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Yamareco

記録ID: 721469
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

小学校5年生と行く白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)全長27km

2015年09月19日(土) ~ 2015年09月21日(月)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
子連れ登山 barolo1965 Syunya
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
55:04
距離
27.2km
登り
2,662m
下り
3,348m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:46
休憩
0:56
合計
6:42
距離 6.3km 登り 1,574m 下り 94m
8:00
8:06
12
8:18
8:19
124
10:23
10:48
145
13:13
19
13:32
13:55
36
2日目
山行
5:03
休憩
1:46
合計
6:49
距離 7.1km 登り 594m 下り 839m
7:00
23
北岳肩ノ小屋
7:23
30
7:53
8:17
24
8:41
8:42
15
9:21
9:51
40
10:31
10:46
71
11:57
12:26
83
13:49
3日目
山行
7:53
休憩
1:00
合計
8:53
距離 13.7km 登り 439m 下り 2,415m
6:00
53
6:53
6:54
39
7:33
8:01
40
8:41
8:43
151
11:14
11:43
169
14:32
20
14:52
1
14:53
ゴール地点
このコースは大人であれば1泊で行けるかもしれませんが、子供の足だと2泊は必要です。2日目は比較的ゆとりのある行程だと思います。
天候 晴れ時々曇り(ガス)
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
前日19:30名古屋出発。23:30奈良田第二駐車場着
19日5:30のバスに乗る予定。しかし3台のバスにあと数人で乗れず。折り返し戻って来るバスを待ち、7:00にバス出発。広河原に7:30頃到着。
コース状況/
危険箇所等
危険な場所はありません。農鳥岳から奈良田駐車場に戻る途中、沢を何回も渡る必要がありますが、増水時には注意が必要。木製の梯子が折れていた。
その他周辺情報 日帰り温泉は奈良田の里 大人500円
ヌルヌル感抜群の源泉かけ流しの湯。内湯しかありませんが、ぬるめの湯なので、のんびりと長湯ができ癒されます。駐車場から近くで、行く価値のある温泉です。
5:30のバスが来る7分前。我々より数メートル先で定員オーバー。我々はUターンのバスを待つことに・・・トホホ。。。
2015年09月19日 05:23撮影 by  Canon EOS M3, Canon
3
9/19 5:23
5:30のバスが来る7分前。我々より数メートル先で定員オーバー。我々はUターンのバスを待つことに・・・トホホ。。。
さて、出発が遅れましたが、広河原から出発です。
2015年09月19日 07:49撮影 by  Canon EOS M3, Canon
9/19 7:49
さて、出発が遅れましたが、広河原から出発です。
大樺沢で後ろを振りかえる。
2015年09月19日 10:07撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
9/19 10:07
大樺沢で後ろを振りかえる。
大樺沢二俣にて。ここはバイオトイレの設置もあり。
2015年09月19日 10:36撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/19 10:36
大樺沢二俣にて。ここはバイオトイレの設置もあり。
右俣コースを登る
2015年09月19日 11:28撮影 by  Canon EOS M3, Canon
9/19 11:28
右俣コースを登る
徐々にガスってきた
2015年09月19日 12:54撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
9/19 12:54
徐々にガスってきた
既に紅葉がはじまってます。
2015年09月19日 12:59撮影 by  Canon EOS M3, Canon
5
9/19 12:59
既に紅葉がはじまってます。
草スベリからの合流点
2015年09月19日 13:12撮影 by  Canon EOS M3, Canon
9/19 13:12
草スベリからの合流点
小太郎尾根分岐を過ぎた所で・・・
2015年09月19日 13:36撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/19 13:36
小太郎尾根分岐を過ぎた所で・・・
北岳肩ノ小屋に到着しました。
2015年09月19日 14:32撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/19 14:32
北岳肩ノ小屋に到着しました。
ガスで全く見えなかったのですが、夕方ほんの一瞬だけ富士山の頭が・・・
2015年09月19日 17:33撮影 by  Canon EOS M3, Canon
6
9/19 17:33
ガスで全く見えなかったのですが、夕方ほんの一瞬だけ富士山の頭が・・・
仙丈ヶ岳側に沈む夕焼け
2015年09月19日 17:59撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/19 17:59
仙丈ヶ岳側に沈む夕焼け
暮れる仙丈ヶ岳
2015年09月19日 18:03撮影 by  Canon EOS M3, Canon
3
9/19 18:03
暮れる仙丈ヶ岳
暮れる仙丈ヶ岳
2015年09月19日 18:17撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/19 18:17
暮れる仙丈ヶ岳
宿泊客からの大歓声!
2015年09月19日 18:20撮影 by  Canon EOS M3, Canon
8
9/19 18:20
宿泊客からの大歓声!
翌朝、日の出前の幕営地
2015年09月20日 04:54撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 4:54
翌朝、日の出前の幕営地
朝焼けの富士山
2015年09月20日 05:38撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 5:38
朝焼けの富士山
肩ノ小屋より、仙丈ヶ岳
2015年09月20日 05:41撮影 by  Canon EOS M3, Canon
5
9/20 5:41
肩ノ小屋より、仙丈ヶ岳
そして甲斐駒ケ岳
2015年09月20日 05:41撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 5:41
そして甲斐駒ケ岳
美しい日本の風景・・・
2015年09月20日 06:11撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 6:11
