【風邪引き登山】奈良田から農鳥岳（ピストン）

2015年09月05日(土) [日帰り]

• GPS: 10:10
• 距離: 23.8km
• 登り: 2,669m
• 下り: 2,668m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:41
• 休憩: 0:29
• 合計: 10:10

6:30 奈良田駐車場
6:44 6:44 奈良田ゲート
9:01 9:05 大門沢小屋
11:40 11:43 大門沢分岐
12:23 12:31 農鳥岳
12:58 13:00 大門沢分岐
14:24 14:33 大門沢小屋
16:23 16:26 奈良田ゲート
16:40 16:40 奈良田駐車場
16:40 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場：第二町営駐車場（無料）

その他周辺情報

奈良田の里温泉女帝の湯（日帰り入浴550円）
http://spa.sound-f.com/kyonan/jyotei.html

写真

9/5 6:24

早朝の第二町営駐車場。雲が多いがまずまずの天気。ところで、今年の南アルプスは近年に比べ駐車場の埋まり具合が少ない気がする。登山ブームにも陰りが…？

9/5 6:29

どうしても「あぶい！！」と読んでしまう…

9/5 6:30

奈良田橋で早川を渡る。ちなみに「ならだはし」と読む。この頃は体調はすこぶる良かった。

9/5 6:32

道脇に謎の隧道が…！と興奮したが、まあ普通に考えれば発電所関係の水路用トンネルだろう。

9/5 6:41

奈良田第一発電所の施設。

9/5 6:41

広河内橋と検問所。橋の先にあるトンネル（開運隧道）よりマイカー規制実施中。

9/5 6:41

発電所の中を見せてくれるらしい。開運隧道の右側のトンネルを進むと先ほど見た発電所の施設に行けるようだ。

9/5 6:46

検問所のおじさんに軽く挨拶を交わして開運隧道前を左折すると、程なくゲート。ゲートを抜けるとしばらくは舗装道路歩きとなる。

9/5 7:06

手持ちの地図には「広河内庵」と書かれている場所にあった簡易休憩所。事務所のトイレが借りられるのはありがたい。

9/5 7:07

直進方向は工事用道路となる。登山道はこちらへ。

9/5 7:10

立派な吊り橋を渡ることで、工事用道路を迂回できるようになっている。

9/5 7:14

治山事業だろうが、随分と大規模な工事のようだ。

9/5 7:18

迂回路の地図があった。わかりにくい。

9/5 7:22

溜池？水の色は不自然なほどエメラルドグリーン。

9/5 7:24

吊り橋がちょっとショボくなった。

9/5 7:29

ここは飛び石で渡渉。ドボンする人、いるよな…

9/5 7:42

これより定期的に道標プレートが現れる。現在地のところには標高が書かれていることもある。

9/5 7:45

もはや吊り橋ですらない。

9/5 8:26

登山道は早川の支流のひとつ、広河内沢を遡るようにつけられている。

9/5 8:39

丸太橋で右岸から左岸へ。

9/5 8:40

見た目はショボいが、強度は十分のようだ。雨の日は滑りそう。

9/5 8:51

左岸から右岸へ。

9/5 8:56

右岸側に大門沢小屋がある。幕営もできるようだ。

9/5 9:09

目指す稜線は雲の中。思えばこの頃から風邪の症状が出始めた。まずは、喉の痛みから…

9/5 9:22

橋が壊れている！無理に渡らずに、橋の中央までは左手のロープを握って飛び石で渡るのが無難。

9/5 9:24

ヤマトリカブト。今回はなぜかあまり花を撮っていない。

9/5 9:32

ちょうど2,000メートル地点らしい。この付近の登山道は道上に水が流れていて、防水靴じゃないと浸みそう。

9/5 9:41

少し雲が取れてきたかな？ここから急登のスタート。

9/5 10:06

