伊藤新道ピストン

2024年08月20日(火) ~ 2024年08月21日(水)

• GPS: 11:19
• 距離: 20.1km
• 登り: 1,300m
• 下り: 1,270m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:41
• 休憩: 0:37
• 合計: 6:18

距離 10.1km 登り 1,202m 下り 73m

5:30 湯俣山荘
5:50 5:51 湯俣
6:17 第一吊橋跡
6:35 6:41 衝立岩
7:13 7:20 第三吊橋跡
7:55 第四吊橋跡
8:37 9:01 第五吊橋跡
10:25 伊藤新道展望台
11:50 三俣山荘

2日目

• 山行: 4:54
• 休憩: 0:30
• 合計: 5:24

距離 10.1km 登り 98m 下り 1,197m

11:50 三俣山荘
5:27 5:29 伊藤新道展望台
6:40 6:41 第五吊橋跡
7:11 第四吊橋跡
7:42 7:58 第三吊橋跡
8:18 8:29 衝立岩
8:39 8:42 第一吊橋跡
9:15 湯俣
9:33 9:34 湯俣山荘
9:37 ゴール地点

天候

曇りときどき晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

七倉山荘前駐車場に駐車。
タクシーで高瀬ダムまで。
道路側壁崩壊の危険がある為、途中1.4km区間タクシーを降りて歩く。
タクシー前半1000円
タクシー後半1300円

高瀬ダムから湯俣山荘は概ね日陰道な為、涼しくて気持ちいい。

コース状況／危険箇所等

伊藤新道のピストン。

全体的に谷の両側側壁は急峻で、崩壊箇所多数。
特にガンダム岩前後は崩落した巨岩の隙間を縫う様に行動する為、迅速な行動を心がけた。

第一吊り橋以外は全ての橋が通行不可。
時期的に渇水期に入っており、第一吊り橋含めて橋がなくても渡渉は難しくない。

その他周辺情報

湯俣山荘
今回は湯俣山荘に宿泊した。

リフォームして再開店した山小屋。
朝夕2食いただいたが、非常に美味しく、湯俣山荘の宿泊を強くおすすめしたい。
朝食は4:30。
伊藤新道の早出に合わせて朝食を早くしてくれているらしい。
凄くありがたい。

晴嵐荘。
今回は利用しなかった。
温泉がある。
湯俣山荘の対岸にあり、手動リフトに乗って渡る。
往復乗ってみたが、少しめんどくさい。
朝食は6:00くらいだと聞いた。

三俣山荘
食事が以前よりグレードアップしていた。
ジビエはあまり好きではないが、素直に美味しい。

写真

8/20 5:29

湯俣山荘出発。
朝食は4:30から。
朝食はおかゆに薬味、焼き鮭に炙り田楽味噌、しいたけとお麩の入ったスープ、ゆでたまご。
全て手作りで凄く美味しかった。
食後のコーヒー(700円)いただいて出発した。