美しい日本の風景・・・
さあ、農鳥小屋に向けて出発だ。(肩ノ小屋より)
2015年09月20日 07:00撮影 by  Canon EOS M3, Canon
6
9/20 7:00
さあ、農鳥小屋に向けて出発だ。(肩ノ小屋より)
そして富士山も。
2015年09月20日 07:01撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 7:01
そして富士山も。
名残惜しい。肩ノ小屋を振り返る。奥は甲斐駒ケ岳。そして右奥に八ヶ岳。
2015年09月20日 07:11撮影 by  Canon EOS M3, Canon
4
9/20 7:11
名残惜しい。肩ノ小屋を振り返る。奥は甲斐駒ケ岳。そして右奥に八ヶ岳。
ナナカマドが色づいてます。
2015年09月20日 07:23撮影 by  Canon EOS M3, Canon
7
9/20 7:23
ナナカマドが色づいてます。
両俣小屋分岐にて
2015年09月20日 07:24撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 7:24
両俣小屋分岐にて
北岳の手前からの富士山
2015年09月20日 07:37撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 7:37
北岳の手前からの富士山
北岳と富士山
2015年09月20日 07:40撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 7:40
北岳と富士山
北岳の奥に見えるのが間ノ岳。今日の縦走路。
2015年09月20日 07:42撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 7:42
北岳の奥に見えるのが間ノ岳。今日の縦走路。
両俣小屋分岐をバックに。右奥は甲斐駒ケ岳
2015年09月20日 07:53撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 7:53
両俣小屋分岐をバックに。右奥は甲斐駒ケ岳
北岳山頂。息子は日本百名山15座目
2015年09月20日 07:56撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 7:56
北岳山頂。息子は日本百名山15座目
北岳山頂より
2015年09月20日 07:57撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 7:57
北岳山頂より
北岳山頂より
2015年09月20日 07:57撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 7:57
北岳山頂より
北岳山頂で記念撮影
2015年09月20日 07:58撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 7:58
北岳山頂で記念撮影
これから進む縦走路。
2015年09月20日 08:22撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 8:22
これから進む縦走路。
間ノ岳をバックに。右下には北岳山荘
2015年09月20日 08:30撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 8:30
間ノ岳をバックに。右下には北岳山荘
南アルプスは1つ1つが大きく、そのぶん縦走路が長い。
2015年09月20日 09:15撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
9/20 9:15
南アルプスは1つ1つが大きく、そのぶん縦走路が長い。
北岳山荘に着きました。
2015年09月20日 09:22撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 9:22
北岳山荘に着きました。
北岳と北岳山荘
2015年09月20日 09:54撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 9:54
北岳と北岳山荘
一歩一歩・・・。頑張って!
2015年09月20日 10:22撮影 by  Canon EOS M3, Canon
5
9/20 10:22
一歩一歩・・・。頑張って!
間ノ岳ではなく・・・。まだまだです
2015年09月20日 10:32撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 10:32
間ノ岳ではなく・・・。まだまだです
少し後ろが、、、先を急ごう。
2015年09月20日 10:56撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 10:56
少し後ろが、、、先を急ごう。
やっと間ノ岳頂上が見えてきた!
2015年09月20日 11:34撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 11:34
やっと間ノ岳頂上が見えてきた!
間ノ岳三角点タッチ!!
2015年09月20日 11:58撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 11:58
間ノ岳三角点タッチ!!
息子は日本百名山16座目
2015年09月20日 11:58撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 11:58
息子は日本百名山16座目
食事をすませ、農鳥小屋へ。正面は西農鳥岳
2015年09月20日 12:48撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
9/20 12:48
食事をすませ、農鳥小屋へ。正面は西農鳥岳
バックはこれから行く農鳥小屋と西農鳥岳。
2015年09月20日 12:51撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 12:51
バックはこれから行く農鳥小屋と西農鳥岳。
間ノ岳から西農鳥岳に続く縦走路
2015年09月20日 13:04撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 13:04
間ノ岳から西農鳥岳に続く縦走路
色づいてきたナナカマド
2015年09月20日 13:43撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 13:43
色づいてきたナナカマド
農鳥小屋到着!
2015年09月20日 13:48撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 13:48
農鳥小屋到着!
農鳥小屋から間ノ岳を背景に
2015年09月20日 13:48撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/20 13:48
農鳥小屋から間ノ岳を背景に
農鳥小屋のおじさんが「今日は雲が色づきそうだから、早く食事をすませ外に出なさい。」と教えてくれて、慌てて外へ・・・。
