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Yamareco

記録ID: 7065702
全員に公開
講習/トレーニング
日光・那須・筑波

鶏頂山西口登山口)〜鶏頂山〜釈迦ヶ岳<ほぼピストン>

2024年07月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:41
距離
13.1km
登り
820m
下り
824m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:06
休憩
0:28
合計
5:34
6:59
7:00
4
7:04
15
7:19
5
7:24
27
7:51
7:52
15
8:07
8:15
15
8:37
8:38
9
8:47
3
9:22
9:34
33
釈迦ケ岳(高原山)
10:10
10:11
6
10:17
10:19
11
10:30
9
10:39
7
10:54
10:55
5
11:00
22
11:22
25
11:47
鶏頂山西口登山口
メイプルヒル・スキーリゾート(1989〜2000)
案内図には経営者が同じで同時期に廃業した「鶏頂山スキー場」も載っていました。廃業後にリフトは撤去されたそうですが、広大な駐車場とともにセンターハウスやリフトトップのチケット小屋などが廃墟となって残されていました。
ちなみに、「メイプル(けやき)」の多い山ということでは無く、カナディアンタイプのお洒落なスキー場としてカナダ国旗のメイプルが用いられたということのようです。
天候 曇りのち晴れ、天気雨
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
(東京)東北自動車道・宇都宮IC〜日光宇都宮道路・今市IC〜日塩もみじライン〜鶏頂山西登山口駐車場(無料、約20台、無舗装、トイレ無し)
※数分手前の白滝に公衆トイレあり
コース状況/
危険箇所等
・登山ポスト:西口登山口の赤鳥居の下にあるが、古い電子レンジが置かれて中に届け出用紙やノートがあるのみなので、持参した登山届を入れたが、帰りに回収した。
・元々スキー場だったゲレンデ跡を登っていくなど緩やかなコースではあるが、鶏頂山も釈迦ヶ岳も山頂に近いところに岩場や道がえぐれた急傾斜なところがありやや苦労した。
・枯木沼は水量が増していたり、視界不良だったりしたら立ち入らない方が良さそうです。
その他周辺情報 帰りに道の駅「日光」に寄ろうと思って向かったが、町中にあるからか、駐車待ちの長蛇の列で入場を(列に並ぶのを)諦めました。
鶏頂山西口駐車場
鶏頂山西口駐車場
登山口は、駐車場反対側の赤鳥居が目印
登山口は、駐車場反対側の赤鳥居が目印
登山ポストは古い電子レンジ
登山ポストは古い電子レンジ
熊の生息地
古い木の鳥居もくぐって進みます
古い木の鳥居もくぐって進みます
なだらかな道
突然現れた「登山道→」
突然現れた「登山道→」
林道を横切って「登山道」へ
林道を横切って「登山道」へ
林間コース
廃業した「メイプルヒル・スキーリゾート」跡を進む
廃業した「メイプルヒル・スキーリゾート」跡を進む
リフト跡だろうか
リフト跡だろうか
廃墟となったチケットブース?
1
廃墟となったチケットブース?
立寄り地「大沼」分岐
立寄り地「大沼」分岐
祠と鐘の向こうに弁天池
祠と鐘の向こうに弁天池
中央が現在地「弁天池」の方位盤
中央が現在地「弁天池」の方位盤
方位盤の隣に「右 鶏頂山」
方位盤の隣に「右 鶏頂山」
方位盤の隣に「左 釈迦ヶ岳」
方位盤の隣に「左 釈迦ヶ岳」
突然現れる岩
近づくと「正重霊神、元正霊神、一梅霊神」と彫られている
近づくと「正重霊神、元正霊神、一梅霊神」と彫られている
岩の左方にある赤布に向かう
岩の左方にある赤布に向かう
登り始めると直ぐに「ミニ梯子」
登り始めると直ぐに「ミニ梯子」
「鶏頂山山頂」を示す案内板
「鶏頂山山頂」を示す案内板
左が御岳山、中央が釈迦ヶ岳だろうか
左が御岳山、中央が釈迦ヶ岳だろうか
山頂間近
鶏頂山神社に到着
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鶏頂山神社に到着
登山安全祈願
神社の裏には扉が朽ちた部屋が
神社の裏には扉が朽ちた部屋が
鶏頂山〜釈迦ヶ岳にかけて崩壊が進んでいるのか、元々U字型の火口壁としてこんなものなのか?
1
鶏頂山〜釈迦ヶ岳にかけて崩壊が進んでいるのか、元々U字型の火口壁としてこんなものなのか?
登山道も結構流れています
登山道も結構流れています
ここから釈迦ヶ岳までは緩やか
ここから釈迦ヶ岳までは緩やか
山頂に到着
3年前には無かった立派な祠や鳥居
3年前には無かった立派な祠や鳥居
一等三角点「高原山」は健在
一等三角点「高原山」は健在
急傾斜の下山が始まる
急傾斜の下山が始まる
いつの間にか雲が切れて青空も
いつの間にか雲が切れて青空も
濃い緑と青と白の競演
濃い緑と青と白の競演
釈迦ヶ岳から弁天池に向かうルートを下る
釈迦ヶ岳から弁天池に向かうルートを下る
天気も良く快調
途中15分間の天気雨
天気も良く快調
途中15分間の天気雨
枯木沼分岐の目印
枯木沼分岐の目印
センターハウス裏
センターハウス裏
センターハウス前駐車場
センターハウス前駐車場
朽ちたセンターハウス
朽ちたセンターハウス
センターハウス脇の「鶏頂山 登拝口」
センターハウス脇の「鶏頂山 登拝口」
日塩もみじラインから駐車場に向かう道は通行止め
日塩もみじラインから駐車場に向かう道は通行止め
白滝の公衆トイレ
白滝の公衆トイレ

