鶏冠山・甲武信ヶ岳(ビッグ4への挑戦。山梨100名山)
- GPS
- 12:16
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,899m
- 下り
- 1,898m
コースタイム
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 2:51
- 合計
- 12:15
天候 | ■鶏冠山 晴れ 24℃ 風速1〜2m(体感) ■甲武信ヶ岳 くもり 22℃ 風速1〜2m(体感) |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5時現在で、1/3くらい埋まっていて、駐車スペースには余裕がありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■全体として 鶏冠山は、岩場が怖いイメージがありますが、第一岩峰、第三岩峰は巻き道があり問題はありません。第二岩峰は、第一や第三に比べれは簡単な部類です。乾徳山の鳳岩の方が難易度は高いです。 今回の山行の最大の難所は、鶏冠山〜木賊山です。危険個所もありますし、ヤブ漕ぎ・倒木、踏跡の薄さなどで、3時間近くかかります。鶏冠山は岩峰巻き道利用のピストンが一番安全かつ快適と思われます。 ■鶏冠出合の渡渉 勇気を出せば岩を飛んで渡れます。違うグループは、クロックスに履き替えてわたっていました。渡った先の鶏冠谷をそのまま上がっていきます。 ■鶏冠出合〜チンネノコル ここからは、800mの急登です。尾根筋を登っていくので道迷いはありません。写真のところから、尾根筋をはずれて、西側にトラバース気味に高度を上げていきます。道がなくなっても、沢の横や岩陰に必ずリボンがありますので、それに従えばチンネノコルはすぐです。 ■第一岩峰〜第三岩峰 第一岩峰、第三岩峰は右手に巻き道があります。第二岩峰は、巻き道はありません。しかしそれほど高度感もなく、登れます。第二岩峰は、複数の岩からなっていますが、いずれも難易度は高くありません。 ■第三岩峰〜木賊山 標高2177地点までが、シャクナゲ漕ぎが多いですが、行く手を少し邪魔する程度です。この区間全体として、基本踏跡はあります。しかもリボンは信頼性が高いです。踏跡がなくなれば、要注意で、すぐに停まって、確認しましょう。 特に、地図表記の鶏冠山〜標高2177地点の間のピーク(写真のリボンで通行止めしてあるあたり)は、道が消えたようになり、迷う区間です。必ず、踏跡かリボンのヒントがありますので、冷静にあたりを見渡してください。 木賊山の手前は、踏跡多数、ダミーのリボン多数というレコがありましたが、ちゃんと新しいリボンが設置してあり、迷うことはありませんでした。踏跡もシャクナゲに隠れつつありますが、しっかりあります。 ■甲武信ヶ岳〜近丸新道〜西沢渓谷駐車場 危険個所はありません。近丸新道は橋が流れていました。基本は徳ちゃん新道利用が無難です。 |
写真
装備
個人装備 |
ツエルト(2人用)
救急セット
ヘッドライトPETZL ZIPKA PLUS2
非常用防寒シート
手袋・フェイスマスク(1)
レインウェアTHE NORTH FACEマウンテンレインテックス(1)
ガスカートリッジPRIMUS IP-110(1)
バーナーPRIMUS P-153(1)
イグニッションスチール(1)
カートリッジホルダーPRIMUS P-CH(1)
コッヘルセットsnow peak(1)
手拭・ハンカチ・ティッシュ(1)
地図・コンパス(1)
高度計・時計Suunto Core Glacier Gray(1)
GPS GARMIN etrex20(1)
カメラOLINPUS TOUGH TG-1(1)
無線機STANDARD VX3(1)
常食(2)
携帯食
水2.0L
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感想
■ビッグ4への挑戦。山梨100名山
