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Yamareco

記録ID: 70915
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

中の湯(旧道)〜焼岳〜上高地(泊)

2010年07月15日(木) ~ 2010年07月16日(金)
 - 拍手
onsen その他1人
GPS
32:00
距離
9.7km
登り
1,175m
下り
1,014m

コースタイム

新宿23:00-5:11中の湯バス停5:15-5:21中の湯ルート登山口5:25-6:33第一ベンチ-8:05りんどう平ー8:58下堀沢出合9:30-9:41木製階段ー10:27標高2300m岩ー11:02北峰と南峰の稜線-11:23焼岳北峰頂上-12:44中尾温泉、焼岳小屋分岐-12:48焼岳展望台13:05-13:12焼岳小屋13:28-13:51一番目のはしご-15:32焼岳上高地分岐-15:45田代橋-16:19河童橋(ホテル白樺荘)
天候 雨のち曇り
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
さわやか信州号 上高地ルート
http://sawayaka.alpico.co.jp/
コース状況/
危険箇所等
・中の湯バス停では土砂降りの雨でした。
・トイレは中の湯売店にありますが、営業時間以外は使えません。
・登山ポストは見当たりません。
・他の人も書いていますが、登山口は草が生えていて判りずらい。注意深く
 見ていないと通り過ぎてしまいます。
・一たび登山道を登り出せば道に迷うことはありません。
 分岐もありません。
 一本道で分かりやすい道です。
・雨で登山道が川になってる箇所あり。
・やぶ漕ぎをする箇所あり。
・りんどう平の小湿地の登山道は水浸し。
・下堀沢出合には標識はない。
・焼岳南峰は立ち入り禁止。
・焼岳小屋と上高地の間にある階段は4か所。注意深く下りれば大丈夫。
今回のアクセスはさわやか信州号
2010年07月14日 22:46撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/14 22:46
今回のアクセスはさわやか信州号
中の湯バス停でバスを降りる。
バスはそのまま釜トンネルを通り上高地へ。
2010年07月19日 21:17撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:17
中の湯バス停でバスを降りる。
バスはそのまま釜トンネルを通り上高地へ。
「焼岳登山口→至頂上 約4時間4,2辧廚函⊇颪い討△襪・・・・これじゃ分からなくない?
2010年07月15日 05:21撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
1
7/15 5:21
「焼岳登山口→至頂上 約4時間4,2辧廚函⊇颪い討△襪・・・・これじゃ分からなくない?
登山口は赤い箱の右横です。
バス停から200mほど登ったところですが、注意深く見てないと見落とすくらいのサインです。
2010年07月19日 21:18撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:18
登山口は赤い箱の右横です。
バス停から200mほど登ったところですが、注意深く見てないと見落とすくらいのサインです。
登り初めはこんな感じ。入り口は草が覆っていましたが、比較的に登りやすい道です。相変わらず雨はどしゃ降り状態。
2010年07月19日 21:18撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:18
登り初めはこんな感じ。入り口は草が覆っていましたが、比較的に登りやすい道です。相変わらず雨はどしゃ降り状態。
第一ベンチ。でもベンチはありません。
頂上まで3時間って書いてありますが・・・
ここまで約1時間だからタイムスケジュール通りってことか。
2010年07月19日 21:18撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:18
第一ベンチ。でもベンチはありません。
頂上まで3時間って書いてありますが・・・
ここまで約1時間だからタイムスケジュール通りってことか。
木の合間から景色を見ますが、ガスってて何も見えず。

2010年07月15日 06:41撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 6:41
木の合間から景色を見ますが、ガスってて何も見えず。

