6月頭の氷ノ山:マルバウツギとドウダンツツジ
- GPS
- 05:44
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 933m
- 下り
- 932m
コースタイム
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 5:40
天候 | 前夜の雨。 当日は晴れ時々曇り。 6月でそこそこ暑い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨上がりでびちょびちょ。 水溜りや湧水多し。 倒木などは一切なく、全体を通して広めの山道。 石土に時々木段あり。木床あり。 |
その他周辺情報 | とがやま温泉 道の駅ようか |
写真
感想
予報で雨かと思っていたら晴れになった月曜。
どこの山に行くか迷いましたが、皆さんの山行記録から『氷ノ山』にしました。
写真から「ドウダンツツジ」がまだ見られそうだったので😊せっかくなら花の山へ。
「ひょうのせん」は兵庫県最高峰で、関西百名山&新日本百名山。
そのあたりのマイルストーンも稼ぎつつ👍
さて当日。真夜中に高速を走って、朝5時過ぎに『福定親水公園』に到着。もう明るいです。
駐車場には一番乗り。
何となく今日は人が居る山を歩きたい不安感あり。熊とかに会わないように🐻😱
仮眠や準備をして5:40。まだ一人。
月曜ですからね。。。
せっかく早くきたので、もうスタートします。
まだ少し寒いので上だけレインウェアを着て、新品の熊ベルも装着!🔔
親水公園はキャンプも出来る広場あり。
沢沿いで水が豊富(そりゃぁ親水公園だからね)
トイレは小さな羽虫さん達に囲まれながら…💦
思えばこれが予兆だったかもしれません。
歩き始めると早速、白く鈴なりに咲く花が目に付きます。
これはマルバウツギ(丸葉空木)。
キャンプサイト脇を抜けて登山口へ。
石土の山道。少し木階段あり。
だいたい山行全体を通して同じような道でした。割と歩き易いです。
朝露に蜘蛛も元気。キラキラの蜘蛛の巣。
早朝の侵入者に慌てて、わさわさと虫達が動き出します。トカゲも逃げます。
スタートは滝や沢が近くて水が豊富な印象。
名もなき小さな滝あり。
少し進むと『布滝』も現れます。
白糸の如き細くて長い滝(名は糸ではなく布ですが)。
滝壺まで行かなくても、山道が割と近くを通るので充分楽しめます🙂
ここで小休止。レインウェアはしまいます。
不動滝は山道の左から雄大な音のみ聞こえます。
少し見えた、かな?
新緑で隠れています。
スタートから登りが続きますが、くねくね坂道を登りきり、「曲がり坂終わり」の看板からは少し楽になりました。
すぐに『地蔵堂』。この辺りは涼しくて歩き易い平地です。
この地蔵堂の山上から、ガガガ、ゴゴゴ、と猿の声?
コツコツコツと木を棒で叩くような音も。
猿?🐒 侵入者に警戒ですか??
(犯人は後で判ります)
前夜の雨で沢は水が豊富ですし、山道も濡れたり、水が溢れています。
そして道のど真ん中にカニ!🦀結構大きめ。
こちらに気づいてハサミで威嚇してきます😅
さて、もうしばらく歩いて『氷ノ山越え』。
この右は鉢伏山へ。
事前に調べた写真では、長い稜線歩きが魅力的で、氷ノ山・鉢伏山の「ぶん回しコース」も気になりました。
今回は体力を考慮し、氷ノ山のみで滝を見るメジャーなコースを選択しましたが、いつか歩きたい稜線です。
この氷ノ山越えから左に進むと氷ノ山山頂へ。
山頂の避難小屋が小さく見えます。
期待は高まりますが、この辺りから羽虫が多くなり😭ハエも多い。
雨上がりだから仕方ないのかな。。。
まだ6月でマシかもしれませんが。
陽も当たるので暑くなってきました。新品の帽子が役立ちます。
ひたすら歩いていると、10mもない前方で突然ざっ、ざっ、ざっ、と笹の茂みが揺れて何かが逃げて行く様子。
姿は見えなかったですが、そこそこの大きさの獣といった感じでした😱
小熊じゃないよね??💦
おそらく猿?あるいはウサギ?🐇鹿?
ちょっとビクビクしながら通り抜けます。
今日からデビューの熊鈴🛎️
前のはカラカラとしたら音で、紐が太くてあまり鳴らなかったです。
新しい熊鈴はチリーンっと高くて長い音が良く鳴ります。よい感じ。ワンタッチで消音にもなって便利。
がんばれ熊鈴!
