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Yamareco

記録ID: 7177305
全員に公開
ハイキング
道北・利尻

29年ぶりの利尻山

2024年08月20日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
12.4km
登り
1,562m
下り
1,562m

コースタイム

日帰り
山行
6:47
休憩
1:41
合計
8:28
5:00
10
三合目
5:10
5:11
25
甘露泉水
5:36
5:37
23
四合目
6:00
6:03
17
五合目
6:20
6:23
17
六合目
6:40
6:43
26
七合目
7:09
7:12
14
第二見晴台
7:26
7:35
12
長官山
7:47
7:48
24
避難小屋
8:12
8:15
25
九合目
8:40
8:42
18
沓形分岐
9:00
9:56
12
山頂
10:08
10:09
23
沓形分岐
10:32
10:34
22
九合目
10:56
10:57
12
避難小屋
11:09
11:15
11
長官山
11:26
11:27
26
第二見晴台
11:53
11:54
17
七合目
12:11
12:12
17
六合目
12:29
12:30
24
五合目
12:54
24
四合目
13:18
13:20
8
甘露泉水
13:28
三合目
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
山頂直下の登山道は崩壊地すれすれに付けられているので、悪天候の際はくれぐれもご注意ください。
その他周辺情報 3合目登山口から鴛泊までの間に利尻富士温泉があります。500円で快適な温泉です。コインランドリーもあり、昼時にはレストランも営業します。
前泊の宿の窓から見た朝の利尻山。
2024年08月20日 04:37撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 4:37
前泊の宿の窓から見た朝の利尻山。
朝焼けが少なく、モルゲンロートにはなりませんでした。
2024年08月20日 04:42撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 4:42
朝焼けが少なく、モルゲンロートにはなりませんでした。
樹林帯を登り詰めると6合目で一気に視界が広がります。遠くに毎年通っている礼文島が見下ろせます。
2024年08月20日 06:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 6:10
樹林帯を登り詰めると6合目で一気に視界が広がります。遠くに毎年通っている礼文島が見下ろせます。
このあたりからハイマツが中心になります。
2024年08月20日 06:22撮影 by  SHV41, SHARP
8/20 6:22
このあたりからハイマツが中心になります。
長官山にて。雲一つ無い素晴らしい天気です。
2024年08月20日 07:26撮影 by  SHV41, SHARP
8/20 7:26
長官山にて。雲一つ無い素晴らしい天気です。
鴛泊の街が見下ろせます。昨夜は右上に見えるペシ岬の麓の宿に泊まりました。
2024年08月20日 07:28撮影 by  SHV41, SHARP
8/20 7:28
鴛泊の街が見下ろせます。昨夜は右上に見えるペシ岬の麓の宿に泊まりました。
右下に避難小屋が見えます。29年前は手前の笹原のところにはエゾカンゾウの大群落を初めとしたお花畑が広がっていました。
2024年08月20日 07:37撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
8/20 7:37
右下に避難小屋が見えます。29年前は手前の笹原のところにはエゾカンゾウの大群落を初めとしたお花畑が広がっていました。
崩落地の向こうに沓形の集落を見下ろします。
2024年08月20日 07:45撮影 by  SHV41, SHARP
8/20 7:45
崩落地の向こうに沓形の集落を見下ろします。
山頂を見上げます。29年前とはルートも大きく変わっておりびっくりしました。そう言えば、礼文島から見る利尻山の赤い崩落地が年々大きくなっていましたから、それに併せてルートも付け替えられたのでしょう。
2024年08月20日 08:09撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 8:09
山頂を見上げます。29年前とはルートも大きく変わっておりびっくりしました。そう言えば、礼文島から見る利尻山の赤い崩落地が年々大きくなっていましたから、それに併せてルートも付け替えられたのでしょう。
長官山を見下ろします。
2024年08月20日 08:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 8:10
長官山を見下ろします。
登山道は崩落地の際に付けられています。風の強い日はかなり危険です。
2024年08月20日 08:38撮影 by  SHV41, SHARP
8/20 8:38
登山道は崩落地の際に付けられています。風の強い日はかなり危険です。
29年前はこのあたりも一面のお花畑でしたが、現在ではすっかり笹に覆われています。ボタンキンバイやリシリヒナゲシも、現在では登山道からはほとんど目にすることができないようです。
2024年08月20日 08:48撮影 by  SHV41, SHARP
8/20 8:48
29年前はこのあたりも一面のお花畑でしたが、現在ではすっかり笹に覆われています。ボタンキンバイやリシリヒナゲシも、現在では登山道からはほとんど目にすることができないようです。
山頂とろうそく岩です。
2024年08月20日 08:56撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 8:56
山頂とろうそく岩です。
ろうそく岩と沓形方面を見下ろします。
2024年08月20日 08:58撮影 by  SHV41, SHARP
8/20 8:58
ろうそく岩と沓形方面を見下ろします。
崩壊地の向こうに鴛泊の集落を見下ろします。
2024年08月20日 09:11撮影 by  SHV41, SHARP
8/20 9:11
崩壊地の向こうに鴛泊の集落を見下ろします。
崩落地の向こうに沓形の集落を見下ろします。
2024年08月20日 09:14撮影 by  SHV41, SHARP
8/20 9:14
崩落地の向こうに沓形の集落を見下ろします。
29年ぶりの山頂にて。山頂は意外と狭かったことに驚かされました。
1
29年ぶりの山頂にて。山頂は意外と狭かったことに驚かされました。
29年ぶりの山頂にて、毎年通っている礼文島をバックに。
