初の白山で好天絶景のお池巡りと大汝峰へ!往路で登山道から転落・復帰の苦い高山デビュー。
- GPS
- 09:10
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,840m
- 下り
- 1,833m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 9:05
スタートタイム・ゴールタイムは合ってます。
また室堂、山頂などの要所要所のタイムもほぼ合ってると思います。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備された登山道で、特に危険は少ないように感じましたが、雨の後はぬかるみで滑らない様に注意した方が良いです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
|
---|
感想
普段は平日休みなので混雑知らずで過ごしていますが、今回はお盆休みで混んでるのを覚悟で思い切って「白山」へ行ってきました。
交通規制で別当出合へは直接行けず、市ノ瀬ビジターセンターの駐車場からシャトルバス(有料/片道500円)で別当出合の登山口へ行く事になります。
前夜12時半に市ノ瀬の駐車場入りしましたが、この時点でほぼ満車に近い状態でしたが、運良くバス乗り場の近くへとめられました。
始発の朝5時の始発バスで行きたいので4時には起きなければならず、車中泊ということもあり、あまり寝れませんでしたが、とにかく夜空の星が綺麗だったのが印象的です。
あんなに綺麗でたくさんの星見たのは人生初かも知れません。
ヤマレコでもテント泊されてる方が星空の写真に夢中になられる気持ちが初めて分かりました(笑)
これだけでも来た値打ちありました。
いつもは京都の自宅の近く、愛宕山や比良山系ばかり登っているのですが、高い山にも登ってみたくなり、白山へやって来ました。初の高山です。
朝5時、市ノ瀬から別当出合までのシャトルバスに乗りましたが、やはり凄い人出。
別当出合に到着するとほとんどの人は吊り橋の砂防新道へ向かわれましたが、自分は観光新道から登ることに。
でも観光新道はほとんど人がいない。
どうして???
しかし後程、自らの情報調査不足を思い知りました。
白山は前日の雨で登山道はまだ少し濡れていました。
観光新道から登り始め少しするといきなり景色が開けました。
そしてその景色はいきなり絶景じゃありませんか!
テンション上がってきました。
景色の開けた稜線を歩くこの登山道(観光新道)、なかなか豪快ですね。
とはいえ、慎重に歩きました。
そして事件はここで起こりました。
殿ヶ池避難小屋の少し手前のことです。
岩の稜線を過ぎ、少しクネクネと曲がり、ゆるい左カーブでのこと。
道は少しぬかるんでいましたが、そんなに特別な崖や岩場でもなかったので、普段通りスタスタと速足で通り過ぎようとしました。
その瞬間、右足を下ろしたら凄い勢いで足が取られ、滑り出しました。
慌てて左足も踏ん張り、掴むとこ探しましたが勢いには勝てず、そのまま登山道より転落。
マジで?滑落?
一瞬の出来事だったのですが、登山道から滑り落ちました。
瞬間的な事だったのですが、運が良かったのは少し茂みだったこと。
落ちながらとっさに手首程の太さの木が2本目の前にあり、すぐさま掴めました。
茂みであったこと、木に掴まれたことで運よく止まりました。
落ちたのは恐らく自分の身長程だと思いますが、そのまま木をよじ登り、登山道へ戻ることが出来ました。
意外に冷静ではありましたが、命拾いしました。
登山道に戻った時、携帯・・・と思いました。
茂みだったし探せばあるかも・・・とも思いましたが、いくら茂みとはいえ探しに降りるのはある意味自殺行為。
残念ながら携帯電話は私の身代わりに滑落していった様ですが、携帯電話よりは自分が大切なので諦めました。
とにかく無事で良かった。
視覚や経験で危険だと思える所では人は慎重に行動するものですが、路肩を踏んだわけでもなく、水たまりもなく、見た目は普通の道で察知出来ませんでしたが、やはり慎重にゆっくり歩くべきでした。基本中の基本ですが、今後の教訓にします。
皆さんは私みたいに鈍くさくないかも知れませんが、気をつけて下さいね。
私もきっとそういう事を教えられたのだと思います。
ここまでの写真がないのは携帯を落としたからなんです。
これ以降はビデオカメラを代用しています。(携帯電話以外はすべてザックの中で無事)
※GPSログも携帯なので本日はログなし。
携帯電話に分かれを告げ、登山に復帰です。
すぐに殿ヶ池避難小屋、そして馬のたて髪に。
なかなかの高度感、そして美しい稜線を見下ろし、安堵感と景色に浸る。
そうこうしてるうちに黒ボコ岩へ到着。
ここは砂防新道と観光新道の分岐点で人でごった返し状態でした。
そしてここを抜けるとついに弥陀ヶ原です。
雪渓の残る白山の美しい姿が見えました!