雨も小雨になってきた。さぁ焼岳へGO
2010年07月15日 06:50撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 6:50
雨も小雨になってきた。さぁ焼岳へGO
少しササ藪も出現。登りも急になってきました。
登り始めて1時間10分。
2010年07月19日 21:20撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:20
少しササ藪も出現。登りも急になってきました。
登り始めて1時間10分。
ササを押しのけて登って行きます。
Tちゃん馬力あります。
登り始めて1時間20分
2010年07月19日 21:20撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:20
ササを押しのけて登って行きます。
Tちゃん馬力あります。
登り始めて1時間20分
やっと平らな所にでました。
りんどう平の小湿地です。
2010年07月15日 08:06撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 8:06
やっと平らな所にでました。
りんどう平の小湿地です。
道は水浸し。
2010年07月15日 08:07撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 8:07
道は水浸し。
やがて、また平らなササの道を突き進みます。
カッパ着てて良かったよ。
2010年07月19日 21:21撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:21
やがて、また平らなササの道を突き進みます。
カッパ着てて良かったよ。
登り始めて2時間。
間もなく登山道は沢にかわります。
ササが行く手を塞いでます。
2010年07月19日 21:22撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:22
登り始めて2時間。
間もなく登山道は沢にかわります。
ササが行く手を塞いでます。
雨で石は滑るし、水の量が多いし、藪こぎしながらでなかなか進まない。
2010年07月15日 08:33撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 8:33
雨で石は滑るし、水の量が多いし、藪こぎしながらでなかなか進まない。
でもTちゃん頑張ってます。
2010年07月19日 21:22撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:22
でもTちゃん頑張ってます。
まだ沢を登ります。
2010年07月19日 21:21撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:21
まだ沢を登ります。
気がつけば焼岳が見えてるし。
2010年07月15日 08:51撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 8:51
気がつけば焼岳が見えてるし。
やっとこさ下堀沢出合にでました。
左からの道は、新中の湯ルートです。
ここで暫く休んで、お腹に食べ物を。
2010年07月15日 08:58撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 8:58
やっとこさ下堀沢出合にでました。
左からの道は、新中の湯ルートです。
ここで暫く休んで、お腹に食べ物を。
下堀沢を右手に見て、10分ほど進むと木製の階段がある。
2010年07月19日 21:22撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:22
下堀沢を右手に見て、10分ほど進むと木製の階段がある。
下堀沢の向こう側には霞沢岳も見えてきたぞ。
2010年07月15日 09:42撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 9:42
下堀沢の向こう側には霞沢岳も見えてきたぞ。
と、喜んでいたら、山頂方面からガスが・・・・
2010年07月15日 10:07撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 10:07
と、喜んでいたら、山頂方面からガスが・・・・
コイワカガミ
2010年07月15日 10:11撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 10:11
コイワカガミ
岩にはペンキで印がしてあるので、道に迷うことはありません。
2010年07月15日 10:23撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 10:23
岩にはペンキで印がしてあるので、道に迷うことはありません。
あぁぁ・・・なんとガスで山は見えなくなりました。
2010年07月19日 21:23撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:23
あぁぁ・・・なんとガスで山は見えなくなりました。
大きな岩にペンキで2300mと書いてある地点。
「あと100mか」と思いながら見えない山頂目指してトボトボ歩く。
2010年07月15日 10:27撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 10:27
大きな岩にペンキで2300mと書いてある地点。
「あと100mか」と思いながら見えない山頂目指してトボトボ歩く。
全く見えない→どれだけ登ったら良いか判らない→テンションが上がらない。
2010年07月19日 21:23撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:23
全く見えない→どれだけ登ったら良いか判らない→テンションが上がらない。
ん?山頂か?
この頃から硫黄の匂いがしだす。
2010年07月15日 10:50撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 10:50
ん?山頂か?
この頃から硫黄の匂いがしだす。
いきなり南峰と北峰の鞍部に出た。
左は南峰へは立ち入り禁止でロープが張ってある。
そのまま右に進み、山頂を右に巻きながら山頂を目指す。
2010年07月19日 21:23撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:23
いきなり南峰と北峰の鞍部に出た。
左は南峰へは立ち入り禁止でロープが張ってある。
そのまま右に進み、山頂を右に巻きながら山頂を目指す。
まだ、山頂ではありません。山頂はこの上ですがまだ見えません。
ボイラーを炊いたような「ゴォー」という音がずっとしてますから、噴煙をあげているのでしょう。
2010年07月15日 11:04撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 11:04
まだ、山頂ではありません。山頂はこの上ですがまだ見えません。
ボイラーを炊いたような「ゴォー」という音がずっとしてますから、噴煙をあげているのでしょう。
やっと、山頂!
標高差約1000mを登ってきた。
暫くとどまるも、全く何も見えないので下山するか・・・
2010年07月19日 21:24撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:24
やっと、山頂!
標高差約1000mを登ってきた。
暫くとどまるも、全く何も見えないので下山するか・・・
焼岳小屋方面はこちら。
2010年07月15日 11:35撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 11:35
焼岳小屋方面はこちら。
右上は頂上の岩です。
2010年07月19日 21:25撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 21:25
右上は頂上の岩です。
道は砂と砂利が混ざったような土で、下りはズルっと滑りやすい。
2010年07月15日 11:54撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 11:54
道は砂と砂利が混ざったような土で、下りはズルっと滑りやすい。
相変わらず見えないなー。
2010年07月19日 19:08撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:08
相変わらず見えないなー。
