記録ID: 7146160
全員に公開
沢登り
札幌近郊
漁川〜漁岳〜漁入沢
2024年08月14日(水) ~
2024年08月16日(金)
- GPS
- 44:22
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,201m
- 下り
- 986m
コースタイム
天候 | 14日 曇りのち雨 15日 曇りまた晴れ 16日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
14日 前々日からの降雨で国道が通行止め、しばらくすると解除されたので奥漁川橋まで。歩いて林道へ。5分くらい歩くとゲートがあり、そこまで車が入れたようだ。地図で林道が続いているところまでは、しっかりとした道。林道終点の看板があった。そこからは増水した微沢と渡渉し、地図にはない登山道がCo740の漁川の入渓点まで続いている。漁川もまだ増水しているうえに、時間もないためここでテン場入り。 15日 沢に下ろすところは少し急な斜面になっているが、残置ロープや木の根を掴んで下ろすことができる。対岸には流入の微沢あり。いまだ少し増水しているが遡行に問題ない。河原歩きが続くというよりは、歩きにくい河原の段差を越えていくような感じ。Co830二股以後残置ロープがある小滝が2つ。確か右岸を登った。Co930あたりに大きな滝(部内では昔流木があったことから流木Fと呼んでいる)。残置ロープのある左岸を直登、下部のっぺりとした岩で上部ムーブが大きくなる。Mは空身で直登させ、その後全員で左岸懸垂下降し、最後にMを全荷で登らせる。途中落石があった。ザイルがかなり絡まり時間かかる。その後は1020二股近くに大きめの滝がいくつかあるが、楽に直登できる。赤岩に行った後なら対処必要ないだろう。1020二股以後、二股の進行方向やその後の稜線まで、ずっとピンテがついており分かりやすい。適度な間隔でピンテはついてるので、見失ったら間違った道を進んでいると思った方がよい。詰め上がりは左右から笹が張り出す踏み跡をたどる。はじめは浮き石注意で、稜線上がる直前は足元が泥で気を付けていても滑るので注意。Mがメガネを笹に引っかけて落としたため、頑張って探した。稜線に上がったところからPへはしっかりした踏み跡があり、脇にはハイマツや灌木が生えている。Pで休憩。増水も落ち着き、明日も雨が降らないことから漁入沢へ乗越を決める。Pから少し下ったところから、1100二股へ向けコンパスを切る。はじめ笹とハイマツで途中からは笹。笹も進行方向の逆に向いているので、思っていたよりは歩きやすかった。だが踏み跡はないのでここを登るのはオススメできない。少しズレて1100二股の右股にあたる。そこからは沢を下ろしていく。1100二股も確認できる。1020二股手前の滝は左岸スタスタ下ろす。記録で8mとあるが、たぶんそんなにない。あとはナメや段差やらを楽しく下ろしていく。パイプの滝までに1箇所崩壊地があった。テン場も増水可不可を問わなければたくさん取れる。パイプ(釜にコルゲート管が横たわっていることから部内でそう呼んでいる)の滝は、ちょうど落ち口に流木がささっており、流木と右岸の岩壁の間を縫って下ろして最後は釜を少し泳ぐ。流木があるなら偵察や対処も必要ないぐらい簡単だ。Co820の大曾根出合いに着き、まだ時間があるようなので出渓を目指す。漁入沢もいまだ平水よりかはほんの少し増水していた。途中から函がわんさか出てくる。Co760のモゲル沢出合い前に特に大きな函が4つ連続する。たぶん記録で言及されていたものかな。上から一つ目と二つ目は簡単に右岸まき。まきと言うよりは岩壁を下ろすイメージ。三つ目は落ち口に流木がささっているため、パイプの滝のように流木と右岸の岩壁の間を縫って下ろす。スタンスが遠くて少し難しい。四つ目は左岸まき。いずれも高さがあるが落ちてもドボンで済みそう、水流に巻き込まれなければ。四つ目の本当にすぐ後にモゲル沢出合い。立派な滝となって流入している。その直後の左岸に大きな崩壊地。崩壊は落ち着いているようだが、不用意に寄る必要はないので右岸寄りを進む。あとは淡々と飛び石して北漁橋の左岸から出渓。橋脚の脇からでも、その手前からでも林道に上がることができる。右岸の橋脚の根元の土砂が流されていて、15年後くらいには橋が落ちそう。本山行に向け渡渉練も行った。 16日 今日は林道歩き。車が入れるしっかりとした林道。漁入沢の左岸に付いている林道は崩壊していて使えないらしい。大二股山北の林道分岐手前に大二股山雨量観測所があり、ここで電波しっかり入る。Co510くらいの堰堤があるあたりには、林道の西側には「アサヒビールの森」の看板。東側に漁入沢水位観測所。ちらっと見える漁入沢もいつの間にか大きな沢になっている。その後もテクテク歩く。豊平川を跨ぐ橋は二股橋と言うようだ。橋の上から下流の左岸を見ると森林鉄道(※1958年発行の2万5千分の一「札幌岳」の地図にその路線が掲載されている。)の橋脚跡が確認できる。今回これが一番見たかった、いいですね。林道をずっと歩くのは嫌なので、web記録でたまに見る微沢を使ってみる。ずっと小さな段差が続く感じ。林道を越えて途中に小さな二股があり、コンパス方向的に左股を進む。壊れたコルゲート管がわんさか転がっている。国道手前に大きな堰堤があるので右側(微沢の左岸)から行く。あとは踏み跡をたどると、「水源の森」の駐車帯の100mくらい南側に出ることが出来た。山から突然国道に出るという貴重?珍しい?体験だった。だがズボンがドロドロになったし割と疲れた。下降用の沢かも。急ぐなら林道を走った方が早そう。おしまい! |
写真
装備
個人装備 |
沢足袋
ネオプレンソックス
ハーネス
カラビナ
環付きカラビナ
ソウスリング
確保器
ヘルメット
長袖インナー
タイツ
ズボン
軍手
雨具上下
防寒着
ザック
行動食
非常食
飲料
コッヘル
スプーン
ポリタンク
トイレットペーパー
携帯トイレ
ライター
地図(地形図)
ナイフ
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
針金
保険証
携帯
モバイルバッテリー
ラジオ
時計
シュラフカバー
10mロープ
ジップロック
テントマット
ロールマット
|
---|---|
共同装備 |
ロープ
ハンマー
ハーケン
熊スプレー
テント
EPI
米鍋
お玉
しゃもじ
食料
ノコ
ファーストエイドキット
常備薬
修理具
|
備考 | 電波 短縮入渓点、流木F下、漁Pや稜線付近、大二股山雨量観測所でしっかり入った。 持ち物 林道はぬかるみや水たまりがあるが長距離なので、汚れてもいい運動靴を持っていくと楽。 |
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