旭岳〜トムラウシ山(雨で継続断念)

- GPS
- 21:53
- 距離
- 42.1km
- 登り
- 2,272m
- 下り
- 3,020m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:24
- 山行
- 10:05
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 10:29
| 天候 | 1日目ーガスガス後晴れ 2日目ーガスガス後更にガス 3日目ー晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
帰りは富良野で家族と合流する予定であったため、トムラウシ温泉からバス(朝夕計2便)に乗り、新得駅でバスを乗り継ぎ富良野へと向かった。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
●姿見駅〜旭岳 登山者多数、問題のない登山道 ●旭岳〜間宮岳分岐 登山者数は各段に減るが、登山道はよく整備されている。1ヶ所残雪があったが、勾配緩く問題なし ●間宮岳分岐〜白雲岳避難小屋 前後に人の姿が無くなるが、登山道は明瞭 ●白雲岳避難小屋〜トムラウシ山 日本庭園まで一人として会わなかった。登山道は明瞭だが、枝払いがされておらず、朝露で上半身から登山靴の中まで水浸しとなった。早めの雨具の装着を推奨する。 ●トムラウシ山〜トムラウシ温泉 トムラウシ山へのメインルートであり、にぎやか。登山道もよく整備されている。 ●水事情 北海道の湧き水、雪渓の水、河川水等はエキノコックスという寄生虫に汚染されている可能性があり、そのままでの飲用は不可。煮沸するかろ過機を使用する必要がある。私はろ過機を用意した。 ●水場状況(2024年7月末段階) 白雲岳キャンプ指定地ー綺麗なおいしい水が豊富。 南沼キャンプ指定地ー8月中旬まで大丈夫と言われている小川が枯れていた。一見水溜まりのように見える綺麗な湧き水があり、使用した。 ●トイレ事情 北海道での縦走では基本携帯トイレが必須。 白雲岳キャンプ指定地ーありがたいことにトイレあり。使用したペーパーは持ち帰り。 南沼キャンプ指定地ー携帯トイレブースが2基設置されている。私は今回初めて自分の排泄物を手に持ちましたが、結構重いんだよねえ。北アルプスでもトイレのチップはきちんと払おうよねえ。 ●熊事情 熊対策として私が持参したものは次の通り、熊鈴、笛、下手な歌、熊をぼる(熊の嫌いな匂いのでる袋、ネットで購入)、熊スプレー。幸か不幸か見かけることは無かった。 ●花 ピークは7月上旬なのでしょうか?チングルマなどは綿毛になっていましたが、それでも充分綺麗な花を堪能することができました。 |
| その他周辺情報 | ●旭岳温泉白樺荘(入山時宿泊) 宿泊者の多くが登山者で、事前のガス・熊スプレー等の宅配物の受け入れも心得ており、話が早い。朝食は、おにぎりの対応をしてくれる。 ●東大雪荘(下山時宿泊) 土曜日、予約なしでもなんとか大部屋に宿泊できた。露天風呂もあり、スタッフの対応も好感がもてた。 ●キャンピングガス 旭川空港内のコンビニでEPI,プリムス共に販売していた。私は事前に前泊する宿に宅配便で送ったが、ユーパックは取り扱い不可、クロネコは新品と書けばOK。ライターも飛行機の荷物預けはできず機内持ち込みが一人1個なので、予備を含め2個を一緒に送っておいた。 ●熊スプレー もちろん飛行機では運べないので事前送付、もしくは販売元から事前宿泊所へ送付してもらうことになる。レンタルシステムがあれば充分需要があると思うのだが、事前予約をした登山口の宿で購入金額を支払い携行し、下山口の宿で返却して一定の金額を返金してもらう。充分可能なビジネスだと思うのだけれど、だれか始めてくれ〜。 |
写真
感想
今回の山行は4月に定年まで勤め上げた(今も同じ職場で勤務していますが、)自分へのご褒美として計画しました。
3泊4日(+予備日1日)で計画したこの縦走の一番のポイントは、トムラウシ山から美瑛富士までの区間をどのようにこなすか、だと考えていました。というのもこの区間は、.┘好院璽廛襦璽箸ない刈払いがされておらず藪漕ぎのような区間が点在するE喘罎砲△訌仍卉咼ャンプ地は水があてにできず、雨の日は水没しかねない立地である4日間の中で最もコースタイムが長いヅ着する美瑛富士キャンプ地には水がないと思われ、往復1時間の水汲みタイムが追加されると思われる。ということからです。結果、この区間は気合を入れて1日で歩きとおし、1日目ー旭岳ロープウェイで入山し白雲岳避難小屋のテン場泊、2日目ートムラウシ山の南沼キャンプ指定地泊、3日目ー美瑛富士キャンプ指定地泊、4日目ー十勝岳・富良野岳を登頂後下山し吹上温泉野営場泊の計画としました。
せっかくの北海道遠征というのに出発直前から風邪ぎみで最悪のスタートとなりました。旭岳登山日の朝のテンクラ予報は、本日より2日間はA、その後C。まずは予定通り2日かけてトムラウシ山頂直下の南沼キャンプ指定地に向かいました。
南沼キャンプ指定地で天候を確認したところ、あと1日は天候がもつ予報。ここで選択肢は2つ。3日目を予定通り美瑛富士キャンプ地まで行き、4日目予定の十勝岳・富良野岳をあきらめ、雨の中素直に下山する3日目、トムラウシ温泉へ向け下山し、雨を回避する。いつもの元気な時ならば、ここで選択する発想自体生じなかったと思います。風邪で熱っぽい中での2日目の山行状態を考えると、やはり▲肇爛薀Ε群浩瑤悗硫嫉海正解と判断しました。
下山と決めたはずなのに、翌朝美瑛富士に向かわれる方の姿を見ると、じゃあ俺も、、、と心が疼くのをなんとか押しとどめトムラウシ温泉へと向かいました。このルートを下山すると、短い登り返しが2ヶ所あるのですが、そこでハーハーと荒い息をしている自分を見て、やはり下山の選択で間違いなかったのだと、痛感しました。
というわけで、予定の縦走路を半分しか歩けなかった不完全燃焼の登山となってしまいましたが、北海道の山のあの横方向への広がりを感じるには、ピークハントでは不十分で縦走が必要だと強く思った次第です。楽に確実に頂上に登るならば、もちろん車を利用して日帰りピークハントを繰り返すのが正解です。でも、あの雄大な広がり、広大な大地に自分一人という解放感を感じてしまったもんなあ。
来年も、今度は天候の安定している7月上旬に、北海道に来ようと思いますが、縦走?ピークハント?迷うところですね。
shunnmio


















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