空木・南駒・越百(伊那川ダムから時計回り周回縦走)
- GPS
- 32:24
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 3,126m
- 下り
- 3,128m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:27
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 10:46
天候 | 4日 早朝は晴れも天候悪化で昼前からガスガス時折小雨(稜線は強風) 5日 快晴(午後は雲が湧くも晴れ継続) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
最終コンビニは須原の国道19号沿いセブンイレブン |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト 登山口に近い駐車場の脇に設置されています(紙・ペン備え付け有) ●伊那川ダム登山口〜金沢土場〜うさぎ平 1時間以上の林道歩きです。ひたすら長いダラダラ歩きとなりますが、長丁場の最初なので飛ばし過ぎずにリズム良く歩くことがポイントになるかと思います。 ●うさぎ平〜仙人の泉〜木曽殿山荘〜空木岳 木曽殿山荘までは樹林帯の道で、危険なポイントはありません。見た目スリリングな吊橋がありますが意外にしっかりしています。水場は2か所(仙人の泉、義仲の力水)ですが、義仲の力水は湧水というよりも沢水に近いため渇水期には枯れるようです。仙人の泉で必ず給水することをおすすめします。 木曽殿山荘は休憩料の必要な小屋で、宿泊も事前予約が必要な小屋だそうです。 木曽殿山荘からは吹き晒しの急登直登(頂上近くにはクサリ場あり)になります。この日はガスガスで視界が悪かったため、いくつもの偽ピークに騙されて心が何度も折れてしまいました(最初の偽ピークにだけは第1ピークの表示あり)。 ●空木駒峰ヒュッテ http://www.komaho.net/hutte/utsugi_hutte1.html 駒峰山岳会の会員が管理・運営する空木岳直下の山小屋。オンシーズンは自炊にて宿泊できます(一泊:寝具無し3500円、寝具付4500円)。頂上直下の抜群のロケーションに建つ小屋ですから、休日はそれなりに混むと思います。 ※今回は金曜泊にも関わらず30名近い宿泊で繁盛していました ●空木岳〜赤梛岳〜南駒ヶ岳〜仙涯嶺〜越百山(〜南越百山) 快晴だったこともあって、最高の眺望を満喫できる稜線コースでした。アップダウンもそれなりにありますが、花崗岩の巨岩と白砂の登山道は歩いていて気持ち良いところでした。危険個所はそれほどありませんが、仙涯嶺のクサリ場付近だけはちょっと緊張を強いるかもしれません。 ※稜線漫歩に気が緩み、越百山へのなんでもない縦走路で右足首を捻挫してしまいました (越百山のおかみさんのおすすめで越百山〜南越百山ピストンしてみましたが、稜線漫歩コースだろうとの予測を裏切る笹とハイマツの踏み跡探しながらの藪漕ぎコースでクタクタになってしまいました。でも南越百山ピークは白砂の広々とした好展望地でした) ●越百山〜越百小屋〜下の水場〜福栃平〜伊那川ダム登山口 稜線とは打って変わっての樹林帯コースで、太い木の根の這う道になります。特別危険なところもなく、一定な斜度でズンズン下れるルートなので、ペース良く歩けると思います(私は右足を庇っての下りだったので大変でしたが)。 水場は2か所で上の水場は登山道から1分ほど、下の水場は登山道脇にあります。越百山のおかみさん情報では下の水場の方が美味しいとのこと。 福栃平で林道に出ると、最後はまたまた長い林道歩きです。 |
その他周辺情報 | ●せせらぎの四季(木曽福島の日帰り温泉 700円) http://www.kiso-spa.com/ 赤褐色の炭酸泉のお風呂。キレイな洗い場と内湯と露天風呂だけのシンプルなお風呂ですが、土曜夕方にも関わらず混み過ぎることなくノンビリお湯に浸かれました。 休憩処(食堂)も併設されています。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
