双六岳〜鷲羽岳〜雲ノ平 テント泊
- GPS
- 80:00
- 距離
- 44.7km
- 登り
- 3,313m
- 下り
- 3,313m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:05
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 7:05
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 9:35
- 山行
- 1:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:00
天候 | 晴れ、時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:新穂高〜平湯〜松本(バス)〜新宿(電車) 新穂高〜松本直通バスは8月まで。平湯乗り継ぎは本数は多くない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特別ありませんが、鷲羽岳の登りは落石誘発に注意。 ※備忘録 双六小屋テント場:一泊千円。手頃な石あり。水無料。トイレがきれい。 ケーキセットがおいしそう。 三俣山荘:中トイレがきれい。自分は泊まっていませんが、2つの布団で5人 だったそうです! 雲ノ平テント場:一泊千円。傾斜地が多く石多し。水が豊富。 トイレが…笑(ノーコメント) わさび平テント場:一泊八百円。トイレ水洗。公称30張よりもっといけそう。 |
その他周辺情報 | 平湯温泉バスターミナルの温泉は展望がいいです! 連休だからかもしれませんが、8時半にはオープンしていました。 |
写真
感想
今シーズンの最大イベント、雲ノ平に行ってきました! 今年なぜかテント泊を無性にやりたくなり、テント場情報を見ていたら、かっぱの棲む庭園として紹介されていた雲ノ平に、すっかり虜になってしまったのです。昨シーズンは奥穂〜西穂に憧れを抱きましたが、毎年夏が来ると自分の中で新たな目標が生まれるみたいです。
1日目
新穂高登山指導センターで登山届を提出し出発。やはりこの5連休、たくさんの登山者が思い思いの荷を背負って登山道を歩いています。最初は林道を1時間強歩きますが、林道は苦手なのでやや退屈。わさび平小屋で一服します。流れ出る冷水に浸された野菜がおいしそう。真夏だったら食べたいけど今はちょっと寒い。
わさび平を出ると15分程で登りが始まります。先行する団体さんも多く、人が連なっていつしか大パーティ状態に。秩父沢の手前で徐々ににわか集団が解体していきました(笑) 鏡平山荘までは登り一辺倒。キツイですが所々でザックを下し、行動食をぽろぽりやりながら何とか鏡平に到着です。周囲に池が点在するきれいな山荘です。ラーメンを頼んでいる人が結構いて食欲をそそりますが、ここはぐっと堪えて次へ。一登りした頃、雲が流れ去り、槍・穂高連峰がこちらに迫り来るように姿を現しました。私も、そして誰もが足を止めて景色に見とれています。
急登が終わると下りに入り、やがて双六小屋と力強い鷲羽岳が視界に飛び込んできます。テント場受付後、慎重にテントを設営。ネットで検索すると、「テント倒壊」とか「ポール破損」とか強風の恐怖(笑)の情報が飛び交っていたので結構不安がありました。ペグは比較的刺さりやすく、石も豊富にあったので出来るだけ強固に。その頃はテントもちらほらでしたが、夕方には広いテン場が埋め尽くされる程に。この週末、山荘は混雑しないわけはないし、やはりテントの割合が多いのは当然ですね。心配した風も強くなく、昼間は日差しを受けながらのんびり昼寝ができました。夜は星空が美しかったです。そういえば山にでも行かない限り、夜空を見上げることはなくなったなぁ。どうせ都会じゃ見えないですしね。
2日目
夜はさすがに冷え込みましたが、快適な眠りから起床。想定外だったのは外トイレが長蛇の列だったこと。出発が遅れてしまいましたが、天気は最高でそんなことはどうでもよくなってきます。双六岳山頂まで、寝起きの身体にはキツイ登りですが、そこを越えると写真で見た、たおやかな高原に到着します。眺望も最高。山頂からは三俣蓮華岳への縦走路へ。アップダウンが多いですが、どこに目をやっても眺望に圧倒され、自然と足が進みます。
