小辺路（熊野古道）

2015年08月31日(月) ~ 2015年09月02日(水)

コースタイム

1日目

• 山行: 8:16
• 休憩: 0:29
• 合計: 8:45

7:40 極楽橋
9:11 弁天岳
9:29 大門
10:00 金剛峰寺
10:34 大滝口女人堂跡（ろくろ峠）
11:09 11:15 薄峠
11:50 赤い鉄橋
12:15 12:35 大滝集落広場
13:05 高野龍神スカイライン合流点
13:57 水ヶ峰
14:37 14:40 東屋1
14:57 林道開通記念碑
15:10 平辻
16:25 大股バス停（伯母子岳登山口）

2日目

• 山行: 12:49
• 休憩: 1:41
• 合計: 14:30

4:30 ホテルのせ川
5:05 5:06 大股バス停（伯母子岳登山口）
5:56 6:06 萱小屋跡
7:01 7:40 桧峠
7:59 伯母子岳頂上
8:15 8:35 伯母子峠（山小屋あり）
9:27 上西家跡
10:15 水ヶ元茶屋敷
11:13 待平屋敷跡
11:49 伯母子岳登山口
12:07 三浦口
12:13 12:44 民宿 政所（水補給 玄関先で休憩）
12:55 三浦口バス停
13:32 吉村家跡
14:12 三十丁の水
14:56 三浦峠
15:15 古屋倉跡
15:34 出店跡
16:26 矢倉観音堂
17:13 西中バス停
17:44 公衆トイレ
19:00 民宿 松の家

3日目

• 山行: 6:32
• 休憩: 12:27
• 合計: 18:59

6:56 民宿 松の家
7:02 柳本橋
7:11 果無峠登山口
7:41 果無集落（地蔵30番）
8:29 20:39 山口茶屋跡
9:14 9:21 観音堂
9:58 果無峠
11:18 11:28 三十丁石
11:58 七色分岐
12:39 七色集落
13:30 七色バス停
14:10 八木尾バス亭
14:30 熊野本宮大社

��日目　西中から1時間20分くらい歩いたところで、車に拾われて送っていただいた。
�Ｆ�目　七色分岐で道を間違え、八木尾バス停に行くつもりが、七色集落に出てしまった。フェンスと格闘後、本宮方面へ歩きだす。
　八木尾バス停から、駅の道「奥熊野小道」へと歩いてる途中でバスに乗せてもらって本宮大社へ。後の予定があったので全部は歩かなかった。ズルしてしまった(笑)。バスがその時間帯に来ると知らなかったので、私ともう1人は大はしゃぎ、自分たちは目的達成に満足している。

天候

�‘�目 曇り/小雨 ��日目 雨→曇り/小雨/雨 �Ｆ�目 曇り→快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

南海電鉄の極楽橋駅スタート。
ゴール地点の熊野本宮大社からバスでJR紀伊田辺へ。JRで大阪市内へ帰還。

コース状況／危険箇所等

�々睫郢�+水ヶ峰　整備されていて、道標もたくさんあり分かりやすい。アップダウンが多い。
��伯母子峠+三浦峠　急勾配の坂が多い。濡れた石畳は滑りやすいので注意。
�２面菊宗ゝ涕�配の石段が多い。濡れた石段は滑りやすいので注意。七色分岐では、分岐要注意。

その他周辺情報

大股、三浦口、十津川温泉に宿泊施設あり

写真

8/31 7:37

さぁ出発だ！
昨日買った速乾性の上着で(笑)

8/31 7:39

南海電鉄の極楽橋からスタート

8/31 7:43

駅を下りてすぐ赤い橋を渡ります

8/31 7:48

8/31 8:06

いろは坂とは。

8/31 8:07

万丈転びとは。

8/31 8:07

これが、罪人を転げ落とした万丈転。

8/31 8:22

いったん舗装路に出ました。
橋です。奥にあるお堂の右側奥からまた山道へ。

8/31 8:32

花折坂とは。

8/31 8:40

女人堂に着きました！

8/31 8:40

女人堂バス停

8/31 8:47

おみくじ。小さい悪事も積み重なれば身を滅ぼすのだから軽んじるなと。私が何をしたというのか。

8/31 9:11

弁天岳です！

8/31 9:12

弁天獄(弁天岳)

