［北アルプス】笠ヶ岳 笠新道往復 テント泊

2024年07月13日(土) ~ 2024年07月14日(日)

• GPS: 13:20
• 距離: 21.2km
• 登り: 2,157m
• 下り: 2,173m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:16
• 休憩: 4:35
• 合計: 11:51

6:21 新穂高温泉駅
6:27 6:32 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
6:52 お助け風穴
7:08 中崎橋
7:25 7:31 笠新道登山口
8:49 9:01 ブリキベンチ
9:11 9:28 天然クーラー(木の根)
9:37 9:51 天然クーラー(岩間)
11:10 11:11 杓子平
12:35 12:36 笠新道抜戸岳分岐
12:39 12:40 笠新道分岐
13:20 抜戸岩
13:48 14:13 笠ヶ岳テント場
14:24 17:30 笠ヶ岳山荘
17:42 17:48 笠ヶ岳
17:55 17:56 笠ヶ岳山荘
18:12 笠ヶ岳テント場

2日目

• 山行: 4:42
• 休憩: 0:29
• 合計: 5:11

5:25 笠ヶ岳テント場
5:41 5:42 抜戸岩
6:21 6:22 笠新道分岐
6:24 6:25 笠新道抜戸岳分岐
7:14 7:17 杓子平
8:05 8:06 天然クーラー(岩間)
8:16 8:26 天然クーラー(木の根)
8:40 ブリキベンチ
9:33 9:42 笠新道登山口
9:54 中崎橋
10:08 お助け風穴
10:22 10:25 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
10:36 新穂高温泉バス停
10:36 ゴール地点

天候

ヤマテンの予報では土曜は午前晴れ、午後から積乱雲がわき雷雨の可能性もあるとのこと。日曜は朝は晴れるが午後から雨が降ったり止んだり。
mountain forecastも同様の予報

結果、土曜は予報通り昼まで晴れ。昼過ぎに稜線に上がった段階で雲がわき、笠ヶ岳山荘に到着した13時頃にはガスに覆われた状態。その後、夕方にかけて時折ガスが取れる瞬間があるも、槍・穂高方面がスッキリ見えることはなかった。

日曜は朝晴れるのの予報に反し、朝から真っ白。7時頃には雨が降り始め、その後終日雨足が強い一日。レインウェアを着ていても中までびしょ濡れ状態で下山。

アクセス

利用交通機関：

バス

行き
毎日あるぺん号 新穂高行き 3列シート 17,000円
かなり割高感はあるけど3列シートは快適

帰り
新穂高温泉→平湯温泉 路線バス 910円
平湯温泉→新宿 高速バス 7,700円（当日予約ではほぼ満席で1人利用シートが1席空いてるのみ。割高だけど荷物もびしょ濡れだったし、助かった）

コース状況／危険箇所等

笠新道
晴れていればとにかく長くしんどい以外あまり問題なし。

登山口～杓子平
樹林帯～笹～全体的に岩道
1800m付近まで広葉樹の原生林、倒木が多いので、頭をぶつけないよう、木の根でつまづかないよう注意。
#下山時、濡れた木の根で滑ってお尻を強打

1800m以降はしばらく笹原。ところどころ、笹に覆われて気づきづらいが登山道がかなり狭いので要注意。
#下山時、濡れた笹で足が滑り、登山道から落ちた。幸い笹を掴んだのと、一緒に歩いていた方に引き上げてもらいすぐに戻れたが、体感ではかなりの急斜面。後方で別の男性も同じように落ちたと、他の登山者から聞いた

杓子平～笠新道分岐区間の後半は急なガレ場。体力もかなり消耗する。

笠新道分岐～笠ヶ岳山荘
稜線歩き。北アルプスらしい、気持ちの良い稜線のはずだけど笠新道で体力を消耗するとこの区間に地味に続く小さなアップダウンが地獄。

笠ヶ岳山荘のテント場～笠ヶ岳山荘
岩がゴロゴロ。海の日の連休時点で山荘の直下に僅かに雪が残っている。トイレに行くためだけにここを10分ほど登るのがとてもキツイので、トイレ計画は念入りに。

