公共交通で日帰りする、一の森〜剣山〜次郎笈
- GPS
- 05:02
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,303m
- 下り
- 1,306m
コースタイム
- 山行
- 4:27
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:03
飲料消費1.0Lあまり。
天候 | 晴れ一時曇りのち雷雨 9時半23℃@見ノ越 (1400m) |
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過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
徳島駅-貞光駅 6:06-7:31 JR徳島線 1240円 貞光駅-見ノ越 7:50-9:24 剣山登山バス (つるぎ町コミュニティーバス) 3000円 帰り) 見ノ越-久保 14:55-15:45 三好市営バス 1380円 久保-大歩危駅前 16:44-17:59 四国交通バス 1240円 大歩危駅-阿波池田駅 18:06-18:23 JR特急南風24号 530円+特急450円 阿波池田駅-徳島駅 19:05-21:19 JR徳島線 1830円 徳島市内に後泊 徳島駅前-三ノ宮駅前(阪神Y2のりば) 8:30-10:20 徳島バス・エディ 3600円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。刀掛ノ松から一の森にかけては現地案内板に難路や荒れているなどの表記があったものの、多少土が流失してスリッピーだったり細道だったりするだけで普通の登山道。ファミリーや観光客向けの案内と思います。 |
その他周辺情報 | 見ノ越登山口に剣山観光センター。軽食やお土産あり。 ほか帰り途にかずら橋や大歩危峡などの観光地あり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
|
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感想
さて眉山の翌日は、今回の徳島旅行のメイン、剣山に登ってきました。朝徳島駅発の普通列車は4輌編成で乗客の割に長いな、という印象。貞光駅で降りたハイカーは10人ほど。既につるぎ町コミュニティーバスが待っていて人数を数えると、大きい車に乗り換えてきます、といったん戻られました。その後特急列車で1名が加わり、総勢たしか12人に。料金3000円は前払い。つづろお堂でバスを乗り換えて見ノ越に到着。全員最後まで乗り通し。「宿泊する方?」と訊かれて家族らしい3人が手を挙げていました。結構日帰りが多いですね。割合タイトだと思いますが、リフトを活用したり、次郎笈はパスしたりするのでしょうか。実際色々なところで見覚えのある方にお会いしました。
登山口から刀掛ノ松まで追い越しすれ違いおよそ20人づつ。すれ違いのうち1グループは学生らしい13人の大所帯。リフトの駅で一時的に人が増えますが、だいたいは最短コースに向かわれるので、ほとんどはリフトまでで会った人です。キレンゲショウマの群生地で2人を追い越し、一の森と剣山の分岐で剣山に向かうらしい2人を見送って私は一の森へ向かいました。どんどん人の少ない方へ少ない方へと道を選んでいます。そこから一の森までは無人。一の森三角点で休憩中に向こうから1人やって来られて、その後、剣山まで5人ほどとすれ違っただけで人は少なめ。
剣山頂上周辺は人が多かったですね。数える気も起きないくらい。外国の方も結構いました。どうやって来たんでしょう。ツアーバスとかかな。次郎笈までの稜線歩きも人気のコースとあって人は多めですが、観光客っぽい人はいなくなるので数珠つなぎのようなことはなく快適に歩けました。
下りはこの時刻に下山する人が少数なのか全体的に少なめ。特にリフト西島駅から遠回りする遊歩道は全くの無人でした。時間に余裕があることに気づいて登りとコースを変えてみたのですが、樹々の緑が綺麗な緩傾斜で歩きやすくいい道です。