8/31 9:13

この切り株に乗ったら町が眺望できるかと思いましたが、何も見えなかった。降りる時に滑って転びそうに。濡れた木肌に注意ですよ！

8/31 9:20

さて鳥居をくぐって弁天岳からどんどん下るとまた鳥居が。金剛峯寺は間近です。食料調達できる！

8/31 9:29

大門。いつ見てもでかい。旅人っぽい外国人を見かける。今日初めての山歩き人である。その人は弁天岳への坂を登っていった。

8/31 9:38

茶屋で 焼き餅と きび餅を。昔の人みたい！

8/31 10:17

金剛三味院てまえの道案内板で右に曲がるんだったが、間違えて金剛三味院まで来てしまう。

8/31 10:22

コースに戻り、立て札発見。右の看板かわいい。

8/31 10:34

ろくろ峠(大滝口)の三叉路。ここまでは来たことある。

8/31 10:35

大滝へ向かいます。

8/31 10:43

左へ

8/31 10:51

8/31 11:09

薄(すすき)峠

8/31 11:10

金剛峯寺周辺で買った150円の水。高いのを買ってしまったと思ってたが、めっちゃ美味しくてびっくり。

8/31 11:13

薄峠の分岐で間違えて直進してしまい、こんな看板に行き着く。置いてくれてありがとう。

8/31 11:17

気をとりなおしてコースへ戻る。こんな苔道が！いいねいいね。

8/31 11:41

ひたすら山道を下りてたら開けた場所に。

8/31 11:42

物置と化したブルーシートのビニルハウスがありました。この水きれいかな？

8/31 11:42

シュール過ぎる置物の小群。

8/31 11:46

案内板がないので不安になりつつ進む。

8/31 11:48

お地蔵さんたち。

8/31 11:50

橋だ！御殿川らしいです。

8/31 11:52

川きれいだった

8/31 12:01

急な坂を上がること10分、道標が。

8/31 12:01

アスファルト道にいったん出る。ここで軽トラおじさんが声をかけてくれた。もうすぐ集落があってトイレもあるらしい。

8/31 12:11

10分くらいてくてく歩くと、民家発見！大滝集落だ！

8/31 12:12

道標もあります。民家の間を登っていくようだ。

8/31 12:13

キレイなトイレと水場もあります。
このトイレを開けかけたら「おおお」と音がして男性が中にいるのか？と驚きおののきドアを閉めた。殺人鬼or変質者が中に居たらどうしよう。まさか先程の親切そうなおじさん、旅行者を拉致する組織の一員？もうドアを開けられない怖くて。周り誰もいないんだもん。ホラーな想像がうっすら頭を巡る。怖いよ怖いよ。

8/31 12:15

トイレの近くには広場があった。ここで昼食。
ふとトイレの横の家の庭に住民が見えた。普通のおばちゃんやった。どう見ても平和な光景である。
…恐る恐るトイレの中見てみたら掃除が行き届いたとてもキレイな洋式便所でした。ホラーの欠片もない。使わせて頂きました。いつも掃除ありがとうございます。。

8/31 12:34

薪が積まれてた。可愛らしいサイズの郵便ポスト。

8/31 12:46

山道をすすんでいくと蛇がいました。めっちゃ足速い。足ないのに。

8/31 12:47

8/31 13:05

アスファルト道へ

8/31 13:14

8/31 13:16

8/31 13:21

野迫川温泉の道標があるが、ここで曲がらず直進

8/31 13:21

ここからまた山道へ

8/31 13:49

苔に癒されながら。
ここらへんで鳥が鳴く練習してた。

8/31 13:56

きのこ

8/31 13:56

熊出る。不安。

8/31 13:57

水ヶ峰

8/31 13:59

8/31 14:37

山道通ったりアスファルト舗装通ったりしながら延々と歩いた。やっと東屋。

8/31 14:57

記念碑

8/31 15:10

やっと平辻！

8/31 15:11

平辻のお地蔵さま。

8/31 15:15

延々道は続く

8/31 15:21

おもしろい形の木が！

8/31 15:31

これも。

8/31 15:37

車道へ。

8/31 15:55

道間違えて、東屋2まで来てしまう

8/31 16:02

曲がるべき地点にもどる。ここから山道。急勾配の下り坂。

8/31 16:18

やっと抜けた。

8/31 16:20

大股の川とてもきれいでした。

8/31 16:20

大股に到着。au圏外。公衆電話でホテルのせ川に連絡。迎えにきてもらった。

8/31 18:05

本当にお腹すきました。

9/1 5:05

��日目。今日は2つ峠超える。朝4時に出発しようとしたらどしゃ降り。雨の中4時半に出発。
35分後、大股バス停到着。記帳しておいた。帰還しなかったら捜索してほしい。

9/1 5:12

伯母子山の登り始めに地蔵が鎮座していた。
真っ暗で道見つけにくい。

9/1 5:46

蛙

9/1 6:06

登り始めて1時間後、山小屋到着。
小屋の中には先客トニーさんがいた。アメリカ人らしい。少し話して私先に出発。

9/1 6:35

花

9/1 7:01

桧峠

9/1 7:15

紅葉

9/1 7:19

9/1 7:59

伯母子山頂到着。
まっしろで何も見えない。
体が重くてかなりゆっくりペース。

9/1 8:45

写真がないけど、山頂後、伯母子峠の山小屋でまたトニーさんに会う。私より後に出発した筈なのに。。自分のペースの遅さにショック。
山小屋で朝ご飯。食べるのもしんどい。
どうせなので、いっしょに行くことに。