笠ヶ岳山荘～笠ヶ岳
がレ場。

その他周辺情報

Y!Mobile（Softbank）が笠新道～笠ヶ岳山荘まで全般的に入りました。

新穂高温泉 中崎山荘 奥飛騨の湯で下山後日帰り入浴
奥飛騨温泉観光案内所（新穂高温泉バス停）で100円引きの割引券がもらえます。

新穂高温泉から平湯温泉に移動してからの温泉もあり。

写真

7/12 22:56

当日予約し、毎日あるぺん号 新穂高行きに乗車

7/12 23:03

3列シートのプライベート感が良い

7/13 6:20

新穂高ロープウェイに到着です

7/13 6:21

カツオパワーに頼ってみます

7/13 6:28

7/13 7:08

中の橋。いい天気

7/13 7:10

中の橋を過ぎたところにある水場で水を汲みます。笠新道の入り口にもあります。冷たくて美味しい

7/13 7:25

笠新道入り口。（もう少し引きで撮ればよかった）登山口で会った方と、お互いの健闘を祈ります

7/13 7:30

最初は比較的歩きやすいと感じたけどこんなのは一瞬で終わります

7/13 7:43

50m上がってきました。細かく標識があるのかと思ったけど、1450, 1700, 1800, 2100のみです

7/13 8:14

ゆり系のお花ですね。きれい

7/13 8:20

1700mです。ここまでは普通の登山

7/13 8:33

少し視界が開けてきました。焼岳かな？

7/13 8:34

おおー、穂高連峰も

7/13 8:40

ゴゼンタチバナ

7/13 8:41

1800mのレスキューボックス

7/13 8:42

ところどころ、天然のエアコン。岩の間から気持ちの良い冷気が

7/13 8:45

あまり写真を撮る精神的余裕がないけどこんな道が延々と続きます

7/13 8:48

ニッコウキスゲ♪

7/13 8:51

この白いもけもけは？

7/13 8:52

これもかわいい〜。ピンクのユリと

7/13 9:06

槍・穂高だ〜

7/13 9:09

焼岳と、その向こうは乗鞍？

7/13 9:12

かっこいいー

7/13 9:30

足元はお花がいっぱい

7/13 9:38

涼しい〜

7/13 9:40

2100！息も絶え絶え

7/13 9:46

エナジーチャージを試みますが、あまり効果は実感しません。なんならカツオパワーもあまり実感しません。（が、なかったらもっと早くに進めなくなってたのかも）

7/13 10:48

ニッコウキスゲが群生してがんばれがんばれと言ってくれてます

7/13 10:57

ハクサンイチゲも〜めっちゃ応援してくれてる

7/13 10:57

シナノキンバイの皆さんですか？

7/13 11:08

！！杓子平が突然現れた！！！左手が笠ヶ岳

7/13 11:08

7/13 11:09

あまり休憩せず、さっさと稜線を目指します

7/13 11:09

はぁ〜、立派なカールだ〜。綺麗〜。

7/13 11:10

この先歩く登山道。右斜め下から左斜め上方向

7/13 11:10

笠ヶ岳の山頂のやや右手に笠ヶ岳山荘があるのも見えます

7/13 11:12

お花もいっぱい

7/13 11:31

北アルプスらしいカット

7/13 11:49

しかし稜線まで長く、あっという間にまた息も絶え絶え

7/13 11:51

これはなんでしょう

7/13 11:52

黒百合も！

7/13 12:01

来た道を振り返ります

7/13 12:03

イワヒバリでしょうか。元気に鳴いてます

7/13 12:20

あそこは渡らずにすみます

7/13 12:22

7/13 12:36

稜線に出ました！

7/13 12:36

たぶん…左に見切れてるのが薬師、その右側が黒部五郎、その右奥が水晶…かな？

7/13 12:39

笠ヶ岳までの稜線！綺麗な稜線だ〜

7/13 12:40

分岐の標識

7/13 13:15

あっという間に雲が上がってきちゃった

7/13 13:18

稜線は気持ちがいいはずだけどしんどすぎて、休み休み…脚が動かん〜。抜戸岩までなんとか

7/13 13:26

まだ先は長いぞ…

7/13 13:47

ツイタ🥹

7/13 13:50

テントを張る場所を探していたら雷鳥親子！

7/13 13:50

か、かわいいいいいいい

7/13 14:14

