八方尾根花ハイク(八方池まで):ハッポウタカネセンブリの魅力を山友に伝えたくて‼️

2024年08月18日(日) [日帰り]

• GPS: 03:31
• 距離: 3.5km
• 登り: 253m
• 下り: 252m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:11
• 休憩: 0:28
• 合計: 3:39

距離 3.5km 登り 253m 下り 252m

9:50 八方池山荘
11:12 11:12 第2ケルン
11:26 11:29 八方ケルン
11:41 11:42 第三ケルン
11:48 11:49 八方池
11:55 12:19 八方池
12:52 八方ケルン
12:52 12:52 第2ケルン
13:04 13:05 石神井ケルン
13:34 13:34 八方池山荘
13:38 ゴール地点

天候

晴れ、上部は雲が多く稜線は雲で覆われていた。風は弱し

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

黒菱駐車場：9時到着時は満車状態で係員が誘導、道路脇の傾斜地に辛うじて駐車できた

コース状況／危険箇所等

良く整備され危険ヶ所はない。木道、滑り易い蛇紋岩エリアは濡れているとスリップ要注意

その他周辺情報

八方池山荘:１泊３食(弁当)、夕食はバイキング
味付けが良く美味しく評判が良い
15時からシャワー使用可、ボディシャンプーあり

写真

8/11 10:04

これは2年前に八方尾根で撮影したハッポウタカネセンブリである。花の大きさは7～10mmで近接で撮影してこそ、このお花の魅力に気づくのである。今回はこの素晴らしいお花を花好き山仲間に見てもらいたいと急遽企画した。

房総半島をかすめた台風7号が去り、計画通り実施に漕ぎつけた。AM4時に千葉の我が家を出発し黒菱駐車場には9時頃到着、満車状態であったが、道路脇の傾斜地に何とか駐車させて頂いた。

8/18 9:45

黒菱駐車場からリフトを乗り継ぎ、今晩の宿の八方池山荘に荷物を預けて花探しハイクのスタート、グラードクワッドリフトを降りてすぐの売店上のベンチの脇(2年前にハッポウタカネセンブリに初対面したポイント)にやはり咲いていました。
今回は黒菱リフトとグラードクワッドリフトを下と八方池山荘前の歌壇にも咲いているのが確認できた。

