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Yamareco

記録ID: 707023
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

山友と不帰ノ嶮を歩く

2015年08月25日(火) ~ 2015年08月27日(木)
情報量の目安: A
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
Tad その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
48:18
距離
19.4km
登り
1,776m
下り
2,376m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:27
休憩
0:03
合計
2:30
距離 5.0km 登り 814m 下り 41m
9:24
30
9:54
17
10:11
45
10:56
17
11:13
11:16
38
2日目
山行
7:15
休憩
0:42
合計
7:57
距離 8.1km 登り 755m 下り 1,360m
6:40
6:43
43
9:11
9:12
62
10:14
42
10:56
10:57
22
11:19
11:39
86
13:05
74
14:19
14:20
1
14:21
宿泊地
3日目
山行
3:18
休憩
0:13
合計
3:31
距離 6.2km 登り 197m 下り 955m
6:10
25
宿泊地
6:35
19
6:54
6:55
4
6:59
7:01
21
8:42
8:43
12
9:04
26
9:30
9:38
0
9:38
9:39
2
9:41
ゴール地点
天候 25日:曇り のち 雨
26日:曇り のち 雨
27日:雨 のち 曇り
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八方第三駐車場(無料)に駐車
八方〜八方池山荘 ロープウェイ/リフト 片道1500円/人
猿倉山荘〜八方駐車場 タクシー 約4,000円
コース状況/
危険箇所等
八方尾根〜唐松岳:特に問題箇所なし
不帰ノ嶮:足場の悪い箇所の多い急な岩場 滑落等に要注意
白馬稜線〜白馬鑓温泉:下部の鎖場は滑り易く要注意
白馬温泉〜猿倉:雪渓の横断は鑓沢のみ 杓子沢の横断は道迷いに注意
【1日目】リフトに乗っている間はガスの中
2015年08月25日 09:06撮影 by  X20, FUJIFILM
8/25 9:06
【1日目】リフトに乗っている間はガスの中
殆どの人は八方池までのハイカー
2015年08月25日 10:09撮影 by  X20, FUJIFILM
4
8/25 10:09
殆どの人は八方池までのハイカー
下ノ樺付近のアザミ
2015年08月25日 10:27撮影 by  X20, FUJIFILM
1
8/25 10:27
下ノ樺付近のアザミ
タテヤマリンドウか?
2015年08月25日 11:32撮影 by  X20, FUJIFILM
2
8/25 11:32
タテヤマリンドウか?
八方池山荘から2時間半で頂上山荘に到着
この後、雨、強風となった
2015年08月25日 11:54撮影 by  X20, FUJIFILM
1
8/25 11:54
八方池山荘から2時間半で頂上山荘に到着
この後、雨、強風となった
【2日目】風は少し残るが、雨は止んだ
朝陽が差す剱岳
2015年08月26日 05:30撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
4
8/26 5:30
【2日目】風は少し残るが、雨は止んだ
朝陽が差す剱岳
晴れているうちに不帰を目指す
2015年08月26日 06:23撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
4
8/26 6:23
晴れているうちに不帰を目指す
剱の虹は吉か凶か?
2015年08月26日 06:38撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9
8/26 6:38
剱の虹は吉か凶か?
唐松岳頂上からの不帰ノ嶮と白馬連山
2015年08月26日 06:40撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
6
8/26 6:40
唐松岳頂上からの不帰ノ嶮と白馬連山
三峰に近づく
2015年08月26日 06:53撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
6
8/26 6:53
三峰に近づく
三峰付近から二峰南峰
2015年08月26日 07:09撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
4
8/26 7:09
三峰付近から二峰南峰
二峰南峰から三峰と奥に唐松岳
2015年08月26日 07:21撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
5
8/26 7:21
二峰南峰から三峰と奥に唐松岳
二峰の吊尾根から一峰とのコルを見下ろす
2015年08月26日 07:25撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
5
8/26 7:25
二峰の吊尾根から一峰とのコルを見下ろす
北峰
ドキドキ…
2015年08月26日 07:44撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
5
8/26 7:44
北峰
ドキドキ…
これが例の橋か…
2015年08月26日 08:09撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/26 8:09
これが例の橋か…
北峰の岸壁を下りるKさん
2015年08月26日 08:21撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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8/26 8:21
北峰の岸壁を下りるKさん
二峰を終え喜ぶKさん
2015年08月26日 08:27撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
8/26 8:27
二峰を終え喜ぶKさん
一峰への途中から二峰の全容を振り返る
2015年08月26日 08:47撮影 by  iPhone 5s, Apple
3
8/26 8:47
一峰への途中から二峰の全容を振り返る
一峰から大下りを望む
2015年08月26日 08:49撮影 by  iPhone 5s, Apple
5
8/26 8:49
一峰から大下りを望む
一峰から約2時間かかって天狗の頭へ
2015年08月26日 10:58撮影 by  iPhone 5s, Apple
2
8/26 10:58
一峰から約2時間かかって天狗の頭へ
雨が強まってきた頃に天狗山荘に着き、昼食休憩
2015年08月26日 11:18撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/26 11:18
雨が強まってきた頃に天狗山荘に着き、昼食休憩
稜線で雷鳥と今季初遭遇
珍しい親鳥ペアが揃った家族
2015年08月26日 12:28撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
8/26 12:28
稜線で雷鳥と今季初遭遇
珍しい親鳥ペアが揃った家族
大出原は綿毛になったチングルマの大集落
2015年08月26日 13:02撮影 by  iPhone 5s, Apple
6
8/26 13:02
大出原は綿毛になったチングルマの大集落
温泉マークが…
2015年08月26日 13:03撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/26 13:03
温泉マークが…
雨は止まず
2015年08月26日 13:16撮影 by  iPhone 5s, Apple
1
8/26 13:16
雨は止まず
恐怖の滑る岩の鎖場
実は不帰より怖かった
2015年08月26日 13:58撮影 by  iPhone 5s, Apple
5
8/26 13:58
恐怖の滑る岩の鎖場
実は不帰より怖かった
鑓温泉が見えてきた
長かった一日
2015年08月26日 14:14撮影 by  iPhone 5s, Apple
2
8/26 14:14
鑓温泉が見えてきた
長かった一日
【3日目】あとは下りるだけ
2015年08月27日 06:13撮影 by  iPhone 5s, Apple
3
8/27 6:13
【3日目】あとは下りるだけ
クルマユリ
2015年08月27日 06:22撮影 by  iPhone 5s, Apple
2
8/27 6:22
クルマユリ
鑓沢雪渓
落石があちらこちらにあって怖い
2015年08月27日 06:36撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/27 6:36
鑓沢雪渓
落石があちらこちらにあって怖い
杓子沢は雪渓の上流を渡るようになっていた
2015年08月27日 06:58撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/27 6:58
杓子沢は雪渓の上流を渡るようになっていた
雨は少し小降りになってきた
2015年08月27日 07:42撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/27 7:42
雨は少し小降りになってきた
気が付くとブナの森になっていた
2015年08月27日 09:15撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/27 9:15
気が付くとブナの森になっていた
林道を経て猿倉に到着
今日も無事下山!
2015年08月27日 09:40撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/27 9:40
林道を経て猿倉に到着
今日も無事下山!

