【乗鞍】ご来光登山&四ツ岳登頂


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 718m
- 下り
- 730m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 6:30
天候 | ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
往路=観光センター 3:40始発のご来光バスに乗車。乗鞍・畳平着は4:30だが、来迎スポットの富士見岳への登山口である県境広場で下車する。 復路=畳平BSから観光センター行きの定期バス。(8時台〜16時台は毎時05分発、1時間に1便だけ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースはよく整備され、歩きやすい。 乗鞍エコーラインの長野・岐阜県境は、車道としては日本最高所で2710m、白山頂上より高い。御来光目的の場合は盛夏でも防寒着必要。畳平から剣ヶ峰までは約1時間半、標高差300m余り。 畳平〜四ツ岳取り付きまでは車道(乗鞍スカイライン)歩き。車道沿いには花が多く、展望が良い。 四ツ岳取り付き点は標高約2570m、山頂までの標高差は約180m。ハイマツが少なく、岩場(溶岩帯)が露出した所が歩きやすい。危険個所は全くない。 |
写真
感想
乗鞍山塊は古い火山で、多くの衛星峰の集まり。御来光の展望スポットは大黒岳と富士見岳。畳平北部の魔王岳、剣ヶ峰とその手前の蚕玉岳 計5座以外は多くのピークが登山禁止となっている。
山塊北部の四ツ岳(三角点2744.6m、最高点2751m)は登山禁止ではないが、ネットの山行記を検索してもBCの記録ばかりで、無雪期の登頂記録は全くヒットしない。
登れないなら仕方がないが、登りたい気がありながら行かずして諦めるのは不本意である。過去、自分が撮影した四ツ岳の写真をよく見るとハイマツの薄そうな岩交じりの斜面があり、斜度はそれほどきつくはなさそう。
今回、御来光登山は2回目。前回は平湯乗鞍登山道を下る目的で平湯から始発のバスで入山する。今回はアクセスに便利な乗鞍高原から。
富士見岳でパーフェクトな日の出を拝んだ後、剣ヶ峰へ。平日なので山頂には数人が先行していただけ。頂上小屋の改築が始まったばかりだった。
北アや中アはよく見えるものの、南アと八ヶ岳は非常に霞んでいた。
(参考までに、今回より眺望の素晴らしかった2011年7月17日の御来光登山時の写真もアップします。)
肩の小屋へ戻り、防寒着を脱ぎ、小用を済ませ、憧れの四ツ岳を目指す。
マイカー規制前、焼岳登頂後に畳平から剣ヶ峰へ登った。車道は今、当時の喧騒がウソのように静かで、沿道にはコマクサなど高山植物が咲き乱れる。四周の眺望も素晴らしく、舗装路歩きの苦痛は微塵も感じない。
四ツ岳の南面下部は大きなハイマツが茂り、とても漕げそうにはない。ヘアピンカーブを二つ下り、車道から四ツ岳の南西面を見上げると草交じりの小さなハイマツ帯に岩場が点在する。『これなら上がれそうだ』と確信し、登り始める。岩場は溶岩が冷え固まったもので、足場は安定し、浮き石もない。
上りは1時間半くらいを見込んでいたが45分で登頂。地形図どおり山頂一帯は平坦だが、中ほどに周辺より一段高い岩場がある。GPSで最高点と確認、三角点の標石が5〜60m先に見えていた。白山も見え、展望は360度の絶景。この素晴らしいピークが岳人の誌面に登場しないのは何故だろうか?
山頂一帯もハイマツは腰〜膝程度で小さいが、岩場が少ない分、歩きにくい。
もしかすると登れないかもしれない・・・・・登れたとしても、ヤブ漕ぎで最もハードなハイマツ漕ぎを強いられるだろうと覚悟していたが、意外にあっさりと登頂出来、拍子抜けの感が否めない。
目印や標識など人工物は全くないが、ガスで視界が閉ざされない限り、GPSに頼らずとも問題なく登降出来るだろう。
尚、四ツ岳周辺の大丹生(おおにゅう)・烏帽子・猫・大崩はハイマツが大きくて濃く、残雪期以外は登頂困難だろう。
スカイラインまでの下りは周辺の展望を楽しみながらゆっくり歩き、40分。
11:05の乗鞍高原行定期バスで車中の人となり、畳平を後にする。
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