帰りの市営バスに乗ったのは6人。行きで見覚えのある人はいませんでしたね。これも料金先払い。うち3人はすぐの二重かずら橋で下車して、残る3人が久保まで乗ってここで1時間待ち…
30分ほどで折り返しの四国交通バスがやって来て運転手さんが言うには今日はいけだ阿波おどりで交通規制がかかっていて阿波池田駅に乗りつけられず歩くと20〜30分かかるとのこと。大歩危駅前で下車してそこから特急に乗ることをお勧めされました。いくらか自分でも検索したものの確かにそれしかないとの結論に達してそのように。しかしその過程で気づいたのはそのまま特急南風に乗って岡山に出ればそこからは新幹線に乗らずとも普通電車で今日中に帰宅できるという事実。うーん、迂闊でした。土讃線にそんな優等列車が走っているとは。しかしむしろ時間帯によっては特急しか走ってないのはローカル線あるあるですね。にわかなのでまだ鉄分が体に沁みていないのです。まあ今日はタイトスケジュールでしたし連泊でホテルに余計な荷物を置いておけたということでよしとします。剣山はまた来ても楽しそうなので今後に活かしましょう。
この四国交通バスは、西祖谷局前で地元らしい方1人、かずら橋で観光客らしい方3人を拾って意外な乗車率。新しいお客が乗ってくるたびに阿波池田まで行けないことを説明して大変そう。まあ後から乗ってきた人たちは元から大歩危駅の予定だったようですが。
ところでこのバスは、かずら橋バス停を過ぎたところで車内アナウンスが突然アニメ声になって吃驚。温泉むすめの「祖谷メグリ」らしいです。全国各地の温泉を萌えキャラ化した企画で、そういえば有馬温泉にもいたな… だいぶ以前からの企画で初めて聞いた時は、いかにも地域おこしとのタイアップを狙えそうで月並みな発想だと思いましたが、軍艦を擬人化した「艦これ」はヒットしましたしね。結局クオリティと運営の本気度次第でしょうか。
脱線しましたがそんなわけで特急のおかげで阿波池田駅には早く着いたので待ち時間で阿波おどりを見物。徳島市でもほぼ同じ日程で開催してるのにすごいですね。若い人がたくさん参加しているのも驚きます。
ほどよい時間で帰りの列車が来たので普通列車に延々2時間揺られて徳島駅へ。ホームは阿波おどりから帰るお客で大混雑でした。1年の間でずば抜けた集客に対応するだけの宿泊施設のキャパがなく、みんな終わるとその日のうちに帰ってしまって経済効果が薄いのが課題だそうです。確かにあれだけの賑わいの割には晩御飯を求めて見て廻った飲食店、どこもさほどの混雑ではありませんでしたね。ココイチで阿波尾鶏のカレーを食べて、少しだけ阿波おどり会場を冷やかしてホテルに帰りました。昨日見たし今日はいいかなと思っていたのですが、最終日の盛り上がりの余韻が感じられてよかったですね。
肝腎の山のほうですが、日程と天候で選んだ行き先でしたが、偶然にもキレンゲショウマの季節に当たり、それ以外の山野草も見られました。登山道はよく整備されていて危険な箇所や特につらい箇所もなく、魅惑の稜線歩きを堪能できます。西日本ではかなり人気の山だと思いますが、枝道やサブコースが多く道を選べば意外にも静かな山歩きが楽しめるところもポイントが高いです。もう少しアクセスがよければいいんですけどね。分県登山ガイドの発行後も路線が1つ減って、今は公共交通でのアプローチは見ノ越一択です。とはいえヒュッテは比較的予約が取りやすそうですし、一部在来線特急を使えばその日のうちに帰宅できることも判りました。頂上に宿泊すれば三嶺まで行けるでしょうか。また来たいと思います。まだの人にも大変おススメです。
【追記】
昨日の山行から、新しいスマホに変えたのですが撮影の度にしばらく足が止まらず便利です (それが普通)。バッテリーも長持ちするのでこのくらいの山行なら途中で充電しながら歩かないで済むのもいいですね。その割にペースは速くなりませんでしたが…調子に乗って写真を撮りすぎたようです。
〇今日のヤマスタチェックポイント
●剣山(日本百名山)
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