テントの場所を決めて受付へ。ねぇ、遠くない！？

7/13 14:17

もうがんばれないよ泣

7/13 14:40

お昼ご飯。稜線に上がった頃から頭痛と吐き気…高山病の症状でしょうか。固形が食べれなくてゼリーと麺がありがたい

7/13 16:07

テントを張って…槍を眺める

7/13 16:12

雲がわいて、このあたりで見納めとなってしまいました

7/13 16:43

テントでのんびりしてたら外からクークーって、雷鳥さんの声が

7/13 16:45

テント場のど真ん中で砂浴びしてらっしゃる

7/13 16:49

ヒトの存在を気に留めるでもなく

7/13 16:50

稜線をバックにポージングしたり

7/13 16:50

北アルプス、お花も雷鳥も堪能しました

7/13 16:51

7/13 16:51

7/13 16:53

ヒナちゃんも一緒に

7/13 16:53

うちの子、かわいいでしょ？

7/13 16:54

こっちをガン見してます

7/13 17:08

水場に来ました。キンキンに冷えた雪解け水

7/13 17:08

テント場からけっこうおりてきますが、雪が残ってれば水は豊富にあると思われます。小屋で天水を購入することもできます（1L）

7/13 17:09

7/13 17:32

脚が少し回復したのと、明朝の予報が雨に変わっていたので、夕方のうちに山頂へ

7/13 17:43

真っ白でした

7/13 17:43

がんばった！

7/13 17:44

7/13 17:57

槍ヶ岳の方は厚い雲に覆われてます

7/13 17:58

テント場、広くて良かった。小屋までの道のりだけが難点…

7/13 17:59

槍方面は隠れてしまった…

7/13 18:16

夕飯です。キムチビビンバ、辛くて食べきれなかった。今回の食料計画失敗。全然減らせず、下山時も荷物

7/14 5:12

朝です。真っ白です

7/14 5:22

ここに張りました。今回はテント。綺麗に整地された区画がちらほらあって助かります

7/14 5:26

さよなら！

7/14 5:35

こんな天気でも懸命に咲いてるお花たちに癒されます

7/14 5:54

今日も応援

7/14 6:13

晴れてれば向こうに双六岳とか、黒部五郎とか見えるいい稜線なんだろうなぁ

7/14 6:20

脚があまり回復しておらず、地味にこの分岐までしんどかった。計画では鏡平を回って帰る予定だったけど、脚も天気もイマイチなのでこのまま笠新道を下ります

7/14 8:21

一生懸命下ってきました。ずっと雨で、びしょ濡れです。苦行でしかありません

7/14 8:21

こんな感じで笹に覆われてるエリアがありますが、登山道がかなり狭くなっている箇所もあります。谷側の笹で足が滑り、落ちてしまいました。笹は濡れていて、登ろうにも足が滑るので1人だとかなり苦戦します。幸い、前日の登りでお話しした方と一緒に下山して、引っ張り上げてもらったのでことなきをえました

7/14 9:31

その後、さらにコケたりしながら、やっと、やっと、登山口が見えたときには2人で歓声を上げました

7/14 10:36

新穂高温泉まで下山しました。お疲れ様でした！！！（いや、ほんっと疲れた）

7/14 12:30

奥飛騨の湯で温泉入って体をあたため、高山ラーメン

7/14 14:04

平湯温泉まできました。ここから新宿までバスで帰ります

撮影機器：

iPhone 14 Pro Apple

感想

madocafe

なぜ、笠ヶ岳に行こうと思ったのだろう？？？ほんと、わけがわからん。けど、金曜時点で海の日の連休の予報を見て、急遽夜行バスで新穂高へ向かうことに。少し前から笠新道にチャレンジしようという気になり、決行することにしてしまった。我ながらアホだわ。

思っていたとおり、いや、思っていた以上にキツかった。もう少し歩けるかと思っていたけど…思うほど体力はないみたい。自分の限界を知った。
下はまだマシかと思ったけどとにかくずっと雨でこれまたしんどさ倍増。レインウェアなんて着ても着なくても同じなぐらいずぶ濡れになるし、登山道から落ちるし。。。

しかしですよ、下山時の達成感はこれまでにないものがあった。これを日帰りでやる人がいるなんてすごいな～。今日も明日も雨なのに、登ってる人もいたりして…。みなさん、モチベーションがすごい。私は…二度と行きたくない！！笑