9/1 9:02

蛙を嬉しそうに撮るトニーさん。

9/1 9:14

深緑きれい

9/1 9:26

上西家跡
朽ち方がいい感じ

9/1 10:14

水ヶ元

9/1 10:44

上から撮った。木の根がむきだしになっていた、崖。

9/1 11:13

待平（まちだいら）

9/1 11:49

伯母子峠やっと終わりー。

9/1 12:07

腰抜田
うしろには田んぼ

9/1 12:07

腰抜田の横

9/1 12:43

民宿「政所」で、水を汲ませて頂いた。そのまま玄関先で休ませて頂き、お弁当食べた。
民宿前でトニーさんと記念撮影。

9/1 12:44

民宿「政所」のおやじさまと。

9/1 12:55

かなり出発が遅くなってしまった。
トニーさんは三浦峠の山小屋かどっかでテント泊するので食料調達したいらしい。
私は今日中に峠を越えて十津川温泉まで行かねばならないので先を急ぐ。
三浦峠手前の橋でお別れした。

9/1 13:08

昼休憩後から体が軽くなりサクサクいける

9/1 13:17

9/1 13:32

吉村家跡

9/1 13:56

よい岩場。遭難したらこの下で雨宿りしようかな。

9/1 14:11

9/1 14:12

三十丁の水
冷えていて美味しかった

9/1 14:38

もやもや

9/1 14:56

三浦峠山頂。
上り2時間くらい。

9/1 14:57

山頂の東屋。
熊に出会ったらどうするかのレクチャーが細かく書かれていた。トニーさんは熊除けのガチャガチャ鳴る杖を持っていたのだが、今は私ひとり。雨だから出てこないだろうと信じて一気に下山。

9/1 15:07

9/1 15:16

古矢倉跡や出店跡などを通り過ぎつつ下山を急ぐ

9/1 15:45

16時時点で山に覆われてる道とかはもう日暮れ手前くらい暗く、走れるとこは走って急ぎました。

9/1 15:51

今西集落

9/1 15:54

五輪の塔

9/1 16:26

矢倉観音堂

9/1 16:34

雨に降られながら行き急ぐこと1時間半、ふもと手前の気配！民家だ！と思ったら廃屋でしたが、下界は近いぞ！

9/1 16:40

やっと山を抜けました！この時の安心感、幸せ感と言ったらもう。
下山1時間40分。

9/1 17:13

後は車道を7キロ歩くのみ。120分の予定。とりあえずこれで遭難の心配はなくなった。
ここは西中バス停。公衆電話で宿に連絡。「じゃあと2時間はかかりますねぇ、がんばって！」とにかく歩こう。

9/1 18:01

1時間以上歩いたとこで、通り過ぎる車からクラクションを鳴らされ、誰かに呼ばれる。「りつこ！Hey! It's Tony!」
またトニーさんに追いつかれてしまった。ヒッチハイクで車を捕まえたようだ。熊＆雨でテント泊はやめて、宿に泊まるとのこと。
成り行きで私の泊まる宿にトニーさんは素泊まりで泊まることに。私も車に乗せて頂けることに。拾ってくれたお兄さんは建築系の仕事をしてるようだった。英語はさっぱり分からんとのことで、宿に予約取っているのか？とか聞けず心配していたとのこと。
トニーさんの宿も確保でき皆ハッピー。

9/1 19:59

民宿「松の家」のおばちゃんは、電話予約のとき最初、日本語通じない人は困ると渋ってたが、到着してみると、あれこれと親切だった。トニーさんの笑顔と人柄にやられたのだろう。

