秋雨の小池新道(伊藤新道はお預け)

2024年09月14日(土) ~ 2024年09月15日(日)

• GPS: 18:16
• 距離: 25.5km
• 登り: 1,707m
• 下り: 1,738m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:03
• 休憩: 2:09
• 合計: 10:12

距離 12.5km 登り 1,573m 下り 153m

4:28 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
4:48 4:49 お助け風穴
5:06 5:07 中崎橋
5:19 笠新道登山口
5:34 5:57 わさび平小屋
6:18 小池新道入口
7:24 7:38 秩父沢出合
7:55 8:01 チボ岩
8:29 8:35 イタドリが原
9:23 9:39 シシウドヶ原
10:48 10:53 鏡池
11:15 11:47 鏡平山荘
12:58 13:14 弓折乗越
13:31 13:32 花見平
13:53 14:01 くろゆりベンチ
14:36 双六池
14:40 双六小屋

2日目

• 山行: 5:44
• 休憩: 2:12
• 合計: 7:56

距離 12.9km 登り 134m 下り 1,585m

6:37 双六小屋
6:41 双六池
7:18 くろゆりベンチ
7:32 7:33 花見平
7:44 7:50 弓折乗越
8:41 9:05 鏡平山荘
9:06 鏡池
9:43 9:47 シシウドヶ原
10:08 イタドリが原
10:26 10:27 チボ岩
10:45 10:56 秩父沢出合
11:36 小池新道入口
12:09 13:16 わさび平小屋
13:29 笠新道登山口
13:40 中崎橋
13:53 お助け風穴
14:08 14:12 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
14:19 14:33 新穂高温泉駅
14:33 ゴール地点

天候

初日晴れ、二日目雨

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー

写真

9/14 4:23

伊藤新道を歩きたいと思っていて、去年真剣に計画したのだが、私の実家の都合で流れたのだった。
今年はかなり前から準備して、天気次第だがやる気満々で新穂高に来ている。平湯温泉に3:30くらいに着く高速バスに乗り、タクシー乗り継いで登山口。
タクシーの運ちゃんによると、昨日の夜は結構降ったそう。眠いが、ヘッデン点けて歩き始める。

9/14 5:06

中崎橋。
かなり人が入っていて、ずいぶん抜かれた。
小さい子の入った10人くらいのパーティーもいた。

9/14 5:34

わさび平小屋。
カミさんとOさんは朝食にしている。私はあまり調子が良くなく、トマトなら行けると思って買って食った。うまい。
価格高騰ですみませんと書いてあって300円で、車で運んでこの値段なら良い商売とか言ってたが、下山してスーパーでトマト買ったら1個200円だった。軽口叩いてすみません。良心的だと思います。

9/14 6:18

小池新道のはじまり。

9/14 6:53

いつでも感心する。
どうやって作ったのか知らないが、石畳と言って良い歩きやすさ。歩きだと、ほぼ階段とか舗装路と変わり無い。

9/14 7:00

槍が見えて日が差し込んで来た。

9/14 7:16

秩父沢。
テンション上がる。

9/14 7:55

チボ岩。

9/14 8:45

これは初めて見た。
下には下涸れ沢という道標もあった。
秩父沢⇒下涸れ沢⇒イタドリ⇒上涸れ沢⇒シシウド
という感じで、マイルストーンが細かくなっている。入門者向けに進化しているのだろう。

9/14 9:24

シシウドヶ原。
最初にバテたのは私だが、このあたりではカミさんのほうがバテてきていたかもしれない。
私は、バテたというよりは、眠いし気持ちが悪い。
南アのあと、飲み会で飲み過ぎて調子を崩し、その後熱で1週間ほど倒れて、その後ずっと調子が良くない。もちろんその間山登っていなくて、ちゃんとした登山は1ヶ月ぶりなのだ。体重もだいぶ減っている。

9/14 10:10

熊の踊り場。

9/14 10:34

疲れていると、こういうのがウザい。
どうせ5分では着かないのだ。元気な登山者が眩しく見える。

9/14 10:41

やっと平坦になって、

9/14 10:44

鏡池。
槍キレイ。
湖面が静止することはなかったが上等。

9/14 10:55

鏡平の小屋。
賑やか。

9/14 11:01

かき氷うまい。
メシ食う気分にはならなかったが元気出た。
飯食えないので2つ食った。

9/14 11:47

池は涸れかけている。

9/14 12:12

槍と大キレット。
「ダイキレ」と略して語っている若者がいて、新鮮で思わず笑ってしまった。
他もフシキレとかハチキレとか今は呼ばれているのだろうか。

9/14 12:12

奧穂方面。

9/14 12:56

弓折乗越手前。
20人くらいの団体が登っている。
この団体には太ももをつった人がいたのに、私とカミさんはそれを抜くことは無かった。

9/14 13:03

弓折乗越。

9/14 13:18

先へ進む。

9/14 13:29

振り返る。
多分奧は笠だろう。
左のピークが弓折。

9/14 13:30

花見平。
初冬にカミさんと歩いて方向失ったのを思い出す。

9/14 13:34

池塘もある。

9/14 13:37

紅葉はまだ先だが、気配はある。

9/14 13:49

割と高いカメラを使っているのだが、今までほとんどオートで撮っていた。
諸事情あり、絞りくらいはいじろうと思って、今回いろいろ試している。仕事の都合です。

9/14 13:53

クロユリベンチ。
登りはだいたい終わりだが、ここからもまだあるのよね。

9/14 14:16

小屋が見えた。

いつも思うのだが、この写真は嘘くさい。
特撮のように見える。
毎回そうなので今回肉眼でしっかりみたが、肉眼でも嘘くさいと分かった。

9/14 14:28

1Km以内の手前の風景と、無限遠の遠景の間に何も無いのが原因かも知れない。
または、これまでの風景がランダム自然だったのが、突然出来過ぎの見本絵画みたいになって、頭がギャップに追いつかないのかも。

