富士山吉田ルートマイカー1泊
- GPS
- 16:47
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,489m
- 下り
- 1,507m
コースタイム
- 山行
- 2:21
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 2:39
- 山行
- 9:46
- 休憩
- 4:06
- 合計
- 13:52
天候 | 1日目 雨時々曇り 2日目 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
初めての富士登山は、準備と適切な装備と睡眠が成功の鍵でした。天候に翻弄されながらも無事に頂上に立てたことは、忘れられない体験となりました。
頂上に到達したときの達成感はとても大きくて準備したことや、登っている間の辛さなどを振り返って涙しそうになるくらい感動しました。景色はあまり見えなかったですが景色を見ようとするよりも富士山に登ったこと事実が重要でした。
富士山への初登山に向けて、2ヶ月間、低山を中心にさまざまな山を登りながら準備を進めてきました。当日の天気予報では小雨が予想されており、前日のパッキングには悩みました。雨装備、山小屋泊の準備、そして行動食について、最後に振り返ります。
当日は七合目泊の予定だったため、早朝というほどではなく、通常の時間にパーキングへ向かいました。シャトルバスも事前に予約していたため、スムーズに乗車できました。1日目の山行時間は比較的短く、特に大きな問題もなく平和な1日でした。
山小屋に到着すると、すぐに雷と強い雨が降り始めました。屋根や壁に当たる雨音と、近くで鳴る雷の音は非常に迫力がありました。食事中、大雨に打たれたため登山を中止したいというお客さんが2組いましたが、断られていました。(それぞれの事情があるかもしれませんが…)
次の日の朝は、頂上でのご来光を諦めていたため、4:00頃に山小屋を出発し、途中の山小屋でご来光を拝むことができました。天気予報をずっとチェックしていたものの、予測不可能な状況でしたが、運よく美しい光景を楽しめました。
頂上までの道中では、体力を要するポイントがいくつかありましたが、溶岩が固まっていたり、メンテナンスが行き届いていたため、危険だと感じる場所はほとんどありませんでした。ただし、突然の豪雨に対応できないと、ずぶ濡れになり、寒さに苦しむ人も多く見かけました。
頂上では、売店で豚汁を食べ、すぐに下山を開始しました。下山がとにかくきつかったです。特に大雨の後だったため、ザレ場が滑りやすく、止まるのが難しい状況が延々と続きました。宝永山への下りは楽しかったのですが、その長さもあり、全体的にかなり辛い体験でした。楽しそうに駆け抜ける人や、ビビりながら慎重に下る人など、スキルや体力の差が顕著に現れていました。
なんとか六合目の安全指導センターに到着しましたが、あと1時間の道のりが登山開始時よりも長く感じました。体力をしっかりと残しておくことが重要だと感じました。
全体の感想としては、しっかりと準備し、時間配分を考えれば安全に登れる山だと思いました。しかし、体力はかなり使うため、前日と山小屋での睡眠が最も重要だと感じました。その反面、気軽に毎年登ろうと思えるほど簡単な山でもないと感じました。ぜひまた挑戦したいと思います。
最後に、雨装備、山小屋泊、行動食について振り返ります。
雨装備
途中、豪雨に見舞われ、小雨から豪雨、そして晴れに対応する必要がありました。
• レインウェア(上):透湿性の高いものを選ぶと良いです。昔のレインウェアを使っていましたが、防水処理をし直していたため雨は通さなかったものの、汗がこもって内部が濡れました。一方、連れが使っていたものは、メンテしていたにもかかわらず雨が内部に浸透してきました。やはり良いものを選ぶ必要があります。
• レインウェア(下):ストームクルーザー フルジップパンツを持っていきましたが、装着時にファスナーが噛んでしまい、修復不可能に。普通のレインウェアでも履く時に手間取ることが多いため、事前に練習しておくのが良いでしょう。
• 晴雨兼用傘:これは最高でした。雨が降ってきた時にすぐに出せ、豪雨にも対応できました。日傘としても利用でき、今回最も活躍したアイテムです。Wpc. IZAの晴雨兼用傘は、Amazonで2,973円程度で購入しましたが、驚くほど軽量で丈夫でした。
• ソフトシェル:ワークマンの簡単な雨なら弾く程度のものをウインドブレーカーとして持って行きましたが、雨が強くなると浸透してしまいました。雨天時は早めに着替えるのが良いです。
山小屋泊
山小屋で過ごすためのアイテムを持っていくか悩みましたが、雨だったため外に出なかったので特に不要でした。フリース素材の部屋着はパッキング時に容量が大きく、持って行くのを諦めました。寝る時はインナーシーツを持って行きましたが、山小屋内が暖かすぎて、使用することはありませんでした。設備の良い山小屋では、寝る時の室内着は不要かもしれません。結局、下着で寝ました。
• ソフトシェル:ウインドシェル代わりに持って行きました。食事やトイレに行く時にも簡単に羽織れて便利でした。
• パンツ:ダウンやフリース素材のものを考えましたが、天候と気温が不安定だったため、普通の少し厚手の登山パンツを予備として持って行きました。選択肢が多くて良かったです。
• 充電用バッテリーは当初複数のUSBスロットがあるものを考えましたがiPhoneなどで使われるAC-USBの小さなもので十分でした。一つコンバーター代わりにもなるのでApple Wathcの充電もできるものがあると良いと思います。
行動食
登りでは山小屋が定期的にあるため、それ以外の場所で簡単に食べられるものが良いです。富士山には山小屋が多いため、行動食はかなり減らしても問題ありません。ただし、下りでは購入できる場所が少ないため注意が必要です。
• ゼリー飲料:後で荷物が少なくなるため便利でした。朝冷凍しておけば、しばらく冷たい状態で飲めます。
• トレイルフード:思い出した時に食べるのに最適で、腰のポケットに入れていました。私はコンビニで買った柿の種とドライフルーツのミックスです。動画などではCOSTAコーヒーの容器を使うとありましたが、私は焼酎のワンカップ「宝カップ 220ml ペットカップ」の空容器を使っています。口の大きさも全体容量もちょうどいいです。
• タブレット:塩分系とラムネ系のものを持って行き、疲れた時に口に入れました。
• スティックもの:ソイジョイやカロリーメイトは非常食兼用で持って行きましたが、行動中は水分を奪われそうで、あまり食べませんでした。スニッカーズの小さいサイズは、疲れた時に一口食べるのに適していました。
• パン:サービスエリアで小さなパンを買いましたが、行動中に食べる機会がありませんでした。
• 水:持ち歩きは1リットルで十分だと思います。500mlでも次の山小屋まで行けますが、念のため1リットルを保険として持ちました。
• メダリスト:下山時の最後の最後に使いました。(水も切れてたので)行動食というより、エマージェンシーとして持って行きました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する