8/20 5:29

右岸を歩く。
対岸に晴嵐荘。

8/20 5:37

湯俣川の谷間に温泉の湯気♨️

8/20 5:38

右側の湯気が墳湯丘

8/20 5:39

水俣川の吊り橋。
揺れは比較的激しい。
手がかりのワイヤーの位置が低くてチョット怖い。

8/20 5:40

何か？を祀ってる祠。

8/20 5:40

祠から河原に降りる。

8/20 5:40

伊藤新道入山の案内板。

8/20 5:43

右岸の水際を行く。
以前は左上に高巻きの道があった様だ。

8/20 5:43

右岸水際を行く。

8/20 5:49

途中温泉が沸く。水は結構熱い。

8/20 5:49

熱いので、転んで地面やお湯に触らない様に気をつけた。

8/20 5:49

ガスと温泉の沸く右岸を行く。

8/20 5:50

対岸の湯気の向こうに噴湯丘が見える。

8/20 5:54

天然記念物の噴湯丘♨️
これに近づく為にわざわざ対岸に渡渉した。

8/20 5:54

チョット引いて噴湯丘♨️

8/20 6:00

温泉で？変色した花崗岩。

8/20 6:15

右岸の高巻き。
道は明瞭。

8/20 6:16

特に大変なところは無い。

8/20 6:18

巻道から河原へ降りる

8/20 6:20

先に第一吊り橋が見える。

8/20 6:20

第一吊り橋

8/20 6:23

第一吊り橋。
揺れます。

8/20 6:23

谷幅が狭いここは橋が無いと厳しそう。
この橋があるから伊藤新道が歩ける。

8/20 6:24

第一吊り橋から左岸歩き。
ここから巨岩帯を行く。
歩きやすい道は無いのでフィジカル弱い人は体力奪われるかも。

8/20 6:24

8/20 6:27

ガンダム岩・・・らしい。

8/20 6:27

チョット引いてガンダム岩

8/20 6:29

ガンダム岩は巻くタラップがつけられていたが、めんどくさいんで我々は岩の下を潜った。

8/20 6:30

ガンダム岩の下

8/20 6:31

ガンダム岩終わり

8/20 6:34

巨岩のアップダウンは小柄な女性や短足の私には少し大変。

8/20 6:34

8/20 6:38

巨岩帯が終わり、平凡な河原。

8/20 6:39

水場らしいが・・・

8/20 6:43

8/20 6:44

8/20 6:44

特に難しいところは無い。

8/20 6:45

河原に降りる

8/20 6:48

最近のものであろう崩壊落下箇所。
気持ち良くないので上部を気にしながらサッサと歩く。

8/20 6:48

崩壊箇所を過ぎてすぐに左岸壁につけられた足場板道を利用する。
せっかく労力かけて作られた足場道も崩落によって頻繁に崩壊するんだろうなぁ。

8/20 6:50

左岸右奥に崩壊土砂が見える。

8/20 6:50

ありがたや〜

8/20 6:51

河原へ降りる

8/20 6:56

右岸へ。

8/20 7:01

ここは左岸へ。
写真右に左岸巻道が見える

8/20 7:03

左岸巻道へ

8/20 7:03

草刈りされて巻きは容易

8/20 7:04

巻いて河原へ

8/20 7:11

左岸の棚を歩く。
幅20センチくらいだけど容易。

8/20 7:11

幅20cmの棚終わり

8/20 7:15

渡渉点には目印に石積みがあるが、気がつくのはいつも渡渉後だったりする。

8/20 7:15

よく見ると対岸にも目印の石積みが。

8/20 7:17

右岸へ渡渉。
なんとなく石積みが可愛い。

8/20 7:19

硫黄岳北側直下のニノ沢

8/20 7:19

第二吊り橋跡らしいが、どこが跡なのか見つけられなかった。

8/20 7:22

右岸を行く

8/20 7:26

ラバーソールのグリップを効かせて小さく巻く

8/20 7:27

壊れた第三吊り橋。

8/20 7:27

結構な高さにある吊り橋だけど、増水で壊れたの？
それとも落石かなぁ？

8/20 7:29

第三吊り橋は右岸水際を行く。

8/20 7:30

第三吊り橋を過ぎてすぐに左岸へ渡渉した。

8/20 7:30

里奈の後ろに第三吊り橋。
ここにも渡渉目印の石積み。

8/20 7:32

しばらく左岸の河原歩き

8/20 7:38

急峻な崩落箇所ばかりなので、休憩場所にはかなり気を使う。

8/20 7:43

遠景に双六岳

8/20 7:45

ここで今日唯一のすれ違い。
個人ガイド山行の様だった。

8/20 7:47

どっちに渡渉したのか忘れてしまった。
水量はずいぶん減って渡渉は容易。

8/20 7:52

ここなら水が取れそう。

8/20 7:53

この穴からガスでてる。

8/20 7:56

河原歩きも飽き飽きだ。

8/20 7:56

ワレモ沢出合いは右岸を巻き。

8/20 7:57

対岸にワレモ沢出合い

8/20 8:06

ワレモ沢過ぎてかなり水量減った。

8/20 8:11

もう河原歩きに飽き飽きだ。

8/20 8:13

左岸に右岸に行ったり来たり。

8/20 8:14

水量減って里奈へのフォローも必要無くなってきた。

8/20 8:16

8/20 8:18

適当に右岸に来たり

8/20 8:20

適当に左岸に来たり

8/20 8:26

振り返ると燕岳が見えた

8/20 8:28

正面には山間の奥に樅沢岳が。

8/20 8:33

壊れた第五吊り橋。
奥のブルーシートが河原歩きの終わり。

8/20 8:36

第五吊り橋を過ぎた辺りで左岸に渡った。

8/20 8:38

ここで湯俣山荘のお弁当をいただきました。
20分くらいゆっくり休憩。

8/20 9:04

リッジをグイグイ登る

8/20 9:07

8/20 9:09

少し道を間違えながらピンクテープやペンキマーク頼りに登る