2015年09月21日 05:02撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 5:02
農鳥小屋のおじさんが「今日は雲が色づきそうだから、早く食事をすませ外に出なさい。」と教えてくれて、慌てて外へ・・・。
だんだん明るくなって、、、
2015年09月21日 05:17撮影 by  Canon EOS M3, Canon
4
9/21 5:17
だんだん明るくなって、、、
色づいた!!!
2015年09月21日 05:28撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 5:28
色づいた!!!
農鳥小屋のおじさんと。「お世話になりました。いつまでもお元気で!!」
2015年09月21日 05:58撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 5:58
農鳥小屋のおじさんと。「お世話になりました。いつまでもお元気で!!」
徐々に離れていく農鳥小屋。名残惜しい。
2015年09月21日 06:08撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 6:08
徐々に離れていく農鳥小屋。名残惜しい。
農鳥岳の奥に富士山
2015年09月21日 06:44撮影 by  Canon EOS M3, Canon
9/21 6:44
農鳥岳の奥に富士山
西農鳥岳3051m
2015年09月21日 06:48撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 6:48
西農鳥岳3051m
間ノ岳と奥に北岳。左奥は仙丈ヶ岳、そしてはるか彼方の右奥が八ヶ岳連峰
2015年09月21日 06:49撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 6:49
間ノ岳と奥に北岳。左奥は仙丈ヶ岳、そしてはるか彼方の右奥が八ヶ岳連峰
北岳(日本標高2位)間ノ岳(3位)
2015年09月21日 07:15撮影 by  Canon EOS M3, Canon
7
9/21 7:15
北岳(日本標高2位)間ノ岳(3位)
農鳥岳に続く縦走路
2015年09月21日 07:19撮影 by  Canon EOS M3, Canon
5
9/21 7:19
農鳥岳に続く縦走路
少し風が強いです。
2015年09月21日 07:34撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 7:34
少し風が強いです。
息子は農鳥岳から見る富士山がNo1だそうです。
2015年09月21日 07:39撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 7:39
息子は農鳥岳から見る富士山がNo1だそうです。
確かに(カメラの設定を少し変えてみた・・・)
2015年09月21日 07:48撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 7:48
確かに(カメラの設定を少し変えてみた・・・)
農鳥岳から広河内岳に続く縦走路
2015年09月21日 08:10撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 8:10
農鳥岳から広河内岳に続く縦走路
大門沢下降点
2015年09月21日 08:36撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 8:36
大門沢下降点
「・・・」
2015年09月21日 08:43撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 8:43
「・・・」
紅葉は着実に進んでます
2015年09月21日 09:20撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 9:20
紅葉は着実に進んでます
橋がボッキリ・・・
2015年09月21日 10:52撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 10:52
橋がボッキリ・・・
なんとか・・・
2015年09月21日 10:53撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 10:53
なんとか・・・
急に橋が増えて、、、
2015年09月21日 11:50撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 11:50
急に橋が増えて、、、
自然のアスレチック
2015年09月21日 12:01撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
9/21 12:01
自然のアスレチック
ブナの原生林
2015年09月21日 12:49撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
9/21 12:49
ブナの原生林
自然の登山道
2015年09月21日 13:05撮影 by  Canon EOS M3, Canon
9/21 13:05
自然の登山道
子供には楽しくスリル感
2015年09月21日 13:06撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 13:06
子供には楽しくスリル感
こんな所も渡ります。
2015年09月21日 13:27撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 13:27
こんな所も渡ります。
本格的な吊り橋にドッキドキ。
2015年09月21日 13:35撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 13:35
本格的な吊り橋にドッキドキ。
他にも吊り橋が2つあるはずでしたが、工事で無くなって、がっかり・・・
2015年09月21日 13:51撮影 by  Canon EOS M3, Canon
1
9/21 13:51
他にも吊り橋が2つあるはずでしたが、工事で無くなって、がっかり・・・
登山道はこの辺りから、アスファルトに変わります。
2015年09月21日 14:02撮影 by  Canon EOS M3, Canon
2
9/21 14:02
登山道はこの辺りから、アスファルトに変わります。
最後のゴール写真ありません。奈良田第一発電所のゲート前です。ここから駐車場まで20分。とりあえずお疲れ様。
2015年09月21日 14:33撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/21 14:33
最後のゴール写真ありません。奈良田第一発電所のゲート前です。ここから駐車場まで20分。とりあえずお疲れ様。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ヘッドランプ GPS 常備薬 保険証 携帯 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール
備考 南アルプスの山荘は北アルプスや八ヶ岳の山荘と違って、電子機器の充電は不可。充電池を持っていく必要あり。

