地の果て、羅臼岳
- GPS
- 07:54
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,496m
- 下り
- 1,487m
コースタイム
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 7:41
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大沢雪渓には積雪、頂上直下は岩場 |
その他周辺情報 | 木の下温泉小屋:寝具持参・素泊まり2000円 車で来られるとはいえ山小屋なので到着は早めが良い |
写真
装備
個人装備 |
軽アイゼン
熊鈴
熊よけスプレー
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|---|
備考 | ネイチャーセンターで熊よけスプレーをレンタル(使わず) |
感想
20年前、自動車で知床峠を越えた時に見た羅臼岳の威容に圧倒されて以来憧れだった羅臼岳に登ってまいりました。
峠から眺める羅臼岳はひたすらに大きく、立ち上がりも急で、とても登れるようには見えないのですが、今回あるいた岩男別からのコースは、急登→緩斜面→急登→緩斜面という感じでリズムがあり、稜線下には雪渓もあらわれて変化に富んだ歩きやすいコース。
日程の都合上、朝イチから登り始めてその日のうちに釧路に戻りたく、岩男別に前泊。宿泊した木下小屋の管理人の方はとても気さくで話しやすい。知床の山の話、冬の羅臼岳、スキー登山の話、小屋の話、と盛り上がった。掛け流しの温泉があり、ワイルドな露天につかると体がポカポカしてくる。食料と寝具は持参が必要だが、素泊まり2000円で、温泉付きと考えれば破格。
管理人の方のお話だと、午後には羅臼側に雲がかかることが多いということで、眺望を楽しみたく、かつ、暑さを考えて、4時発、8時山頂到着、12時着というイメージで行動。
登山口の小さな祠に参拝した後、歩き出す。急登をイメージしてゆっくりと登る。途中、弥三吉水と銀冷水に少し大きなスペースがある。特に弥三吉水のほうは良いテン場になりそうだ。大沢雪渓までは緑の深い北のジャングルを歩いているようで、想像(期待)していたよりも暑かったが、雪渓からは別天地。冷気が身体を包み、クールダウン。一度も使ったことが無かったSimondの六本爪アイゼンを使用してみたが、爪が鋭い上、多少重量があって調子が良い。セルフタイマーで記念写真などを撮りながらサクサク上がっていくと、稜線の手前では高山植物が可憐な花をつけている。
羅臼平に出るとウトロ側の海や北方領土も良く見える。雄大な眺めは、むかし車で見た景色とはまた異なり、新たな感動がある。頂上までは40分ほどの急登で、一点して岩場基調となる。淡々と上がり、最後の岩場を越えて登頂。
山頂から見渡す360度のパノラマは本州とは全く違って新鮮。北東方面に連なるたおやかな知床の峰々、南西方面にはちょんととんがった遠音別岳、オホーツク海、知床五湖。そして択捉島の火山。地の果てに来たことが実感できる。30分ほどは見ていただろうか・・・見飽きない。脳裏に焼き付けて下山。
下りではツアーと思しき人々たち含め、かなり大勢とすれ違う。大沢雪渓をストックだけで歩いている人もいたが、一箇所だけ急なので、アイゼンを付けた方が良いと思う。
さて登る前から気になっていたのはヒグマ。熊撃退スプレーもレンタル(1000円)したが、個人的には熊鈴を手にもってじゃりじゃり鳴らせばほぼ大丈夫だと思う(責任は持てないが)。ただし実際に使うと価格は10000円だ。
スプレーは幸か不幸か使用せず。10時過ぎにすれ違った白人の女性が「あのあたりに熊がいたと思う」と指差して教えてくれたときには緊張したが・・・。
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