西宮の湿原をめぐるせせらぎハイク

2024年07月13日(土) [日帰り]

• GPS: 03:30
• 距離: 7.3km
• 登り: 69m
• 下り: 432m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:28
• 休憩: 0:03
• 合計: 3:31

8:33 スタート地点
8:38 奥山貯水池
8:50 奥池北端
10:23 10:26 鷲林寺
10:53 甲山墓園
12:01 甲山森林公園第１駐車場
12:04 ゴール地点

天候

くもり

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：JR芦屋から阪急バスで奥池集会所下車
復路：甲山森林公園から阪神バスで常磐町下車徒歩でJRさくら夙川へ

コース状況／危険箇所等

危険個所なし。全て整備されたハイキング道です。

写真

7/13 8:34

奥池集会所バス停すぐに咲いていたホソバウンラン
大正時代に薬用や観賞用として渡来したものらしい。
オオバコ科

7/13 8:38

今日は阪急バスを使い芦屋奥池がスタートです。
夏のハイキングは、バスなどを使い登山口までの街歩きをいかに少なくするかがポイントだと思います。

7/13 8:36

おニューのSIRIOのトレッキングシューズです。
梅雨の間、湿原に行くのに、新しい靴をはくなんて

7/13 8:41

奥池湖畔のネムノキ
この前、沖縄に行ったときに見たサガリバナに花が落下した感じが似ています。

7/13 8:42

マサキの花
つややかな葉が美しいと思います。

7/13 8:44

アオツヅラフジ
「ツヅラ」は蓋の付いた箱型の籠で衣装を入れる籠ですが、これを知っているのは老人の証左です。

7/13 8:45

ヤブガラシ
フェンスなどに絡まっているのをよくみる雑草です。

7/13 8:47

植物を観察しながら奥池湖畔の遊歩道を歩きます。

7/13 8:48

ガクアジサイ
紫陽花のシーズンももう終わりですね。

7/13 8:48

オカトラノオ

7/13 8:50

一番奥の奥池（なんのこっちゃ）

7/13 8:54

今日は、雨後で、水が多いです。

7/13 9:40

曇っていますが、淀川河口から大阪湾がうっすら見えます。

7/13 9:44

今日は観音山せせらぎコースを行きます。

7/13 9:46

暑いので今日は、ピークに登らず、せせらぎの音を聞きながら歩きます。

7/13 9:52

せせらぎコースは谷歩きで、猛暑日でもめげるレベルの暑さではなく、余裕をもって気持ちよく歩くことができます。
おすすめ

7/13 9:56

この蛾（シャクガ）は葉の裏側にばかりとまるので撮影が難しいです。
性格がひねくれています。

7/13 10:00

旭滝
岩から垂直に落ちるなかなか立派な滝
このルートは山の北側に位置し、日当たりも少ないので厳冬期は氷瀑が期待できるかも

7/13 10:00

旭滝には、「岩高大明神」と刻まれた石碑の横に、不動明王像が祀られています。

7/13 10:02

キンモンガ
黒地に黄色い紋が美しいチョウのような姿をしたガです。

7/13 10:02

アワフキムシの幼虫の泡でしょうか？

7/13 10:05

岩がゴロゴロしているので注意しておりましょう

7/13 10:06

リンゴドクガの幼虫でしょうか？

7/13 10:16

ノギラン
キンコウカ科ソクシンラン属の多年草
ショウジョウバカマに葉のかたちが似ている。

7/13 10:16

ノギランは、今日のハイキングコースのいたるところに咲いていました。

7/13 10:17

ガンクビソウ

7/13 10:18

ヒメヤブランでしょうか

7/13 10:22

鷲林寺
高野山真言宗の寺院です。山号は六甲山です。

7/13 10:22

鷲鷲林寺の手水舎は、大鷲の姿になっています。

7/13 10:24

紫陽花がいっぱい植えられている。
鷲林寺は隠れたアジサイの名所です。しかし、もう終わり

7/13 10:24

アガパンサス
鷲林寺のお庭には、いろんな花が植えられています。特に七重の石塔のあるお庭がきれいです。

7/13 10:25

ヤブカンゾウと七重石塔
七重石塔は、武田信玄の墓と伝えられ、 西宮市指定有形文化財となっています。
玄公が得度を当寺で行い、剃髪した頭髪を石塔の下に埋めたという説と戦国時代、信玄公の末もしくは家来が当地に逃げ延びて寺の周りに集落を構えた。そして鷲林寺境内にあった七重石塔を信玄公墓として崇拝したという説があります。

