表銀座コースを途中下車、の旅
- GPS
- 55:41
- 距離
- 35.0km
- 登り
- 2,351m
- 下り
- 2,289m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:55
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 8:32
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 8:24
天候 | 18日: 晴れ 19日: 曇り 20日: 曇り 時々 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
安曇野〜中房登山口(9,000円)と上高地〜沢渡(4,200円)はタクシー利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・中房〜燕山荘〜大天井岳はよく整備された登山道で特に問題なし ・大天荘〜大天井ヒュッテ、赤岩山〜西岳ヒュッテは所々にザレたトラバースなどあり注意 ・西岳ヒュッテ〜水俣乗越は急な登り下りや狭いトラバースなど厳しい区間あり |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
旧知の先輩4人と年一回の北アルプス山行。今回は2泊3日で槍ヶ岳を眺めながら表銀座を西岳まで歩き、年齢を考えて槍には行かずに槍沢に下りて上高地へ出る計画。
中房から入って上高地へ出るので、車を回送して貰うことにして回送サービスの会社の事務所に前泊させて貰う。
【1日目】
タクシーで中房に入り、6時過ぎから登り始める。薄曇りで気温はやや低めなので歩き易いかと思ったが、樹林帯の中の尾根登りは意外と蒸し暑くてすぐに汗だくになってしまう。ベンチ毎に休憩し、その度に先頭を交代してゆっくりのペースで歩いて行く。
3時間ほどで合戦小屋に到着して楽しみにしていたスイカを全員が食べる。10年前に登った時と値段が変わらないのは嬉しい。30分ほど休憩して燕山荘を目指す。
毎回合戦の頭まで登ってからがしんどくて、なかなか小屋に着かないという印象があったが、今回はふと気がつくと小屋が目の前にあるという感じであっけなく到着。
宿泊の手続きを済ませて早速燕岳へみんなで向かう。稜線付近にガスが絡まって山頂からも全ての山々が見える訳ではないが、裏銀座や後立山方面が何となく見渡せて稜線に登って来たな、という感覚が心地よい。
小屋に戻って楽しみにしていた生ビールで乾杯。暫く稜線の風で疲れを癒す。
夕方になってもガスは引かず、夕日もはっきり見えないのでこの日の撮影は諦め、夕食後は喫茶室でワインを空けながら翌日の計画を練る。
【2日目】
3時過ぎに起きてみたが上空に雲があって星もほとんど見えず。日が出る方向にも雲があって写真にはならないコンディション。
今日の長丁場を歩くにはカンカン照りよりはずっとマシ、と考えを切り替えて朝食後6時過ぎに小屋を発ち大天井へ向かう。
ほぼ平坦な稜線を1時間ほど歩いて大下りを下がった後にまた登り返し、燕山荘を出て3時間になろうとする頃に大天荘への長い登りトラバース。1回小休止を挟んで20分ほどでトラバースを登りきって大天荘に到着。
ザックをデポして小屋から10分ほどの頂上を往復。大天井岳は今回の縦走の最高地点で、槍穂を始めとして360度の展望が素晴らしく、みんなここで多数の写真を撮る。
山頂から戻り、燕山荘で作って貰った竹皮包みの握り飯弁当を食べた後、Mさんが運び上げた凧を揚げるのを見たりして1時間ほど休憩し、11時過ぎにこの日の目的地である西岳へ向けて出発する。
大天井ヒュッテへ向かって一気に下る道は斜度の大きな岩のトラバースで、結構神経を使う。30分ほどでヒュッテに着いた時には正直ホッとした。
この後は西岳へ続く稜線に登り、赤岩岳の頂上を左に巻いて進み、再び岩稜の狭い道を上下しながら越えて、3時間もかかってヒュッテ西岳に辿り着く。
ヒュッテの裏に回ると正面に東鎌尾根と槍ヶ岳の勇姿が大きく迫り、長時間歩いて来た疲れを忘れさせる。
槍を眺めながらビールとウィスキーで今日の行程を振り返った後は、疲れで夕飯まで昼寝してしまう。
この日も夕方にはガスが湧いて撮影にはならず、することもなくて6時過ぎには床に就く。
【3日目】
この日は午後から雨になるという予報なので朝食後早めにヒュッテを出て水俣乗越を目指す。
ヒュッテに泊まった登山客の大多数は東鎌尾根を槍に向かうので、途中で槍沢へ下りる我々は何となく引け目を感じつつ、彼らと前後しながら歩を進める。
水俣乗越まではかなりの悪路が続いて、時間は左程でもないのにストレスが溜まる。ヒュッテから1時間余りかかって乗越に到着。
乗越から沢筋の急勾配の斜面を九十九折りに40分ほど下り続けると槍沢の大曲りの分岐に出る。
ここからは沢山の人が行き交うようになり、心理的にとても楽に感じる。
1時間足らずで槍沢ロッジに着き、コーヒーを淹れて休んでいるとポツポツと雨が落ちて来たので、雨具を準備してから上高地へ向けて出発する。
横尾付近まで来ると少しずつ雨が強まったようにも感じられて不安になるが、横尾山荘で軽食を食べ終わる頃には少しずつ空も明るくなってくる。
徳澤に着く頃には雨はすっかり上がり、雨具を解いて昨年からの恒例となったソフトクリームを全員で食べて元気を回復。
観光客の比率の大きくなる明神を過ぎ、予定の2時より少し早く上高地に下山。
縦走には快適で展望も楽しめる天候が続き、全員和気藹々と無事に下山することができて楽しい山行だった。
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