シェラフ
虫除け
|
---|
感想
※この山行で右足首を捻挫してしまいました。
これで2か月ほどは山行自粛となってしまいとても残念です。足首をグネッと捻ってしまったのは仙涯嶺から越百山へ向かう途中のお散歩気分で歩ける見晴らしの良い緩やかな尾根上、気が抜けてて足元不注意でした(T_T)
しかも危機意識の低さ・自己過信もあって、特に処置せず放置、おまけに真っ直ぐ下山せずに南越百山へ藪漕ぎ寄り道するなど、靭帯部分断裂をさらに悪化させてしまい、翌日にはとんでもない腫れ方になり、あわてて月曜日夜に接骨院へ。その能天気さを思いっきり怒られてしまいました(^^;
なんせ怒られるまでは翌週の山行には行くつもりでしたから(^^; 反省です(^^;
=====
8月は自分のシフト休とお天気の相性が悪くて結局山行ゼロで終了(T_T)
いつの間にか秋のお山に変わってきたけど夏山を満喫できなかったぶんも9月は撮り返すぞと久々の山行(7月後半の黒戸尾根以来)で気合十分。金〜日曜日の3日間休みを確保して山行候補からの絞り込みからチョイスしたのは中央アルプス南部周回コース、その翌週に島々からのクラシックルートで徳本峠・霞沢岳のテント泊山行を予定しているので小屋泊プランで前々からタイミングを見ていたルートです(3日間晴れが期待できた場合は高瀬ダムからの水晶小屋2泊で水晶&高天原温泉プランだった)
伊那川ダムを基点にするこの周回ルート、アプローチが木曽谷側で遠いのが難点だけど、1泊2日で空木岳〜赤梛岳〜南駒ヶ岳〜仙涯嶺〜越百山の稜線縦走を満喫できそうな周回ルート、お財布的にも擂鉢窪避難小屋か駒峰ヒュッテとすれば安上がりで済むし!(^^)! 天気予報は金・土曜日ともに晴天予報!
山行初日、未明までの雨天続きから一転、予報取りに青空ものぞき、好天を期待させましたが、高度を上げるほどにガスがどんどん湧いてきて昼には小雨まで。ほぼ要望ゼロの難行苦行な登りとなってしまいました。特に木曽殿山荘から空木岳は森林限界の吹きっ晒しガスガスで視界も利かない急登。以前に同じルートを晴天に登った時はそれほどキツイとは思わなかった登りでしたが、今回は何度もモヤッとした先に現れる岩峰の偽ピークに騙されてテンション&気力ダウンする始末。ようやく着いた空木岳山頂もガスガスで誰もおらず、時間的にも天候的にも、この先稜線を進んで擂鉢窪避難小屋を目指す気力も萎え、アッサリと山頂直下の駒峰ヒュッテ泊に方針転換となりました。平日泊なので、ガラガラなんだろうとの思惑とは異なり、小屋はほぼ満員の大盛況、やはり雨天続きで登れなかった人々が一斉に晴天予報につられて登ってきているのでしょう。
自炊小屋なので、受付を済ませて寝床を確保すると、お疲れさんの一杯と晩飯を持って自炊テーブルへ。ここで隣合わせになったのが、同じルートで先着していた浜松からのご夫婦さんと百高山制覇まであとわずか(今回で99座達成予定で残すは白山)の健脚お兄さん、そして後着となった登り途中でパスしてきた岐阜からの二人組。お酒を飲みながらの山談義で翌日のルート情報や百高山の話など楽しい時間を満喫しました。なんと健脚お兄さんとは黒部下の廊下崩落時の山行でニアミスしていたことも判明、そんなこんなでいつの間にか消灯時間となり1日目は終了。
さて2日目。夜中にトイレで外に出ると満点の星空と眼下に拡がる伊那の街灯りに初日の予想外の荒天から一転することを確信し、3時半起床で朝食を食べて夜明け前に小屋を出発して空木岳山頂でご来光を待ちます。
★空木岳山頂からの360度
健脚お兄さんは本日2座(南駒と仙涯嶺)を軽身ピストンでゲットして池山尾根を下るとのことで夜明け前に南駒に向けて南下して行きました。本日同じルートを進む2組の二人組も山頂に登ってきてご来光を拝み、それぞれのペースで南下を開始。
擂鉢窪避難小屋からの分岐で小屋に泊まったというお兄さん(なんと青春18きっぷでJR駅から歩いての同じ周回ルートとのこと)も合流し、それぞれのペースで各山頂で再合流したりで快晴の稜線漫歩で百高山の南駒ヶ岳、仙涯嶺のピークと通過していきます。
★南駒ヶ岳山頂からの360度
稜線最後のピーク越百山では、山頂にいた越百小屋のおかみさんに南越百山をおすすめされ、手軽に行けそうに見えたので荷物をデポしてピストンしてみることに。