中尾温泉へ行く旧道と焼岳小屋と焼岳の分岐。
この先直ぐ上に焼岳展望台がある。
2010年07月15日 12:44撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 12:44
中尾温泉へ行く旧道と焼岳小屋と焼岳の分岐。
この先直ぐ上に焼岳展望台がある。
あれっー!展望台に登ってる途中にガスが晴れてきて、眼下に大正池がーーー!
2010年07月15日 12:55撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 12:55
あれっー!展望台に登ってる途中にガスが晴れてきて、眼下に大正池がーーー!
焼岳展望台
2010年07月19日 19:09撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:09
焼岳展望台
河童橋方面も見えてる。
2010年07月15日 12:58撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 12:58
河童橋方面も見えてる。
暫く歩くと焼岳小屋の屋根も見えてきました。
2010年07月15日 13:02撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 13:02
暫く歩くと焼岳小屋の屋根も見えてきました。
ホント山の天気は変わりやすいね。
2010年07月19日 19:09撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:09
ホント山の天気は変わりやすいね。
中尾温泉も見えます。
2010年07月15日 13:05撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 13:05
中尾温泉も見えます。
焼岳小屋に着きました。
2010年07月19日 19:09撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:09
焼岳小屋に着きました。
営業はしてるようです。でも人影はない。
2010年07月19日 19:09撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:09
営業はしてるようです。でも人影はない。
小屋の前も水浸し。
2010年07月15日 13:12撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 13:12
小屋の前も水浸し。
ここから先は前回通ったことのある下山道なので安心なのですが、梯子とかあるから慎重に降りないとだね。
2010年07月15日 13:30撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 13:30
ここから先は前回通ったことのある下山道なので安心なのですが、梯子とかあるから慎重に降りないとだね。
つづら折りの下山道。
大正池が見えてから5分後に最初の梯子が現れる。
2010年07月15日 13:36撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 13:36
つづら折りの下山道。
大正池が見えてから5分後に最初の梯子が現れる。
梯子の上部からみたらこんな感じ。
2010年07月15日 13:51撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 13:51
梯子の上部からみたらこんな感じ。
Tちゃんが降り始めました。
2010年07月19日 19:09撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:09
Tちゃんが降り始めました。
がんばれー。
2010年07月19日 19:09撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:09
がんばれー。
あと少し。
落ち着いて降りれば大丈夫。
手袋あったから良かったね。いつも用意しておきましょう。
13:54
2010年07月19日 19:09撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:09
あと少し。
落ち着いて降りれば大丈夫。
手袋あったから良かったね。いつも用意しておきましょう。
13:54
2番目の梯子です。
この辺りで樹林帯に入っていきます。
14:10
2010年07月19日 19:10撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:10
2番目の梯子です。
この辺りで樹林帯に入っていきます。
14:10
3番目の梯子。14:11
2010年07月19日 19:10撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:10
3番目の梯子。14:11
樹林帯に入ってきました。14:14
2010年07月19日 19:10撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:10
樹林帯に入ってきました。14:14
どんどん高度を下げてきて、かなり緩やかな下りになってきました。15:06
2010年07月19日 19:10撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:10
どんどん高度を下げてきて、かなり緩やかな下りになってきました。15:06
橋を何か所か渡ります。15:07
2010年07月15日 15:07撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 15:07
橋を何か所か渡ります。15:07
かなり下りてきました。Tちゃんストックを使ってバランスを取りながら上手に渡ります。15:28
2010年07月19日 19:11撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:11
かなり下りてきました。Tちゃんストックを使ってバランスを取りながら上手に渡ります。15:28
あの林を抜けたら登山口です。
2010年07月19日 19:11撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:11
あの林を抜けたら登山口です。
焼岳の登山口。15:32
2010年07月15日 15:32撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 15:32
焼岳の登山口。15:32
だらだらと砂利道を暫く歩くと田代橋。そこを渡って梓川の左岸を河童橋へ。15:45
2010年07月19日 19:11撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:11
だらだらと砂利道を暫く歩くと田代橋。そこを渡って梓川の左岸を河童橋へ。15:45
梓川の向こう側に山頂部分を雲に覆われた明神岳が見える。
2010年07月15日 16:00撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 16:00
梓川の向こう側に山頂部分を雲に覆われた明神岳が見える。
水量は雨の影響で多い。水も濁っています。16:00
2010年07月15日 16:00撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 16:00
水量は雨の影響で多い。水も濁っています。16:00
奥穂高岳も見えるが、山頂は見えず。16:12
2010年07月15日 16:12撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 16:12
奥穂高岳も見えるが、山頂は見えず。16:12
いよいよ河童橋が見えてきた。16:18
2010年07月15日 16:18撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/15 16:18
いよいよ河童橋が見えてきた。16:18
河童橋到着。16:19
2010年07月19日 19:12撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:12
河童橋到着。16:19
橋の向こう側に見えるのがホテル白樺荘。画像は次の日の朝撮ったものです。
2010年07月19日 19:13撮影 by  DMC-ZX3, Panasonic
7/19 19:13
橋の向こう側に見えるのがホテル白樺荘。画像は次の日の朝撮ったものです。

