笹尾根を山梨からアプローチ:槇寄山〜浅間峠を久しぶりにまじめに歩く
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- GPS
- 07:09
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,050m
- 下り
- 1,248m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ 後半になって夕立 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:西東京バス 上川乗バス停乗車〜武蔵五日市駅下車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんが、西原峠から笹ヶタワノ峰に向かう山道の前半、崩壊箇所が少しだけあります。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
一頃の体温並みの異常な暑さも、ようやくごく普通の夏の気温に戻った感がありますが、まだまだ残暑は続きます。
ただ、そろそろ「秋山」という言葉が待ち遠しくもなる8月も下旬に突入するってぇ時期に、お盆休みも満足にとれず、ただひたすら週末を待つ日々が続いてます。
今回は笹尾根。
上野原からバスに乗り延々1時間弱、郷原という集落から、まずは槇寄山を目指すことにしました。
バス停から北に延びる舗装道をしばらく歩き、お寺を横に見てすぐ行き止まり、右横を見ると、民家の傍らに取り付きを示す道標がひっそり立ってます。
ちょっとわかりにくい。
家の間をすり抜けるとまた道標、分岐ですが、右は×。
左(北西)の「三頭山→」を素直に。
冒頭、登山道は大きくえぐれ、腐葉土になりかけの落ち葉が深く積もり、少々歩きにくい、と独り言を言いながら高度を上げます。
時折、里から吹き上げる涼風に背中を押され、足が止まります。
汗でびっしょりになったタオルを絞ると、まるで洗ったばかりのようにしたたり落ち、相も変わらず汗っかきだな、と、またまた独り言。
この日はスタートが普段より遅かったせいもあり、西原峠の直前で山バナナをむさぼるが、ハラの虫は収まらず。
そうこうしてるうちに峠に到着、小バエがまとわりつき不快この上ないので、槇寄山山頂にて手抜きランチを採ることにしました。
ベンチには先客。
三頭山から歩いてきたという女性と話。
奥多摩あたりは雷注意報が出てるみたいで、切り上げないと、と早足で峠を下りていきました。
やっばいなぁ、、
いつぞやの鷹ノ巣山みたいに、カミナリに追いかけられないようにしないと、、
雷が落ちる寸前の、凄まじい音、知ってます??
シューーーーーー!!って音がするんです。
んでもって、爆風のような(経験無いけど)突風が吹くんですよね。怖いコワイ。。
先を急ぎます。
数馬峠までは稜線直下の細道をひたすら。
左側は崖、細心の注意を。
数馬峠〜笹ヶタワノ峰を通過し、無名ピークをいくつか登り下り。
またまたタオルを絞る。
音を立てて汗が地中に染みこみます。
笛吹峠手前に、数少ない好展望が望める休憩地があります。
休んでるハイカーの方と話。
浦和から来たとのこと。
浦和の人はさいたま市って言わないんですよね
うん、ポリシー持ってますから(笑)
ホントは実家が飯能なので。
あ、あの辺には良く行きます!!
などなど。
話してると、西の方角からかすかにゴロゴロと。
カミナリコワイので急ぎます、と言い残し先を急ぐ。
笛吹峠に到着。
幼少のみぎり、『なんで”うずしき”っつうの?』と、父親に聞いても、んなもんわかるわけねぇだろ、と素っ気ない答えが返ってきたことがあります。
未だにその語源は解らず。。
眺望のない丸山、一応てっぺんを極めて先を急ぐ。
ここから先、無限とも思えるようなアップダウンの連続。
無名ピークを幾度も越えます。
こうなったらさすらいのピークハンターと化すのだ!!
なかなか漢字変換できない「小棡峠(こゆすりとうげ)」を通過、この辺から、笹尾根の真骨頂である、笹、また笹、笹の小径が延々続き、ピークハンターと化したはずが、山道を散歩するただのオジサンに変身。
防火用水を過ぎると、まさに「ポンっ!」と、土俵岳に飛び出ました。
文字通り、土俵のようなまん丸い山頂、と言っても、大して登ってないんだが、、
登ってないのに山頂に着いちまったよ、面白い山だねぇ、、とオジサンの独り言再び。
土俵岳を過ぎ、しばらく歩くと水場の案内アリ。
でも今日は準備万端なのだ、まだ1リットルも残ってるのだ、余裕ヨユウ、とほくそ笑み、日原峠に到着。
ここから再再度、無限のアップダウンの始まり。
しょうがねぇなぁ、と、本来(?)のピークハンターに、へんしんっ!
