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Yamareco

記録ID: 7008773
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

南ア(茶臼岳・上河内岳)沼平ゲート

2024年10月13日(日) ~ 2024年10月14日(月)
 - 拍手
GPS
22:47
距離
30.8km
登り
2,879m
下り
2,878m

コースタイム

1日目
山行
10:40
休憩
0:07
合計
10:47
5:28
598
スタート地点
15:26
15:33
42
16:15
茶臼小屋(テン場)
2日目
山行
11:42
休憩
0:11
合計
11:53
4:56
109
茶臼小屋(テン場)
6:45
6:56
593
16:49
ゴール地点
█2024/10/13(日)
05:28 駐車スペース(路駐)
05:51 沼平ゲート
06:32 畑薙大吊橋
07:11 ヤレヤレ峠 07:15
07:34 1号橋
07:41 2号橋
07:50 3号橋
08:17 4号橋
08:28 ウソッコ沢小屋 08:45
08:39 5号橋
09:43 中の断
10:31 横窪峠
10:43 横窪沢小屋 11:04
12:26 倒木ベンチ
13:02 樺段
13:58 茶臼小屋(テント設営) 14:39
14:55 稜線分岐
15:20 鳥小屋尾根入口
15:26 茶臼岳 15:33
15:56 稜線分岐
16:15 茶臼小屋(テン泊)

█2024/10/14(月/祝)
04:56 茶臼小屋(テン場)
05:10 稜線分岐
06:34 上河内岳肩 06:37
06:47 上河内岳 06:56
07:00 上河内岳肩
08:22 稜線分岐
08:34 茶臼小屋(テント撤収) 09:32
10:03 樺段
11:25 横窪沢小屋 11:45
12:33 中の段
13:11 ウソッコ沢小屋 13:36
15:07 ヤレヤレ峠 15:15
15:51 畑薙大吊橋 15:56
16:37 沼平ゲート
16:49 駐車スペース(路駐)

※今年の夏は猛暑が続いたため、熱中症のリスクを避けるため登山を控えていましたが、案の定運動不足となり、歩くペースが上がらず休みながらのゆっくりペースとなりました。コースタイムは参考になりません。
天候 2024/10/13:午前中晴れ、午後ガス
2024/10/14:終日快晴
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
█往路:松本市内−松本IC−長野自動車道−<岡谷JCT>−中央自動車道−<双葉JCT>−中部横断自動車道−<新清水JCT>−新東名高速道路ー<新静岡IC>ー県道27号−<玉機橋>−県道27号−<大日峠>−県道60号−<井川駅>−白樺莊−<畑薙第一ダム>−沼平ゲート駐車場
(松本IC → 沼平ゲート:246km)

※注意1:静岡県道60号南アルプス公園線は井川大沢戸で工事のため夜間通行止めです。赤沢地区から井川湖へ抜けられません。このため、新東名高速道路の新静岡ICで降りて県道27号線で大日峠を越えて井川湖へ向かいました(往復とも)。県道というより林道に毛が生えた程度です。道幅は狭いしカーブは多いし、すれ違いが困難な箇所だらけです。

█復路:沼平ゲート駐車場−県道60号−<井川駅>−県道60号−<大日峠>−県道27号−<新静岡IC>ー新東名高速道路ー<御殿場JCT>ー東名高速道路ー<東京IC>ー首都高速ー都内
(沼平ゲート → 都内:262km)

█駐車場:畑薙ダム沼平ゲート駐車場
県道60号線の畑薙第一ダムを越えたところに公衆電話・公衆トイレがあります。更にトイレから1.4キロほど走ると車止めのゲートがあり、畑薙湖側に沼平駐車場があります。無料、約30台(工事の関係か駐車場が狭くなっているような気がします。20台?)
マップコード:777 576 266*13

※注意2:5時少し前に沼平ケートに着きましたが駐車場は満杯で、すでに路駐が始まっていました。しかたなく路駐の空きスペースを探しながら発電所の駐車場まで戻りはじめましたが、ゲートから800mほど戻ったところに1台分の空きスペースがありました。狭い駐車スペースに辛うじて駐められました。
以前からマイクロバス発着の臨時駐車場はスゴイ混みでしたが、沼平の駐車場に駐められないことはなかったと思います。チャリがずいぶん目立ちましたが、椹島まで舗装されたためかな?
コース状況/
危険箇所等
⬛沼平ゲート → ウソッコ沢小屋
沼平ゲートから約2.7キロほど歩くと畑薙大吊があります。約180メートルの長い吊り橋です。高さは30メートルほど、普段住んでいる住居が12階で33メートルあるので、高度マヒしているはずですが、真下が見えるせいかお股がスースーします。
渡り終えると鉄塔直下までそこそこ急登が続きますが、その先はヤレヤレ峠まで山腹を巻く登山道が続きます。
山腹を巻き終えると、ウソッコ沢(上河内沢?)に降り立ちます。この沢には1号橋から4号橋が掛けられ濡れる箇所はありません。渡渉箇所もありません。沢からウソッコ沢小屋に登るところには、何段もの鉄ハシゴが掛けられていますが、壊れかけているものもあり、このルート上でいちばん緊張するかも知れません。