感想

前回、上高地に足を踏み入れてから1ヶ月足らずの再訪です。
なぜ再訪なのかと言えば、前回の山行→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-68977.html
では焼岳に登れなかったからである。
今思ってみれば、前回の「時間に余裕があったら焼岳にも挑戦してみたい」なんてのは、
時間的には無理だったと思う。
そこで、今回は仕切り直しってことで、中の湯から焼岳に登りました。

前回、東京から車で来たんだけど、いささか疲れた。
特に帰りの高速では何度も仮眠を取ってしまい、平湯温泉を出たのが昼の12時だったのに
東京に着いたのは夜の7時を回ってしまい7時間もかけて帰ったのを覚えている。
そこで今回はこの季節に毎日運行している「さわやか信州号」にした。
名前はさわやかなのだが、普通の観光バスなので、乗り心地や居住空間は普通である。
料金は6000円と安くはないが決して高くもない。
例えば新宿からJRのあずさ号を使い、松本電鉄の新島々から路線バスで行ったなら、
鉄道部分が6880円、バスが1900円で8780円なので、2000円以上もお得って訳です。
しかも、新宿始発7時00のスーパーあずさ1号に乗ったとしても、新島々に着くのが
10時38分。それから10時55分発の路線バスに乗り換えて、上高地に着くのは12時00分。
しかしこの時間では、上高地を軽く散策するていどの時間しかない。涸沢だったら
辿りつけないだろう。せいぜい横尾あたりじゃないかな?

