餓鬼岳〜唐沢岳(白沢ピストン)
- GPS
- 12:10
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 3,190m
- 下り
- 3,192m
コースタイム
- 山行
- 10:21
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 12:11
天候 | AM 晴れ PM 曇り〜霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
AM5時過ぎの到着で上段は満車、中下段は一部空きありでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特別危険を感じるような箇所はありません。 全体にルートは明瞭、ピンクテープや○ペイントが多数あり整備された登山道ですが、所々歩きにくい箇所があります。 ○白沢登山口〜最終水場 渡渉、ハシゴ・クサリ場、へつり等通行に注意を要する箇所が連続します。 増水時は通行困難です。 ○最終水場〜餓鬼岳 急登、ロープ箇所あり。 全体に薄いササヤブを通過する箇所が多いです。 ○餓鬼岳〜唐沢岳 餓鬼のコブ、唐沢岳と大きなアップダウンを繰り返します。 ほぼ樹林帯の稜線上で、登山道はハイマツやシャクナゲのヤブ、その他針葉樹林等ブッシュを通過します。 唐沢岳直下は南側に大きく迂回し、ザレ場を通過します。 |
その他周辺情報 | 下山後に、松川村のすずむし荘(日帰り入浴600円)で入浴しました。 時間帯とお盆期間だからか激混みでした。 |
写真
感想
8/12月曜日、連休3日目は近場の餓鬼岳〜唐沢岳を歩きました。
連休初日は青森へ遠征し、白神岳と岩木山。
台風接近のため予定変更して0泊3日の急ぎ帰宅。
二日目は完全休養(帰宅が午前様でしたが)。
そして、三日目は午前中は晴れ、午後から曇り予報。
長行程でこの時期の暑さもあるので、午後から曇りで雷雨が無さそうな天気はむしろ疲れ残る身体には歓迎でした。
これまで敬遠気味だったりコンディションが合わなかったりで未だ歩いたことがない餓鬼岳。
今回を逃すと次いつになるか分からないので、天気予報の後押しもあり、歩いてみることにしました。
朝は4時半起床、稜線が見えているのを確認しながら登山口までは30分ちょっとで到着。
連休最終日で小屋泊やテン泊の方も多かったからか、駐車場は上段が既に満車。
意外だな〜と思いながら中段に停めました。
前半は沢沿いに登り、時折クサリ、ロープ、ハシゴ、へつり等々歩きにくい箇所も出てきます。
もっと凄い難所なのを想像していましたが、思ってたよりは歩きやすかったです。
沢沿いは涼しく、魚止の滝や沢の流れを見ながら気持ちの良い登山道を進みます。
最終水場から先は斜面の急登、直登に変わります。
特にササ帯の登山道であるため、気温湿度は高く、風は抜けず、体力消耗します。
大凪山まで登ると傾斜が緩やかな箇所が続きます。
百曲りに入ってからは急登の連続。
本当に百もあるのかな〜と思って数えていたら、百曲り入口から餓鬼岳小屋までカーブは全部で58箇所でした。
ほんの少し曲がっただけのも数えれば相当増えるんでしょうが、「百」はちょっと誇大な気もしました。
ただし、「百曲り」と呼ぶにふさわしい、長い急登ではありました。
餓鬼岳小屋まで着けば、餓鬼岳山頂はもう目と鼻の先。
日かげで暫く休憩し山頂へ。
餓鬼岳山頂は360度の展望。
少し雲が上がり始めますが、雲海と広がる展望!
午前中のうちは予報通り晴れており、展望を楽しめました。
時間的体力的に大丈夫そうだったので、予定通り唐沢岳へ。
唐沢岳へは、途中の展望台から大きく下り、さらに餓鬼のコブへ登り返し、さらに下り大きく登り返すアップダウンの多い内容です。
往路がアップダウン多い内容なら、復路もまた然り。
(特に展望台までの最後の登り返しは標高差200mほどあり、往復の疲労ピークもここで出ます。)
唐沢岳は、岩峰が連なる岩山でした。一度大きく南側へ迂回しながら下り、山頂へ斜面を巻きながら登り返します。
山頂道標は思いのほか遠く、あと少し!のはずが結構かかってしまう厳しい内容でした。
山頂に着くと、周りの雲はだいぶ湧き上がり、展望は限定的になってはしまいましたが、ここまで来た達成感に包まれました。
山頂でしばらく休憩し、復路へ。
雲の中に入り、展望は無くなりましたが、涼しいのは大歓迎です。
後半一番の山場である長い登り返しを終え、餓鬼岳小屋からはあとはひたすら下り。
白沢でも最後まで気を抜かないよう注意しつつ、無事に歩き切りました。
歩く前は、1度歩けばもういいだろうな〜と思っていましたが、最初から最後まで内容が濃く、個人的には結構ハマった感があります。
近場だし、コンディション良ければ、また歩きに行きたいと思える山でした。
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