山梨100名山ビッグ4。鶏冠山、鋸岳、笊ヶ岳、笹山。山梨100名山完登のために、だれもが克服しなければならない、最難関の山。『アタック 山梨100名山』(山梨日日新聞)には、四つ星エキスパート向けの山として紹介される。
男の名は、reg。彼は94座の山梨100名山を制覇し、残された6座にビッグ4を残す。高所恐怖症の彼は、岩場を不得意とし、これまでもその想像力の豊かさのゆえか、高度感のある場所に来ると、おしりがムズムズするという症状に苦しんできた。
ついに、ビッグ4の一角、鶏冠山に挑む日がやってきた。鶏冠山に挑むことが決定した日から、彼は自問自答し続けていた。「おれにできるのか」「おれにこの山が許されるのか」。
二股吊橋からみた鶏冠山。やつは大きく見えた。西沢渓谷から外れる「鶏冠山」の標識を右に曲がった瞬間、男は覚悟を決めた。
男は、山行中、決して弱音を吐かなかった。慎重にかつ大胆に鶏冠山を攻めているように見えた。男は、鶏冠山に抱かれながら、いつしかこう思い始めた。「俺は、これまで94座の山梨100に登ってきた。この俺には、この山に登る資格がある!」。
鶏冠山を制覇したあと、男はビッグ4制覇を祝うかのように、鶏冠尾根をのぼりつめ、木賊山、甲武信ヶ岳を制覇していった。
西沢渓谷の駐車場までたどり着き、男はもやのかかった鶏冠山を見上げた。なぜだろう鶏冠山が小さく見えた。男は、鶏冠山を克服したのではない。ビッグ4の一角を崩したことによって、自らのお尻ムズムズの忌まわしき症状、難関と称される山への劣等感を克服したのだ。男には、これまでにない、山への自信と誇り、そして日帰り山行で史上一番の疲れがみなぎっていた。
鶏冠ですから、当然チキン。トサカは赤いので色は赤。
ハードな山なので、スパイシー。
これらを組み合わせてパスタを作ってみました。
レッドホット鶏冠パスタ たっぷり男2人分
<材料>
パスタ 350g
市販の「トマトのペペロンチーノ」という名のソース 300ml
ファミチキ 3枚
かいわれ大根 1パック
トマト 1個
粉チーズ、ウスターソース、タバスコ、ケチャップ、コンソメ
<前日準備>
1 パスタをゆでる
2 市販のソースを温め、パスタをあえる
3 なにかものたりないので、いろいろまぜる
4 ファミチキを細かく刻む
<山で>
1 パスタの上にいろいろトッピングする
水分が足りず、ぱさぱさしてました。
また、量が多くて、食べきれませんでした。
これは失敗かなあ。
※今回の山行が物語仕立てになっていてちょっと気恥ずかしいですね。
そして、上記の物語はちょっとだけフィクション?かもしれません。
yama-ariさん
regさん
おめでとうございます
ついにやりましたね〜すばらしい!
これで男は高所恐怖症克服しましたね〜
第2は鎖とは違う側面行くとは勇気ありますね〜
登る際の倒木まだ残っているとはね〜あれが足場になりますから…
第3は巻正解でーす!(昔は迂回路の看板無かったですよ)
しかし、男はyama-ariさん居なくともドンドン進みますな〜
黙っていれば、金峰山まで行ってしまう活きよいです。
本物の山頂は枝に小さい札かかってなかったですかね?
その先はテープが多くなったような気がします。
ここは遭難者多いですから整備したのかな?
まーまずまず御無事で何よりです
お疲れ様でした。
Kazuhagiさん。メッセージありがとうございます。
男が男になりましたよ。これまでいろいろご心配やアドバイスいただきました。
Kazuhagiさんの「yama-ariさんなら鶏冠、大丈夫ですよ」という、メッセージが
心強かったです。私自身の心のハードルは、そのときなくなりました。
(男は、ずっと疑心暗鬼でしたが・・・・)
本物の山頂の札、見当たりませんでした。探してみたんですが。
確かに、地図表記の鶏冠山を過ぎたあたりから、不明瞭な道に
なりますね。リボンがなければ道迷いしそうです。
まだまだビッグ4が残ります。どのように料理すべきか、
いつ、男に宣告すべきか。悩みどころです。
いやぁ、普通の人が怖いところが怖いだけで、
けっして高所恐怖症ではないと思うのです。
みなさんの感覚が麻痺しているのではないかと…。
本物の山頂はよくわかりませんでした。
小ピークが多くて、どれが本物だったのやら?
