唐松岳 黒菱から雲海と花と八方池水鏡

2024年07月13日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.9km
• 登り: 1,115m
• 下り: 1,115m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:50
• 休憩: 0:40
• 合計: 9:30

4:30 黒菱平
5:00 八方池山荘
6:10 6:40 八方池
8:00 丸山
9:10 唐松岳頂上山荘
9:30 9:40 唐松岳
9:50 唐松岳頂上山荘
10:30 丸山
11:40 10:30 八方池
12:20 八方池山荘
12:50 黒菱平

天候

晴れのちガス　微風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

＜八方池アクセス・駐車場＞
GoogleMAPなら「カフェテリア黒菱」で入力。
途中道路に牛が歩いているので注意。狭いが離合は可能。
駐車場は200台。ほぼ未舗装。カフェテリア黒菱にトイレあり。
降雨量が多いと通行止になりますので雨天時注意。
＜黒菱第3リフト＞
無雪期期日限定で早朝4:30から運行あり。限定日以外は8:15から。
第3リフト往復は1200円。+グラードグワッド往復は2000円。
ただしグラードクワッドは7:30から。往復は3日間有効。
黒菱P〜黒菱平間のリフト用作業道は歩行禁止となったようです。
第3リフトは安全バーなし、急勾配なのでなかなかに怖いです。
https://www.happo-one.jp/trekking/kurobishi/

コース状況／危険箇所等

＜登山ポスト＞
八方池山荘にあり。

＜黒菱平〜八方池山荘＞
リフト乗降場少し左の木道から湿地を巻いて登山道に入る。
すぐ石畳の道になりツヅラ折れで八方池山荘まで上がってゆく。
山荘横にトイレあるも現在水不足使用不可でした。
＜八方池山荘〜八方山＞
尾根をトラバースする道と、尾根道がある。
細かい表記ないが、トラバースは木道、尾根道はごろごろ石の道。
花は木道が多く歩きやすさも格段上でオススメ。
八方池トイレはこの日の午後より使用可能となったようです。
＜八方山〜八方池＞
ごろごろ石の道。石はかなり滑りやすく転倒注意。疲労もしやすい。
＜八方池〜丸山ケルン＞
しばらくでカンバ中心の樹林帯内をトラバース気味に進む。
＜丸山ケルン〜唐松岳＞
岩場の稜線歩き。そこまでキツイところはない。
唐松頂上山荘の分岐の鞍部を登り返して山頂。

その他周辺情報

＜下山後の飲食店＞
白馬村「大黒食堂」ラストオーダー14:15までと下山後に嬉しい。
ソースカツ丼が人気。私的にはささみチーズカツ定食がイチオシ。
https://tabelog.com/nagano/A2005/A200503/20005389/

＜下山後の入浴施設＞
糸魚川市「蓮華温泉ロッジ」内湯+外湯800円。外湯500円。
後払い可。外湯はすべて混浴。
ロッジからは徒歩10〜15分。それぞれの湯は点在している。
三国一の湯…ぬるゆだが夏場には気持ちいい。1〜2名。
黄金湯…やや白っぽい濁り湯。4名程。登山道から見える。
仙気の湯…白い濁り湯。周囲開けている。7〜8名。
薬師湯…緑色の湯。小高い場所にあり覗けない。3〜4名。
女性優先。女性利用の際は入口ロープで女性利用中札を表示する。