感想

【1日目】北岳肩ノ小屋

5時30分発の広河原行きバスに乗れず、1時間30分待ち。結局、Uターンして戻ってきた7時のバスに乗車しました。行きのバスは飛ばす、飛ばす…まるでジェットコースターやレーシングサーキットのようで、内心ヒヤヒヤ。細い山道で一歩間違えば谷底という状況なので、安全運転を心から願いました。シルバーウィークなら増便も必要かと思います。

広河原出発後は順調に高度を上げていきます。息子はこれまでの登山経験もあってか、楽しそうに登っていました。

登山道自体は危険な場所はなく、大樺沢二俣までは歩きやすい道です。ここにはバイオトイレも設置されています。右俣コースになると斜度が上がり、ペースはスローダウン。肩ノ小屋で昼食予定でしたが、出発が遅れたため途中で食事をとりました。小太郎尾根分岐から稜線を歩くと、天気が良ければ仙丈ヶ岳や甲斐駒ケ岳が望めます。

北岳肩ノ小屋は北岳山荘に比べると古く小さいですが、食事もおいしく、撮影にも適した場所です。西北側には甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、南東には富士山を望めます。食事は早く到着した順に16:00~、16:30~と割り当てられ、寝返りが打てるほどのスペースも確保されていました。コンセントはなく、部屋では就寝時間までストーブが焚かれ、温かく過ごせます。逆に2時頃までは暑く、少し寝苦しかったほどです(笑)。



