大文字山・宇佐山 (霊鑑寺〜火床〜池の谷地蔵〜府県境谷〜近江神宮)
- GPS
- 04:58
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 659m
- 下り
- 612m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
●京阪電車石山坂本線 南滋賀駅乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●霊鑑寺〜火床〜大文字山山頂 霊鑑寺の横を通り、左手の住宅地の間に登山道入り口がありますが、案内表示はありません。入ってすぐに右手の登山道らしきものが続いていますが、草に覆われています。左ての施設に向かう道がすぐ先で合流しますので、こちらの方がお勧めです。合流した後は、火床の下まで一本道です。案内表示などはありませんが、明瞭な山道です。 火床の下からは大の字の右払いまたは左払いに沿って階段で登っていくことができます。今回は右払いに沿って登っています。火床を通らずに、千人塚を経由することもできます。 火床から山頂までは、よく整備されていて、まったく問題ありません。 ●大文字山山頂〜池の谷地蔵〜宇佐山取り付き 大文字山山頂から雨神社までは如意越えの道を、雨神社から池の谷地蔵までは、林道を辿っています。この辺りは、林道と山道が交差したり、分岐がいくつかありますが、案内表示がないところもありますので注意が必要です。 池の谷地蔵から舗装路を比叡平に向けて進むと、比叡平の手前に府県境の谷筋に沿った林道の入り口があります。入り口は雑草に覆われていますし、途中の何カ所かが崩落しています。危険ではありませんし、通行困難でもありません。ある程度進むと、林道が改修されていて快適になります。ゴルフ場に向かう車道と合流してからは、長い舗装路歩きとなります。 ●宇佐山 登りの巡視路を利用するためには、柳川を渡らないといけません。渡ることのできる箇所は、今回通った橋しかありません。橋を渡った後、最初の鉄塔までのルートが明確でありません。今回辿ったルートも何となく踏み跡があるという感じです。他にルートがあるかもしれません。 最初の鉄塔にたどり着くと、そこからは急登ですが、次の鉄塔まではプラ階段が設置されています。次の鉄塔からは少しザレた尾根道ですが、山頂まで特に問題ありません。山頂からは、よく整備された登山道で、案内表示もありまったく問題ありません。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
京都市側から大文字山の山頂を経由して、滋賀県側に抜けていく場合は、如意越えの道を進んで行くのが一般的であると思います。如意ヶ岳を越えて東に進み、長等山から三井寺に下りていくか、小関越えに下りるか、長等山三角点を経由して早尾神社に下りて行くかの選択はあると思いますが。
ヤマレコでも宇佐山方面に抜けていく選択肢は、ほぼないようです。その原因の一つが、比叡平の南側の府県境に沿った谷が、通行不能であったためだと思われます。その谷に沿った林道が改修されていることに最近気付きましたので、これを利用したルートを計画しました。
宇佐山への取り付きまでの舗装路歩きが少し長いのと、巡視路経由の宇佐山への登りが少し微妙ですが、まずまず楽しめるルートだと思いました。鉄塔や宇佐山テラスからの眺めも想像以上によかったですし、宇佐山城址は織田信長により築城され、浅井朝倉との戦いにも関連しますので、歴史好きには興味深いものでしょう。さらに、競技カルタに興味があるのでしたら、縁の近江神宮と近江勧学館はお勧めです。
近江神宮で、時計館宝物館が明日は無料だという案内があった。そ
ういえば時の記念日。天智天皇を祀る近江神宮では、漏刻祭を行う
らしい。
また、小倉百人一首の一番が天智天皇の歌であることから、かるた
の聖地と言われているようだ。そのわりにはかるた全般の資料等は
あまり見あたらなかった。百人一首といえば、むしろ小倉山の麓、
嵯峨嵐山文華館(時雨殿)にいろいろな展示がある。
さて、大文字山はけっこう身近で行きやすい山のはずが、気がつい
てみれば半年ぶり。
普段は銀閣寺の方から上ることが多いが、雨が止むのを待って出て
きて、きょうは右払いの火床から。
しばらく行くと鹿の声。目を凝らしてさらに上っていけば、いたい
た。落ち葉をごそごそとやっている。その近くでも二頭。霊鑑寺と
仙人塚、火床への三叉路の辺りだ。
鹿といえば「奥山にもみぢふみわけ鳴く鹿の」「山の奥にも鹿ぞ鳴
くなる」と詠まれているように、山奥にいるイメージがあったもの
だが、近頃は麓の左京区高野川でも見かけたと漏れ聞く。時代は変
わった。鹿の治世か。
人で賑わう火床や山頂を抜け、比叡平に出た。そのまま府県境を行
くと、何種類かの鉄塔が見える。定家蔓(テイカカズラ)に導かれる
ように巡視路へ。定家蔓とはその名の通りツルが伸びる植物で、歌
人、藤原定家の執心が式子内親王の墓に絡みついたとか。謡曲「定
家」に詳しい。
踏み面の斜度がきついプラ階段を上って、まず到着したのが鉄塔、
皇子山支線の二番。さらに上って一番へ。その先に放送局の建物が
あるが、建物に隠れるように宇佐山の山頂があった。
鉄塔を辿って辿り着いた山頂ではあるが、実は歴史的に貴重な山城
跡で、石垣も少し残っている。そうとわかると、やたらといろいろ
なプレートが目についた。クイズまであった。地元の小学生が作っ
たようだ。
そのまま三の丸の方へ行くと、鉄塔広場から少し見えていた琵琶湖
の眺望が大きく広がった。巡視路の先にこのような穴場が! 振り
向くと、比叡山がいつもと違うアングル。
東側へ下りると、神社の裏手に出てきた。宇佐八幡宮だ。
急勾配の巡視路から琵琶湖の広く深い眺望をご褒美のように見てき
た気がしたが、逆にこの神社から上って行けば、そのようなご褒美
感はなかったかも。
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