北股岳(梶川尾根→御西小屋→丸森尾根)
- GPS
- 20:04
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 3,140m
- 下り
- 3,135m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:46
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:13
天候 | 1日目:曇りのち暴風雨 2日目:曇りのち晴れ 3日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丸森尾根は浮石が多い。斜度が急な場所は前後の間隔を充分空けて行動したほうが良い。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
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感想
スマホで山行記録が検索ができなくなり、「検索したけりゃB以上の山行記録を登録しやがれ」と出てきたので書く。内容が薄いのはご容赦ください。
飯豊山は、去年2回登って2回とも天候に恵まれず、今年こそはと2泊3日で計画。
前日に天狗平ロッジに一泊。
1日目(9月19日)
朝、うす曇り。梶川尾根から出発。天気は曇りのち暴風雨。1日目の目的地は梅花皮小屋だったが、梶川尾根を出た先から横殴りの暴風雨と、梶川尾根を登った後に足が痙攣して、休みやすみ、足をマッサージしながらでないと歩けない。諦めて門内小屋に宿泊決定。その後続々と宿泊者がやってきて、夕方には小屋はほぼ満員に。声質の良い小屋の管理人さんが「いつもはみなさん梅花皮小屋に行かれるんでこんなに人来ないんですよ」と。夜になっても暴風はやまず。今年も飯豊は微笑んでくれない、すごく冷たい、いや自分はどっちかというと冷たいくらいの女の人がいい、そういえば「飯豊」でググると「飯豊まりえ」が出てくるよねなど、しょーもないことを言いながら、明日もこんな天気なら切り上げて下山しよう、もし進むにしても、本山と大日岳のどちらかは諦めていいからゆっくり出ようとfunakeiさんと話す。夜中時々目を覚ますが、暴風は朝まで続いていた。足の痛みが引くか気になりながら朝を迎える。
2日目(9月20日)
朝、暴風雨は収まったがガスガスで何も見えず。しばらく様子見でゆっくりめの朝食をとりながら作戦会議。天気は昨日ほど悪くないので、当初計画通り本山方面を目指すことにした。水場は小屋からちょっと離れており、往復した感じでは足は大丈夫そう。その後はfunakeiさんのトイレタイムや、ザックに荷物を入れたり出したりようやく終わったと思ったら靴下干しっぱなしだったりで、8時ごろ、小屋の最後の出発になってしまった。声質の良い管理人さんの「午後は晴れますよ!」の言葉をいただき、目的地、御西小屋を目指す。北股岳を超えて梅花皮小屋到着。ちょっと休憩。小屋の中には休憩の方が数名。ここは通過なのですぐに出発。しばらく歩くと時々ガスが晴れ、対岸のダイグラ尾根がチラチラ見える。頭上にも時折青空が覗く。そのたびにちょっとずつだけどテンションが上がる。12:30頃御西小屋に到着。ガスガスと強風だがようやく休めるぜ!と宿泊を申し込んだ。ところが、定員50名に達したとのことで断られ、本山小屋か梅花皮小屋に行くよう指示される。
なんだってぇ〜!?
人が多いだろうとは思っていたけど、まさかこんなことになるとは。朝のんびり出発したのが悔やまれるが今更どうしようもない。どうする。本山小屋なら、もし満杯でも飯豊山神社に泊まれるらしいとの情報もあったが、本山小屋に泊まると3日目の下山がかなり長丁場になる。予定を2泊から3泊にすることも考えたが、自分もfunakeiさんも小屋に2泊する山行は今回が初めてで、3泊した場合に最後まで体力が持つのかよくわからない。仕方ない。今回は本山と大日岳は諦め、引き返して梅花皮小屋に行くことにした。こんなことならさっき宿泊を申し込んで荷物をデポするんだったよ〜と愚痴りたくなるが、そうしたところで何も解決せず、とにかく小屋が満員になる前に着くしかない、と焦りながら昼食のパンを食べる自分の横でマイペースのfunakeiさんは昼食のデザートにリンゴを剥き始めた。おいおいそんなことしてる場合じゃないだろっっ!そもそも荷物整理だトイレだとのんびりやってるからこんなことになるんじゃい!と口から出そうになったが、昨日、「明日はゆっくり出発しよう」と言ったのは自分だったりするので、そこは暖かくリンゴを食べ終わるのを見守ったのちにオラオラ行くぜ!と出発。ひたすら歩いて小屋に16時頃到着。管理人さんに恐る恐る「空いてますか?」と聞くと、定員50名に達していた。ゲゲッと思ったが、断られることはなく、受付は後でいいから先に場所を見つけてなんとかもぐりこんでくださいとのこと。おおっ!神対応!ありがとうございます!かろうじて2名分の隙間を見つけ、マットを敷くことができた。教訓:いつでも泊まれると思うな避難小屋。天気は午後すぎから本当に晴れて、夕食後は北股岳に沈む夕日を堪能。funakeiさんは夜景を撮るため、カメラと100円ショップの三脚を手に小屋を出ていった。しばらくすると戻ってきて「星がすごいきれいでしたよ!見なくていいんですか?」と興奮の様子。ようやく飯豊が笑顔を見せるようになった?自分は予定外のピストンに疲れてたのでさっさと寝る。
3日目(9月21日)
朝、起きたらfunakeiさんがいない。というよりもほとんど人がいない。水汲みに外に出ると快晴。カメラを手にした人が大勢いて朝やけを写真に収めていた。しばらくするとfunakeiさんが戻ってきた。「梅花皮岳に登って日の出を見ました!最高でした!」と興奮している。自分には(こんな素晴らしい景色を早起きして見ないなんて、一体何しに来たんですか?)と聞こえたような気がしないでもない。御西小屋泊まりの予定が梅花皮小屋になったこともあり、下山の時間はたっぷりあるので、ガラガラになった2階でゆっくり朝食をとる。小屋の管理人さんが室内の掃除をしながら、昨夜は小屋とテント合わせて100人以上泊まって、受付で座りっぱなしだった、みたいな話を笑いながら電話でされていた。そんなにいたんだ。前日同様、funakeiさんのザックへの荷物入れたり出したりが始まり、7時半ごろ小屋の最後の出発者になる。すぐに北股岳山頂到着。山頂からは、鳥海、朝日、月山、蔵王、吾妻、佐渡、そして昨日諦めた飯豊本山と大日岳を一望することができた。(後で写真を見て調べたら、船形山、栗子山、守門岳、粟島も見えていた)。2人で「いやぁついにやりましたね!」「やりました!」と喜び合う。3回目にしてようやく飯豊まりえ(違う)の満面の笑顔を見ることができた。このあとは門内岳を通って門内小屋に立ち寄り軽く食事。門内小屋の管理人さんに、梅花皮小屋の管理人さんからの用件を伝える。帰りは扇の地紙から丸森尾根へ。地神山を超えるとその先には頼母木小屋から朳差岳まで続く見事な稜線と紅葉。来年はいよいよ、縦走、やっちゃう!?と2人で脳汁出まくり妄想フルスロットルのまま、地神北峰から下山へ。しかし飯豊の下りは登りよりきつい。丸森尾根のほうが楽なんじゃないかと考えていたが、こちらも梶川尾根くらいに傾斜がきつく、飯豊山荘の屋根は眼下に見えているのになかなか近づかない。GPSの標高を何度も確認しながら、ようやく登山口に降りたら膝ガクガク太ももヒクヒク。縦走がどうのの前に体力が全然足りてないと痛感。来年に備えランニングを再開するか。それと、小屋に泊まれなかった場合に備えたテン泊デビューか。
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