登ります。
下ります。
下ったと思ったら、おんなじくらい登ります。
何度折れた心をつないだか。。
いや、粉々になった心を拾い集め、勇気という接着剤でくっつける。
お?
なんだこの表現は。。
いかん、これはおれぢゃぁないぞ。
そうだよ、思えばこの数ヶ月、粉々になりそうだった。
それを思えばこんなのたいしたことないさ。グス。。。などと、登りながら独り言。
浅間峠に到着。
日が短くなりました。
残った行動食を口に運びながら妄想モードに入るが、そのうちどうやら雨が降ってきたみたいです。
雨具を出すまでもない、このまま上川乗りまで、風のように下るのだ!!
この下りは登りには使いたくないなぁ、などと思いつつ下ります。
車道に出ました。
檜原村。
唯一、ふるさと、と言える土地。
バス停に着きました。
バス待ち約40分。
その間、みたび妄想モード。
実は、上川乗りから五日市まで、なんと2時間もかかりました。
秋川でバーベキューを楽しんだ人たちの車で、檜原街道〜五日市街道は超渋滞で。
抜け道が全くっていいほど無い街道なんですよね昔から。
今回は、縦走の醍醐味を少しだけ味わった一日でした。
さて、9月の予想だにしない大連休。
どうしましょうかねぇ、候補はいくつかあるんだけど、決めかねてます。
それはそうと、来週はどうだろ??
おわり
コメント
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journeyさん、こんばんは!
笹尾根、
暑い時期にわたしも行きましたが、上野原方面からは乗っていませんので、
いずれ行ってみようかな、と思っていました。
読み方が変わっていますよね、檜原村ふきん。
人里、へんぼり。
???
11、12枚目の写真の改修中のお寺、
宝珠寺、宝珠院?だったのでしょうか。
それこそ、おツネさんが今の奥多摩湖辺りから山を越え越え、恋しい僧・香蘭へ逢いに行ったお寺だったのかしら?
『チカラ』って、凄いですよね。
あの距離、あの坂!
わたしも、奥多摩側から単独で上った時は現実逃避で挑んだことを思い出しました。
上っているうちに、あまりの急坂にいい意味で我を忘れて毒出し出来ました。
もう秋になりますね、
ガンガンいきましょう。
mikeさんジャニです、遅くなりました。
いつもコメントくださるばっかで。
笹尾根、ようやく浅間峠まで赤線繋ぐことができました。
おっしゃるとおり檜原周辺の地名には、普通読みと異なる地名が多いです。
へんぼり、や、うずしきなんてぇのはもうおなじみなんですが、「神戸岩」ってのもありますねぇ。
「かのといわ」って読むんですよ。
改修中のお寺はまさしく宝珠寺でした。
あの看板にはそんなことが書いてあったんですね。
人を思うチカラはすごいです。
与え続けるのが愛なら、享受するのが恋っていう話を聞いたことがありますが、おつねさんはどっちだったんでしょうか。。。
笹尾根は、奥多摩側からのほうがきついんですね、自分は自他共に認めるヘタレなんで、どっちもきついんですけどね(笑)
mikeさんも今回夏山に行かれたんですね。
CTオーバーなんて気にしない気にしない(笑)
山はその都度違いますから。
たまたまですよ。
お久しぶりの高度2000越えはいかがだったでしょうか?
汚れていない酸素をたらふく吸って、リフレッシュできたのならこの上ないです。
思い切って九月、長期に休むことにしました。
秋の山を巡ることができれば最高なんですが、実現できるかはこれからの努力にかかってるかもです。
長くなりましたが、また渋さの上にコミカルなレコを読ませてください。
今回は帰宅から、ジャニでした。
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