この道はカタツムリもデカいし、仙谷分岐には大きなアシナガバチが。ハエや羽虫も常に多い。
眺望もない笹や低木に囲まれた道ですので、とにかく無心で進みます。
後方に一瞬見えた鉢伏山稜線が輝いて見えます
⛰️✨😭立ち上る朝靄。
そんな残念山道ですが、ふと見た道端に小さな花を発見。
白くて太めの花。
調べてみると「ギンリュウソウ」(銀竜草)とのこと。
名前かっこいいな(笑)🐲
これは本当に偶然の発見でした。嬉しい。
しばらく進むと頭上に現れた巨大な『コシキ岩』。
岩の陰は、少し虫も少なめ。
「ここからはマシかな」とホッとしましたが、残念ながら山頂も虫さん天国でゆっくり出来ず。
バイオトイレがあるらしいですが(建物は確認)行く気になりません!
行動食を摂取して早々に立ち去ります。
山頂の眺望は、少し雲も出てきてまずまず。
北方向がよく見えたかな。
スケジュール的には予定通りの時間。
足も痛みなど無く、順調です。
下り始めると、池があったり貴重な、『高山湿地帯』ということで、羽虫の多さに納得。
ちょっと残念な山行なので下りは急ぎ目に。
だいぶ下って『一ノ谷の水飲み場』辺りで再び、ゴゴゴ、ガガガ、コツコツコツ、と。
ここで判りました😀これは「カエル」です。
上や下や、あちこちからカエルの声。
賑やか🐸~🎵
雨上がりでカエルも元気だったんですね
さて、『一ノ谷休憩所』を過ぎると、いよいよお目当ての『ドウダンツツジ群生地』へ。
初めて見るドウダンツツジ。
写真では割と大きな花をイメージしていたのですが、実際は小さなお花。成り方は違うけど、一つ一つはアセビの花のような大きさですね。木は中背。みんなアップで撮るからサイズ感が分からず。
すごく可愛らしい😊 床にも散らばった赤い花達。
5月が開花期で、そろそろ見納めの時期。まだ元気で良かったです。
これで今日一番の目的は達成(笑)
何度か小さな沢を渡りつつ、ようやく『東尾根登山口』へ。
ここからは舗装路。
スキー場のロッジのトイレはきれいで使いやすかったです👍
平坦な道の歩き易さよ。元気回復です💪
まだ40分ほどは歩きますが、足取りは軽く。
ここの道路脇には「マルバウツギ」がとにかく多いです。右にも左にも、何十本と咲き誇っています。
鈴なりの白い花。今が一番元気なのかな?
その下には小さくて黄色い「ニガナ」(苦菜)がポツポツと。
そして、マルバウツギとニガナの林間舗装路を歩き終えて、駐車場が見えてきました!
予定より30分ほど早く到着!
駐車場のすぐ上側の道脇で土砂崩れあり、ショベルカーが待機中でした。
フェンスいっぱいに土砂が乗り上げ、フェンスが壊れそう。
フェンスの無いところは完全に溢れてますけどね。
フェンス様様🙏
無事に下山しました~。
結局誰とも会わずでしたが、駐車場には車がもう一台あり。
というか、もう一台だけかぁ。
登山者2名だけ?
駐車場はここだけではないようですが、月曜の人の少なさよ。
私は誰もいない静かな山道が好きですが、少しは人に居て欲しい派です。「ずっと自分だけ」とか怖すぎるので💦
でも今日も無人登山。。。
下山後は登山口から30分の『とがやま温泉 乙女の湯』へ。疲れも癒やされます。
牛乳美味しい。
今回の山行は、「兵庫県最高峰の氷ノ山」という期待の高さに反して、眺望は少なめで奇岩なども無く、終始虫さんとのバトルという残念な山行になってしまいました。
前回の霊仙山が良すぎました。
まぁ、思いのほか疲れたりせずに歩き通せたことは嬉しく、まだ暑すぎることもなく、目的のドウダンツツジも見られたし、マルバウツギやギンリュウソウ、ニガナなどとの出会いもありました。
後で調べたところ、「ギンリュウソウ」は珍しい花ではないですが『腐生植物』という「葉緑素を持たず、光合成しない植物」という変わった植物でした。面白いですね。
6、7月に登山するとよく見かけるらしいです。
またどこかで会いましょう🙂
ボタニカルとしてはなかなか満足な登山。
ありがとう氷ノ山。ありがとう加藤文太郎。
無事の帰宅に感謝です。
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