装備

個人装備
半袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具上ほか 日よけ帽子 ザック 行動食 飲料2リットル ヘッドランプ 予備電池 常備薬 日焼け止め 携帯 時計 タオル ストック アプリ(山と高原地図・コンパス・GPS) 筆記用具 ファーストエイドキット ツェルト カメラ 10mロープ ココヘリ(いまココ) 虫除け(携帯ベープ・スプレー・ネット他) 熊鈴

感想

花の百名山の中に「鶏頂山」があった。この時期の花に期待して向かった。
3年前の10月末に初雪?の中、大間々から釈迦ヶ岳まで往復したが、鶏頂山を残していたことが気になっていた。ということで・・・
鶏頂山西口登山口から鶏頂山+釈迦ヶ岳(再訪)というプランで訪れた。
残念ながら「花」には恵まれなかったが、鶏頂山への登頂と祠等が新しくなった釈迦ヶ岳への再訪を果たせた。
行動中1リットルの水分と車中で1リットルのお茶や水を飲んだが、帰宅後体重が2Kg減っていたので、本人が感じた以上に汗をかいた蒸し暑い1日ではあった。

登山口手前の「白滝」の公衆トイレに寄った際にシューズを履き替え、鶏頂山西口駐車場に向かった。数分後進行方向左側に空地があり1台の軽自動車が停まっていた(いずれは軽自動車でフットワーク良く山を巡りたいと思っているので、羨ましい)。2台目として駐車し、準備を開始したが、朝6時に日塩もみじラインを通る車も、また、駐車場に入ってくる車も無かった。※無舗装だが砂利が敷いてあり、区画は無いがおおよそ20台はその通りだと思われた。
準備をしている間に排気ガスの残り香に誘われたのか何匹かのアブが寄ってきたため不安がよぎる。3週間前には「おにやんま君」をザックにぶら下げて秩父の山を歩いたが、さほど効果も無く、今日までの間に「canox」と「SKIN VAPE プレミアム」を入手、デビュー戦となった。

