サンダルで丹沢未踏探索 水無堀山林道~小草平コース~天神尾根
- GPS
- 07:49
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,568m
- 下り
- 1,581m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 7:49
天候 | 晴れ、前日雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
少し湿っている |
写真
感想
シューズはゼロシューズ Zトレイルev、靴下はドライマックス、ズボンはモンベル薄ガイドパンツ、ザックはサロモンXT15、ストック一本
今日の忘れ物
・ポカリ粉2L分
・菓子パン
・日傘
備考
・睡眠不足(4時間)ひどい
・行動食 薄皮クリームパン+どら焼き
・お昼ご飯 ごつもり味噌 シャウエッセン3本
・飲み物ポカリ2.5L(フラスコ0.5L +ハイドレ2L)とウォーターキャリーに水2Lを凍らせたもの
バスで渋沢→大倉7時着。準備をしながら小岩井いちご500mlを飲む。
7:17大倉を出発、まずは山神社に参拝、安全に登山できますように。神社左の道を進み車道に出てさらに進む、さっきから3人組が後ろを歩いてきているのだけど初心者っぽい?適当に前歩いてるわしについてきてない?シオヤアブが交尾してたので写真撮ってたら3人組が抜いてって様子見てたら登山道をスルーしたので「おーい!」「この先登山道ないですけど大丈夫ですかー!」って遠くから声かけたら戻ってきた、やっぱり適当に歩いてたみたいなので私の行く登山道は玄人向きなので道なりに戻れば大倉尾根入り口がありますよ~と伝えて別れた。
東丹沢詳細図16500:1にも記載されてないけどヤマレコには載ってる謎の登山道。名前不明。観音茶屋主さんが歩荷に使ってるみたいです。道は明瞭だがすごい数のセミが体当たりしてくる、ちょっと痛いねんな。前にカエンタケを見かけたけど今日はなかった。途中から道がマジでよくわからなくなるけど登り詰めればどうにかなる。観応茶屋に着くとトラロープを跨いで大倉尾根に合流。少し大倉尾根を進んでから分岐を左、テン場を経由する方を進み雨乞岳へ進む稜線を確認、今度行こうと思う。大倉尾根を登り見晴らし茶屋手前まで着いたら向かって左側、奥から五本目くらいの杉にトラロープが巻いてありここから水無堀山林道に降りれる、一般登山道ではない。踏み跡は明瞭だが土がふかふかで滑るので慎重に、最後は階段を降りて水無堀山林道に合流。びびり心配性で熊が怖いので左手に熊スプレー、右手にストックの状態で西山林道へ向かって走る。途中にある湧水をチェックするのも今回の目的だったのだが湧水というかただの沢?結構な水量でした。西山林道に合流するといつもの四叉路に着いた、ここのヤマレコの地図かなり手前で西山林道から水無堀山林道に接続してるように見えるが実際は、二俣行き、県民の森行き、大倉行き、見晴らし茶屋直下行きの四叉路である。四叉路で唯一歩いてなかったとこ水無堀山林道だったのか。二俣の手前で小草平コース分岐がある、すぐ川沿いに踏み跡があるが沢登りとか林業とかの人のやつなので無視して山側に少し登ってから川の左岸を進むとあとは踏み跡が明瞭な道が続く。しばらく進むと見事な岩壁と清流が流れる小草平ノ沢、小さな滝もあった。沢を歩いてたら足元のタゴガエル?が爆速で川に飛び込んだ!はやくて写真撮れなかった。沢でしばらく遊んでから登山道を進むと靴下にヤマビルがくっついていた!!!!うわあいるんだなぁ、虫除けスプレー忘れちゃったので木の棒で落とそうとするがめちゃめちゃへばりついて離れない、おしりと顔の二点支持でよじ登ってくるがおしりのほうが吸着強めなので頭で移動する隙をついてはじき飛ばして一安心と思ったら右足に2匹ヤマビル、こちらも落とす。なんてこったとんでもない道に来てしまったと思うとまた足にヤマビル、ヤマビル、ヤマビル、、、どこまでもどこまでもヤマビルヤマビルヤマビルヤマビルヤマビルヤマビルヤマビルヤマビルヤマビル。腰まで登られる前にはたき落としながら堀山の家までさっさと登るタワーディフェンスゲーム。