9/1 20:30

お風呂とご飯を済ませて部屋に戻ると置き手紙が。布団の敷き方が分からないらしい。トニーさんの部屋へ行ってみるとこのような惨状に。面白かったので写真撮影。

9/2 6:05

�Ｆ�目の朝。屋上の露天風呂がすばらしいので入りに行った。

9/2 6:05

露天風呂からの景色は素晴らしかった。来てよかった。
夜も晴れていれば星がきれいらしい。

9/2 6:54

さて出発。民宿の玄関を。
トニーさんが写りこんでいます。

9/2 6:59

あの赤い橋を渡って登山口へ

9/2 7:11

今日は私が一番楽しみにしている果無峠です！

9/2 7:36

途中に美しい棚田や民家が。
写真とりそこねた。そこが果無集落らしい。

9/2 7:41

第30番の観音様

9/2 7:42

石畳は滑りやすい

9/2 7:50

きっとこれが果無集落

9/2 7:54

第29番観音様
ゴール本宮側へ近づくほど番号が若くなる

9/2 7:54

9/2 8:18

天水田

9/2 8:24

9/2 8:29

山口茶屋跡。
とても雰囲気のよい日陰でした。ここで少し休憩しカロリー補給。

9/2 9:01

これは蛇ではなく、みみずです。2匹。肥えてる。

9/2 9:14

観音堂！水場とトイレもあった。

9/2 9:32

9/2 9:57

頂上ですが、何もないです。

9/2 9:59

こんな石の彫刻が。
端っこ欠けてる。

9/2 10:11

9/2 11:18

三十丁石の手前に見晴らしの良い場所があったので、ここでおにぎりを食べる。

9/2 11:18

9/2 11:20

三十丁石

9/2 11:48

第10番の観音様

9/2 11:58

七色分岐の近くにあった、石柱。
昔の道標かな。
ここで、七色集落と八木尾バス停方面に分かれる。
八木尾方面に行くのがノーマルルート。

9/2 12:25

ひたすら石段を下ってると、左側に謎の石垣と廃屋。

9/2 12:34

勢いよく流れる川。ここを越えねばいかんようだ。

9/2 12:39

やっと町が見えた！と思ったら、石段の道上にフェンスが。小動物除けの金網で、電流が流れているようす。「高電圧！触るな危険」出口を塞がれ困惑する我々。他の道を探すがどう見ても一本道である。
トニーさんが網を杖でちょっと触ってみると本当に電流が流れているようだった。フェイクじゃないのか。。

9/2 13:09

きれいな集落である。しかし柵に阻まれ出られない。

9/2 13:19

きれいな棚田である。しかし柵に阻まれ。
電波が立っていたので電話で民宿のおばちゃんに聞いてみた。
折り返しかけ直してくれて、
山に詳しそうなおじさんと話せた。分岐の看板が分かりづらくてすみませんと謝られる。
多分七色集落の方に出てきたんだろうとのこと。そこまで来ればゴールの本宮はもう少しだから、柵伝いに扉を探しなさいとのこと。どこかに必ず出口があるからと。

9/2 13:20

柵の手前にはもう使われてなさそうな民家などがあって、そこの庭とかを通りながら、出口を探す我々。道なき道を探す。えらいかっこいいな。うろうろ藪の中を散策していると、トニーさんが、くぐれそうな網部分を発見！ここは電流流れてないぞと。
ト「君、今までにこんな網くぐりしたことある？(笑)」私「もちろん無いですよ！」ザックを先にくぐらせ、トニーさん、フェンスの外へ！脱出！私も後に続き脱出！感動！我々はやったぞ！
第一村人に道を尋ね、とりかく県道へダイレクトに集落の小道をジグザグに降りてゆく。

9/2 13:30

ついに！県道！七色バス停だ！
ほんとは40分後に本宮大社行きバスあったが、ちゃんと見てなくて1時間半後にしかないと勘違いする。どっちにしろ待つのは嫌なのでヒッチハイクする気満々の我々。
しかし近くの木材加工場のお兄さん達に聞くと、道が通行止めになっているからくる車は0に近いであろうとのこと。歩けば1時間で着くと言われ歩き出す。

9/2 14:10

途中の道路案内板には本宮まで8キロと。1時間で着くわけなくない？
40分くらい歩いたところで八木尾バス停を発見！

9/2 14:10

ここが我々が本来、下山して出てくるポイントだった場所である。

9/2 14:10

日差しを遮るものもないのでタオルを頭に巻いて歩く。
すると後ろからバスが！回送ではない！新宮行きだ！手を振ってバスをとめる我々。私はバスがとまってくれたことにびっくり。
私「このバス、本宮方面ですか？」
運「ええ、本宮大社まで行きますよ」
私「乗ってもいいですか？」
運「どうぞ」
我々「やったー！！」
我々ついに！やったぞ！ゴールへの切符を手にした！
我々の冒険を話したところ、我々のように七色分岐で間違えて七色集落へ行ってしまう登山客多いらしい。なぜ「STOP!この先行き止まり」とか看板置かないんだろう。

9/2 14:40

ついにゴール地点
熊野本宮大社。
せっかくなので巨大な鳥居へ歩いてみるトニーさんを撮る

9/2 14:41

ゴールだー！
おつかれさまでした！

9/2 14:40

あ、おにぎり余ってた。
この後バスと電車で5時間かけて大阪へ。大阪の夜も楽しかった！

撮影機器：

ASUS_T00P ASUS

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 靴下 雨具 靴 ザック 日焼け止め タオル

備考

熊除けの鈴