【2日目】農鳥小屋

息子にとって本格的な縦走は今回が初めて。縦走の楽しさを満喫するため、のんびりとした工程で進むことにしました。南アルプス自体が初めての私にとって、山の一つ一つが大きく、縦走路が長いため、歩いても歩いてもなかなか進まない感覚があります。その分、雄大な風景が広がり、北アルプスや八ヶ岳より人が少ない点も好印象です。

ネットでは農鳥小屋のおじさんについて、到着時間が遅い客への叱責が話題になることがあります。我々も17:00頃に到着したテント客が叱られる場面を目にしました。しかし、これは安全のため。天候や判断ひとつで命取りになることもあります(数年前、知人が鈴鹿山脈で事故死しています)。山梨県警の発表でも、白根三山では夏期16件の遭難、3名の死者が出ています。

農鳥小屋のおじさんは、非常に好感の持てる方でした。
• 鹿児島からの団体客には割引サービスを提供。子供にも心遣い。
• 食事時間と夕日時間が重ならないよう調整し、重なっても早めに見に行くよう促す。
• 翌朝、「昨日は怒鳴って悪かったが、安全のためには強く言わないと…」と自然に送り出す姿勢。

ネットの評価とは裏腹に、登山者の安全を心から願う心優しい方でした。いつまでも元気でいてほしいものです。



【3日目】奈良田温泉駐車場

この日の移動距離は全行程の約半分。農鳥岳までは登りですが、それ以降は下りオンリー。農鳥岳が3,025m、奈良田駐車場が850mのため、約2,200mを下ります。足には相当の負担がかかり、最後は歩くのも辛いほどでした。階段なども苦行のようで、翌日まで筋肉痛と膝痛が残りました。下山の際は覚悟が必要です。

今回、息子は辛い下りにもかかわらず、弱音を一切こぼさず、むしろ楽しんで山の雰囲気を満喫していました。木の橋を渡るときはアスレチック気分で笑顔。これまでの山行で見せた成長とはまた違い、精神面の大きな成長を実感できました。

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コメント

初めまして!
barolo1029さん、初めまして

充実の縦走、素晴らしいですね〜!
白黒の写真、とてもかっこよく「・・・」のお父さんの気持ちもなんかわかるような気がします。

うちも8月に北岳〜間ノ岳に行ったのですが、農取から奈良田への縦走はまだ無理かなと思い広河原へ戻りました。
こちらのレコを見て、今度は行きたいな〜と思いました

お子さん小5ですか?体格が大きくないですか?
うちのも5年なんですがうちのより全然しっかりしている気が・・・
そしてとてもいい顔されているな〜と思いました!
お疲れ様でした!
2015/9/23 19:18
Re: 初めまして!
mmkk様
コメントありがとうございました。
息子は小学校5年生ですが、身長は162cmあるそうです。とっくにお姉ちゃん(中2)やお母さんを抜かしてしまいました。同級生の中では1番大きいそうです。友達より頭一つ分飛び出してます。私は173cmですので、何故ここまでで大きくなったのか、親でも解りません。笑
以前は多くの方が山を歩いていて声をかけてくださったのですが、今年になってその声かけがめっきり少なくなり、、、寂しくなりました。どうやら周囲には中学生に思われているよ うです。周囲の声かけが本人への励ましになっていた事は、間違いなかったのですが、、、

農鳥〜奈良田は、2年生には厳しい気がします。mmkk様の以前のタイムレコードを見せて頂きました。恐らく上の子なら十分行けると思いますよ。でも、家族で行ける場所を優先された方が良いと思います。私としては家族で同じ目標を共有できるmmkk様が羨ましく思いました。うちは女性陣がめんどくさがりで、、、

今回の山行の経験から、仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳なら安心して連れて行けるかなとは思ってます。だんだん欲が出てきて、、、

どこかの山でお会いできると良いですね。
2015/9/23 20:11
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無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [3日]
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技術レベル
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体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [7日]
南アルプス名峰のほとんどを一筆書きで巡るルート!
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 甲信越 [日帰り]
北岳 間ノ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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