単独でさっさと歩けば襲われないとかどっかで聞いたけど嘘だ。20匹くらいに襲われた。慣れてくると素早く弾き飛ばせるようになるが一回ミスって上に飛ばしてしまって冷や汗をかいた、横に飛ばすようにしよう。とにかく早足で堀山の家について足を念入りにチェックしていないことを確認して大倉尾根を登るが少ししたらまたヤマビルがよじ登ってきたので焼き殺した南無三。少し登って天神尾根へ降る。小草平コースと比べると整備されているが段差が厳しかったり分岐して収束して分岐して収束してを繰り返して正しい道がいまいち掴めない。段差が急なとこで攣りかけて危なかった。途中休憩してる歩荷さんがいてびびった、トレランザックでひーこら降ってる道をあの大荷物で?私だったら滑って骨折不可避だ。途中山用のお尻に敷く簡易座布団?が落ちてたので誰のでもなかったら貰っちゃおう!なんて思いながら出会った第一下山人に「これもしかして落とされました?」と聞いたら落とした当人だったようでありがとうございます!と礼を言われた。途中謎な分岐があり後ろから来たトレラン格好の人に道を聞いたら「あぁ」と一言スマホを操作しだして、その後ろからさっきの座布団の人が来たので道わかりませんか?と聞いていたらトレランの人は無言で走り去ってしまっていた、知ってるなら教えてくれてもいいのに、悲しみ。そのおじさんは何回か天神尾根歩いてるとのことで着いていくことにしたがずっと一本道だと思っていたと言っていて若干の不安がよぎる。すぐ左手に源次郎沢が見え、5分と下らないうちにコンクリ道の緩やかな下りになった。ここらはキャンプ場なので大勢の人が避暑に訪れていた。私もコカコーラで涼もう!と思ったが作治小屋がやってなくてジュース買えなかった😭悲しみ戻る。予定では政次郎尾根登って三ノ塔か烏尾山でお昼ご飯の予定だったが暑そうなので政次郎尾根登山口の戸沢で食べることにした。ごつもりに今朝保温ボトルに入れたお湯を注ぐ、ザックに凍らせたウォーターキャリーとお湯を入れた保温ボトルを一緒にしまって大丈夫かと思ったが特に問題はなかった、シャウエッセン3本入れて3分待つ、たまに食べるけど一口目から若干がっかりする味だよね、美味しいんだけど。ザックを沢に置いてそこら辺をぶらぶらしながらごつもりを食べる、大倉ほど登山者がいないからか廃屋が多い、キャンパーと自転車の人も多かった、靴下のまま沢でざぽざぽ。食べ終えて荷物を整えたがなんか気分が悪い。たいして行動してないのにさっき攣りかけてしまったし、まあ動けば治るだろうと政次郎尾根を登るがどうにも回復せず、たぶん寝不足(4時間睡眠)のせい、集中が途切れてこのままでは行者岳の鎖場すら怪しいぞと思い撤退することとした。下りの途中気が抜けて大きくずっこけ尻餅をついた。ハイドレのポカリも切れてこんなヤマビルいそうな道でザックを下に置けないので急いで降る。短い下りすらちょっときつい。戸沢についたら水をハイドレに入れ替えて少し沢で涼んでから大倉に向かって出発。
新茅荘が開いていたので三ツ谷サイダーを買って中で涼ませてもらった。山荘主のご夫婦と常連っぽいおじさんがいたがみんな50年以上丹沢に通い詰める登山者だそうで色んな話を聞かせてもらった。丹沢のメジャールートは歩いたのでバリエーションルートを歩いていること、沢もやってみたいことなど伝えるとまずはここがいいとおすすめの沢を教えてもらった。カイサク新道に行きたいと言ったらそれなりに沢できるようになってからにしなと言われ、難しい道の行き方などは若い子には教えられない、若い子は絶対に行かないことを条件に教えても行っちゃうからね、などと1時間ほど談笑してしまった。他にも山荘の木にはムササビ用の巣箱がありたまたま住み着いてしまったオオコノハズク(細くなってるモード)と中にいた雛の写真を見せてもらったり、山荘を閉める時間になったのでおいとました。走ったり歩いたりしながら大倉に到着。水無川には避暑にきた家族が大勢いた。日傘忘れたのでバス待ち中の直射日光が辛かった
感想
・ヤマビル地獄すぎた。天神尾根にはいなかったので小草平コースやばい。新茅荘の人によると小草平コースもう人が入れないようにしてるらしい、え?そんなん書いてなかったが…?
