宮之浦岳
- GPS
- 16:31
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 1,854m
- 下り
- 1,409m
コースタイム
- 山行
- 0:48
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 1:02
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 7:42
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 9:16
天候 | 晴れ時々くもり。3日目朝の一時期だけ霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に整備された道 |
写真
感想
気圧配置的に南の方が天気がいい、
というわりと単純な理由で選んだ行き先だったのですが…想像以上に考えさせられる島だなぁ、という印象。
白谷雲水峡からはいり、屋久杉などを見たあと、宮之浦岳にアタックする、という行程。
これは飛行機の便とバスの接続の関係で決まったものなのですが…これが結果的に良かった気がする。
白谷雲水峡は「人が如何に屋久島の杉を上手に使ってきたか」を高らかに訴える。
人が切った切り株に、杉の種が根付いて一体化した杉を示して、「如何に人の営みが自然に反しない範囲か」を来た人に訴える。
縄文杉界隈は…確かにパワフルな杉が多いのですが…この辺になると奥になり過ぎ過ぎて、縄文杉のような杉が噂程度にしか理解されてなかったという話でもあり、
そもそも「樹脂成分が多いから屋根材に使う」という江戸時代の使い方に、屋久杉のような圧迫感ある杉が合わなかった、という話もある。
第一展望台を超えた辺りから、多分石質が違って、植生も変わる。
杉がないわけではないのだけど、それが折れてもそこに別な杉が接木するような活力が杉にはない。
最初は風化花崗岩地形にありがちなシャクナゲが、更に進むと杉が卓越し、
そこには通過するよそ者の人間様を、ヤクザルのオヤジ(?)が訝しげに見る世界が広がってる。
そしてそこでは人の踏圧に負けて、登山道は掘り状になってる。
「南海に浮かぶ1900m級の島」というトータルで見れば豊かな島。
でも、なーんにも考えないで使うと場所ごとの違いのせいで大変なことになる。
それをどの側面から見るべきか、という話なのかなぁ、と。
山頂は涼しく、下山途中は腫れていて、下山バスは途中で雨にあうも、下界は灼熱。
繰り返しますが…なかなか考えさせられる山でした。
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