準備を整え、道路を渡った反対側にある赤鳥居へと向かう。赤鳥居の奥には一対の狛犬と古い木の鳥居がありました。赤鳥居の下に台に載った古い電子レンジ・・・開けて見ると登山届用紙やノートが入っていました。これが登山ポストのようです。いつのものか見ていませんが、先行者自作の登山届も入っています。私も持ってきた登山届を入れました。台の部分には「クマに注意!」とあり、ツキノワグマの生息地と書かれていましたので、熊鈴を取り出しお互いに不幸なことが起きないように備えます。

古い鳥居をくぐると、低い笹の中を緩やかな登りが続いています。埼玉でも昨日夕方は強い雨が降りましたので、雨もしくは朝露でびしょびしょになるかと思いましたが、そのようなことも無く足取りは軽快です。
突然「登山道→」の案内が出てきたのは滅多に使われていないだろう林道を横切って向かい側の森へと続いているからです。そこからは普通の林間コース、傾斜はなだらかです。途中で森が切り開かれたリフト跡の道幅を登っていきます。これがゲレンデなら初中級者コースだなと思える程度の傾斜を登っていきます。途中に同じく廃業した隣のスキー場も一体化されたスキー場全体のコース図(看板)が朽ちずに残ります。リフトトップと思われるところにもコース図と朽ちたチケットブースらしきものがありました。
再び森の中に入り進みます。林間コースだったのでしょうか広く切り開かれ両側の木に赤ペンキが塗られています。ほぼ並行した林間にも赤布がありました。
立寄り地の「大沼」の案内があり、2〜3分入ると鏡面で木々が映り込む小さな沼(池)がありました。戻って、先に進むと
弁天池、小さな池ですがほとりに石の祠と鐘があります。また、弁天池を中心とした方位盤があり、鶏頂山や釈迦ヶ岳以外の地名も示されています。計画通り、まずは「右 鶏頂山」へと向かいます。帰りは「左 釈迦ヶ岳」から戻ってくる予定です。
※地図上は弁天沼ですが、方位盤には弁天池と彫られています。
10分程進むと巨大ではありませんが、一際目立つ岩があり「正重霊神、元正霊神、一梅霊神」と彫られています。ここから進行方向を左方に変えなければならないので良い目印です。左方に目をやるとクッキリと赤布がご丁寧に二巻ぶら下がっています。向かって進行方向右手にも赤布らしきものが見えたので直進してしまいましたが、間違いでした。向かって左にも赤布があり正しいルートはそちらでした。
※間違ったルートからぐずぐずの斜面を登って登山道に出た後に再度戻って登り直して確認しました。
正しいルートを進むと直ぐに「数段のミニ梯子」が設置されていますので目印にもなります。
※鶏頂山山頂までの間にミニ梯子は6台ありました。
その後は傾斜を増した登山道をゆっくりと登って行き、鶏頂山と釈迦ヶ岳の分岐に出ると景色が開け、目の前には御岳山と釈迦ヶ岳?らしきものが見えました。そこからは15分程で山頂へ。山頂には鶏頂山神社があり、空缶にお賽銭を入れて(今更ですが)安全登山を祈願しました。
景色の良い分岐に戻り、次は釈迦ヶ岳へ向かおうとすると、釈迦ヶ岳方向から1人の登山者が・・・本日始めてのスライドです。
そこから50分程で釈迦ヶ岳の山頂に到着。途中に有る筈の御岳山は気づかずに通り過ぎています。釈迦ヶ岳手前の急な登りに集中し過ぎて記憶も飛んでいます。
釈迦ヶ岳山頂にも先着の方が1名いらっしゃいましたが、挨拶だけして、めいめい写真を撮っているうちに下山されたようです。山頂からの写真を家族にLINEしたりしながら10分程で山頂を後にしました。
釈迦ヶ岳直下の岩が混在した急斜面をやっとのことで下り、御岳山も過ぎ、途中から弁天沼へ戻るルートへ下ります、やや踏み跡が薄いですが、弁天沼迄迷わずに到着しました。弁天沼手前で2名の登山者とスライド。
大沼分岐を通り、登りのルートを逆に辿ります。リフトトップの廃屋も過ぎ途中、杭が3本立っている場所が、枯木沼への分岐です。またまた、踏み跡の薄い登山道です。
この辺りで天気雨が音を立てて降ってきました。雨具を出すまでも無さそうでしたので、ショルダーから100均ポンチョを取り出しザックともども頭からかぶります。
雨は15分程で完全にあがりましたが、単なるビニールポンチョですのであと5分被っていたら熱がこもって耐えられなかったかもしれません。
枯木沼は昔はあった木道が朽ちて沼と一体化しています。沼に沈みこまないようにギリギリ役立っている程度ですし、立ち止まると沈みそうな感覚に襲われます。もちろん、木道があった場所を完全に外れる訳には行きません。一瞬立ち止まってヤマレコの軌跡や計画を確認しながら着実にトレースして進みます。
その後も赤布も無く、踏み跡も薄いリフト跡なのかゲレンデ跡なのか分からない斜面をヤマレコ軌跡を確認しながら下ります。基本は、左右の林間に入ることなく下れば問題無かったということです。
※途中、林の中から赤布を沢山持った方が林の中から急に出てきた感じがしてビックリしました。
大鳥居が間近なところまで降りてきて、スキー場のセンターハウスらしき廃墟とその前に広がる広い駐車場を見かけました。車の通れなくなった道路跡を下って行くと、大鳥居があり「鶏頂山」と書かれていました。

