ナイトハイクのおまけ付き真教寺尾根から八ヶ岳三山縦走12時間(美し森〜赤岳・横岳・硫黄岳〜海尻)



- GPS
- 12:00
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 1,707m
- 下り
- 2,216m
コースタイム
- 山行
- 9:35
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 11:55
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
復路:海尻駅19:27(JR小海線¥500) 清里駅20:04 清里駅〜八ヶ岳美し森ロッジ(タクシー¥1450) |
写真
感想
今年は8月中旬から天気が不安定だったので奥穂高岳の予定も延期→中止で、1ヶ月以上のブランクでの山行だった。
八ヶ岳の縦走に誘われたのだが、赤岳・横岳・硫黄岳の三山の縦走は過去2回美濃戸口から歩いているので、今回は山梨県側から登ってみることを提案した。
山梨県側の真教寺尾根と県界尾根は鎖場が多いとのことで、鎖場マニアの1名も急遽加わり4名での山行となった。
美し森ロッジと名前を変えたたかね荘から出発。
最初は陽が射していたものの、すぐに雲が吹き付け天気が怪しい雰囲気になってきて、なんだか引き返したいような気分で歩いていた。
が、牛首山まで至ると目の前に権現岳が顔を出してきてほっとした。
どうやら牛首山あたりまで雲がたまっていたようだ。
登山用具店でダブルストックの方が膝にやさしいと聞いて購入したものの、持っていくのが面倒で1年半余り放置していたストックをもったいないから今回は使用してみることにした。
登りで使ってみたのだが、上半身がかなり疲れることが分かる。
上半身を鍛えている人ならいいが、自分の場合登りでダブルストックはかなり疲れるということが分かったので、牛首山でストックをしまう。
ストックをしまうと手荷物が減った感じでかなり楽になった。
長年登り続けてきたスタイルを変えるのは難しいものだ。
牛首山から先は傾斜が緩やかになり、目の前に赤岳が立ちはだかる。
美濃戸口から登った時、行者小屋や赤岳鉱泉から赤岳を見たが、それとは違っていい形に見える。
牛首山からの傾斜が緩やかな分、最後に一気に高度が上がるようで、迫力のある赤岳だ。
西側の行者小屋からの文三郎登山道では梯子が多かったが、こちらは鎖場で高度を稼いでいく。
振り返ると野辺山高原や、川上村のレタス畑、そしてその奥に奥秩父山地が見えていて気持ちがいい。
文三郎登山道との合流地点へくるとメジャーコースなので突然登山者が増え、今までの真教寺尾根の静けさが嘘のようだった。
赤岳山頂も久しぶりの晴天の週末のためか大賑わいだった。
最初の計画では硫黄岳まで行き1泊し、県界尾根に戻るか、別のルートで下りるかのつもりだったが、赤岳山頂で天気予報を確認すると明日は前線の通過で午前中に天気が崩れることが判明。
鎖場マニアの1人は晴れている今日のうちに県界尾根を堪能したいとのことで、ここで別行動し下で待ち合わせることになった。
硫黄岳まで抜けた後の下山ルートのひとつとして、夏沢峠、本沢温泉を経て稲子湯まで行くとJR小海線の松原湖駅行きのバスが出ているということは調べてきたのだが、最終バスが16:12なのでこれから向かう場合は間に合わない。
そこで本沢温泉から本沢入口を経てJR小海線の海尻駅まで直接歩くことにした。
赤岳・横岳・硫黄岳の稜線は過去2回歩いているので新鮮な驚きはないが、何度来ても楽しい稜線だ。
最初は西の方がよく晴れていて、御嶽山、乗鞍岳、槍・穂高から手前には美ヶ原、霧ヶ峰、諏訪湖などがよく見えていたが、だんだん西風が強くなるとともに雲に隠れていった。
硫黄岳から夏沢峠の下りは、目の前の北八ヶ岳の深い森と形のいい天狗岳の2峰を眺めながら歩く気持ちがいい道だった。
本沢温泉の有名な野天風呂は登山道からもよく見えていて、硫黄岳を眺めながら浸かれるいいロケーションにある。
時間があれば入りたかったが、夕暮れも迫りつつあるし、待ち人もいるので入れない。
去年の白馬鑓温泉もそうだったが、登山をしつつ野天風呂に入るのは時間的になかなか難しいものだ。
日が暮れた後の登山道は新月のためもあり真っ暗で、真っ暗の中を歩くのは久しぶりだった。
集落に出た後の海尻駅までの道はときどき街灯がないところもあり、そんなところで電車の時間との兼ね合いで登山装備なのに走りつつ八ヶ岳の上に目を遣ると、星が気味が悪いほどに沢山輝いていた。
そういえば12年前にもこの近くの川上村の真っ暗な道を歩いたことがあったなと思いだした。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-175680.html
最終的に休憩時間を入れてほぼ12時間、歩いている時間はほぼ9時間半の山行となったが、たまにこの位歩いておくと次の山行計画の参考になるなと思った。
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