7/13 10:26

ヒメヒオウギズイセン
アヤメの仲間です。強烈なオレンジ色です。

7/13 10:29

シオカラトンボ
50�个�ら55�个△蝓▲魯奪船腑Ε肇鵐椶鉾罎戮襪箸箸討眤腓�いです。

7/13 10:30

鷲林寺を後にします。
いいお寺です。

7/13 10:42

北山貯水池の南側に沿って歩こうと思いましたが通行止めです。
しかたなくバス道を通って甲山湿原に向かいます。

7/13 10:48

ウスバキトンボでしょうか？

7/13 10:49

フヨウ
朝咲いて夕方にはしぼむ1日花です。

7/13 10:58

北山貯水池
仁川の水の有効利用のためつくられました。
昭和43年（1968）に完成した人造湖で、西宮市民の水がめです。

7/13 11:00

とんぼ池
ギンヤンマやお腹の一部が白いコシアキトンボが飛んでいました。しかしとまってくれないので撮影できません。

7/13 11:04

ナンキンハゼ
秋は美しく紅葉する。

7/13 11:05

ムラサキシキブ
果実も紫色で美しい。

7/13 11:19

アキノタムラソウ
見た目通り、シソ科です。

7/13 11:20

ツルニガクサ
これもシソ科です。

7/13 11:21

モンキアゲハ
後の羽に白色の大きな斑紋があるのが特徴ということです。
とまっていると白の斑紋は見えにくいです。

7/13 11:25

エフクレタヌキモ
食虫植物のタヌキモです。

7/13 11:26

甲山湿原近くのモリアオガエルが卵を産む池に繁殖していました。特定外来生物です。
なんだろうと期待していたら、特定外来生物で駆除対象とは・・

7/13 11:28

甲山湿原観察園に到着しました。
スズメバチに注意とのこと。

7/13 11:34

甲山湿原観察園
貴重な自然に触れる場です。お盆ごろにはサギソウも咲きます。一度は訪れたいもの。

7/13 11:39

甲山湿原の中で特に保護が必要な約0．88haが立入制限地区に指定され、生育環境の保全に努めているとのこと。

7/13 11:40

保護された湿原にいっぱいの黄色いミミカキグサが見えます。

7/13 11:49

甲山森林公園のシンボル広場
甲山森林公園の定番写真です。

【ここからは、甲山湿原で見た植物を紹介します。】
チダケサシ
ユキノシタ科チダケサシ属
山の湿地に生える多年草です。園芸種はアスチルベといいます。

ヌマトラノオ
オカトラノオより質素で控えめです。
ちょうど、甲山湿原にいっぱい咲いていました。

湿地・池沼などの湿地に生える多年草。オカトラノオに似ていますが、花序が直立し、花はややまばらなのが特徴。
いうなれば、しょぼいオカトラノオです。

ヒヨドリバナ
アサギマダラの食草です。

【ここからは、もう一つの湿原及びその周辺で見た植物、昆虫を紹介します。】
サワシロギク（ピンク）コスモスみたいです。

サワシロギク（白）
花は最初は白色であるが次第に赤色を帯びてくるそうです。
これは、湿原ではなくハイキング道の脇で見つめましたが、比較のためここに載せておきます。

コバノトンボソウ
湿原の手前に咲いていました。
兵庫県レッドデータブックcランク

淡黄緑色の花がトンボのように跳ね上がった特徴的な形をしています。

ミミカキグサ
本当に耳かきくらい小さな花です。
タヌキモ科に属する多年生の食虫植物です。
写真のピントがあいません。

ホザキノミミカキグサ
日当りのよい貧栄養な湿地にはえる小型の多年性食虫植物です。
タヌキモの仲間です。

モウセンゴケの花
言わずと知れた食虫植物です。

ミカヅキグサ
カヤツリグサ科の湿性植物
兵庫県レッドデータブックcランク

カキラン
もう終わりかなア・・・・残念
兵庫県レッドデータブックcランク

やったあ！　カキランが一輪だけ残っていました。

ハッチョウトンボ♀
兵庫県レッドデータブックcランク
メスは色の関係かあまり目立ちません。

ハッチョウトンボ♂
オスは5月に湿原を見に行ったときは羽化直後で赤くなかったのですが、真っ赤になりました。

個体数も5月からだいぶ増えて、メインの湿原以外でも飛んでいました。

ミカヅキグサとハッチョウトンボ
ハッチョウトンボは18�弌�22�个梁腓�さです。

正面からパチリ
ハッチョウトンボは止まって動かないので、とても撮影がしやすいです。

ほんとうに綺麗なトンボで心が癒されます。
今日は楽しかった。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

マルヒコ

　だいぶ、暑くなってきたので今日は山頂には登らず、西宮のせせらぎや湿地を生き物を観察しながらゆっくり歩くことにしました。
　湿原では、真っ赤なハッチョウトンボに出会うことができ、コバノトンボソウ、モウセンゴケ、ミカヅキグサ、ミミカキグサ、チダケサシ、ヌマトラノオなど色んな花を見ることができました。特にもう終わりかなとあきらめていたカキランも一輪だけ残ってくれていました。このほか、ハイキング道では、ノギランがいっぱい咲いていました。
　今日も、とっても良いハイキングができました。50万人近い人口のある大都市にも関わらず、ハッチョウトンボの棲む自然が残されているふるさと西宮に感謝です。