写真

はじめての黒菱第3リフト。雲海と朝日見れそうだから乗ります。というか作業道は歩行禁止になったそうです。

安全バーのないリフトにしがみつき振り向くと黒菱P越しに雲海。

黒菱平は雲海テラスと名付けられ歩けない人でも楽しめる。

さて黒菱平から八方池山荘まで歩きます。グラードクワッドはまだ動いてません。

こんな感じの細めの石畳。

登ってる途中で朝日。

八方池山荘そばから白馬三山。久々に杓子岳に行きたいけど遠い…。

木道でてくてく。黒菱第3リフト早朝営業を知らない人が多いのか意外に人少ないです。

八方池までやってきました。ガスが早くから湧きますがそれなりに抜けてくれます。

白馬三山を水鏡で。今まで何度か来てますが花メインの雨の日ばかりではじめて見られました。

八方池を過ぎて進みます。雪山でしかこれ以上歩いたことないので新鮮。

下の樺、上の樺はその名の通り、カンバの樹林帯。

日陰で涼しいけど、ちょっと虫が多い。

丸山ケルンから。真ん中より右のとんがりが唐松岳。

稜線の岩場振り返るとこんな。同じとこ歩くからか雪山の時とイメージ変わりません。

唐松岳はもうすぐ。

唐松岳。

唐松岳から唐松頂上山荘。テント場へのツヅラ折れがスイッチバック的で印象に残ります。

唐松岳から五竜岳。

唐松岳から不帰越しの白馬鑓ヶ岳

全体的に曇り空で立山、剱は霞んでいます。

八方池まで戻って来ました。インバウンドタイムで凄い人；ここなら観光客でも高齢者でもOKみたいに言うけどめちゃ滑りやすいから大変ですよ。

八方池からまず下ります。また雪山で来ようかな。その時はテントで泊まろう。

黒菱第3リフトの下りはガクブルです。別に高所苦手な人でもないんですけど。

白馬村「大黒食堂」ささみチーズカツ定食。これ最高！ソースカツ丼よりオススメ！

ホソバノキソチドリ。咲き始め。湿っぽい高山の草地のランです。

ハクサンチドリ。咲き始めから見頃。フレッシュでうれしい。

濃い目もいい。以前はツンツンしててそこまで好きじゃなかったのに。今ではシャープさがたまらん。

ユキワリソウ。終盤。雪解けすぐのとこにはまだ咲いています。

テガタチドリ。終盤。かわいいー、すきー。

ウラジロヨウラク。咲き始め。中部山岳ではあまり見かけない…ですよね？

ハッポウタカネセンブリ。咲き始めから見頃。荒天でも開いてくれるアリガタなリンドウ科。

ちょっと大株のもの。

ハクサンサイコ。見頃。私の高山の花旅はここにある（笑）と思う位好きです。

星がキラキラ。サイコは漢方薬柴苓湯サイレイトウの原料。浮腫を取る効能だが人によっては腎機能障害が起こる。

ミヤマチドリ。見頃。かわいい。

クロユリ。見頃。唐松に咲くの知りませんでした。

ミヤマクワガタ。見頃。

キヌガサソウ。1株だけ。雪解けに咲くので扇雪渓付近にはもっとあったのかな

オオサクラソウ。終盤。

はっきりした色味が素敵な花です。

クルマユリ。咲き始め。青空欲しい。

キソチドリ。咲き始め。樹林帯に多いので八方ではあまり見かけません。

キンコウカ。咲き始め。ちなみに尾瀬のアヤメ平の名称はキンコウカの葉をアヤメと見間違えてのネーミングだそう。

トキソウ。見頃。ちょっと元気のない株が多かったかな。高山だと花は小さく色味も控えめです。

感想

minislope

梅雨前線はやや南下しているので後立山は天気がもちそう。
とはいえ蓮華温泉まで行くのは駐車場争いは厳しい。
黒菱からの唐松岳を下山後に蓮華温泉に向かえば、
日帰り下山した車とスイッチして駐車出来るだろうと予測。
えっちらおっちら途中仮眠を挟みつつ黒菱Pまでアクセスしました。

天候はよく雲海も楽しめるだろうと早朝運行のリフトに乗車。
黒菱Pの埋まり具合に反してリフトは空いていてほぼ待ちなし。
ゆっくり雲海、朝日、そして八方池も水鏡を堪能できました。
唐松岳は雪山でしか歩いたことがなく、はじめての夏山歩きでした。

そして、ビロウな話ですが、
この日八方池山荘前、八方池トイレ利用できませんでした；
リフト早朝運行のおかげで早朝は人が少なく、
ツエルト+携帯トイレで難を逃れました（笑）ぜひ携行を。
ちなみにこの日の午後から八方池トイレ利用可能になってます。