29年ぶりの山頂にて、毎年通っている礼文島をバックに。
トップ画像にするために撮ってもらいました。
2024年08月20日 11:13撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 11:13
トップ画像にするために撮ってもらいました。
シリシブシと利尻富士。一度この組み合わせで写してみたかったんです。
2024年08月20日 07:43撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 7:43
シリシブシと利尻富士。一度この組み合わせで写してみたかったんです。
白いイワギキョウ。
2024年08月20日 08:08撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 8:08
白いイワギキョウ。
山頂で見かけたイワギキョウ。
2024年08月20日 09:26撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 9:26
山頂で見かけたイワギキョウ。
レブンイワレンゲは秋を告げる花の一つ。
2024年08月20日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 9:36
レブンイワレンゲは秋を告げる花の一つ。
甘露泉水。下山後の喉を潤してくれます。
2024年08月20日 13:18撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 13:18
甘露泉水。下山後の喉を潤してくれます。
下山後頑張って車を飛ばして、沓形にある利尻ラーメン味楽に、14時の閉店時間にギリギリ間に合いました。前日は焼き醤油らーめんを食べたので、この日は利尻昆布冷製鶏塩らーめんを食べました。
2024年08月20日 13:56撮影 by  SHV41, SHARP
8/20 13:56
下山後頑張って車を飛ばして、沓形にある利尻ラーメン味楽に、14時の閉店時間にギリギリ間に合いました。前日は焼き醤油らーめんを食べたので、この日は利尻昆布冷製鶏塩らーめんを食べました。
ここからあちこちで見た利尻山の写真を並べます。
車を持っていったので、2日間で島を2周半しました。
これは仙法志あたりから。
2024年08月20日 14:27撮影 by  SHV41, SHARP
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8/20 14:27
ここからあちこちで見た利尻山の写真を並べます。
車を持っていったので、2日間で島を2周半しました。
これは仙法志あたりから。
南浜湿原から。
2024年08月20日 14:34撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 14:34
南浜湿原から。
沼浦展望台から。「白い恋人」のパッケージにデザインされているのはこの景色だそうです。
2024年08月20日 14:50撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/20 14:50
沼浦展望台から。「白い恋人」のパッケージにデザインされているのはこの景色だそうです。
鬼脇港から。
私は「鬼脇から見た利尻山」という題名の坂本直行の描いた油絵を持っていますが、油絵とこの写真を比べると、鬼脇と雄忠志内との中間あたりから見て描いたのではないかと思いました。
2024年08月20日 15:07撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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8/20 15:07
鬼脇港から。
私は「鬼脇から見た利尻山」という題名の坂本直行の描いた油絵を持っていますが、油絵とこの写真を比べると、鬼脇と雄忠志内との中間あたりから見て描いたのではないかと思いました。
沓形から。
2024年08月20日 18:40撮影 by  SHV41, SHARP
8/20 18:40
沓形から。
雄忠志内から。
2024年08月21日 05:04撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/21 5:04
雄忠志内から。
オタトマリ沼から。
水鏡に映った利尻山がきれいです。
この景色を見たくて、奮発して車を島に持っていきました。
2024年08月21日 05:35撮影 by  SHV41, SHARP
8/21 5:35
オタトマリ沼から。
水鏡に映った利尻山がきれいです。
この景色を見たくて、奮発して車を島に持っていきました。
南浜湿原とオタトマリ沼の中間あたりから。
2024年08月21日 05:49撮影 by  SHV41, SHARP
8/21 5:49
南浜湿原とオタトマリ沼の中間あたりから。
雄忠志内と鴛泊の中間あたりから。
この亜勝ちから見た利尻山は山頂部分の幅がとても広く、南から見た景色とはまるで違います。
2024年08月21日 06:01撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/21 6:01
雄忠志内と鴛泊の中間あたりから。
この亜勝ちから見た利尻山は山頂部分の幅がとても広く、南から見た景色とはまるで違います。
鴛泊の手前から。
2024年08月21日 06:12撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
8/21 6:12
鴛泊の手前から。
鴛泊の港から。
利尻島は一周できるので、様々な利尻山の姿を見ることができます。
2024年08月21日 06:24撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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8/21 6:24
鴛泊の港から。
利尻島は一周できるので、様々な利尻山の姿を見ることができます。
帰りのフェリーの上から。
2024年08月21日 09:14撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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8/21 9:14
帰りのフェリーの上から。
対岸のオロロンラインから。
2024年08月21日 12:40撮影 by  SHV41, SHARP
8/21 12:40
対岸のオロロンラインから。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 携帯 時計 タオル カメラ

