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Yamareco

記録ID: 690537
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無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

地の果て、羅臼岳

2015年08月03日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:54
距離
14.7km
登り
1,496m
下り
1,487m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:43
休憩
0:58
合計
7:41
距離 14.7km 登り 1,496m 下り 1,499m
4:16
79
5:42
42
6:24
19
6:43
6:50
29
7:19
10
7:29
20
7:49
7:52
6
7:58
8:40
5
8:45
8:46
15
9:01
8
9:09
49
9:58
15
10:13
34
10:47
6
10:53
59
11:52
11:57
0
11:57
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
レンタカーで釧路から約190キロ
コース状況/
危険箇所等
大沢雪渓には積雪、頂上直下は岩場
その他周辺情報 木の下温泉小屋:寝具持参・素泊まり2000円
車で来られるとはいえ山小屋なので到着は早めが良い
前泊した木下温泉小屋。とても居心地がいいのだ。
2015年08月02日 17:46撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/2 17:46
前泊した木下温泉小屋。とても居心地がいいのだ。
掛け流し。
2015年08月02日 17:30撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/2 17:30
掛け流し。
ちょっと仕切りがあるスペースも。でも完全に隠れるわけじゃない感じ。
2015年08月02日 17:30撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/2 17:30
ちょっと仕切りがあるスペースも。でも完全に隠れるわけじゃない感じ。
登山口
2015年08月03日 04:02撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/3 4:02
登山口
最初は樹林帯、急登のつもりでゆっくりと登る
2015年08月03日 04:35撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/3 4:35
最初は樹林帯、急登のつもりでゆっくりと登る
展望台という割にはあまり見えないが。
2015年08月03日 04:50撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/3 4:50
展望台という割にはあまり見えないが。
オホーツク海
2015年08月03日 05:16撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 5:16
オホーツク海
指導票はしっかりしている
2015年08月03日 05:19撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 5:19
指導票はしっかりしている
ここは水場なのだ
2015年08月03日 05:35撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 5:35
ここは水場なのだ
さらに登る
2015年08月03日 05:37撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 5:37
さらに登る
展望はないが、一息いれられる
2015年08月03日 05:43撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 5:43
展望はないが、一息いれられる
登りもここらで佳境
2015年08月03日 06:02撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/3 6:02
登りもここらで佳境
これは水量も少なく、あまり飲む気はしない
2015年08月03日 06:25撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 6:25
これは水量も少なく、あまり飲む気はしない
大沢雪渓に出た、軽アイゼンを装着
2015年08月03日 06:37撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 6:37
大沢雪渓に出た、軽アイゼンを装着
雪の上は涼しい!
2015年08月03日 06:37撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 6:37
雪の上は涼しい!
苦労してセルフタイマーで一枚
2015年08月03日 06:51撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 6:51
苦労してセルフタイマーで一枚
登り切ると少し傾斜が緩くなる
2015年08月03日 07:00撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 7:00
登り切ると少し傾斜が緩くなる
稜線の手前
2015年08月03日 07:03撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 7:03
稜線の手前
可愛い、なんだろう?
2015年08月03日 07:10撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 7:10
可愛い、なんだろう?
三ツ峰(羅臼平を挟んで羅臼岳と反対側の山です)
2015年08月03日 07:14撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 7:14
三ツ峰(羅臼平を挟んで羅臼岳と反対側の山です)
ここまでくると開放感がある
2015年08月03日 07:16撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 7:16
ここまでくると開放感がある
羅臼岳の全景。羅臼平からでも結構遠く見えるが。
2015年08月03日 07:17撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 7:17
羅臼岳の全景。羅臼平からでも結構遠く見えるが。
チシマギキョウ? いい加減な知識しかありませぬ。
2015年08月03日 07:19撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
8/3 7:19
チシマギキョウ? いい加減な知識しかありませぬ。
雲海に顔を出す北方領土の峰々
2015年08月03日 07:22撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 7:22
雲海に顔を出す北方領土の峰々
あと一息で頂上かな?
2015年08月03日 07:27撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 7:27
あと一息で頂上かな?
頂上直下の水場。さすがに清冽。
2015年08月03日 07:35撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 7:35
頂上直下の水場。さすがに清冽。
羅臼側に穏やかに広がる裾野
2015年08月03日 07:37撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 7:37
羅臼側に穏やかに広がる裾野
さあ最後の登り
2015年08月03日 07:39撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 7:39
さあ最後の登り
三ツ峰の向こう側に知床の山々が見えてきた
2015年08月03日 07:40撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 7:40
三ツ峰の向こう側に知床の山々が見えてきた
頂上直下は岩が
2015年08月03日 07:48撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 7:48
頂上直下は岩が
なかなか立派な岩場
2015年08月03日 08:00撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 8:00
なかなか立派な岩場
登頂
2015年08月03日 08:05撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 8:05
登頂
穏やかに連なる知床連山
2015年08月03日 08:06撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4
8/3 8:06
穏やかに連なる知床連山
オホーツク海は青い
2015年08月03日 08:06撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 8:06
オホーツク海は青い
ウトロの港が見える
2015年08月03日 08:06撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 8:06
ウトロの港が見える
遠景は斜里岳、尖ったのは遠音別岳、左が羅臼側、右がオホーツク海
2015年08月03日 08:07撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 8:07
遠景は斜里岳、尖ったのは遠音別岳、左が羅臼側、右がオホーツク海
羅臼側は雲海がかかっている
2015年08月03日 08:07撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 8:07
羅臼側は雲海がかかっている
2015年08月03日 08:14撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 8:14
羅臼側の雲海の向こうに国後・択捉
2015年08月03日 08:15撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 8:15
羅臼側の雲海の向こうに国後・択捉
頂上の岩場とオホーツク海
2015年08月03日 08:16撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 8:16
頂上の岩場とオホーツク海
誰もいないので自撮りしてみたり
2015年08月03日 08:25撮影 by  iPhone 6, Apple
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8/3 8:25
誰もいないので自撮りしてみたり
択捉島にも火山があるんだね〜
2015年08月03日 08:26撮影 by  iPhone 6, Apple
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8/3 8:26
択捉島にも火山があるんだね〜
煙がもくもく出ている択捉島の火山たち
2015年08月03日 08:27撮影 by  iPhone 6, Apple
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8/3 8:27
煙がもくもく出ている択捉島の火山たち
知床の山には、もう羅臼側から雲がかかってきた
2015年08月03日 08:28撮影 by  iPhone 6, Apple
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8/3 8:28
知床の山には、もう羅臼側から雲がかかってきた
肉厚な感じ
2015年08月03日 08:37撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 8:37
肉厚な感じ
2015年08月03日 09:12撮影 by  iPhone 6, Apple
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8/3 9:12
2015年08月03日 09:13撮影 by  iPhone 6, Apple
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8/3 9:13
2015年08月03日 09:13撮影 by  iPhone 6, Apple
8/3 9:13
木下弥三吉翁の石碑
2015年08月03日 09:14撮影 by  iPhone 6, Apple
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8/3 9:14
木下弥三吉翁の石碑
降りてきた羅臼岳には霧が
2015年08月03日 09:23撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 9:23
降りてきた羅臼岳には霧が
チングルマ
2015年08月03日 09:23撮影 by  iPhone 6, Apple
8/3 9:23
チングルマ
羅臼岳全景
2015年08月03日 09:34撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 9:34
羅臼岳全景
さあて降ります
2015年08月03日 09:38撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 9:38
さあて降ります
雪渓から白い霧がしゅーっと噴き出している
2015年08月03日 09:49撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 9:49
雪渓から白い霧がしゅーっと噴き出している
熊スプレー。レンタルしました。
2015年08月03日 10:19撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/3 10:19
熊スプレー。レンタルしました。
ここらで見納めかな・・
2015年08月03日 10:59撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/3 10:59
ここらで見納めかな・・
良い登山となりました。ありがとうございました。
2015年08月03日 11:56撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
8/3 11:56
良い登山となりました。ありがとうございました。