█ウソッコ沢小屋 → 横窪沢小屋 → 茶臼小屋
ひたすら登ります。ウソッコ沢小屋と横窪沢小屋は通年無人です。ウソッコ沢小屋には飲み水の施設はなかったと思います。横窪沢小屋には蛇口はいくつもありますが、水の出る蛇口はありませんでした。もっとも小屋の前には横窪沢が流れています。
茶臼小屋へもひたすら登りが続きます。疲れた足や運動不足には辛いです。途中に何カ所か休憩できるベンチがあるので助かります。

█茶臼小屋 → 茶臼岳
茶臼小屋から15分ほど登ると稜線にでます。右に上河内岳と左に茶臼岳の分岐です。障害物も少なく、稜線の登山道です。急登もなく山頂に立てます。

█茶臼小屋 → 上河内岳
稜線の分岐から稜線を歩くのではなく、山頂を巻くように歩くと二重山稜の凹地に出ます。テン場には最適な広場です。上河内岳の肩まではそこそこ急登ですが、森林限界の歩きやすい登山道です。上河内岳の肩から山頂まで距離がありそうですが10分ほどで立つことができます。
沼平の駐車場が満杯だったので、路駐の空きスペースを探して戻ってきました。ガードレールが切れたスペースに押し込みました。今日から新しい山友くんです。
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沼平の駐車場が満杯だったので、路駐の空きスペースを探して戻ってきました。ガードレールが切れたスペースに押し込みました。今日から新しい山友くんです。
路駐した場所からゲートまで800m、以前はここをMTBで越えていきました。
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路駐した場所からゲートまで800m、以前はここをMTBで越えていきました。
ゲートから畑薙大吊橋まで2.7km、長さは約180m、中程は少し揺れます。吊橋を渡り終えると鉄塔まで登り坂です。
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ゲートから畑薙大吊橋まで2.7km、長さは約180m、中程は少し揺れます。吊橋を渡り終えると鉄塔まで登り坂です。
鉄塔まで登ると山腹を巻く登山道になり、ヤレヤレ峠辺りには急峻なアップダウンはありません。
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鉄塔まで登ると山腹を巻く登山道になり、ヤレヤレ峠辺りには急峻なアップダウンはありません。
山腹を巻く登山道が終わると、ウソッコ沢に降り立ちます。
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山腹を巻く登山道が終わると、ウソッコ沢に降り立ちます。
1号橋です。流されないような高さに頑丈な橋が架けられています。
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1号橋です。流されないような高さに頑丈な橋が架けられています。
このルートには渡渉箇所はありません。
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このルートには渡渉箇所はありません。
ウソッコ沢からウソッコ沢小屋に登るところに、何段もの鉄ハシゴがありチョット緊張します。一ヶ月ほど前に死亡事故があったようです。
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ウソッコ沢からウソッコ沢小屋に登るところに、何段もの鉄ハシゴがありチョット緊張します。一ヶ月ほど前に死亡事故があったようです。
横窪沢小屋の前を流れる横窪沢に架かる橋はかなりワイルドな橋です。濡れていると滑ります。
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横窪沢小屋の前を流れる横窪沢に架かる橋はかなりワイルドな橋です。濡れていると滑ります。
横窪沢小屋です。通年無人のようですが「一期一会」の看板が入口に掛けてあります。
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横窪沢小屋です。通年無人のようですが「一期一会」の看板が入口に掛けてあります。
茶臼小屋に着きました。営業は9月23日に終了したようですが、冬季小屋が開放されているようです。下山者に聞いた話では無料で綺麗で快適だったようです。
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茶臼小屋に着きました。営業は9月23日に終了したようですが、冬季小屋が開放されているようです。下山者に聞いた話では無料で綺麗で快適だったようです。
しかし小屋泊はせずにテントを設営して茶臼岳に行ってきます。沼平の車の数からテン場は一杯ではないと心配しましたが、まだ2張りしかありません。ガラガラです。
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しかし小屋泊はせずにテントを設営して茶臼岳に行ってきます。沼平の車の数からテン場は一杯ではないと心配しましたが、まだ2張りしかありません。ガラガラです。
稜線の分岐まで登ってきました。右手は明日行く上河内岳、左手が茶臼岳です。仁田岳まで行く予定でしたがガスが濃くなってきたので茶臼岳までとします。
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稜線の分岐まで登ってきました。右手は明日行く上河内岳、左手が茶臼岳です。仁田岳まで行く予定でしたがガスが濃くなってきたので茶臼岳までとします。
茶臼岳の山頂手前に鳥小屋尾根への入口がありました。明日はここから下山する予定でした。
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茶臼岳の山頂手前に鳥小屋尾根への入口がありました。明日はここから下山する予定でした。
茶臼岳の山頂です。静岡県の立派な石柱が立っています。
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茶臼岳の山頂です。静岡県の立派な石柱が立っています。
南ア名物、串団子の山頂標もあります。周囲はガスで何も見えません。
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南ア名物、串団子の山頂標もあります。周囲はガスで何も見えません。
ここから2日目の朝です。4時にテン場を出発の予定でしたが、寝過ごしました。すでに5時を過ぎています。チョット寒いがよく寝られました。
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ここから2日目の朝です。4時にテン場を出発の予定でしたが、寝過ごしました。すでに5時を過ぎています。チョット寒いがよく寝られました。
正面に上河内岳が見えています。この辺りは二重山稜なのかな。
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正面に上河内岳が見えています。この辺りは二重山稜なのかな。
二重山稜の凹地はテン場に最適です。
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二重山稜の凹地はテン場に最適です。
寝坊したので山頂のご来光は間に合いませんでした。今日もいい一日でありますように...合掌
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寝坊したので山頂のご来光は間に合いませんでした。今日もいい一日でありますように...合掌
モルゲンの上河内岳です。
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モルゲンの上河内岳です。
モルゲンの茶臼岳です。
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モルゲンの茶臼岳です。
モルゲンの聖岳です。
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モルゲンの聖岳です。
上河内岳の肩まで登ってきました。ここは聖平小屋への分岐です。ここから2時間ほどかかるようです。
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上河内岳の肩まで登ってきました。ここは聖平小屋への分岐です。ここから2時間ほどかかるようです。
眼下に聖平小屋が見えます。あの小屋も営業は終了したようです。
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眼下に聖平小屋が見えます。あの小屋も営業は終了したようです。
上河内岳(2803.4m)の山頂です。
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上河内岳(2803.4m)の山頂です。
基準点名:上河内岳 等級:二等 標高:2803.36m
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基準点名:上河内岳 等級:二等 標高:2803.36m
ここにもお団子山頂標です。
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ここにもお団子山頂標です。
聖岳をアップに...左に兎岳、右に赤石岳
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聖岳をアップに...左に兎岳、右に赤石岳
赤石岳と悪沢岳。
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赤石岳と悪沢岳。
富士山を忘れていました。
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富士山を忘れていました。
下山をしてきました。二重山稜凹地で振り返った上河内岳。ここが森林限界のようです。
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下山をしてきました。二重山稜凹地で振り返った上河内岳。ここが森林限界のようです。
茶臼小屋下降点付近からの茶臼岳。
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茶臼小屋下降点付近からの茶臼岳。
茶臼小屋とマイテントです。左側にもう1張りテントがあるだけでガラガラです。
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茶臼小屋とマイテントです。左側にもう1張りテントがあるだけでガラガラです。
冬季の訓練もかねて、水ものをたくさん入れてきたけど、ちっとも軽くならない。
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冬季の訓練もかねて、水ものをたくさん入れてきたけど、ちっとも軽くならない。
茶臼小屋さようなら。昨晩は十数人が泊まったようです。
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茶臼小屋さようなら。昨晩は十数人が泊まったようです。

