てられないなどなど。結果的に8時くらいには止んだので天候のほうは少なくとも大丈夫そうと踏んで青木鉱泉に移動。朝起きたのも4時前と狙い通りで、目論見通りの早出早着の山行とできました。
もう一つは青木、御座石、鳳凰などの各小屋についてのネット情報などを見るとネガティブなものが多く、宿泊する人は夜叉神からのピストン、または縦走ルートを選ぶ人が多そうということ。
一方で、基本的に公共交通に束縛されるのもまた嫌いなので、急登だけど日帰りで行け、ピストンではなく周回コースを取れ、ルート自体がいいと聞くドンドコ沢ルートも通れる、青木鉱泉から周回ルートがやはり魅力的には思え、実際日帰りで実施という件もよく目にしていたなどなど、色々逡巡して、日帰りで行きました。
二日連続で山と高原の地図のCT 10時間超えをやったので疲れは出ましたが、この日は天気が良くて観音岳まで景色が良くて楽しめました。
ちなみに南アルプスの入門に本当にいいと思うのは北沢峠から登る仙丈ケ岳だと思います。確か往復6時間切った記憶がありますし、高低差が1000mしかないのにカールのある景観のよいところで南アの森林限界が高いところも含めよくわかっていいかと。
鳳凰を入門というのは夜叉神から入って1泊2日とする場合、比較的急勾配を通らずに美味しいところを行けるということかと思いますが、観音岳からオベリスクピストンはなかなかしんどい気はします。
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