塩見岳・蝙蝠岳 〜小屋泊、絶景鑑賞山行〜

2024年08月20日(火) ~ 2024年08月21日(水)

• GPS: 16:14
• 距離: 35.4km
• 登り: 3,185m
• 下り: 3,167m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:52
• 休憩: 0:41
• 合計: 5:33

8:00 鳥倉林道ゲート（駐車場）
8:31 8:37 鳥倉林道登山口
9:23 9:24 豊口山のコル
9:53 9:58 ほとけの清水
10:19 10:28 塩川・鳥倉ルート合流点
10:42 10:54 三伏峠小屋
10:56 塩見・烏帽子分岐
11:04 11:06 三伏山
11:56 12:02 本谷山
13:33 塩見小屋

2日目

• 山行: 8:43
• 休憩: 1:45
• 合計: 10:28

4:02 塩見小屋
4:55 塩見岳西峰
4:57 5:24 塩見岳
5:42 5:46 北俣岳分岐
5:59 北俣岳
7:00 7:35 蝙蝠岳
8:40 北俣岳
8:53 8:58 北俣岳分岐
9:20 9:21 塩見岳
9:24 塩見岳西峰
9:58 10:12 塩見小屋
11:25 11:28 本谷山
12:05 12:07 三伏山
12:14 塩見・烏帽子分岐
12:17 12:23 三伏峠小屋
12:32 12:37 塩川・鳥倉ルート合流点
12:56 12:58 ほとけの清水
13:24 豊口山のコル
13:55 13:56 鳥倉林道登山口
14:30 鳥倉林道ゲート（駐車場）

　塩見岳の夜明けの景色をじっくり楽しんだり、蝙蝠尾根で山の奥深さを味わったりしたい人用プラン。

天候

1日目：雨 時々 曇り　　2日目：晴れ　後　曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥倉第1駐車場：
　平日なので、朝8時ごろでも普通に駐車スペースにゆとりがあった。

コース状況／危険箇所等

鳥倉登山口〜塩見小屋：
　一般登山道。最近の雨で所々泥濘。木の根や木の階段が滑りやすかった。
塩見小屋〜塩見岳：
　ハイマツ、ガレ場、岩場。目印があり、迷わず行ける。鎖も整備されていて以前より登りやすい。
塩見岳〜北俣岳分岐：
　一般登山道。ハイマツやザレの道。
北俣岳分岐〜蝙蝠岳：
　地図では破線だが、踏み跡もあり歩きやすい。北俣岳周辺は岩場。蝙蝠尾根は景色が最高。

その他周辺情報

塩見小屋：
　夕食・朝の弁当付き1泊で1万2千円。
　塩見岳Tシャツ3000円。
　チェックアウトは朝8:00だが、蝙蝠ピストンをしている間、荷物のデポをしてもらえてとてもありがたかった。

