金剛山:初めて千早側から。寺谷↑ 文殊中尾根↓
- GPS
- 02:26
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 528m
- 下り
- 531m
コースタイム
- 山行
- 1:56
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 2:26
天候 | くもりときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はとくになし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
異常な台風10号がやっと消滅してくれて、また金剛山へ。今回は千早側から。奈良県人なので、これまで金剛山はいつも奈良側から登ってきました。千早側から登るのは、恥ずかしながら初めてです。別に恥ずかしがる必要はないのだけれど、千早から登ったことがないというのが何となく気恥ずかしいのです。登り慣れた山ですが、ルートは初めてなので初心者です。万事慎重に。
最初は車を置く場所。金剛登山口から千早ロープウェイ前にかけて多くの駐車場があり、平日の早朝ということもあってより取り見取りですが、かえってそれが迷わせます。一番奥の上のほうに大阪府営駐車場があったので、上にある分、そこが便利かと思って駐車しましたが、これがプチ失敗。結局、登山道へは上がった分を下らなくてはならず、登山道入口にあった駐車場(当初わからなかった)を利用したほうが便利でした(しかも、そっちのほうが平日500円で安かった)。ただ、掃除が行き届いた水洗トイレがあったのはよかったです。
ともあれ、登山道へ。入口はすぐわかりました。まずは伏見林道。なるほど、これが伏見林道かと思いながら上っていきます。コンクリート張りで、緩やかな坂道です。ウォーミングアップにちょうどよいです。
このルートは水場が豊富ですね。次々に現れます。これなら水に困ることはなさそうです。
寺谷分岐から寺谷に入っていきますが、イメージと違って、入り口のところは尾根に登っていくようなかたちになるんですね。最初は文殊尾根に登ってるのかと思ってしまいました。が、しばらくすると沢沿いの道となり、寺谷に入ったことがわかりました。
この道はいいですね! 花がとても多く、登りのしんどさを慰めてくれます。次から次へといろんな花々が現れ、目移りしてしまいます。奈良側の登山道よりずっと花が多い印象があります。道そのものも急登というほどのこともなく、大変歩きやすいです。おまけに、沢沿いなので涼しく、なるほど、これは快適だと感心することしきりです。
花の写真をパチリパチリ撮りながら歩を進めて行くと、ちょっと小シャレた感じのベンチが。どうやらここが寺谷ベンチのようです。クロスをかけた丸テーブルなんかもあって、ゆっくり休憩することができます。水場もありました。
千早側はまだ寺谷ルートしか知りませんが、奈良側からの道に比べて、華やぎとでもいうムードがありますね。奈良側のルートはこちらに比べると、ちょっと地味な感じがします。また、奈良側は総じてルートが長く、しんどいですね(所要時間もだいぶん違いました)。大阪側と奈良側とでは、同じ山でもかなり趣が違うもんです。大げさにいえば、文化の差異を感じます。金剛山の多様性ですね。
さて、地図では寺谷ベンチからが急登となるようです。小休憩したのち、尾根に取りつきます。雷光形にジグザグを切って登っていきます。見下ろしてみると、けっこうな急斜面です。急な登りはしんどいですが、どんどん標高を稼げる利点があります。と、10分ほど登ったら、文殊尾根からの道とひょいと合流しました。寺谷ベンチからちょっと急な登りでしたが、思ったより早く着きました。
そこからはもう葛木神社の参道で、道なりに進むと、転法輪寺のところで郵便道方面からの道と出合いました。なるほど、ここで合流・分岐するんですね。ここまできたら慣れた道です。錬成会さんにハンコを押してもらい、山頂広場へ。いつもの場所ですが、違う道から登ってきたので、新鮮な印象です。
帰りは文殊尾根を選択。こちらも初めてです。寺谷ルートとの分岐を過ぎて、すぐ岩屋文殊が現れました。なかなか風格のある立派な文殊さまです。案内板には楠木正成も信仰したとありますから驚きです。そんな時代から登られていたんですね。
文殊尾根を下ります。正成もこの道を歩いたのかもしれん、と思えば、歴史ロマンを感じます。文殊尾根は古い道で、多くの人間に踏まれてきたため、木の根が網の目状にむき出しになっています。その古さが、太平記の時代をイメージさせます。あるいは、信仰の道という雰囲気も。奈良側でいえば、太尾尾根と似ています。
文殊尾根も(木の根が多いものの)それほどの苦はなく下っていけます。途中で「左は急坂で危険なので、下りは右へ」という恐ろしい看板が出てきて、迷うことなく右へ(笑)。とはいえ、その右ルートもやや急傾斜です。左はいったい、どんななんだろう?
ババ谷への分岐を過ぎて、しばらく歩き降りたら伏見林道に戻りました。登山は事実上、ここで終了ですね。
今回は初めての千早側からのアプローチでしたが、大変歩きやすい登山路で、しかも花々が多く、こっちもいいなと感じました。わが家からだと登山口までのアプローチがやや遠いのですが、まだまだいろんなルートがあることですし、これから千早側からも登ってみようと思います。新たな顔を見せてくれた金剛山に合掌です。
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