奥大日岳縦走へ(室堂〜弘法)
- GPS
- 28:30
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,298m
- 下り
- 2,101m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 7:50
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 6:30
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
6:00 穂高・有明発 7:30 扇沢より室堂へ(始発トロリーバス)往復9050円 <復路> 15:00 弘法バス停〜室堂 1150円(予約した方が良い) 15:45 室堂より扇沢へ(最終16:30) 17:00ごろ 扇沢着 18:00 我が家着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
奥大日岳から大日小屋への途中 急坂のガレ場注意 牛首 岩が滑り注意 |
その他周辺情報 | 富山の「ほたるいかの素干」 ライターであぶったら んまいちゃ! 黒部平で試食 美味しかったので購入(1袋540円) |
写真
感想
2015(平成27年)9月14日(月)〜15日(火)
奥大日岳へ
「奥」の付く山へ
前日、しょうちゃんより2日天気がよさそうなので、奥大日岳へどうかとの話が出た。今年は奥茶臼岳、奥三界岳と登ってきている。この奥大日岳を登ると3つの「奥」を登ることになる。久しぶりのしょうちゃんとの山行に賛同、出発を決める。
早速、扇沢からの始発を聞き、大日小屋へ予約を入れる。
扇沢からのトロリーバスの時刻は、インターネットと違っていることがあり、今回も6:30分とあったものが、実際には7:30分であることを確認できた。
大日小屋も予約をしながら込み具合を聞くと「空いています。」との応えだった。
<1日目>
6時少し前、しょうちゃんが久しぶりに我が家に新車の軽に乗ってやってきた。今まで乗っていたJ車は古くなりさすがに手放したとのこと。
扇沢に我が家から向かう。
扇沢の無料駐車場は満車に近かったが、平日ということもあり難なく駐車できた。
扇沢から室堂までも、7:30分に室堂を出てからケーブルカー、ロープウェイ、そして室堂へのトロリーバスの臨時便がつなぎよく出て、9:30分には室堂に到着する。
室堂は快晴。絶景が待っていた。いつも晴れの日を狙っていくので当たり前なのだが、立山三山、剣御前など息をのむほどの美しさだ。
そして今回は、奥大日岳にも目が向く。堂々として稜線の長い大きな山塊だ。
みくりが池、雷鳥平と剣を目指す人が多いのだが、雷鳥坂の分岐から先、奥大日への登りになると人はめっきり少なくなった。
静かな山行が始まった。展望はというと最高!
立山の峰々、その手前の室堂、地獄谷の不気味さが、一歩引いた大日岳の登り、稜線からは一目でうかがい知ることができる。
さらに左手には、称名廊下の渓谷と谷(ゴシャメンの滝)が一望できる。
そして何といっても「剱岳」の絶景・雄姿だ。
今日は、最初快晴であったが、徐々に雲が湧き出てきていた。そのために剱岳が雲の中から浮き上がって見えるのだ。時にはその雲がちぎれ、剣の全貌も見せてくれる。様々な雲とのコラボが楽しい。そしてシャッターチャンスがいつまでも続くのだった。
そんなことをして時間が過ぎていくのを忘れ「剱岳」を楽しむことができた。
奥大日岳山頂
実際には最高峰には登れることができず、2606m地点へ登頂する。
12時を過ぎ、立山3山は見えたが、雲が山頂を覆うようになり残念ながら剣などは見ることができなくなっていた。
ここから大日山荘へ向かう。
今日の難所が待っていた。急下降のガラ場、そしてはしごなどの危険地帯。落石を起こさないように、自分も滑らないように注意して下る。
そこを過ぎると後は緩やかな稜線をひたすら歩く。すると七福園と呼ばれる岩の庭園が見られた。その先に岩の塊の中大日岳の山頂が現れた。
何とも山頂と呼んでいいのか、周りは曇っているので視界もなく少し休み下り始めた。すると雲の中から大日小屋が、あっという間の到着だった。
大日小屋にいったん入ってから、今日の祝杯をしょうちゃんと挙げ、その勢いで16時も過ぎれば、雲も晴れるだろうと、水だけ持って大日岳を目指した。小屋の前からは一瞬ではあったが剣が顔を出す。そして大きな虹のようなブロッケン現象も起きていた。
晴れるのを期待して、20分ほどで山頂に着くが、雲は相変わらず視界を妨げていた。風もあるので何とか晴れないかと待つが、少し太陽は出るが残念なことに視界はなかった。とぼとぼ大日小屋に戻った。
大日小屋
今日は快晴。ということで登ってきた人も多く空いているというよりは混んでいる状況だった。
ランプの小屋ということで、食堂にはいくつものランプがつるされ明かりをとっていた。そんな中で美味しい夕飯をいただくことができた。
<2日目>
びゅうびゅう鳴る風の音で目が覚めた。
剣が見える。との声が聞こえてくる。早速外へ出てみる。シルエットになった剱岳が小屋の前に姿を現していた。わずかな光と雲が美しい。
剣のほかに毛勝山も目立っていた。日の出は奥大日岳に雲がかかりその中から出たようで、雲の中から太陽が現れる様だった。
大日平をめざし下山を始める。目の前には大日平、弥陀ヶ原それに挟まれる称名廊下が見渡せた。滑る石に気を付けて下る。いくつもの沢を通る。
下り終わると木道が続き、両側は笹原が続く。その中に少し紅葉を始めているナナカマドが見られた。そして振り返ると大日岳の美しい山容が立ちはだかっていた。
大日平小屋から木道をどんどん進むと、称名廊下への下りが始まり、最難関「牛首」に入る。といっても注意していけば大丈夫。様々なところで危険地帯とのことで、危険度をあおるように書いてあるが気を付ければいい。しょうちゃんは下りが苦手で、大分待ちながらの下山となった。このように石橋を叩いて渡るようなしょうちゃんは遭難はしない人だと確信している。
称名滝はNO1
称名廊下に出ると、そこには称名滝が待っていた。4段の滝からできていて、その落差は350mという。全部つながって見えるので差の迫力はすごかった。私の見てきた滝の中では1番だ。NO1と言える。
さてここから八郎坂をまた称名廊下から弥陀ヶ原へと登るのだ。
2時間の行程。急登が続き苦しい登りだ。何とか私は1時間20分ほどで弘法へたどり着く。様々な花が見られ急登ではあったが、時々花をとりながら、この時期にしては花の種類の多い所だと思いながら登ることができた。しょうちゃんは2時間20分かかり弘法へ。無事でよかった。
弘法バス停より、15:00のバスに乗り室堂へ。
後は室堂から扇沢へと乗り物を乗り継ぎ行くだけ。
富山の「ほたるいかの素干し」をお土産に。
これで「奥」3山を今年登頂
なにか達成感のある山行になった。
ふるちゃん
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