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Yamareco

記録ID: 7008388
全員に公開
ハイキング
尾瀬・奥利根

平ヶ岳@酷暑でも山頂は天国でした

2024年07月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:55
距離
22.3km
登り
1,800m
下り
1,803m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:11
休憩
0:44
合計
9:55
距離 22.3km 登り 1,800m 下り 1,803m
3:40
103
5:23
46
6:09
9
6:18
6:28
35
7:03
56
7:59
8:01
25
8:26
7
8:33
8:34
9
8:43
8:59
35
9:34
9:37
23
10:00
10:01
46
10:47
10:48
29
11:17
11:26
9
11:35
39
12:14
80
13:34
13:35
0
13:35
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【平ヶ岳(鷹ノ巣)登山口駐車場】
前日の21時に到着。この時間はまだ登山口側の駐車場にも数台の空きがありました。これ以外にも,道路を挟んだ向かい側(←暗いと分かりにくい),そしてその付近の路側帯に合計で30台ぐらいは停められそうです。バイオトイレあり。

【駐車場へのルート】
西那須野塩原ICから下道約120kmの長丁場です(R400→R121→R352:Google Mapの言うとおりに行けば問題なし)。すれ違いが出来ないような部分は限定的で基本走りやすいです。夜間も開いているコンビニは,高速降りて少し走ったところにあるセブンイレブンが最後(昼ならデイリーヤマザキ,JAが檜枝岐村役場までの間にありました)。

ちなみに,東京でも豪雨となったこの土曜日,私も檜枝岐村から尾瀬に向かう峠を走っているときにあり得ない土砂降りに遭遇して,現地に到着する前に遭難するんじゃないかと本気で焦りました。何とか御池ロッジの駐車場に到達し,そこでしばし様子見。雨脚が弱まってから恐る恐る登山口駐車場に向かいました。到着時にはすっかり雨は上がっておりました。
コース状況/
危険箇所等
尾瀬エリアらしく,山頂エリアは全体的に,道中も木道が所々整備されていますが,それ以外は歩きにくい所が多いです。以下,詳細です。

【登山口→下台倉山】最初は広い林道,山道に入ってからはいきなり急登が続きます。両端が切り落ちた崖地のやせ尾根があり,豪雪地帯だからか標高が低いところでも樹木が低めで開けているため,最初から景色が楽しめる一方,天候の影響をもろに受けるので,標高が低い部分も舐めてかからない方が良さそう。

【下台倉山→白沢清水】この間は樹林帯の部分も多く,斜度も緩くなり登り時は癒し的なエリアに感じます。ただ,泥沼地帯や細かいアップダウンが断続的にあるので,下山時は長く辛い区間となります。陽射しが少なめなのが救い。

【白沢清水→池ノ岳←→平ケ岳←→玉子石】再び急登,大きな段差,直射日光の洗礼を受けます。ここを乗り切り,池ノ岳に出れば天国が待っています。その先で,平ケ岳に向かうルートと,玉子石に向かうルートに分かれます。平ケ岳ルートと玉子石ルートを繋ぐショートカットルートもあり,その途中に水場があります。ここが唯一の水場となります(途中の水場はどちらも×)。水場は沢なので,このまま飲んで良いのか不安になりましたが,味は美味しく,ついたくさん飲んでしまったものの今のところ体調に問題はありません。
その他周辺情報 【道の駅尾瀬檜枝岐】西那須野塩原ICから先,登山口駐車場までの間,コンビニは無くとも道の駅は道中に3つぐらいあるのでトイレには困りません。道の駅尾瀬檜枝岐には温泉施設とレストランもあり,今回は温泉(アルザ尾瀬の里)を利用してみました。800円。内湯しかありませんが,施設は新しく,気持ち良く使えます。休憩室も完備。