写真

8/20 7:11

平日に休みがとれたが、最近天気がいまいち。でも夏の思い出にと家族に許しを得て、塩見岳方面に山小屋一泊一人旅へ。

8/20 8:00

鳥倉第1駐車場に駐車。小雨ぱらつく中、レインウエアを着て山行開始。

8/20 8:37

登山口到着。雨は少しやんできたのでレインウエアを脱いで登り始める。

8/20 10:46

登り途中でまた雨が降り始め、またレインウエアを着る。三伏峠にてヤレヤレのコーラタイム。

8/20 11:40

のぞき岩からのぞいても真っ白け。

8/20 13:06

取りあえず1日目は塩見小屋までで我慢。2日目の午前中の天気は良いはずなので…。

8/20 14:31

塩見小屋到着。前日にネットで予約。泊めさせてもらえてラッキー。

8/20 14:12

自分の宿泊場所はここ。17時に夕食とのことで、あと3時間ほど暇人。

8/20 14:39

また雨が本格的に降り始めた。明日の天気、本当に大丈夫？

8/20 15:03

取りあえず、寝床をつくってふて寝。シュラフは貸してもらえるらしいけど、慣れているMyシュラフを持参。隣は居なかったので広々と利用できた。

8/20 17:02

やっと夕食の時間。この山奥で夕食を出してもらえるなんて本当にありがたい。

8/20 17:37

部屋に戻って明日の準備をした後、晩酌。そして就寝。

8/21 1:44

夜、外のトイレに行くと、小屋の向こうに塩見岳の影が見えた。これは行けるかもと期待しながら再び睡眠。

8/21 4:04

そして4時ごろ、満月の月明かりの中、山行開始。雲海が凄い。

8/21 4:05

向かう塩見の上にはオリオン座。

8/21 4:30

満月の月明かりだけでも結構歩ける。雲海は絶えず動く。

8/21 4:37

いざ、塩見へ。岩場を登っていく。

8/21 4:38

黎明の南アルプス北部の山々。

8/21 4:56

塩見岳西峰に到着。雲海に浮かぶ富士が良い。

8/21 5:00

そして、塩見岳東峰に到着。誰かいると思ったけど、贅沢なことに貸し切りだった。

8/21 5:05

いよいよ日の出の時刻。

8/21 5:13

日の出。一気に周囲の景色が美しくなる。感想欄に動画あり。

8/21 5:13

南ア北部の夜明け。

8/21 5:10

ついでに塩見小屋の弁当で朝食。

8/21 5:15

反対側には有明の月と、影富士？影塩見？とにかく面白い景色。

8/21 5:16

歩いてきた方向を振り返る。西峰の向こうには中央アルプスや北アルプスの山々。

8/21 5:27

滝雲発生。撮影ばかりで進まないので、そろそろ行きたかった蝙蝠尾根へ向かう。

8/21 5:30

仙塩尾根方面に下りていく際にも、滝雲鑑賞。

8/21 5:38

振り返ると塩見小屋。真ん中やや下あたり。

8/21 5:40

北俣分岐までの道には、足を踏み外したら蟻地獄状態になりそうなザレ場あり。

8/21 5:56

そして北俣岳辺りは岩場の移動。いずれも慎重に行けば大丈夫。

8/21 6:02

北俣岳を過ぎると、最高の蝙蝠尾根歩き。

8/21 6:06

左の綺麗な三角のピークが蝙蝠岳。右奥には悪沢岳など。その真ん中奥には笊ヶ岳。

8/21 6:24

この場にいる幸せ。今年の夏の良い思い出となりそう。

8/21 6:27

それにしても物凄い雲海。

8/21 6:30

歩いてきたルートを振り返る。塩見岳や北俣岳。

8/21 7:00

そして途中、低木の樹林帯を通りながら進んでいくと、いよいよ蝙蝠岳のピークが見えてきた。

8/21 7:01

蝙蝠岳ピーク。ここでビックリ。夜中1時鳥倉スタートのお姉さんが登ってきて、あっという間に帰っていった。脱帽。

8/21 7:07

迫力の悪沢岳を見ながらcoffee&sweetsタイム。30分近くピークに滞在しながら景色を満喫。感想欄に動画あり。

8/21 7:36

名残惜しいけど下山。下山の道のりも長そうなので。

8/21 7:53

低木の樹林帯にはナナカマドも多かった。ナナカマドの赤い実が青空に映えていた。

8/21 8:25

稜線上の気温は30度ぐらいで、涼風が時折吹き快適。この後、段々暑くなってきたときのためにドリンク準備中。

8/21 8:29

間ノ岳、農鳥岳。左奥に甲斐駒ヶ岳。

8/21 8:40

蝙蝠岳や荒川三山に雲がかかってきた。

8/21 8:44

所々にウスユキソウ系の花。

8/21 8:59

吸い込まれそうな谷。スケールが大きい地形。

8/21 9:01

巨大な塩見。鳥倉に戻るためには、これを登り返すしかない。蝙蝠尾根歩きをしたいならこれぐらいは我慢。

8/21 9:21

頑張って登り返した塩見岳。あちこち雲がわいてきて山々に纏わりつき始めた。しばし鑑賞し、小屋方面に下りていく。

8/21 9:28

秋の到来を告げるトウヤクリンドウが咲き始めていた。

8/21 9:54

振り返り見上げれば、塩見岳と夏の空。

8/21 10:08

ザックをデポさせてもらった塩見小屋に到着。お礼にとTシャツとジュースを購入。そして再び重いザックを背負い、下山開始。

8/21 10:47

本谷山や三伏山の登り返しにもマケズ、どんどん歩く。

8/21 12:07

三伏山まで戻ってきた。後は下り基調で楽できる。奥には雲を纏った漆黒の鉄兜、塩見岳。その右奥の尖りは蝙蝠っぽい。

8/21 12:19

三伏峠小屋ではコーラ休憩。この後、一気に下山。

8/21 13:57

鳥倉登山口まで下りてきた。ここからは駐車場までの林道歩き。

8/21 14:30

そして駐車場に無事戻り、家路につく。本日の山行、これにて終了。

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II オリンパス

感想

JiroDai

塩見岳東峰から夜明けの景色360°view




蝙蝠岳からの360°view




　数々の絶景をじっくりと楽しめて、良き今年の夏の思い出となった。