槍ヶ岳 夏山診療所陣中見舞い ヤリホーダイ不完全燃焼
- GPS
- --:--
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 3,009m
- 下り
- 3,009m
コースタイム
新穂高登山センター 21:14
4日(日)
槍ヶ岳 4:49
穂高岳山荘 13:35〜14:21
白出沢
新穂高登山センター 20:45
総行動時間 23時間31分 (休憩2時間を含む)
天候 | 晴れ 午後からガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
7月28日(日)朝、ネットニュースでK2での滑落の一報・・・多くの人が無事であって欲しいと願いながらの数日・・・何か無性に山に行きたくなりました
7年前のデナリ登山の時、ケンロウさんと平出さんはNHK「デナリ大滑降」のサポートメンバーの主力としてデナリに滞在・・・メディカルキャンプ(4330m)で偶然にも隣がNHKの大きなテント・・・迷惑をかけてはいけないと思い、挨拶だけして登頂後に(その時は撮影も終了していました)2度ほど遊びに行きました
その夏二人はシスパーレを登り、ケンロウさんは短い休暇の途中に下呂に寄ってくれました
日に焼けた人懐っこい笑顔で素敵な奥様と未満児の可愛い仔と楽しい時間を過ごしました
下呂大橋の河原の露天風呂・・・気持ちよかったですね
30年以上前に穂高山荘の夏山診療所で数日滞在した事があります。
12年前に再び山に足が向くようになり今までに数回この時期に「陣中見舞い」に行くようになりました
コロナで休止の期間が続き、昨年は再会予定でしたが、直前でコロナ感染が再燃してキャンセルになりました
その際に持っていった下呂(萩原)のお酒は岐阜県夏山山岳警備隊の方々に飲んでもらうように託しました
今回2019年以来5年ぶりに「陣中見舞い」が2つ目の目的です
そして毎年恒例の夏ワンデイロング・・・上記以外の3つ目の目的です
トレランの方々には取るに足らないペースですが、今回の計画は、いつかはチャレンジしたかった「ヤリホーダイ完全版」(?)
昨年ボッカ道で西穂高山荘に上がり「西穂→奥穂」をクリア・・・ロープウェイの時間に縛られずに行動できる事がわかりました
で、昨年とは逆の時計回りで「新穂高→槍ヶ岳→穂高山荘(陣中見舞い)→奥穂→西穂→新穂高」の予定・・・どう考えても時間が足らないので厳密にはワンデイにはなりませんが21時すぎにスタートしました
奥穂から西穂の稜線がどうしても午後の時間帯になり、日曜日後半の発雷確率の高さを気にしながら・・・
結論からすると完全版は持ち越しになりました
13時35分に穂高岳山荘に到着・・・時間的にはギリギリでした
午後になり予想通りにガスが上がってきて、午前中からも周囲の山々で積乱雲が湧いてくるのを見て・・・そして何よりもこれまでの行程で大腿四頭筋が悲鳴をあげていて、これ以上の登りは大きなトラブルの可能性がある事・・・
諸々考えて白出沢での下山を選択しました
何回か登り降りしたことがありますが、これはこれで過酷なルート・・・浮石地獄で堪えの効かない足に最後のダメージを受けました
そして登山センンターの灯りを見て、ようやく長い1日が終わりました
追悼登山・・・ゆっくりとお二人の事を考えることは出来ませんでした・・・寂しく残念な気持ちは全く変わりがありません
山は変わらずそこにあるだけ・・・僕がいてもいなくても・・・彼らがいてもいなくても・・・
ただ彼らの生き様と山にかける想いを、今にここにいる僕たちが想い続ける事が、彼らの供養になり僕たちの心の中に(彼らが)生き続けることになるんだろうな、と重太郎橋を渡り森の中を歩いている時に、人間の存在や生死などに全く頓着しない鳥のさえずりを聴きながら考えていました
夏山診療所の皆さん、お盆過ぎの期間まで頑張ってください
そしてしばしの雲上の生活と下呂(萩原)の佳い香りのお酒を楽しんでくださいね
「ヤリホーダイ完全版」のリベンジは?
攻略するには十分なトレーニングが必要だと分かりました
トレーニング・・・苦手なんですよね〜!
お久しぶりです 昨年9月の伊藤新道は佳い「山旅」でしたね〜
あの時「最近ランを始めて楽に登れるようになった」と言ってみえました・・・
今回「奥穂→西穂パート」に向かえなかった時に、sibamailさんの言葉を思い出していたんですよ
一番のトレーニングは「山に登る事」なんでしょうが、なかなか中度〜高度負荷の登山を毎週は出来ませんね
「年齢」を言い訳にせずにボチボチ登りたいものです♫
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