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Yamareco

記録ID: 7111221
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

前穂高岳北尾根

2024年07月30日(火) ~ 2024年07月31日(水)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
32:00
距離
4.6km
登り
1,516m
下り
636m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
15:13
休憩
0:35
合計
15:48
距離 2.2km 登り 876m 下り 1m
8:00
527
スタート地点
16:47
17:22
386
23:47
2日目
山行
14:28
休憩
0:26
合計
14:54
距離 2.1km 登り 548m 下り 635m
1:06
255
宿泊地
7:26
27
7:54
29
8:22
8:34
103
10:16
10:32
328
16:00
天候 2024/7/30 雨
2024/7/31 曇のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
コース状況/
危険箇所等
7/30 5:45上高地BT 松高ルンゼ出合9:20 奥又白池11:30

雨の中、上高地を発つ。
ルンゼ出合から急登。突然、池が現れる。
奥又白池周辺は水溜りになっており、限られたスペースにテントを張る。

5:15C1発 6:50C沢出合 7:30インゼル 9:20 3,4のコル 10:00前穂peak発 10:30a沢下降点 11:00踏替点 12:00~12:45C1撤収 14:00松高ルンゼ出合 16:20河童橋

雨は上がっているものの、壁が濡れてコンディションは悪い。予定していた都立大ルートは断念し、3.4のコルから北尾根でピークまで登った。2ピッチロープを出す。残置も多く、登りやすい。
a沢を下降するが、ここが核心に感じた。
テントを撤収して、上高地まで下山。
2024年07月30日 09:04撮影 by  KeyMission 80, NIKON
7/30 9:04
2024年07月30日 09:09撮影 by  iPhone 13, Apple
7/30 9:09
2024年07月30日 09:09撮影 by  iPhone 13, Apple
7/30 9:09
雨降りしきる、奥又白のテン場
2024年07月30日 11:42撮影 by  iPhone 13, Apple
7/30 11:42
雨降りしきる、奥又白のテン場
朝焼け
2024年07月31日 05:00撮影 by  iPhone 13, Apple
7/31 5:00
朝焼け
2024年07月31日 05:24撮影 by  iPhone 13, Apple
7/31 5:24
b沢へ向かう
2024年07月31日 06:24撮影 by  iPhone 13, Apple
7/31 6:24
b沢へ向かう
コケたら大滑り台
2024年07月31日 06:30撮影 by  KeyMission 80, NIKON
7/31 6:30
コケたら大滑り台
ゴルジュ入口
2024年07月31日 06:48撮影 by  iPhone 13, Apple
7/31 6:48
ゴルジュ入口
B沢の途中でザック発見。
2024年07月31日 07:14撮影 by  iPhone 13, Apple
7/31 7:14
B沢の途中でザック発見。
2024年07月31日 07:43撮影 by  iPhone 13, Apple
7/31 7:43
2024年07月31日 09:21撮影 by  iPhone 13, Apple
7/31 9:21
快適な北尾根
2024年07月31日 09:22撮影 by  iPhone 13, Apple
7/31 9:22
快適な北尾根
快適な北尾根
2024年07月31日 09:25撮影 by  iPhone 13, Apple
7/31 9:25
快適な北尾根
2024年07月31日 10:00撮影 by  iPhone 13, Apple
7/31 10:00
テン場へ戻る
2024年07月31日 12:22撮影 by  iPhone 13, Apple
7/31 12:22
テン場へ戻る
2024年07月31日 12:40撮影 by  iPhone 13, Apple
7/31 12:40

装備

個人装備
アックス(沢用ゴルジュハンマー) 簡易アイゼン 岩用装備
共同装備
テント ダブルロープx2 カム
備考 前爪付きアイゼンあれば良い

感想

平日有休カードを2日発動して初めての前穂/東壁を計画した。初日は夜遅くまで雨が降った。壁は濡れてそうなので遅めに出発する。とりあえず東壁に向かいゴルジュに入ると、滝のふもとに冬装備の巨大なザックが!遭難者の物かもしれないと一応身元の分かりそうな物を確認すると、カビの生えた容器に「AACH NARITA」の文字。「ウヒョー!」と二人でひとしきり写真を収め、気をあらためて壁の取り付きへ向かう。
目当てのルートはコンディションが微妙そうなのと時間が押している(本日中に17時台のバスに乗らねばならない)ためルートを北尾根に変更し3・4のコルへ出る。雪渓の詰めは4本簡易アイゼンでもなんとかなった。山頂までは3pほどロープを出した。A沢の下降は雪渓べったりのロング滑り台状で、一番緊張した。自分は前爪のない簡易アイゼンのためバックステップができず、概ね側壁の岩をへつりながら慎重に下った。晴れて清々しい奥又白のテン場に着く。JUN氏のコーヒーを頂き、1時間も経たずに速やかに撤収し下山する。学生時代の、北日高のカールで過ごした時間のなんと豊かなことか...もっとテン場でゆっくりしたかった。
(ザックは後日、本人が回収しました)

久方ぶりに山に抱かれました。山行後にまともに歩けるようになるまで1週間程かかった。井上靖の氷壁の舞台を、季節は違えど見てこれたのは良かった。

有給をとり、共に登ってくれたことに感謝。

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