8/18 9:50

1日目は八方池山荘に不要の荷物を預け、八方池までゆっくり花ハイクを楽しむことにしている。木道ルートを進むが、2年前の初対面の時より多く咲いているようだ

8/18 10:00

斑点無しの株も見つかる

8/18 10:01

時期的に遅いかと心配していたが、蕾が多くまだまだ楽しめそう。ごく小さな花のため、じっくり焦らずピント合わせがするのが肝要

8/18 10:02

色々なお花が次から次へと現れる。ミヤマホツツジ

8/19 13:39

花の説明看板が整備されているエリアにはかなりの株数あるが、看板がないところにも咲いているが、小さいため意識して探さないと見逃してしまう

8/18 10:08

背丈は10～30cmくらいで蕾が多い株も多い、スマホを近づけて普通に撮影してもこんな感じ、立って歩いたままでは素晴らしさは分からずスルーしてしまう

8/18 10:06

花は直径7～10mmのため近接撮影でないと魅力は分からない。ピント合わせが難しくじっくり焦らず撮影することが肝要

8/18 10:05

探し方が慣れたのもあるがあちこちに見つかる。2年前より多く咲いているようだ

8/18 10:10

他の花々も撮影しましょう。イワショウブ

8/18 10:11

ミヤマコゴメグサはそこいらじゅうに咲いている

8/18 10:43

ダイモンジソウ

8/18 10:46

オオバギボウシ、シモツケソウ、アザミ

8/18 10:50

ミヤマママコナ

8/18 10:54

木道を行き交うヒトヒト

8/18 11:12

木道ルートが終わり公衆トイレあたり、視界はあまり良くならない

8/18 11:16

クモマミミナグサ

8/18 11:20

標高が上がってもハッポウタカネセンブリは所々に
咲いている

8/18 11:22

魅惑的な色合いと斑点、同行メンバーも初対面に大感動、近くにいる方々に、八方尾根固有の魅力的なこの子達を教えてあげると大喜び‼️

8/18 11:28

ハクサンシャジンとウスユキソウ

8/18 11:39

八方池が見えて来たが雲が多い

8/18 11:41

八方池をバックに記念撮影、残念ながら白馬三山、不帰ノ嶮は雲の中

8/18 11:43

第3ケルンで記念撮影

8/18 11:51

八方池の周りを歩いてみる。カライトソウを前景に

8/18 11:52

ハクサンシャジンを前景に

8/18 11:54

コウゾリナ

8/18 11:56

2年前の8/12にはこの辺は薄紫色のクガイソウの群落が見事であったが、今回はもう花は終わっていた。今回はノコンギクが綺麗であった。

8/18 11:57

大勢のハイカーや観光客が散策し休憩している。我々も暫し行動食休憩、小生は近くにある大株のハッポウタカネセンブリの撮影に余念がなかった

8/18 11:58

素晴らしい色合い

8/18 12:03

八方池周辺は種々の花が咲きぼこり、ごく小型のハッポウタカネセンブリには気づかないでしょう。

8/18 12:03

シャッターを押す指が止まりません

8/18 12:04

存分に撮影を楽しんだ

8/18 12:04

8/18 12:06

8/18 12:07

この八方池脇のハッポウタカネセンブリが最も大株で見事であった。
八方池までの花ハイクは大満足であった。休憩後帰路に向かいます。

8/18 12:21

キンコウカ

8/18 12:21

タテヤマリンドウ

8/18 12:22

ヨツバシオガマ

8/18 12:25

アズマギク

8/18 12:26

触ってネバネバ、ネバリノギランはそこかしこにある。触ってみるだけでなくランをアップで撮影しましょう

8/18 12:28

赤(実)が多くなっているイワショウブ

8/18 12:36

タカネマツムシソウも沢山咲いてたが今年はやや少なめか？
開花直前のもの

8/18 12:52

ウメバチソウも沢山咲いている

8/18 13:05

下山は木道ルートを使わず登山道ルートで

8/18 13:25

斑点無しの株があった

8/18 13:26

最後まで上部の視界は良くなかった

8/18 13:34

3時間半に及ぶ八方池までのゆっくり楽しんだ贅沢花ハイクを終了し八方池山荘に帰還、ヤナギランが迎えてくれた

8/18 13:51

チェックインを済ませテラスで生ビール🍺で乾杯、小生のみ調子に乗ってしまいつい２杯

8/18 16:10

15時からシュワーで汗を流し、テラスで寛ぎながら、ヤマレコ記録用の写真を選択。今日は平地では猛暑のエリアが多かったようだ、まだ威勢良い夏雲

8/18 18:05

生ビール２杯か美味しかったのでスイスイお腹に収まったが、流石にオーバードーズであったか、食欲が湧かない。それでもバイキング料理の味か良くご飯は少な目で美味しく食べられた。小生以外はご飯もおかずもお代わりしたようだ

8/18 18:28

夕食後白馬三山がほぼ全貌を現しており、翌日の唐松岳登頂が期待できそう‼︎

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

iPhone 12 Apple

感想

teledaisuki

・2022年8/11(木)～8/12(金)に続いて2回目の八方池山荘泊での八方尾根花ハイクと唐松岳登頂を目的に会の花好きメンバー4名をご案内した。

・2020年10月に高座山のムラサキセンブリのヤマレコ記録を見てからリンドウ科センブリ属に興味を持ち、センブリ、イヌセンブリ、アケボノソウ、ハッポウタカネセンブリ、ミヤマアケボノソウなどの観察を行って来て、ヤマレコの日記に記載してきた。

・ハッポウタカネセンブリは2022年夏にヤマレコ記録でその存在を知り、この花の素晴らしさに驚愕し、さっそく8/11～8./12に八方池山荘泊で初対面でき大感動であった。

・八方尾根はゴンドラ・リフトなどの利用てアプローチし易く夏山の時期には八方池までは大勢のハイカーや観光客で賑わい、高山植物の種々のお花を楽しんでいる。ハッポウタカネセンブリはあまりにも小型で意識しながら探していかないとスルーしてしまう。今回分かったが、黒菱リフトやグラードクワッドリフトの下にもあり、また八方池まで(八方池の上部にもあるど言われている)、広範囲で登山道脇に見られ、花の説明看板もあるため、じっくり観察しながら探せば、対面することはそれほど難しくない。
ハッポウタカネセンブリはタカネセンブリの蛇紋岩変異種であり八方尾根(後立山連峰の固有種で花期は7月～8月でけっこう長い期間である。
多くの花好きの方々に是非対面して観察して欲しい素晴らしい逸品である。