四阿山 根子岳 野地平湿原 低予算チャレンジ ※閲覧注意⚠️ ネタ色強め
- GPS
- 09:00
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,267m
- 下り
- 1,302m
コースタイム
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 8:58
天候 | 曇り時々晴れくらい。 北アルプス方面は曇っていて、見えず。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
上田市内から上田バスで菅平のダボス前へ。 上田市はバス路線への支援に積極的で、この路線の運賃も1時間近い距離で500円と安く抑えられている。上田交通の路線バスの時代はもっと高かった。 復路 嬬恋バラギ温泉からJR吾妻線大前駅までロード8.7km。 そもそも停車本数が極端に少ない大前駅だが、最終は20時台と意外と遅いことに気づいたのが、今回のプランの発端。 なお、色々しらべてみたら、上田バスは上田交通から切り離されて、今は草軽交通と合併し、その持ち株会社傘下みたいですね。 かつて五島慶太が上田近郊出身(青木村。真田家時代には真田昌幸の娘の村松殿と娘婿の小山田茂誠の支配地)という縁で東急に組み入れていた上田交通が手放し、軽井沢で同じく東急から切り離された草軽交通と合併。 山梨(韮崎)出身の小林一三のアドバイスを受けいれ(東急開業前に実際に面会してる)、阪急の方法論を東京で実現し、東急の基盤を作った上田の五島慶太。五島慶太自身も、小林一三と自分の関係、武田信玄と真田家の関係の近似性を意識していた風はある。 その東急ですら、儲かりゃせん地方公共交通機関、まして、創業者の縁がある土地でも投げ捨てる。 なんとも、時代の流れを感じるな。 まぁ、この上田と上州を結ぶ公共交通は、もともと国鉄(JR)バスも参入していたはずだけど、こちらは早々と撤退してるし。(小学生の頃に、真田家が沼田と上田に飛地で領地を持っているのが不思議で、調べに行こうとして時刻表でこの路線バスを見つけ、狂喜乱舞したような記憶があるから、その頃にはまだ運行していたはず) ここいらの公共交通機関が生きていれば、もうちょい楽に色々な登山ルートを考えられるのだけど、それどころかJR東日本が吾妻線の長野原・草津口から先を切り捨てにいこうとしてるみたいだし、油断は出来ないなとか。 って言うか、JR東日本も阿漕なことをしやがるって感覚はある。吾妻線に関しては、八ッ場ダムのダムマネー(要は国のカネであり、自分らが払った税金が元)で一部は新線の建設までさせておいて、赤字が出れる区間は廃止に持っていこうとする。 彼らにも言い分はあるだろうが、この吾妻線の扱いについては阿漕さしか感じないし、同情する気なんぞ全くおきない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
詳細は感想に。 |
その他周辺情報 | 下山後、嬬恋温泉バラギ温泉 湖畔の湯で入湯。 500円。 施設、泉質共にこれと言った特徴に欠けるジモティ向けだが、安くて空いてるのはヨシ👉。 |
写真
感想
諸事情で予定していた北岳をあきらみんぐ。
「きー🐒 くやしいんだぢょー。😬
こうなったら、代わりに低コスト・高効用の山行をやってやるんだぢょー‼️」
(念のためですが、リアルな自分は、こういうキャラではないです。💦)
から始まった今週末の1泊2日の山行計画。
土曜は清里そば花の名所の飯盛山、日曜は根子岳・四阿山というオチに。
予算見込みは11,000円。
はい、まず予実績比較。(リアルな自分の職責に近くて、ちょっと嫌悪感はあるけど)
【実績】
交通費
青春18きっぷ2日分 4,820円
上田バス(上田~菅平) 500円
しなの鉄道(小諸~上田) 410円
宿泊費
上田の底辺ビジホ 4,220円
(昭和40年台テイストが強かったが、部屋は広めだし、wifiは強かったので、とりま満足😀)
その他
入湯料(嬬恋バラギ温泉) 500円
四阿山入山料 300円
合計10,750円
やった✌️
250円のpositive variance‼️
(なお、普通に上田までバスで戻り、そこから高速バスで帰京すると、交通費は約1,800円増加。
上田からしなの鉄道、JRバス(碓氷峠)と乗り継ぎして帰京すると約1,300円増加。だが、そもそも軽井沢・横川間の終バスが早いので、実用性は低い。)
で、だからどうだと言われそうですが、実は自分的に野地平に行けたのも大きい🤭。ここの湿原は気になっていたので。
まぁ、結論的には、野地平は忌まわしき鹿🦌の餌場になっていて、花は全然咲かない、って言うか食われとるとわかったけど、、、。🥺
以下、道中の詳細。
なお、本音的にはこのルートは推奨しません。
って言うか、四阿山ピークからが単調でつまらないし、野地平は湿原マニア向け、更にはロードが長い。
今回はネタっぽいノリで強行しましたけど、普通に菅平に降りて、途中で温泉とか入って、上田で美味い晩御飯を食べて帰る方が幸せそう。。。
上田は、安くて美味い店があちらこちらに点在していて、食環境は松本より優良。
温泉も、個人的には千古温泉とか気になってる。温泉マニア間での評判は良いみたいだけど、残念ながら、自分はまだ行けてない。
【登山口~展望台~根子岳】
展望台までは牧場脇を登る感じ。展望台から先は森の中。急登というほどの急登もなく登りやすいが、当日は蒸し暑かった。
森林限界を超えたら、山頂まではあとちょい。山頂下は少しガレ気味だが、そんな急でもないし、細くもないし、危険ということもない。
【根子岳~四阿山】
一度150くらい下がって、300登り返し。
この区間はレーティングはBだったかな?
