黒部川源流の山縦走後編
- GPS
- 57:50
- 距離
- 32.1km
- 登り
- 1,963m
- 下り
- 2,860m
コースタイム
04:30 黒部五郎小舎⇒ 06:30 三俣蓮華岳 07:25⇒
08:10 三俣山荘⇒ 09:35 鷲羽岳⇒ 10:25 ワリモ岳⇒
11:00 ワリモ北分岐⇒ 11:45 水晶小屋
8月7日
04:00 水晶小屋⇒ 04:40 水晶岳⇒ 06:00 温泉沢ノ頭⇒
08:15 赤牛岳⇒ 12:55 奥黒部ヒュッテ
8月8日
06:35 奥黒部ヒュッテ⇒
08:40 平ノ渡し場(10:20発) 10:25⇒
10:35 平ノ小屋船着場⇒
13:35 ロッジくろよん⇒ 14:10 黒部ダム
天候 | 8月6日 晴れ 8月7日 晴れ 8月8日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船
|
コース状況/ 危険箇所等 |
8月6日 黒部五郎小舎裏手から稜線目指し高度を上げて行くと黒部五郎岳カールに朝日が差し込み、モルゲンロートの黒部五郎岳に感激しながら稜線に出ました。 三俣蓮華岳キャンプ場への分岐を分け山頂に向かい三俣蓮華岳で昨日買ったリンゴをかじり朝食を兼ね朝から大休止を採りました。 三俣山荘に下がり水を補給し、黒部ダムに下山する時読売新道を下がるため山荘で登山道の情報を得て安全確認しました。 鷲羽岳は急な登りになりましたが砂地の登山道で思いのほか簡単に山頂に登る事が出来ました。 緩やかなアップダウンを繰り返し昼前に水晶小屋に入りました。 8月7日 昨日は半日水晶小屋で鋭気を養い今日に備えたので、水晶岳の岩場に取り付く頃明るくなるように時間を見計らって出発しました。 急な岩場を登りきると狭い水晶岳山頂に着きました。 日の出の時間に間に合い最高のロケーションになり、思わずガッツポーズが出るほど感激しました。 水晶岳の下りから赤牛岳にかけてはルートが分かりにくい所があり、道を外したりして通過に苦戦しました。 赤牛岳からはどんどん高度を落とし読売新道を下がりました。 樹林帯に入ると大木の木の根が登山道に露出し障害になり大変困難な長い下りになりました。 1/8の標示を過ぎしばらく下がり、東沢谷の沢音が聞こえて来るとまもなく樹林帯の中の奥黒部ヒュッテに到着しました。 8月8日 今日は最後の行程となり平ノ渡し場10:20発の船に間に合うように朝食を食べてからのゆとりのある出発になりました。 東沢出合キャンプ地から東沢谷を渡り足場丸太で作られた階段や桟橋をアップダウン繰り返しながら下がり平ノ渡し場に着きました。 渡し船で黒部湖対岸の平ノ小屋船着場に渡り、同じく足場丸太で作られた階段や桟橋がありアップダウン繰り返し下がりロッジくろよんに着きました。 ここからは散策遊歩道を通り6日ぶりに黒部ダムに戻りました。 |
写真
感想
後半の山では日の出の時刻と重なり明け行く黒部川を囲む山々がすべて見えた水晶岳が印象に残ります。
力強い岩稜の山容で形が良く周囲の山から見ると黒く見え「黒岳」と言われる事に納得しました。
水晶岳はチャンスが訪れたならばもう一度登ってみたい山になりました。
アプローチが悪い赤牛岳は訪れる登山者が少なく悲運の山のようで、今日は水晶岳からの登山者は10名足らず読売新道から登って来た登山者は2名だけでした。
今回の山行で色々な人にであいました。
山に詳しいK夫妻と北海道から来た登山者は山小屋で知り合い友情を深めお互いの地域の山を案内し合い山に登っていると話してくれました。
社会人になってから山を始めた二十代の女性、自分の体より大きなザックを背負い単独で縦走して来たようでした。
平ノ渡し場では今朝扇沢から針ノ木に登り下がって来たという青年二人は、これから五色ヶ原に登り室堂まで日帰りで行くと言っていました。
若いパワーには圧倒されました。
水晶小屋では登山者の病気や怪我など応急処置に対応してくれる医師と看護婦が 医大生二人を伴い巡回して来ていました。
聞けば夏の期間三俣山荘に交替で詰めているようです。
登山者の安全を陰から支えてくれている人達に出合い頭が下がりました。
大きな山を登った時、何時も「山登りを続けて来て良かった」と思い山登りを教えてくれた師匠に感謝します。
自分を山に導いてくれた関係者にも感謝します。
同行してくれた二人がいたので単独行の時のようにピリピリ緊張した雰囲気が無くなり心が和らげられ楽しい山行になりました。
念願だった黒部を巡るダイヤモンドコース6泊6日の山旅を無事終了する事が出来ました。
完歩おめでとうございます。僕も8/5〜10日にかけて丁度「yosi-yama」さんと反対周りのコースに単独テン泊にて挑んでおりました。ただ僕の方は赤牛岳への上りですでに左ひざに痛みを覚え、だましだまし予定より刻んで薬師平まで行きましたが、そこで断念して折立に降りました。いつかまた薬師〜立山間を歩いてみたいと思います。
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