三俣山荘のテント場はハイマツ帯に点在する魅力的な場所でした。次回ここにも泊まってみたい。目の前の鷲羽岳は山頂まで道がくっきりと、しかしかなりの勾配が手に取るように見え、重い荷物を慮りちょっと躊躇(笑)しかし意外といけるもんです。自分のペースを把握し、維持することが肝要だなと思いました。山頂は黒部五郎、薬師、水晶などの展望が言わずもがなですが素晴らしい! 10歳前後の子供も登っていました。すごいな、この年でこの光景に出会えるなんて、といい大人は思ってしまいました(笑) 鷲羽からはまたアップダウンがあります。何だか鷲羽岳までで7割くらい力を使ったような気がする…。祖父岳(『じいだけ』と読むんですね。祖母岳は『ばあだけ』なのかぁ)の登りは急登ではないのに結構疲れる。しかしここで雲ノ平山荘が見えました。テント場まではすごく近く見えるのに、迂回路を通らなけれらばならない為、意外と時間がかかりましたが。そしてテント場は既に8割方埋まっていました。完全に平らな場所は少ないようで、沢沿いになっている場所もあり、設営場所には難儀しました。結局トイレの近くになってしまった…。でも匂いはしないし、便宜的にはいいかな。石でごつごつしていますが、横になれさえすれば寝れるもんです(笑)その後山荘まで受付に行きます。噂通り遠いです。往復30分くらい。ここでビールと、甘いものに惹かれてかりん糖を購入。そしてついでにTシャツも。テント場に戻って、夕日を浴びながら祝杯をあげました。これがめちゃめちゃ旨かった〜。山にいることを実感しながら至福の時でした。
3日目
朝、冷え込みは昨日と同じくらい。またトイレが長蛇の列。今日は双六まで戻る予定です。祖父岳には登らないルートを行きます。こっちは比較的人が少なく、狙い目かもしれません。黒部五郎の迫力についつい立ち止まって写真をパチリ。沢まで一気に下り、三俣山荘まで登り返します。道は険しいけど、沢の水が透明で美しいです。 三俣山荘を過ぎ、双六小屋までは巻道を選びました。三俣蓮華を経由するルート、中道、巻道があるようです。3日目のルートは一度もピークを踏みませんが、下から見上げる光景は、山頂からの光景とは異なる眺めだし、人も比較的少なく、立ち止まって写真を撮ったり出来るので、このルートを通ってよかったです。ただずっと平坦ではなく、所々登ります。
双六小屋に到着した時はまだ12時を回っていませんでした。ガスがかかってきて、日だまりの中で昼寝という期待にはそぐわなそう。そして多分まだ歩けるし。ということで、名残惜しさもありますが、このまま下ることにしました。帰路は最初登りなのでゆっくりと。これを越えれば後はずっと下りです。鏡平に着いた時は晴れ間が戻ってきました。ほぼコースタイムくらいでわさび平に到着。最後の晩餐だ!とばかりに最高の3日間に乾杯です。ちなみに雲ノ平ではビール価格650円、わさび平では450円でした(笑) ちょっと油断しましたが、夜はこの標高でも結構冷え込みました。
4日目
新穂高まで1時間です。朝から快晴で、これから登ってくる人は良い山行ができそうですね。冷えた空気の中、朝陽を浴びた山肌がきれいでした。
素晴らしい4日間でした。テント設営の技術など、学ぶことも多かったし新たに知識を得ることもできたかな? 来年は黒部五郎に行きたくなりました。まだ初秋ですが、山のシーズンは待ったなしで進んでいきますね。秋晴れに期待し、次回の計画を練りたいです。
こんにちは〜
雲ノ平に行かれたんですね、いいですね〜
雲ノ平までに行くまで、何個の山を越えての縦走になるんでしょうか
さすがすごいですね。
私は来年、北岳に再挑戦するか、北アルプスに行くか悩んでいるところですね。
どちらでも行ければいいですが。
それにしても、天候に恵まれて良かったですね。
お疲れ様でした〜
もう少しすると北アルプスも雪が降るんでしょうね。
鳥海山のレコ、ようやくアップしました
tknabesanさん、コメントありがとうございます。
自分自身テント装備での縦走は不安もありましたが、それを補って余りある程の最高の体験ができました!
来年の計画楽しみですね 私もまだ行っていない所に挑戦したいです。
鳥海山、行かれたんですね。東北の山は個性があって魅力的ですね!
夏山シーズンが始まったと思ったら、もう冬を考えなきゃいけない時期ですよね この時期は毎年何か寂しくなってしまいます
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