東黒沢〜ナルミズ沢 タープ泊ソロ
- GPS
- 15:02
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,726m
- 下り
- 1,731m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 6:01
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
■計画
天気が安定しない週末が続き、悪天候での沢泊はリスキーだし、遠くまで行って天気悪いのはなぁ、と思って近場ばかりに行っていて気がつけば沢シーズンも終盤。
最悪日帰りへの変更も念頭に入れつつ、難易度も低くビバークポイントもありそうなナルミズ沢へ。
ここはトポでは宝川温泉からのアプローチが紹介されているが、駐車場は温泉利用者のみで、時間的に下山後行けるかどうか怪しいので、白毛門登山口側から東黒沢と組み合わせて行くプランとした。
■アクセス
白毛門登山口駐車場は広大だが工事中で20台ほどのスペースしかない。8時前到着でほぼ満車状態だった。
■東黒沢遡行
登山口から少し踏み跡を辿ってから入渓。
ナルミズ沢へのアプローチくらいにしか考えてなく、ほとんど下調べせずに来たが、ナメの続く素晴らしい渓だった。トポもないと思っていたが、後で確認したら「銘渓62選」に入ってた!
この日は水量が落ち着いていたのか、ハナゲノ滝含めすべての滝が気持ちよく登れた。
終盤はヤブが迫ってくるが、沢自体は尾根の手前まで続いていた。水は源頭部に行くほど冷たくなっていく。詰めは短いが踏み跡はなく藪漕ぎ。
■丸山乗越〜ウツボギ沢(支流)下降
踏み跡はないが、丸山乗越を越えた反対側斜面を下っていけば細い沢に出合い、そのうち流れが集まっていく。
滝と言えるようなものは2つか3つくらいで、ほぼ歩きでウツボギ沢に出合い、そこからすぐにナルミズ沢
■ビバーク
ウツボギ沢出合はキャンプ場かと思うほど平で広く快適そうだが、2日目の行程を考えるとできるだけ上流に行っておきたい。
大石沢出合から滝を登った左岸に適地、ここは先客がいたのであまり見てないが、沢にも降りやすく良さげ。今回はその先、左岸の踏み跡を少し登ったところでビバークした。
近辺にはあまり流木がないので大石沢に分岐してすぐのやや中洲になっているあたりで拾った。夕方雨が降ったこともあり、火の付きがかなり悪く、お湯は沸かせたものの焚き火を楽しめる感じではなかった。
最低気温は15℃ほどで風はなく、虫もほぼ出ず快適だった。
■ナルミズ沢遡行
ウツボギ沢出合いから遡行してすぐに7mの大きな滝。深い釜があるので右から直登。下部の滑る1,2手が核心。
透明度の高い瀞や幅広のナメ滝などほんと美しい。
二股で水量が減り、苔が多くなる。ヌメるし、それまでは白くキレイなナメだったので景観的にもやや残念。詰めの草原も美しいが中流部が綺麗すぎたので、「天国の詰め」はハードル上げすぎかな?
■下山
稜線に出てからジャンクションピークまでは踏み跡は薄く、ほぼ笹藪漕ぎで、長袖長ズボン(タイツ)は必須。
この日は曇っていて涼しい風も吹いていたので良かったが、ピーカンだとマジで地獄だと思う。
ジャンクションピークからも長い。シャリバテ気味できっちり4時間かかってしまった。沢の下山としては長すぎなので、沢のついでに谷川馬蹄形の一部を縦走できてラッキー、くらいのモチベーションで行ったほうがよさそうw
■まとめ
2日間で銘渓62選に掲載されている2本の沢を巡る贅沢なコースで沢の美しさは言うことない。ビバークも薪問題以外は快適だった。
天候も遡行時は晴れ、下山時には曇りから雨と狙った通りで遡行を楽しみ、下山もさほどキツくない、最高の山行となった。2日目ピーカンだったら行きたくないかなw
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