槍ヶ岳・北鎌尾根 Ｐ２から（湯俣温泉↑・千丈沢↓）

2024年09月06日(金) ~ 2024年09月08日(日)

• GPS: 26:48
• 距離: 55.2km
• 登り: 4,830m
• 下り: 4,817m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:05
• 休憩: 0:35
• 合計: 10:40

距離 19.8km 登り 2,502m 下り 1,300m

6:45 スタート地点
6:47 6:48 高瀬ダム湯俣登山口
7:27 東京電力高瀬川第五発電所
7:44 7:45 林道終点
8:06 名無避難小屋
8:56 9:29 湯俣山荘
10:13 中東沢出合
11:05 11:06 千天出合
11:22 天上沢 大滝
17:26 北鎌のコル

2日目

• 山行: 8:09
• 休憩: 1:43
• 合計: 9:52

距離 19.6km 登り 2,100m 下り 2,884m

17:26 北鎌のコル
8:12 8:50 独標2899m
10:52 11:26 槍ヶ岳
11:32 11:54 槍ヶ岳山荘
12:26 12:29 千丈乗越
15:09 15:16 中山沢出合
16:39 宿泊地

3日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:29
• 合計: 5:09

距離 15.8km 登り 228m 下り 633m

6:18 宿泊地
6:59 7:00 千天出合
7:58 8:01 中東沢出合
8:47 9:03 湯俣温泉晴嵐荘
9:13 9:23 湯俣山荘
10:09 名無避難小屋
10:28 10:29 林道終点
10:45 東京電力高瀬川第五発電所
11:21 11:22 高瀬ダム湯俣登山口
11:27 ゴール地点

天候

9/6　ピーカン
9/7　晴れ　のち　お昼前後ガス　のち　晴れ
9/8　晴れ　のち　にわか雨

コース状況／危険箇所等

◯湯俣温泉〜Ｐ２取り付き
　水がメチャ冷たい。渡渉しながら遡行する必要がある。渡渉は身長１６９ｃｍで股下。
　天井沢はメチャクチャ滑る。

◯Ｐ２取り付き〜稜線
　前半は薄い笹薮尾根。後半は急な岩壁をモンキークライミング。

◯Ｐ２〜Ｐ３
　少し薮だが特に問題なし。

◯Ｐ３〜Ｐ４
　Ｐ４に近づくにつれてヤブが濃くなっていく。空中ヤブコギもあったはず。Ｐ４に行くまでにニセピークが４つぐらいあって精神的に疲れる。

◯Ｐ４〜Ｐ５・６のコル
　尾根筋を歩きＰ５の直下コルから天井沢方向へ下降。下降点は少し分かりづらいが、少し下がれば明瞭な踏み跡がある。
　トラバース→登りながらトラバースし尾根乗越→トラバース→ガレたルンゼを登る→草付きをトラバース後コルに向かって登るとＰ５・６のコル
　最後の草付きトラバースがやたらと悪く、トラバースせずに直登したら空中ヤブ格闘するハメになった。

◯Ｐ５・６のコル〜Ｐ６
　遠目からは登れなさそうに見えるが、コルから見ると登るガレ場はよくわかる。
　コルから右上し、ガレ場が終わったら左上する。

◯Ｐ６〜Ｐ７〜北鎌のコル
　Ｐ７までラストヤブコギ。
　Ｐ７直下は激ヤブでキツイ。
　北鎌のコルへの下降路は明瞭。

◯北鎌のコル〜槍ヶ岳
　割愛

◯千丈乗越〜千丈沢
　本流までずっとガレ沢。ほぼ水なし。
　本流も一時伏流する所も。
　テン場適地は少ないが硫黄岳の登り口あたりに散見される。

写真

9/6 8:56

ダムから２時間

9/6 9:12

燻されたパンナコッタ

9/6 9:40

伊藤新道。
来年行きたい！

9/6 9:42

天上沢を目指す

9/6 10:27

左岸岩壁にロープがあったが、水量が少なすぎてロープ使うと逆に危ない

9/6 10:51

北鎌尾根末端が見えた

9/6 11:37

取り付き目標のワイヤー。
対岸に支沢があり６ｌ汲んだ。
槍ヶ岳までに４ｌ使用した。

9/6 12:32

稜線の取り付き後半はこんな岩壁が多い

9/6 14:48

稜線ヤブヤブ

9/6 15:06

Ｐ４から。
Ｐ７は隠れて見えない。

9/6 16:20

Ｐ５・６のコルに向かうガレ場。
沢登りやってないと面倒そうなガレだった。

9/6 17:01

Ｐ６へ向かうガレ場。
北方稜線のガレ場と同じカンジ。

9/6 17:12

Ｐ６から独標

9/7 7:29

昨日登ったＰ２〜Ｐ７。
この間にトラブルがあり１時間ロスしてしまった。

9/7 8:00

独標。

9/7 8:08

トラバースその１

9/7 8:14

トラバースその２。
回り込んだあと、すぐに独標へ直登できる。

9/7 8:16

独標へＧＯ

9/7 8:33

立派な標識が。
残念ながらガス。

9/7 9:31

Ｐ１３下降後の登り返し。
下降途中に真新しい残置ロープがあった。

9/7 10:27

北鎌平。
ガスガス。

9/7 10:45

晴れるのか〜？

9/7 11:07

山頂直下のチムニー

9/7 11:14

晴れませんでした〜😭

9/7 13:31

下山すると晴れる法則😭

9/7 14:24

もう１枚。
小槍のクライミングも面白そうだ。

9/7 18:02

今夜はビバーク

9/8 8:46

晴嵐荘にも寄ってみた。
せめて登山口まで交通機関が入ってほしい！

9/8 9:07

ジップライン。
面白かった。

撮影機器：

SO-41B Sony

感想

ぞうげ

ようやく行けたＰ２からの北鎌尾根。
超冷たい沢水、やたら滑る天上沢、重い飲料水を全部担ぐ、思った以上に激ヤブ、悪いガレ場となかなかアドベンチャーだった。

沢は渇水のようでロープがある所も使わずに普通に突破。渡渉も股下で楽々だったが、通常の水量であればなかなか苦戦しそう。

今回のコースは沢登りを経験していないといろいろ苦労しそうだ。
特に尾根上のヤブコギで熱中症にならないように注意。
歩く人がまれなのか、踏み跡が消失している所も。

アプローチ以外はほとんどバリエーションルートなので達成感のあるルートだと思う。

伊藤新道で帰れなかったのが心残り。伊藤新道まで遠すぎた。