・ヤマビルは湿っぽいところにいるが水の中では呼吸できない、つまりヤマビルごと水にじゃぽんできるドライマックスサンダルが至高。しかし水の中は問題ないが苔はめたくそに滑る、下手に岩歩くより水の中に歩いてる方が安全。
・ヤマビル対策は靴下の中にズボンを入れ、ザックを地面おろさないようにする、逐一ズボンを確認して登っているようならはたき落とせば虫除けスプレーがなくとも恐るるに足らず。こんなデスゲームがしたくない人は虫除けスプレー忘れないようにね❤️🔥
・ヤマビルが出たの小草平の沢を抜けたところから堀山の家の100m下あたりまでだった気がする、ヤマビル限界がそこらへんなのだろうか
・あれ?でもよく考えたら川の中にはチスイヒルがいる…逃げ場ないのでは?
・当初の予定では政次郎尾根→三ノ塔→蓬平→ボスコキャンプ場→金比羅尾根を登り大山の予定だったが撤退したおかげで新茅荘でお話しできたので結果オーライ、出会いは一期一会よ~~~
・4回連続で暑さや寝不足でトラブルになってる。いい加減寝不足どうにかしろ!!!登山の前日だけ早く寝ようとするから寝付けなくて寝不足になる、普段から9時就寝4時起きにしたらどうどす。何十回か登山してるけどちゃんと睡眠とって登山したこと一回しかない気がする…
・久々のカップ麺。保温ボトルはまあいいんだけどごつもりが縦にデカすぎて朝パッキングにめちゃくちゃ苦労した。入れて出してを繰り返してたらポカリ粉忘れるし菓子パン忘れるし、、あとそんなに美味しくない
・新茅荘でこの前蛭トンで6L飲んじゃって~って話したらもうちょっと少ない水で登れるようになりなさいと窘められた、いやでも熱中症になりたくなくて暑熱順化(汗っかきになる訓練)してるわけだし…でも実際飲む量多すぎて荷物パンパンで困ってるのも事実、でも流石に戦後の考え方すぎないかと心の中で思う。小屋主の旦那さんは冬に5日連続毎日500mlで蛭ヶ岳登ったらしい、すごい。
・トレランやってる人を煙たがる風潮を謎に思ってたけど最近気づいた、登山からトレラン始めた人とランニングからトレラン始めた人でだいぶ違うことに。山屋はお話し大好きですぐべらべら喋りだすけどランからの人は無愛想な印象。ランからトレランし始めた人と話してて感じるのは荷物が少ないこととレースありきな感じ、レースだから頑張るしレース以外は練習みたいな雰囲気、ザックの容量も8Lぐらいに収めてて何入ってるの?うちは15Lでパンパンすぎて困ってるというのに。あと山よく行きます!の行く頻度がめっちゃ少ない、山屋は週一で山行くけどランからの人にとって山はおまけなので一般的な感覚で数ヶ月に一回山行くのをよく山行きます!になるのだと思う。全部偏見なり
新茅荘の小屋主さんに聞いた小話
・書作新道のこと しょさく新道 って今まで読んでたのですが かいさく新道 が正解らしい!
・鳥尾山(とりおさん)ではなく烏尾山(からすおやま)
・昔は良かった…みたいなテンションで最近はヘルメットとかロープとかじゃらじゃらさせなきゃいけなくなったでしょう!と言われ笑ってしまった。ヘルメットはした方がいいと思う
・遠くから山域を見た時に山の特徴を植林やブナ林などで判断していてあぁそういう見方もあるのかと驚いた、歩くときに植生を覚えておけば後からあそこ杉林だからさっきのとこだなみたいな判断ができる、言われて初めて木々の色が違うことに気づいた、気づきを得た
コメント
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ヤマビル地獄の中、お疲れ様でした!
危うく遭難しかける人たちに声がけできるなんてすごいです。
多分俺なら「もしかしたら、ちゃんと自分たちで決めたルート歩いてるかもしれないし...」って自分を無理矢理納得させてスルーしてただろうなって思います笑
おせっかい陽コミュ障おじさんなのですぐ話しかけちゃうんですよね…🫠
問題なかったら謝りゃいいし道間違えてたら嫌な思い出になっちゃうかもしれないし話しかけるだけ無料ですからね!ギャハハ
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