8/20 9:09

チョット間違えた

8/20 9:09

ペンキマーク助かる。

8/20 9:11

松ぼっくりがたくさん・・・らしい。

8/20 9:13

細い尾根をグイグイ登る

8/20 9:14

グイグイ

8/20 9:14

左下は急なザレ

8/20 9:17

ここら辺だけ地面が白い

8/20 9:18

茶屋建設するの？
あると絶対お茶します！

8/20 9:20

ママコナたくさん咲いてた

8/20 9:23

急なザレの道を降る

8/20 9:24

印を見逃さない様に

8/20 9:25

ゴーロを乗越す

8/20 9:26

赤沢の河原に降りたら少し谷を登ると左手に登山道の取り付きのロープがかかる。

8/20 9:28

太い矢印を左に見るとお助けロープがかかっている。

8/20 9:29

お助けロープで登る

8/20 9:30

ここから展望台までが1番キツい！

8/20 9:33

薮を切り開いて作られた急傾斜の道。

8/20 9:37

トラロープありがとうございます😭

8/20 9:40

晴れれば槍ヶ岳が見えてくるらしいが

8/20 9:48

薮を越えるより倒木渡った方が早い

8/20 10:02

急傾斜はここで終わり。
マジでキツい登りだった。

8/20 10:30

8/20 10:30

展望台から

8/20 10:55

木の隙間から双六小屋が見える

8/20 10:58

第二庭園にハクサンフウロ

8/20 11:01

ツガザクラと第一庭園

8/20 11:02

ヒョウタンボク

8/20 11:02

花の無いミヤマキンバイ

8/20 11:03

8/20 11:09

左の谷がカタカナでモミ沢。
右の谷が漢字で樅沢。

8/20 11:11

トリカブト

8/20 11:17

かぶり岩。
道が単調なトラバース。

8/20 11:18

オトギリソウ

8/20 11:18

ヤマハハコ

8/20 11:19

ミヤマキンポウゲ

8/20 11:19

アキノキリンソウ

8/20 11:20

8/20 11:22

森林限界

8/20 11:23

終わりが見えてきた

8/20 11:23

トウヤクリンドウ

8/20 11:24

カニコウモリ

8/20 11:26

クロトウヒレン

8/20 11:27

コウゾリナ

8/20 11:27

ゴマナ

8/20 11:28

クロクモソウ

8/20 11:30

8/20 11:31

キオン

8/20 11:33

8/20 11:33

熊の💩うんち。
2箇所あった。

8/20 11:34

ウメバチソウ

8/20 11:36

エゾシオガマ

8/20 11:37

8/20 11:37

オヤマリンドウ

8/20 11:38

ミヤマセンキュウ

8/20 11:41

ナナカマドの実

8/20 11:42

タカネスイバ

8/20 11:42

ミソガワソウ

8/20 11:44

バイケイソウの葉の紅葉が始まってる

8/20 11:45

ヨツバシオガマ

8/20 11:46

主稜線登山道に合流

8/20 11:46

渡れたのは第一吊り橋だけだった。

8/20 11:46

まだ昼前なので鷲羽岳に行こうかとも思ったが

8/20 11:49

ガスガスなのでやめました。

8/20 11:50

三俣山荘到着

8/20 11:51

里奈ちゃんお疲れちゃん

8/21 4:11

8/21 4:13

8/21 4:18

8/21 4:18

8/21 4:29

8/21 4:55

8/21 5:00

8/21 5:23

8/21 5:23

8/21 5:29

8/21 5:37

8/21 5:46

8/21 5:47

8/21 5:48

8/21 5:49

8/21 6:05

8/21 6:08

8/21 6:15

8/21 6:21

8/21 6:24

8/21 6:26

8/21 6:42

8/21 6:44

8/21 6:47

8/21 6:53

8/21 7:00

8/21 7:13

8/21 7:18

8/21 7:31

8/21 7:32

8/21 7:33

8/21 7:58

左岸の藪の中に明瞭な巻道

8/21 8:04

8/21 8:06

8/21 8:09

8/21 8:10

8/21 8:11

8/21 8:11

8/21 8:17

8/21 8:24

8/21 8:29

8/21 8:31

8/21 8:32

8/21 8:35

8/21 8:40

8/21 8:57

8/21 8:59

8/21 8:59

8/21 9:02

8/21 9:03

8/21 9:04

8/21 9:15

8/21 9:19

8/21 9:22

8/21 9:24

8/21 9:25

8/21 9:26

8/21 9:29

8/21 9:38

撮影機器：

iPhone 13 Pro Apple

感想

NagaiJunrina

ガイドの下見で伊藤新道ピストン。
お盆が過ぎ、渇水期に入ったので沢慣れている人なら特に問題無く遡行できると思う。

全体に谷の側壁が急峻で、崩落や落石箇所多数あり、休憩場所は意識した。

特にガンダム岩前後のゴルジュ帯は崩落箇所が非常に多い。

第五吊り橋がすぎてからが体力的な核心部。
赤沢から展望台まではかなり急登で1番汗をかいた。


シニア登山者4名パーティ(男性2女性2)のペースが非常に遅く、第五吊り橋付近の河原で焚き火などして一晩ビバークした様だ。
翌朝下山時に展望台付近ですれ違った。

特殊なルートなだけに、タイムスケジュールは密に確認する事をお勧めします。