凄〜〜〜い!これが白山かぁ!
って気分でした(笑)テンション上がりましたね。
ここからは景色を楽しみながら室堂へ。
室堂で軽く休憩し、山頂目指します。
見た感じ、山頂まで30分程度かな?
天気は好天、今のうちに山頂へ上がってしまわないと。
しかし意外にきますね、この山頂への道・・・しんどい。
途中何度か振り返り室堂を見下ろすと・・・これまた絶景!
雪渓と室堂の建物の景色が溜息が出る程美しい。
何度も立ち止まりながら登り切りました(笑)
山頂へ到着すると自分含めて数人。
よっしゃ、早く来た甲斐があった。
天気も良く、絶好の登山日和。
下の方に少し雲やガスはありますが、今の所支障なし。
雪渓と池、樹木のない峰。非日常的な空間ですね。
これが白山か、凄いな!
好天の中、絶景のお池巡りを楽しみ、大汝峰に登りました。
大汝峰からの景色がこれまた絶景!
少々登りはキツかったですが、岩を慎重に登り、適度な高度感も楽しめました。
普段あまり山頂でゆっくりすることがないのですが、この日ばかりは少し楽しませてもらい、あらためて山の魅力を知りました。
大汝峰の登りは意外にキツく感じましたが、下りは慎重に行った割に楽に感じました。
このまま室堂へ直接戻ろうかと思いましたが、次いつ来れるか分からないので再度、御前峰に登り返し、雪渓と室堂を見下ろしながら下りました。
青空に緑、小屋の赤が映えて美しい景色です。
しばらく立ち止まって見入ってしまいました。
室堂へ下り少し休憩した後、下山開始。
アルプス展望台(展望歩道)から南竜小屋経由で砂防新道で下ります。
午前中は気温が低く快適でしたが、この頃から一変し暑くなってきました。
展望歩道は遠回りだけど、どうしても行ってみたいので予定通り行きました。
やはり遠かったですが、見晴らしの良い登山道で、高山の景色を堪能出来ました。
アルプス展望台からは乗鞍などの山々がはるか遠くに見渡せるのですが、正直よくわかりませんでした。
この辺りにも雪渓もあり、絶景に変わりなく見応えありました。
特に一番目の前に見える別山の稜線やフォルムは印象的で、ぜひ次の機会に別山から白山を見てみたいですね。
しんどかったけど行って良かったです。
アルプス展望台で少し景色を楽しんだ後、道中で調査員の腕章をしたご年配の方がおられたので声をかけさせてもらいました。
植物(花)の見回りをされていたとのことです。そして普段は白山で花のガイドをされているとのことでした。
せっかくなので南竜小屋までご一緒させてもらい、少し白山のお話を聞かせてもらうことが出来ました。
普段の山行では、距離だけでみると20キロくらいは普通に歩いているのですが、やはり標高差等他の要因もあるのでしょうか、帰りの砂防新道は長く感じ、少々疲れました。
もっと鍛えなアカンのか、それとも歳考えなアカンのか?
まあとにかく欲張らず、体力や時間に見合った余裕ある計画が大切ですね(汗
何はともあれ、初の白山。
往路では大変なハプニングがありましたが、結果だけ見ると大変貴重な経験でした。
白山、そして標高の高い山の魅力、堪能出来ました。
そして何より無事に山行出来、感謝です。
本日もお付き合い頂き、ありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する