降りは危険というほどではないが、岩岩しい箇所もあり、ルートも少し要注意。
ただ、花も咲いてるし(当日はウスユキソウとニガナばかり)、晴れてりゃ眺望も素晴らしい👍。
コルから分岐(2,270mくらい)までが辛い。樹林帯の急登。岩と枝。濡れてりゃ滑る。どんどん勾配が増してくるのも嫌らしい。
分岐から四阿山までは緩やかな登り。眺望が開けた箇所も多いし、ルンルン🎶。
【四阿山~浦倉山】
鬼岩分岐までは、岩岩しい箇所の降りや、切れた箇所もあり。鎖場数箇所。が、いずれも山慣れした人なら、鎖は無くても全然大丈夫なレベル。
鬼岩分岐からは樹林帯。道の幅も広いし、危険要素は少ない。が、長いし単調だし、普通の人は飽きると思う。
四阿山に登りたいなら、パルコールのゴンドラ?使用のピストンとかは最悪手ですね。短時間でピークを踏めれば良い人、下から登りたくない方のみ推奨。(個人的には、そんなつまらない登山は無いと思うけど)
【浦倉山~野地平登山口】
まず、このルート、四阿山歩道という名称があるらしい。整備状態はやや微妙。
ただ、幸運にも、このルートは勾配が極めて緩いので、多少荒れてはいても、危険度は上がらない感じ。普通の登山者なら、登りも降りも問題なく行けます。
具体的には、
・1,750m付近の湿原地帯
→木道完全崩壊。むしろ邪魔。
・野地平の木道
→一部は改修されていたが、木道が設置されてない箇所もあり。って言うか、木道改修の前に鹿対策のネットじゃないか?って気はする。現状じゃ花は咲きません。従って人も来ません。じゃ、木道を作る意味も無いんじゃない?
・野地平から野地平登山口まで
→道の真ん中が削れて、場所によっては差が1mくらいはある。
って言うか、自治体の無責任な議員とかがノリと勢いで(維持費、保守費なんかは想像する能力もなく)予算を通して作っちゃったけど、結局、使う人も少なく、後に保守費の存在にも気づいたけど予算は通らず、みんな微妙な気分になって知らんぷり、みたいな雰囲気すら感じる。
(ホントのとこは知りませんけど)
木道部分や階段の設計もなんかおかしい。どの業者に設計させたらこうなるの?グンマー帝国クオリティ、、、?とか。
近年、Gunmaland uber alles!(世界に冠するグンマー!)と言う標語の下、ムジナ平避難小屋新設、茂倉岳避難小屋改修と、山岳領域でも積極的な活動を展開してきたグンマーにしては、お粗末感は拭えない。
【野地平登山口~嬬恋バラギ温泉~大前駅】
単にロード。
嬬恋バラギ温泉まではサッカー場とかも多く、ペンションだらけ。少年たちが合宿をしてた。
そこから先、駅までは8.7kmと長い。涼しければ、国道との合流地点までは、爽やかで気持ちが良いロードのはず。
が、当日は、嬬恋村なのに、日の入り後で気温26℃💦。頭狂っとる暑さ。。。
もう、世を呪うような気分で、汗だくで下山。。。
途中でタヌキとハクビシンを目撃。道の脇からあちらが顔を出してきて、目があってしまった。
ただ、来るたびなんだけど、嬬恋村が財政的に恵まれていることは体感。バラギ温泉までの道は、多分、村道なんだろうけど、高規格ですごい舗装が良い。道の傍の雑草なんかも綺麗に刈り取られているし。国道より村道の方がグレードもクオリティも高いという不思議な矛盾にしびれた。
あ、あと思ったのは、大前駅前にかつて存在した駅前旅館兼温泉宿の大前駅前温泉が無くなったことの無念さ。(2017年廃業)
日帰りで入ったこともあったが、泊まりも安いので、ずっと狙っていたのだけど、結局行けなかった。
今でも跡地では、湧き出ずる源泉が排水溝に掛け流しされてるらしい。駅到着時点で暗くなっていて、それを確認出来なかったのが、今回最大の心残り。🥺
温泉マニア、特に野湯系連中には有名な話だし、頭の狂った(これは必ずしも侮蔑ではない。って言うか、山趣味だって多少は狂ってるしな)温泉・野湯系のYouTuberとかが、排水溝で湯浴みする情景とかを配信したりしてもおかしくないかも。自分は絶対、やらないし、やりたくないけど。😅
次にここいらに来る時は、浦倉山から万座温泉のルートを行ってみたい。パルコールの麓にペンションはあったから、あそこいらを朝4時に出て、万座温泉に午後2時か3時なイメージ。
一気に横手山のヒュッテとか、芳ヶ平ヒュッテまで行けたら良いけど、夏だとちょっと自分では厳しいかも。
まぁ、そもそも芳ヶ平ヒュッテが営業しているかが不明だし、もうちょい調べてからだな。
あと、行くにしても、絶対、9月以降。ここ、重要。
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