それに比べて、直通の「さわやか信州号」なら、前の日の23時に新宿を出て、
上高地に着くのが早朝の5時30分なので、日帰りで上高地を散策して帰りたいという
観光客や涸沢や槍、穂高まで足を延ばして本格登山をしたいという人には打って
つけって訳です。
とは言いつつも私は歩くの遅いし、景色や花を小さなデジカメで撮りながら歩くのが
好きだから無理はしないけどね。

それに新宿からバスに乗ってる時間だって、自分で運転してたら目を充血させながら、
一生懸命運転しなければならないが、このバスは乗り心地は「さわやか」でなくても、
仮眠くらいならできてしまうので、やっぱりお得でしょ?と、思ってしまいます。
値段よりもっと居心地が重視だって方にはグリーンカーとかプレミアバスとかいう
名前の3列シートのバスだってある。
http://www.sunshinetour.co.jp/alps/green_car/index.html

運行期間や運賃は多少違いがあるみたいだから事前に調べておこう。

そのバスは肘掛が付いてたり、フットレスト、レッグレスト付きで横幅も広く、
また、おしぼりやひざ掛け、スリッパがサービスというから相当ゴージャスじゃない?
お金に余裕があって、バスに乗ってる時間も有意義に満喫したい人には最適かも
しれない。

ま、以上の理由で「さわやか信州号」に決めたんだけど、これだけ、「さわやか信州号」
のこと書けばその筋の関係者だと思っている人、いっぱいいると思うけど、
それなら前回の上高地も乗ってる筈だし、全くの異業種なので先ずはご安心下さい。

さて、話が飛んじゃったけど、今回の登山ルートは新宿からの夜行バスっていう
制約がある。
本来ならユルユル登山家の私としては、新中の湯ルートから登ってみたかったけど、
バスの通過点の中の湯ルートから登ります。

今回のメンバーは登山仲間のTちゃん。
彼女のファッションは今流行りの山ガール風の乗りなのだが、芯は体育会系なので
そのギャップがおもしろい。

当日、中の湯バス停に着いた時は、凄いどしゃ降り。
事前にバスの中でカッパとスパッツを履いて待機していたので、すぐに歩きだせた。
直ぐ横を流れる梓川が轟音をたてながら、もの凄い水量で流れていたが、いつもの
透き通った清流の面影は全くなかった。
梅雨の最中とはいえ、今年は2回目、去年、一昨年と私が上高地に来ると、必ず雨が
降るので「上高地の雨男」と云われてもしょうがないかもね。


バス停から200mほど岐阜県側に歩くと中の湯ルートの登山道なのだが、判りにくい
ので注意が必要です。
草が生い茂っていて、「これが登山口?」って感じです。
登り始めたら、うっそうと木々が立ち込めてはいますが、登りやすい登山道です。

途中から藪こぎが始まるけど、7:30分くらいから1時間20分位やっていた。
もう少し整備されていたなら、もっと登りやすい道だったのだろう。

焼岳小屋から上高地にかけての下山道は前回通って知ってるので、安心して下れた
けど、距離がけっこうあるので初めての方は「まだかなー」って感じになるかもし
れません。

今回、河童橋にあるホテル白樺荘にしたのは、次の日は涸沢の小屋泊まりだったので
利便性を考えたのと、小屋だと料理が期待できないので、しっかりした料理を食べ
たいと思いそこにした。
結果はまずまずで、追加した和牛の鉄板焼きはリーズナブルでなかなかおいしかった。
欲を言えば風呂がもう少し大きければなお良かった。
サービスは私にとっては満点だった。

今度またチャンスを作って、快晴の焼岳にチャレンジしてみたい。
その時は新中の湯ルートでピストンになると思う。
そうなれば、車で目を充血させながら運転するんだろうな。きっと・・・・



明日、明後日は初めての涸沢に行きます。
宜しかったら覗いて下さい。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-71725.html








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未入力 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
焼岳(中ノ湯温泉〜焼岳小屋〜上高地)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

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