感想

南アルプスに登る予定で、前泊の宿を初め、山小屋も全部予約しておいたのですが、期間中全部雨の予報だったため、直前に泣く泣くキャンセル。
休暇がぽっかり空いてしまったので、久しぶりに自分の車で北海道に行くことにしました。幸い新潟−北海道のフェリーのチケットは確保できたのですが、北海道での旅程が決まりません。
フェリーに乗ってからも決まらず、未踏の暑寒別岳か新たにルートが付けられた愛山渓〜松仙園〜沼ノ平に行こうと考えたものの、暑寒別岳は花の時期、松仙園は紅葉の時期がきれいなので、無理にこの時期に登る必要もないとの考えに至りました。
さらに、20,21日は道北のみ快晴の予報。そこで29年ぶりに利尻山に登ろうと考えました。これまた幸いに稚内−利尻のフェリーのチケットも確保できたのですが、宿が取れません。紆余曲折があって、なんとかお目当てのゲストハウスに予約を入れることができました。そんなわけで、行きのフェリーではずっとスマホとにらめっこで、ゆっくりすることができませんでした。
20日は朝から快晴。宿の窓からは港の向こうに利尻の姿が眺められました。4:50に宿を出て5:00から登り始めました。5合目まではだらだらと登り、5合目から7合目は斜度のきつい尾根筋をほぼ直登します(ここが一番きつかったように思います)。3合目ではうっそうと針葉樹が茂っていますが、次第に灌木帯となり、樹高が低くなり、ハイマツが混じり始めると7合目を過ぎ、第二見晴台に出ると目の前に利尻山(実際には長官山)、後ろには海が広がり、遠くに毎年訪れている礼文島が見下ろせます。
第二見晴台からはハイマツと低い灌木の間を縫うように登っていき、やがて長官山に出ます。目の前に利尻山がバーンと聳え、思わず歓声が上がります。29年前は目の前には広大なお花畑が広がっており、そのときは一面にエゾカンゾウが咲いていたのですが、現在ではお花畑は完全に笹原になっていました。
長官山からはいよいよ火山特有のザレた斜面を登っていくのですが、29年前とは雰囲気が全く違っています。谷間のようになったところを3歩進んで2歩下がるような感じで苦労しながら歩みを進めた記憶があるのですが、そんな箇所は全くありません。また、登山道の右側が崩落地となっており、どうやら昔の登山道があったあたりは斜面ごと崩れてしまったようです(そう言えば、礼文島から見た利尻山に見える赤い崩落地は、昔と比べるとずいぶん面積や形が変わっているように思います)。
整備された登山道を一歩一歩登っていくと、やがて山頂に到着しました。快晴の空の下、素晴らしい眺めです。29年前は南半分が雲海の上だったので、360度全部を見渡せるのは初めてです。山頂もこんなに狭かったかな、という感じです。昇ってくる日とみんなが口々に歓声を上げ、中には百名山完登を喜ぶ人もいました。
山頂では1時間ほど過ごしました。山頂から四方を眺め下ろし、いつものように名残を惜しみながら下山しました。下りはひたすら下るだけで(特に6合目から甘露泉水までのだらだら下りが辛かったです)、しかもかなりの暑さだったのでかなり消耗しました。甘露泉水の美味しかったこと!
時計を見るとまだ13時半過ぎで、今から車を飛ばせば、沓形にある利尻らーめん味楽の閉店時間に間に合います。急いで車に戻り、味楽へ急ぎました。幸い閉店時間にギリギリ間に合い、夏だけの特別メニューである利尻昆布冷製鶏塩らーめんを食べることが出来ました。

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技術レベル
3/5
体力レベル
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