唐松岳(八方尾根往復)
- GPS
- 06:53
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,327m
- 下り
- 1,330m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 6:43
天候 | 曇り時々晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になかったが、ハイカーや観光客多数なのですれ違いが頻繁。 |
写真
感想
猿倉から栂池まで1泊で白馬縦走か前日まで迷ったが、初日午後の雨予報を嫌い八方尾根利用の日帰りで唐松岳を往復してきた。黒菱の駐車場には4:43に到着。ちょうど日の出の時間だったが雲が多くてモルゲンロートとはならなかった。既に駐車場は多くのクルマが駐まっていたが、それでも平日なので混雑してはいなかった。準備の後5:10に行動開始。標高1500メートルほどで下界と比べたら気温は低く涼しいが動き出せば暑くなる。特にここからのルートの場合動き出しが急傾斜の連続なのでかなり大変。ペースを落として進む。ゲレンデが終わり草地をジグザグで登る。天気は曇りだが時々晴れ間もある。風は適宜吹いたので体はオーバーヒートせずに歩ける。花の多い八方尾根なので、7月後半のこの時期は歩いていても楽しい。6:38に八方池に到着。風が少しあってベンチに座って休んでいると寒いくらい。時間が経過すると大混雑するが、この時間だと人の姿もまばら。ベンチに腰掛けて水分補給する。気温が高めなので水分は意識して取る。ここからは本来なら白馬三山がきれいに見えるはずだが、今日は分厚い雲がかかっていて全く見えないし、この後短時間で雲が取れそうな気配も感じられない。雲がとれることを期待しつつ行動再開。休憩後も風が抜ける中歩くため意外に涼しい。カンカン照りの中よりは体力的には楽だが、その分展望が今ひとつなのでその点は残念。とは言え雲が薄くなるタイミングがなかった訳ではなく、左手側には鹿島槍ヶ岳と五竜岳が見えるタイミングもあった。せっかく八方尾根まで来たのだがから、周囲の山々は見てから帰りたい。扇雪渓には7:29到着。無人。雪渓とは言ってもだいぶ残り少なくて、実際に雪に触るには先まで歩く必要があった。ここでも座って小休止。これくらいの時間からは下りのハイカーとのすれ違いが起こるようになってきた。花が多い八方尾根はアクセスが良いこともあって、人も大変多い。覚悟の上で来てはいるが、来る度毎回人が多いと思ってしまう。標高が上がると見られる高山植物が変わってくる。駐車場付近ではシモツケソウなどが多かったが、標高が上がるとチングルマなどが見られるようになってきた。チングルマは既に終盤だが見られて良かった。標高が上がると一部ガスの中を歩くようになる。下から見ていた時ガスが多いと思っていたがやはりそのようになった。稜線まで上がり切って唐松岳頂上山荘に8:38到着。ガスで真っ白ではなかった。左手側には辛うじて五竜岳。右手側にはこれまた辛うじてこれから目指す唐松岳。正面には山頂付近が雲で隠れた剱岳が見えた。今日の天気では剱岳は見えないと思っていたがやはりすっきりした形では見えなかった。小屋前のベンチでも休憩。座っていると風が抜けて寒いので、重ね着で保温する。小休止の後お待ちかねのコマクサエリアに到着。今年も咲いていたが、既にシーズンは過ぎているようで、あまり新鮮なものは見られなかった。それでも駐車場からはるばる3時間もかけて来て見られたので良しとする。コマクサ鑑賞が終わったら唐松岳への最後のアプローチ。テント泊装備だと重くて大変だが、今日はお気楽日帰り装備なので登りも楽。9時ちょうどに唐松岳山頂に到着。周囲はガスで展望は効かず。何か見えるようになるかと思い山頂付近で少し粘ったが、周囲の雲やガスの様子はあまり変わらなかった。今日は展望を得るには良い天気とは言えなかった。山頂付近も案外寒く、しかも展望もあまりないので短時間の滞在の後に下山開始。一旦小屋付近まで戻って座り休憩。ガスの中なのでただ座って水分と栄養を補給するのみ。
下山開始すると、続々と登りのハイカーとすれ違うようになる。想像はしていたがやはりたくさんすれ違いが発生する。我々はただ下るだけ。登りで花もあちこちで止まって見てきたので割とさっさと下ってしまう。とは言ってもすごい人出なので止まって待つ時間は長い。こればかりは仕方ない。学校登山や団体登山などもあり、とにかく人が多くて賑やか。各所ですれ違いをこなしつつ先に進む。八方池まで降りてくるとハイカー以外に観光客も見られるようになり、更に人出は増す。でも今日は天気予報が今ひとつのためか、歩くのも大変なほどの人出ではなかった。人を交わしつつ花を見て進む。山の眺望は、今日は結局最後までなかった。好展望は次回以降の楽しみとするしかない。リフトの乗り場まで至ると観光客はほぼいなくなりぐっと歩き易くなる。黒菱駐車場までわざわざ歩いて戻るハイカーは案外少ないが、その分人が減って歩き易い。但し最後はゲレンデの急斜面を下るので、ここは案外大変。同行のZさんは膝痛が出てしまい、ゆっくり降りてくるしかなかった。駐車場には11:55に到着。朝と比べたらクルマの台数は増えていたが、それでもあちこち空きがあった。週末ではなく平日だからかもしれないが、これが8月になると平日でも天気さえ良ければ毎日満車状態だと思う。
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