29年ぶりの利尻山
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,562m
- 下り
- 1,562m
コースタイム
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 8:28
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂直下の登山道は崩壊地すれすれに付けられているので、悪天候の際はくれぐれもご注意ください。 |
その他周辺情報 | 3合目登山口から鴛泊までの間に利尻富士温泉があります。500円で快適な温泉です。コインランドリーもあり、昼時にはレストランも営業します。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
携帯
時計
タオル
カメラ
|
---|
感想
南アルプスに登る予定で、前泊の宿を初め、山小屋も全部予約しておいたのですが、期間中全部雨の予報だったため、直前に泣く泣くキャンセル。
休暇がぽっかり空いてしまったので、久しぶりに自分の車で北海道に行くことにしました。幸い新潟−北海道のフェリーのチケットは確保できたのですが、北海道での旅程が決まりません。
フェリーに乗ってからも決まらず、未踏の暑寒別岳か新たにルートが付けられた愛山渓〜松仙園〜沼ノ平に行こうと考えたものの、暑寒別岳は花の時期、松仙園は紅葉の時期がきれいなので、無理にこの時期に登る必要もないとの考えに至りました。
さらに、20,21日は道北のみ快晴の予報。そこで29年ぶりに利尻山に登ろうと考えました。これまた幸いに稚内−利尻のフェリーのチケットも確保できたのですが、宿が取れません。紆余曲折があって、なんとかお目当てのゲストハウスに予約を入れることができました。そんなわけで、行きのフェリーではずっとスマホとにらめっこで、ゆっくりすることができませんでした。
20日は朝から快晴。宿の窓からは港の向こうに利尻の姿が眺められました。4:50に宿を出て5:00から登り始めました。5合目まではだらだらと登り、5合目から7合目は斜度のきつい尾根筋をほぼ直登します(ここが一番きつかったように思います)。3合目ではうっそうと針葉樹が茂っていますが、次第に灌木帯となり、樹高が低くなり、ハイマツが混じり始めると7合目を過ぎ、第二見晴台に出ると目の前に利尻山(実際には長官山)、後ろには海が広がり、遠くに毎年訪れている礼文島が見下ろせます。
第二見晴台からはハイマツと低い灌木の間を縫うように登っていき、やがて長官山に出ます。目の前に利尻山がバーンと聳え、思わず歓声が上がります。29年前は目の前には広大なお花畑が広がっており、そのときは一面にエゾカンゾウが咲いていたのですが、現在ではお花畑は完全に笹原になっていました。
長官山からはいよいよ火山特有のザレた斜面を登っていくのですが、29年前とは雰囲気が全く違っています。谷間のようになったところを3歩進んで2歩下がるような感じで苦労しながら歩みを進めた記憶があるのですが、そんな箇所は全くありません。また、登山道の右側が崩落地となっており、どうやら昔の登山道があったあたりは斜面ごと崩れてしまったようです(そう言えば、礼文島から見た利尻山に見える赤い崩落地は、昔と比べるとずいぶん面積や形が変わっているように思います)。
整備された登山道を一歩一歩登っていくと、やがて山頂に到着しました。快晴の空の下、素晴らしい眺めです。29年前は南半分が雲海の上だったので、360度全部を見渡せるのは初めてです。山頂もこんなに狭かったかな、という感じです。昇ってくる日とみんなが口々に歓声を上げ、中には百名山完登を喜ぶ人もいました。
山頂では1時間ほど過ごしました。山頂から四方を眺め下ろし、いつものように名残を惜しみながら下山しました。下りはひたすら下るだけで(特に6合目から甘露泉水までのだらだら下りが辛かったです)、しかもかなりの暑さだったのでかなり消耗しました。甘露泉水の美味しかったこと!
時計を見るとまだ13時半過ぎで、今から車を飛ばせば、沓形にある利尻らーめん味楽の閉店時間に間に合います。急いで車に戻り、味楽へ急ぎました。幸い閉店時間にギリギリ間に合い、夏だけの特別メニューである利尻昆布冷製鶏塩らーめんを食べることが出来ました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する