ところが稜線通しで楽勝な道かと思いきや、稜線下のハイマツと笹が生い茂る踏み跡の薄い藪漕ぎトラバース道で、往復1時間近くもかかってしまうわ、見えない足元でハイマツに足をとられて捻挫した右足をさらに捻って悪化させるオマケもついたり。
稜線に別れを告げて尾根を下って越百小屋に着くと南越百山に行ってる間に追い抜いていった岐阜からの二人組が休憩中。思わぬ合流でしばし談笑。帰りは運転で飲めないのでここでビールを注文し(小屋のご主人・おかみさんからおつまみの差し入れをいただき大感激)、しばしマッタリした後、少々痛む右足首をかばいながら登山口までなんとか無事に帰着できました。
その後は、木曽福島で日帰り温泉で汗と疲れを癒し、ノンビリ途中仮眠もいれながら夜半過ぎに自宅に帰着となりました。
これで百高山は、今回2座(南駒ヶ岳・仙涯嶺)を制覇したので、残り20座。
ここまできたら、なんとか全制覇したいものです。
kazさんこんばんは、YAMA555です。
まずは捻挫大変でしたね。でも、無事に下山できたのは良かったです。単独行だと万が一の時がちょっと怖いですね。
私もたまに足グネることはあるので注意しなければと思います。特に重装備の時で長時間歩く緩やかな下山時はモロに体重が足にかかるから要注意です。
kazさんとは秋にどこかでと思っていましたが、今年はちょっと厳しそうですね。でも良くなったら足慣らし是非一緒に歩かせてください。
それにしてもkazさんは良いルート選びますねー。私の行きたいところばかりです。
YAMA555さん、いつもコメントありがとうございます。
つまらない捻挫で、しばらくの戦線離脱、本当に情けないです(T_T)
岩場やトラバース道なんかだと緊張して慎重に歩くので、こんなことにはならないのでしょうが、えてして気を抜いてしまう下山路や稜線ユルユル歩行時にこういうミスが起こりがちだと解っているくせにやってしまう... この教訓を次回以降活かせねば。
回復したら、ぜひまたご一緒お願いします<(_ _)>
ルート選択は、きっとYAMA555さんと歩ける度合が同じぐらいだから、参考になるルートになるんでしょうね。緩すぎずキツすぎずの丁度よい感じで。
YAMA555さんにも今回のコースはおすすめしたいです。晴れれば最高の稜線歩き間違いなしです。
kazさん、当方のレコへのご訪問ありがとうございました
ちょっと重そうな症状なので心配ですが・・。
私も捻挫まではいかなかったですが、2日目、這松の下に隠れた岩に脛を強打し、
その場でしばらく悶絶しました 足もとにもロングスパッツを巻いて
おりましたが、朝早くは草露で股下あたりまで濡れてしまったので、こちらも
あまり役には立ちませんでした 。
越百山山頂で私と越百小屋の女性が写ってます
これは女性に周囲の山々や状況などを教えて頂いている場面ですね 。
南越百山も越百山から見るとなだらかな気持ち良い稜線あるきに見えますが、
以外と藪漕ぎが多いのですね 参考になります 。
また擂鉢窪避難小屋も、空木到着時の時間から考えても天候が良ければ
kazさんの足なら何ら問題はないですが、当日はガスが濃く、以外に進む
方向も見失いそうな感じ(私は一回間違った・・)でしたので、急激な天候
の変化なども考えると、駒峰ヒュッテへ下りられたのは正解だと思います。
北ア、八ヶ岳などたくさん歩かれているkazさん。
今後是非、記録の方も参考にさせて頂きますね !!
kazuroさん、当方のレコへのコメントありがとうございます。
やっぱりヤマレコ率って高いよね って感じですね(^^)
kazuroさんのお姿、越百山頂写真と、南駒ヶ岳山頂からの360度動画にも映っています。
後姿なので勝手に掲載させていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
次回(来年?)は、さらに南部の藪漕ぎルートを目指すんですね? スゴイなあ(@_@)
スーパー健脚なkazuroさんなら、きっと成就できそうですね(^^)
ではでは(^^)/
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する