伊吹山《関西百名山》
- GPS
- 06:15
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 943m
- 下り
- 1,132m
コースタイム
天候 | 雨一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
関西百名山シリーズにしては珍しい雨の山行となった。さざれ石公園で伊賀上野から来るO崎さんを待って、下山の足の便を考えて笹又集落の最上部にある駐車場まで車を置きに行った。Y本車をデポしT橋車、O崎車で登山口の国見峠へと向った。20劼傍擇峩覆りくねった道で車酔い防止のためスピードを落とし標高約845mの国見峠に達した。国見峠は岐阜県揖斐川町と滋賀県米原市を結ぶ林道の最高所にあり、大岩に銘額が嵌め込まれた国見峠の碑には平成6年に開通したとある。この他に色々なものがある。まず国見峠の由来が書かれた碑、長寿大師に祠、ミニチュア五重塔と色とりどりだ。皆に配る予定の地図をうっかりして笹又に置いた車の中に忘れてしまった。失敗失敗!
心配された雨は小降りで大したことはなく、雲高く遠望も利いた。しかも時々雲が薄くなり薄日が漏れていた。T橋さんを先頭に歩き出し1座目の国見岳を目指した。国見峠が845mあり標高差は280mほど、標高950m程の処で90°右に曲がる。左へ「鉈ヶ岩屋(なたがいわや)」を示す表示があった。これは東本願寺開基の教如上人が関ヶ原の合戦の折り、石田三成の西軍から逃れるため隠れたという旧跡で旧春日村(現揖斐川町)には鉈ヶ岩屋を始め教如上人関連の史跡が散在している。
分岐から登山道は南に向かい国見岳北峰(1,126m)に到った。地形図には建物マークがあり、8年前に来た時は確かに電波塔か何かの施設があったように記憶している。北側の展望が開け此処でミッションを予定していた。金糞岳と貝月山を山座同定してもらおうと云うものだったが広域の地図がないのでどうにもならない。1枚だけある地図を使って数人に体験してもらった。国見岳本峰(1,126m)は東から南の展望が開け旧春日村の粕川の谷が一直線に平野に繋がっているのが壮観だった。幸い雨が止んだので、もうお腹が空いて来たこともあり小休止を取った。O崎さんから伊賀名物“かたやき”が振る舞われた。いつも有難う。
此処でミッション3:「大禿山までの所要時間を予想」を行う。距離900m、下降100m、登り返し50mの比較的なだらかな稜線、15分から22分の予想が出た。K城さんを先頭に出発したが結構岩が露出したりして歩き難い部分もあった。稜線は比較的見晴らし良く、しかも秋の花がまだ頑張っているので時々立ち止まって撮影タイムが入る。大禿山には27分で到着した。ミッションは写真撮影など意図的な停止時間を除くのでロスタイム1分として実歩行時間26分だった。今回は珍しく皆低めに見積もってしまい正解者なし。
大禿山(おおはげやま1,083m)は大禿と云う程の禿方ではなく東方面の展望が開ける程度で毛はふさふさしていた。山頂には真新しい木製の山頂標識が掲げられていた。雨模様は変わらず一時的に止む時はあるが小雨が降り続いているが極々小雨で雲は薄く時々太陽の輪郭らしきものも覗かせていた。次の御座峰への鞍部はさっきより深く登り返しは80mほどある。展望の良い御座峰(1,070m)山頂には3等三角点「板波」が設置されていた。傍らには金属製の説明版があり伊吹北尾根縦走路は大垣山岳協会が昭和30年代後半に開設したとあった。このことから“大垣新道”とも呼ばれているようだ。
この先伊吹山まで名のある山はなくP983、P1149が道中のポイントとなる。気持ちのよい稜線歩きが続きP1149に達すると12時を過ぎているので昼食タイムとなった。展望も良く幸、雨も止んで丁度良かった。次の鞍部は静馬ヶ原と呼ばれ下山に使うさざれ石公園への道が分岐している。登り返すとドライブウェイに飛び出し山頂駐車場までは車道の端を歩く。此の天気と花期が過ぎたこともあり駐車場はガラガラ、それでも「江のふるさと云々」のツアーバスが結構入ってくる。このタイトルも大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」が終わるので来年は成り立たないだろう。
トイレ休憩の後西遊歩道から伊吹山(1,377m)に登頂、小雨の中、記念撮影をして1等三角点「伊吹山」を見に行くと鶴田さんがいない! 山頂の記念碑から走ってくるのが見え目出度く合流できた。以前来た時、この三角点の傍らに建物があったような気がする。K嶽さんは無かったと云うが、2.5万図にも建物マークが描かれており、帰って調べてみると以前測候所があったが完全撤去されて痕跡も留めていなかった。下りは東遊歩道を歩く。西と違い観光整備されておらず山屋向けの道だ。東の断崖に出ると遥か下の笹又に置いたY本車を俯瞰することができた。もう1台あった車はもうなかった。山頂駐車場に戻りまたドライブウェイの端を歩いた。ガードレール外は植生保護のために通行禁止だ。伊吹山北東尾根の先端に尖がるピークに平成11年7月に4等三角点「元地」が設置された。静馬ヶ原でドライブウェイの下の斜面を巻いて元地三角点の東に延びる尾根の鞍部からさざれ石公園への下山路が始まった。かなりの急斜面だが大きくジグザグに下るのでさほどの傾斜は無く、しかもGPSのロムを見ると地形図の道とはかなりずれていたようだった。
笹又集落の最上部の駐車場に辿り着き運転者3人は此処から車に乗り、国見峠に置いた車をピックアップに向かった。小雨が降るので他の参加者はそのまま林道を下り2.3卆茲里気兇貔亳園まで歩いて車を待った。国見峠までは20劼曚匹△蠎屬捻復すると1時間掛る。舞鶴へ帰る尾崎さんは国見峠で分れて滋賀県側に下って行った。16時30分さざれ石公園の屋根の下で待っていた皆を乗せ池田温泉に向かった。道の駅に併設された温泉で500円で入浴でき沢山の人で賑っていた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する