バブル期の終焉の頃に運悪く?スタートしたそれでも雪質が良く都心からも近かったため10年ほど賑わったスキー場
かつては登拝者が集団で押し掛けたであろう鶏頂山山頂の神社
鶏頂山にまつわる過去の残り香の中を辿ったような山行でした。



(下山後の感想など)
・1か月の間に虫除けの複数手段を試していますが、今回も終始アブに付きまとわれました。露出する顔や腕には「虫除けハーブ入りのUVスティック」を時々塗り直し、帽子や背中には「サラテクト ミスト(携帯用60ml)」を追加噴霧しながらでしたが、即効性は無く、噴霧している最中は寄ってこない効果でしかないことは以前から認識していました。但し、モスキート音や小バエとは無縁でしたので、部分的な効果はあったのかもしれません。アブは何も対策をしていないと防虫ネットの上からも刺してきますので、多少はガードできたのかもしれませんが、煩かった〜
・下山後、登山届を回収しました。電子レンジの蓋を開閉するだけの登山ポストは個人情報ダダ洩れですからね。
・今回の登山でスライドした方々の熊鈴率は半数以上だったように思います。また登山道にはオヤジの落し物は見かけませんでしたので、登山道とオヤジの生活圏が上手く分離されているのかもしれません。
・鶏頂山神社は裏手の小屋の扉が朽ちるなど老朽化で廃墟と化すのではないかと心配になります。一方、釈迦ヶ岳は3年前には古びた小さな木の祠があるだけだったのが、台座も付いた立派な石の祠や主祭神として「大己貴命」の石像、山頂を示す石名盤など素晴らしい整備が行われていました。高原山神社についての説明書きには南側の中岳、西平岳が別名、鶏鳥山、月山の三山として示されていました。
・枯木沼は水量が増していたり、視界不良だったりしたら立ち入らない方が良さそうです。
・センターハウスの脇には「鶏頂山登拝口」との案内がありましたので、スキー場のオフシーズンには広い駐車場はそのためにも使われていたのかもしれません。途中、枯木沼を木道で抜けて行くのは気持ちの良い登山道だったのではないかと思います。

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