まあ、確認には行かないですけど!
お初です。
山梨百名山ビッグ4の中でも鶏冠は最難関と言えるのではないでしょうか。
登頂されたのは素晴らしいと思います。
自分は、笊と笹は何とかなりそうですが、鋸と鶏冠は自分にとっては何年たっても到達できそうにありません。
残り5座のメニューは、笹山では笹の葉寿司、笊ではざるそばと予想してみましたが、どうでしょう。
ところで、お二方のコメントのテンションの落差が、自分にとってかなりツボでした。
では、これからも楽しみにしています。
motzerr760さん。メッセージありがとうございます。
はじめまして。
今回いってみて、鶏冠はピストンだと、そんなに困難では
ないように感じました。
鋸は、Kazuhagiさんのレコにあるように、日帰り安全コースも
可能なようです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-667629.html
笊と笹山は、体力勝負ですかね。
あと残り5座のヤマメシについては、regさんにはすでに構想が
あると思います。当たってるかな〜〜。お楽しみに。
本レコ楽しんでいただき、うれしいです。
3割くらいはフィクションが入っていますが、物語化を重視しました。
regさんはまじめなので、物語化が気になるんでしょうね。
そのあたり、ますます物語化したくなります。
今後ともよろしくお願いします。
笹山で笹の葉寿司も考えては見たのですが、
もうちっとひねってみてもいいかなとも思っています。
笊は「ざる」はからめることになります。多分。
みなさんに予想されるとなかなかハードルが上がって、
おもしろいような、きびしいような。
yaama-ariさん、regさん、こんばんは
ついにビッグ4に突入ですね。
しかし、8月に決行とは意表を付かれました。
6月頃、あるいは秋に行かれるのかと思っていましたが、
山梨もうだるような暑さの盛夏に行かれるとは、尊敬してしまいます。
さすが小川山で鍛えられただけあって、シャクナゲ漕ぎもなんのそのでしたか。
regさんも岩場を克服し、中身の濃い日帰り山行でしたね。
確かに鶏冠山は木賊山の中間地点でしかなく、
木賊山へ飛び出した時の充実感は素晴らしいですね。
この勢いで残りの3山も楽しみです。
ビッグ4は小説風に語られるのでしょうかね。
めちゃくちゃ暑かったです。結局、水については補給分も含め、
5Lくらい飲みました。
水をできるだけ飲まないような山登りもしなくてはいけないのかもしれませんね。
シャクナゲはたいしたことなかったのですが、
岩場はまだ怖いです。克服なんて、できるのかなあ。
hirokさん。メッセージありがとうございます。
本当は、秋に決行するはずだったんですが、いまや選択肢が限られていて、
ビッグ4から選ばざるをえませんでした。
前日夜まで所用があり、ビッグ4の中で最短CTを選択しました。
結果的には、甲武信ヶ岳をからめたので12時間の山行となりましたが(笑)
それにしても暑かったです。
これに加えて、雁坂峠を周回したhirokさんは、本当にすごいと思います。
とても真似できません。
しばらくビッグ4はお盆お休みです。
ビッグ4は、タイミングと天気と気力すべてが揃わないと、
決行できませんね。ビッグ4に呼ばれるのを待つしかないですね。
yama-ariさん、regさん、ハードな山行お疲れ様でした!
自分の中では甲武信ヶ岳と鶏冠山は2回に分けていく必要があると思っていましたが、、、
こんな周回コースも取れるのですね
でも結構ハードで厳しいコース。
そんな中でもregさんの山飯。いいコンビで素晴らしい山行で。
お疲れ様でした
daishohさん。メッセージありがとうございます。
結構ハードですが、周回もできます。daishohさんなら
鶏冠尾根コースは、問題なく行けると思います。
是非、季節のいいときにお試しください!
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