こんなのがありました。先進的かも。
https://script.google.com/macros/s/AKfycbyLl3qscoDwqEVvRjtiOQh4QPoG8K2Mu9b44GMt4PVKPkFfXWIx8olPRR1S_SxJ-ZSD/exec
ファイル
【後日参考用】当日の天気予報
(更新時刻:2024/07/09 21:40)
今日の下界は酷暑の予報。暑くなる前に出発!
2024年07月07日 03:41撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
12
7/7 3:41
今日の下界は酷暑の予報。暑くなる前に出発!
4時過ぎでもう空に明かりが。夜明けが一番早い時期ですからね。
2024年07月07日 04:10撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 4:10
4時過ぎでもう空に明かりが。夜明けが一番早い時期ですからね。
このルート,序盤から結構ハード。
2024年07月07日 04:28撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
11
7/7 4:28
このルート,序盤から結構ハード。
標高の低いところから景色が開けてます。
2024年07月07日 04:29撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
14
7/7 4:29
標高の低いところから景色が開けてます。
新しい朝が来た。
2024年07月07日 04:52撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 4:52
新しい朝が来た。
序盤の急登はここで終了。ここからしばらくはご褒美ルート。
2024年07月07日 05:23撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 5:23
序盤の急登はここで終了。ここからしばらくはご褒美ルート。
奥に燧ヶ岳。キレイな稜線(登山ルートはこの稜線ではありません)。
2024年07月07日 05:30撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
24
7/7 5:30
奥に燧ヶ岳。キレイな稜線(登山ルートはこの稜線ではありません)。
しばらく燧ヶ岳を眺めて歩いて,樹林帯に入ります。
2024年07月07日 05:55撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 5:55
しばらく燧ヶ岳を眺めて歩いて,樹林帯に入ります。
樹林帯では(亜)高山植物たちがお出迎え。コゼンタチバナ。
2024年07月07日 06:33撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 6:33
樹林帯では(亜)高山植物たちがお出迎え。コゼンタチバナ。
アカモノ。
2024年07月07日 07:24撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 7:24
アカモノ。
ハナニガナ。
2024年07月07日 07:41撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 7:41
ハナニガナ。
ウラジロヨウラク(以上,google先生談=便利な世の中になったものだ)
2024年07月07日 07:53撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 7:53
ウラジロヨウラク(以上,google先生談=便利な世の中になったものだ)
後半の急登を登れば池ノ岳に繋がる素晴らしい景色。
2024年07月07日 07:46撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 7:46
後半の急登を登れば池ノ岳に繋がる素晴らしい景色。
振り返っても熊笹トレイルのナイスビュー。
2024年07月07日 07:52撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 7:52
振り返っても熊笹トレイルのナイスビュー。
池ノ岳山頂から見る姫ノ池と平ヶ岳。心が洗われる絶景とはこのことか。
2024年07月07日 07:59撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 7:59
池ノ岳山頂から見る姫ノ池と平ヶ岳。心が洗われる絶景とはこのことか。
池が沢山あるから池ノ岳なのね。奥には左奥には至仏山。
2024年07月07日 08:00撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 8:00
池が沢山あるから池ノ岳なのね。奥には左奥には至仏山。
ちょっと木道を下りると平ヶ岳と玉子石方面の分岐。まずは正面,平ヶ岳に向かいます。
2024年07月07日 08:02撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
14
7/7 8:02
ちょっと木道を下りると平ヶ岳と玉子石方面の分岐。まずは正面,平ヶ岳に向かいます。
ワタスゲ〜
2024年07月07日 08:10撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 8:10
ワタスゲ〜
おお,イワカガミさん,お久しぶり。
2024年07月07日 08:13撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 8:13
おお,イワカガミさん,お久しぶり。
まだいくつ目か数える気になりませんが,百名山ゲットだぜ!
2024年07月07日 08:26撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 8:26
まだいくつ目か数える気になりませんが,百名山ゲットだぜ!
しばし素晴らしい景色を堪能します。越後三山の方かなぁ。
2024年07月07日 08:33撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 8:33
しばし素晴らしい景色を堪能します。越後三山の方かなぁ。
のんびり散策。
2024年07月07日 08:34撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 8:34
のんびり散策。
たくさんのトンボと一緒に夏を満喫。
2024年07月07日 08:48撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 8:48
たくさんのトンボと一緒に夏を満喫。
さて,続いて玉子石見学に向かいます。
2024年07月07日 09:02撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 9:02
さて,続いて玉子石見学に向かいます。
途中の水場。沢水ですが美味でした。
2024年07月07日 09:19撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 9:19
途中の水場。沢水ですが美味でした。
雪渓。水源でもあります。
2024年07月07日 09:22撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 9:22
雪渓。水源でもあります。
優美なイワイチョウ。
2024年07月07日 09:21撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 9:21
優美なイワイチョウ。
可憐なハルリンドウ。
2024年07月07日 09:27撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 9:27
可憐なハルリンドウ。
ちょっとお疲れ気味ですが,好きなのでハクサンシャクナゲ。
2024年07月07日 09:29撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 9:29
ちょっとお疲れ気味ですが,好きなのでハクサンシャクナゲ。
花を愛でながら玉子石到着!
2024年07月07日 09:35撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 9:35
花を愛でながら玉子石到着!
自然の成せる造形。一見の価値ある芸術。
2024年07月07日 09:36撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 9:36
自然の成せる造形。一見の価値ある芸術。
さて池ノ岳に戻りました。まさに天国でした。
2024年07月07日 09:59撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 9:59
さて池ノ岳に戻りました。まさに天国でした。
さて,戻ります。ここは下山も楽じゃないので覚悟して。
2024年07月07日 10:02撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 10:02
さて,戻ります。ここは下山も楽じゃないので覚悟して。
ドロドロの靴を沢でキレイキレイ。
2024年07月07日 13:25撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 13:25
ドロドロの靴を沢でキレイキレイ。
最後は道の駅の温泉で身体もキレイキレイ。熱中症になりそうでしたが達成感あるお山でした。お疲れさま!
2024年07月07日 15:29撮影 by  DSC-RX100M5A, SONY
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7/7 15:29
最後は道の駅の温泉で身体もキレイキレイ。熱中症になりそうでしたが達成感あるお山でした。お疲れさま!
撮影機器:

装備

個人装備
半袖シャツ アームカバー フリース(薄) レインウェア(上下) ズボン(薄) 靴下 グローブ(薄) 夏帽子 靴(ローカット) ザック 朝昼ご飯 行動食 非常食 飲料(計2L) 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 時計 サングラス タオル ロールペーパー カメラ スマホ 着替え(下着)

感想

日本百名山であり,尾瀬の最奥,新潟魚沼市と群馬県みなかみ町の境にある平ケ岳(標高2141m)に,土曜日夜に車で現地入りして車中泊,日曜日未明から登りました。

百名山の中でもアクセスの悪さとハードな登山の両面で日帰り最難関の一つとされているようです(ヤマレコ記)。実際,山頂までのトレイルは距離が長いだけでなく,粘土質の堅いトレイルが雨に侵食されてえぐられ,段差の厳しいところもあれば泥だらけのところもあり,かなり歩きにくい部類でした。加えて,登り初めの標高が低いところから樹木が少なく,景色的には開けていて素晴らしいものの,その分長い時間,直射日光との闘いとなります。これらが登頂時だけでなく,下山時にも苦しめられるので,噂通り最後まで気の抜けない山でした。

一方で,山頂エリアは天国でした。平坦な山頂エリアは,尾瀬の雰囲気と景色が広がっており,ワタスゲなどの高原植物と池塘を縫って木道歩きを楽しめました。ゆっくり花を愛でたのはいつ以来だろう。この日は,風も良い感じで吹いていて,気持ちよさそうに昼寝している人を沢山見かけました。

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