9/14 14:37

近づくと落ち着く。
不思議。

9/14 15:00

小屋。

9/14 14:55

部屋。
個室では無いのに、すごい広さ。
クロユリベンチのあたりから腹がぐるぐるしてるなあと思ってトイレに駆け込んだら、何か素晴らしい水洗になっている。
やばい。コレやばい。

9/14 15:01

とりあえずビールで乾杯して外へ。
双六方面。

9/14 15:02

鷲羽。

9/14 15:02

樅沢と焼却施設。
この施設は前もあったのかもしれない。もうもうと黒煙上げていたが、燃焼温度上がったのかやがて煙出なくなった。この炉のおかげだろうか、ここはゴミに寛容。すごくラク。

9/14 15:02

燕方面かな。

9/14 17:39

いろいろあり、Oさんと山に来たのは1年ちょっとぶり。
楽しく飲んで夕飯。
体調悪いのは私だけだが寝不足はみんな共通で、普通なら消灯まで飲むところ、ここで飲むのをやめ、19時には寝たと思う。


--(個人用メモ)
寝過ぎて悪い夢を見た。若い頃に絶交した友人に再会してひどいいやがらせされ、自分の弱みがそれを増長させるというエンドレス悪夢だった。

9/15 5:54

【2日目】
3時起き4時出で、三俣山荘まで歩き、伊藤新道を下るという計画だった。3時にみんなのアラームが鳴って目覚め、あと15分とか思っていたら、すごい音がした。寝起きでよくわからないが雨に聞こえる。カミさんに雨？と聞いたら雨だって。
屋根を叩きつけるような土砂降りとわかった。寝ぼけた頭で総合すると、
・昨夜23時くらいにはいまと同じような豪雨があった(カミさんトイレに起きたらそうだった)
・今の雨はひどい。
・起きたてで意識もうろうだけど、3:00、3:15、3:30くらいのタイミングで、全部豪雨。
・通常の登山で今出発はあり得ないし、まして沢歩きするならダメだろうと話す。
全員納得したのでとりあえず寝ることにしました。
これは5時くらいに起きて撮った写真。

9/15 6:05

撤退は決めたので、小屋でゆっくり弁当食うことにします。
うまいです。

9/15 6:38

コーヒー飲んでトイレ済ませて出発。
これも、雨が結構ひどいので、小屋の軒下から撮っている。

9/15 7:11

ちょっと雨脚弱まったのでカメラ出したか。

9/15 7:53

クロユリはとっくに過ぎて、鏡平への下り。
昨日は写真に撮っていなかったが、このルート唯一、木で組んだハシゴがある箇所。
本当に整備され尽くした安全登山道だと頭が下がります。
このあと小型犬連れの外人とすれ違ったけど、あれはアリなのか？どこかの小屋は泊めてくれるのだろうか。

9/15 8:47

鏡平。
寒い日はかき氷やらないのだそう。

9/15 8:48

買い物しないと雨宿り出来ないシステムなので、ビール飲んで休憩している。

9/15 9:44

シシウド。
無言で下っている。

9/15 10:44

秩父沢。
このときは良い具合に雨脚弱まっていた。
カッパ脱いでいる人もいた。
私はカッパ嫌いなのだが、いいったん着たら、よっぽど確信無い限りは脱がないようにしている。理由は、考えるのも面倒くさいから。濡れたカッパをまた着るのはダメージ大きい。

9/15 12:14

わさび平着いた。
ラーメンうまい。あっというまに全部食った。

9/15 12:17

カミさんは名物のそうめん。
ちょっともらったらすごくうまかった。みんな食ってるのもわかる。
あと、カレーもあってうまそうだったが、次もラーメン食うと思う。カミさんのそうめん一口もらいながら。

9/15 13:40

中崎橋から川の流れ。
それほど増水していない。
伊藤新道のライプカメラ見たが、前日からの変化は少なく、行ったら行ったで下れたと思うが、沢までたどり着くまで気持ちは持たなかっただろうと思うので、今回は撤退して良かったと思う。

9/15 14:28

新穂高でビール。
このあとは路線バスで平湯温泉に出て、松本でソバ食ってあずさで帰りました。

10月にもう一回チャレンジしてみるつもりです。
お疲れさまでした。

撮影機器：

X100F FUJIFILM

感想

aiki

伊藤新道、ずっと行きたいとおもっていて、去年ちゃんと計画したのですが、私の実家の事情でキャンセル。
3連休以上、小屋泊まりだと双六か三俣山荘の予約と、晴嵐荘の予約必須なので思いつきでは行けなくて、今年は早くから予約して準備してました。
天気は危なっかしい感じがあったのですが、当日判断でいいなと思って双六小屋まで行きました。
双六小屋は、部屋もトイレも超快適。何年ぶりかわかりませんが変化にびっくりしました。

翌朝4時出発予定だったのが、目覚めると叩きつけるような土砂降り。行ってみるまではわからない沢下りはリスク高いと思ったし、なによりこの天気で出発する気にはなれなかったので、相談して二度寝して帰ることにしました。

まあ、運動不足には良い登山だったと思います。
良い事はたくさんあり、後悔も恥じるところもなし。

細かい感想は写真のコメント参照ください。

来月もう一回リベンジしたいと思います。