だんだん体調が悪くなってくるが、この時点ではまだ風邪のせいだとは思っていなかった。

9/5 10:38

急な登りが続く。この辺りが一番キツかった。

9/5 10:57

自分は普段、頂上に着くまでは腰を下ろして休むことはしないのだが、この辺りで座り込んでしばらく休憩した。休憩して、初めて自分の体調がおかしいということに気付いた。

9/5 11:11

喉が痛いし身体が重い。帰ろうかな、と思い始めたころに視界が開けた。涼やかな風が頂上に誘っているかのよう…

9/5 11:22

樹林帯を抜け、風が強くなってきたので上着を羽織る。なおも急登が続くが、稜線まで上がればもう一息…

9/5 11:31

こんな調子でここを登れるのか？とぼんやり思ったのを覚えている。

9/5 11:39

案外あっさり登れてしまった？いや、おそらく相当疲弊していたはずだ。顔色も悪かったことだろう。

9/5 11:40

稜線は風があって気持ち良かった。雄大な景色が、少なからず元気を取り戻させてくれたと思う。

9/5 12:04

富士山がちょこっとだけ見えた。

9/5 12:07

壊れかけの道標。山頂まではもう一息？

9/5 12:13

…と思ったらニセピーク。今度こそもう一息。

9/5 12:20

ようやく農鳥岳山頂に到達。3,026メートルピークで、二等三角点（点名：農取山）が埋設されている。風邪のせいかまったく食欲がないが、食べないと動けなくなりそうなので、行動食を無理矢理胃に流し込む。

9/5 12:25

間ノ岳、北岳を望む。間ノ岳は未踏だが、稜線のピークなのであえて踏む必要性を感じない。まあ、そのうち踏むこともあるかも知れないが。

9/5 12:38

大門沢下降点方面に歩きながら、南西方向の展望。塩見岳の威容が素晴らしい。

9/5 12:56

下降点まで戻ってきた。来るときは気が付かなかったが、この場所は資材置き場になっているようだ。

9/5 13:07

多少気分が良くなり、花を愛でる余裕も出てきた。のどの痛みは相変わらずだが。

9/5 13:53

上流ではこんなに小さな流れが、下流の激しい流れに変わって行くのだと思うと不思議だ。

9/5 13:58

ソフト○ンクなのでダメでした。

9/5 15:54

淡々と下って、工事現場に戻ってきた。土曜日だというのに普通に工事が行われていた。ご苦労様です。

9/5 16:07

往路に歩いた砂利道が、すっかりアスファルトの道に変わっていて驚いた。たぶんコイツの功績だろう。

9/5 16:20

往路に撮り忘れたゲート。なんとか御安全に帰還しました。

9/5 17:20

その後検問所のおじさんに再会し、下山後の温泉はココ！ということで教えていただいたのが「奈良田の里温泉」であった。ヌルヌル系のお湯が疲れた身体に心地よかった。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR800 カシオ

iPhone 6 Plus Apple

感想

NcStrafe

出発前から熱があって山行を取りやめたり、風邪気味で予定を変更したりという経験は過去にもあったが、今回は登山中（しかも出発から約2時間半後）に発症するという初めてのケースだったので、自戒も踏まえ分析してみたい。
当日朝、出発時点の体調は良好だったが、前日に次男が熱を出して学校を早退していたことから、この時点ですでに感染していたと思われる。
ひとえに風邪といってもその種類は千差万別であるが、今回の症状としては、発熱による倦怠感、喉の痛み、咳、鼻水、頭痛が顕著だった。
登山に与えた影響としては、足が重くなり歩調が鈍る、喉の痛みで水分が摂りづらくなる、食欲が低下し食事が不味く感じる、など。
喉の痛み対策としてはのど飴が、食欲の低下対策としてはゼリー飲料が効果的ではないかと思う。なお、当日は両方とも持参していなかった。今後は携行を検討したい。
帰りの運転は非常に辛かった。帰宅後は市販の風邪薬を飲んですぐに就寝。翌日は発熱もあり一日中寝込んだが、月曜日にはすっかり回復した。