感想

今年の夏は長野県全般にクマ出没注意報が発令された。期間は8月31日までだったが、一度も信州には足が向かなかった。
いままで距離がある熊は何度か見たが、怖いと思うことはとくになかった。今年のGW、東山ではじめて間近で熊と遭遇した。狭いナイフリッジだったが、向かい風のおかげか、熊に気づかれることもなく事なきを得たが、間近で見ると結構怖い。熊に気づかれたら、はたして抵抗はできるだろうか。熊スプレーは持っているが...

メジャーな山域は登山者も多いのでクマは出てこないかも知れない。クマも避けたいが人の多い場所も避けたい。
そこで久しぶりに南アの南部に行くことにした。暑いのも苦手なので、早朝の暗い時間から歩くことを計画した。とりあえず熊鈴、熊スプレーとフォールディングナイフをザックに括り付けた。

沼平の駐車場に着いたのは予定より1時間ほど遅れて早朝5時少し前だった。山小屋の営業は終わっているので、楽勝で駐車できると思っていたが大間違いだった。駐車場は満杯で路駐が始まっていた。ゲートから800mほど戻ったところで何とか空きスペースを見つけた。
チャリを多く見かけたが、椹島まで林道が舗装されたからかな。しかしここで心配になった。チャリが多くても皆が椹島に行くわけはないだろう。茶臼小屋のテン場はそれほど広くない。満杯だったらどうしよう。畑薙大吊橋を渡る登山者を数人見かけたが、皆テン泊ザックのようだ。
下山者にテン場の様子を聞きたかったが、なかなか下山者は来ない。やっと1組スライドしたがガラガラだという。それより茶臼小屋は無料で綺麗で快適だと薦めてくれた。

茶臼小屋に着いてみると下山者が云った通りテン場には2張りのテントがあるだけでガラガラだった。小屋の冬期小屋には数十人が入り盛況だったようだ。
初日は茶臼岳から仁田岳まで行く予定だったが、午後はガスが出てきたので仁田岳は中止した。
2日目は寝坊をしたがガスひとつない好天で、目の前の富士山にも気がつかないほどいい天気でした。

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