装備

個人装備
軽アイゼン 熊鈴 熊よけスプレー Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ
備考 ネイチャーセンターで熊よけスプレーをレンタル(使わず)

感想

20年前、自動車で知床峠を越えた時に見た羅臼岳の威容に圧倒されて以来憧れだった羅臼岳に登ってまいりました。

峠から眺める羅臼岳はひたすらに大きく、立ち上がりも急で、とても登れるようには見えないのですが、今回あるいた岩男別からのコースは、急登→緩斜面→急登→緩斜面という感じでリズムがあり、稜線下には雪渓もあらわれて変化に富んだ歩きやすいコース。

日程の都合上、朝イチから登り始めてその日のうちに釧路に戻りたく、岩男別に前泊。宿泊した木下小屋の管理人の方はとても気さくで話しやすい。知床の山の話、冬の羅臼岳、スキー登山の話、小屋の話、と盛り上がった。掛け流しの温泉があり、ワイルドな露天につかると体がポカポカしてくる。食料と寝具は持参が必要だが、素泊まり2000円で、温泉付きと考えれば破格。

管理人の方のお話だと、午後には羅臼側に雲がかかることが多いということで、眺望を楽しみたく、かつ、暑さを考えて、4時発、8時山頂到着、12時着というイメージで行動。

登山口の小さな祠に参拝した後、歩き出す。急登をイメージしてゆっくりと登る。途中、弥三吉水と銀冷水に少し大きなスペースがある。特に弥三吉水のほうは良いテン場になりそうだ。大沢雪渓までは緑の深い北のジャングルを歩いているようで、想像(期待)していたよりも暑かったが、雪渓からは別天地。冷気が身体を包み、クールダウン。一度も使ったことが無かったSimondの六本爪アイゼンを使用してみたが、爪が鋭い上、多少重量があって調子が良い。セルフタイマーで記念写真などを撮りながらサクサク上がっていくと、稜線の手前では高山植物が可憐な花をつけている。

羅臼平に出るとウトロ側の海や北方領土も良く見える。雄大な眺めは、むかし車で見た景色とはまた異なり、新たな感動がある。頂上までは40分ほどの急登で、一点して岩場基調となる。淡々と上がり、最後の岩場を越えて登頂。

山頂から見渡す360度のパノラマは本州とは全く違って新鮮。北東方面に連なるたおやかな知床の峰々、南西方面にはちょんととんがった遠音別岳、オホーツク海、知床五湖。そして択捉島の火山。地の果てに来たことが実感できる。30分ほどは見ていただろうか・・・見飽きない。脳裏に焼き付けて下山。

下りではツアーと思しき人々たち含め、かなり大勢とすれ違う。大沢雪渓をストックだけで歩いている人もいたが、一箇所だけ急なので、アイゼンを付けた方が良いと思う。

さて登る前から気になっていたのはヒグマ。熊撃退スプレーもレンタル(1000円)したが、個人的には熊鈴を手にもってじゃりじゃり鳴らせばほぼ大丈夫だと思う(責任は持てないが)。ただし実際に使うと価格は10000円だ。
スプレーは幸か不幸か使用せず。10時過ぎにすれ違った白人の女性が「あのあたりに熊がいたと思う」と指差して教えてくれたときには緊張したが・・・。

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ハイキング 道東・知床 [日帰り]
羅臼岳 (木下小屋〜羅臼岳ピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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