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ヘルメット

感想

昨年は悪天候のために回避した不帰ノ嶮を渡ろうと唐松岳でKさんと待ち合わせる。
(昨年の記録はこちら http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-502696.html )
Kさんは扇沢から入山して鹿島槍、五竜を経て唐松岳に至り、自分は八方尾根を登って頂上山荘で合流する。

【1日目】
八方に着くと曇り。ロープウェイ、リフトを乗り継いで上がって行ってもずっとガスの中。
八方池山荘の前でKさんにこれから登る旨をメール。ツアーのハイカーが大半の中をゆっくりと登り始める。

八方池を過ぎると周りに人は殆どいなくなり、稜線が近づくにつれて遠くの台風の余波と思われる風が少しずつ強まってくる。
できるだけ急がず、しかし長く休むこともせずに登り続けて2時間半で小屋に着き、無事にKさんと落ち合う。

夕方からは雨になり、夜中は強風の音が大きく響く中、二人で明日の天気を気にしながら眠りに就く。

【2日目】
目を覚ますと雨は上がり、風もやや弱まっている。小屋の人からも情報を貰って不帰の通過に支障はなさそうだと判断。朝食後に出発する。
上空に雲はあるものの剱岳の姿がきれいに見える中を唐松岳頂上に達し、ガスに見え隠れする不帰ノ嶮の姿を確認する。この場所からだとどれが二峰でどれが三峰なのか、慣れない眼には判別できない。
いよいよ三峰に向かって下りて行く。稜線では黒部側からの風がまだ強いが、東側に回るとほとんど風を受けることはない。

唐松岳の山頂から1時間ほどでいよいよ核心部の二峰の北峰に至り、どんな難所が待つのかと緊張で胸が高鳴る。
最初から急で落差の大きな壁を下り、次はどこを通れば良いのかと迷うようなトラバースを幾つか過ぎたところで一峰側から来た4人のパーティとすれ違い、ハイライトの鉄の橋がこの先にあることを教えて貰う。

約15分後にその橋の部分に差しかかり、橋を渡って10mほどの垂直の壁を下りたところで反対方向から2人組が上がって来る。
Kさんがまだ壁を下りている途中なので少し待って貰い、壁の直下の狭い足場上ですれ違う。なかなか怖い。
二峰を降りきって一峰とのコルに着くとホッとして力が抜けた。

一峰を越えると天狗の大下りの長い登りが始まる。2時間近くかかって天狗の頭に着くが、この辺から雨が降り始める。
しだいに強くなる雨の中を、小屋を出てから約5時間で天狗山荘に辿り着く。疲れたのと空腹で、ここで大休止して食事にする。

一旦土砂降りになった雨が少し上がったタイミングで小屋を辞し、今日の目的地の鑓温泉小屋へ向かって大出原を下りて行く。
疲れた足には果てしなく長い下りだが、後半に滑りやすい上に傾斜のついた岩の上を歩く鎖場があり、ほんとに鎖をしっかり持っていないと落下しそうで、実はこの日一番恐怖を感じた場所だった。

この日の鑓温泉は悪天候のためか、1組のツアー客の他は数組の登山者だけでかなりゆったり。温泉マニアのKさんは何回も風呂に入っていた。

【3日目】
朝方は少し雨が残ったので雨具を着けて小屋を出発。雪渓を1ヶ所渡ることを除いて特に難所がなくて安全だが、長い長い道を歩くこと3時間半で猿倉に到着して解放感に包まれる。

タクシーで八方に戻って車を回収し、この後は白骨温泉へ行くというKさんを松本駅まで送る。

二年越しで後立山の主要ルートを楽しく踏破することができて、とても満足な山行だった。

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訪問者数:974人

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猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
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技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
後ろ立山 北半分を縦走するルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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