金剛山、妙見谷／秋雨と花

2024年09月15日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 5.8km
• 登り: 597m
• 下り: 604m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:30

8:20 金剛登山口バス停
9:20 妙見滝
11:50 九合目（千早本道）
12:00 金剛山山頂トイレ
12:40 山頂広場
14:20 ツツジオ谷入口
14:50 金剛登山口バス停
14:50 ゴール地点

天候

雨のち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

JRと南海電車で河内長野駅へ
河内長野駅前〜金剛登山口：南海バス
帰りも、同じバスと電車で

コース状況／危険箇所等

●妙見滝手前までは、林道と踏み跡がある。妙見滝付近は、大量の倒木に埋もれてしまっている。妙見滝は、左岸に巻き道あり。妙見滝から上流は、沢歩きとなる。標高720m辺りに、大きな滝が2つ連続する。
●2017年の台風による上流部の大崩落によるものか、そこから上流は、大量の倒木、流木、大小の岩、小石や土砂が、あちこちに堆積し、あるいは、表土が洗い流されて、花崗岩が露出し、新たな滝が出現したりしている。
●上流部の標高860m辺りから、倒木と土砂や小石が堆積した上に水が流れる、やや幅の広い、開放的な谷となる。頭上を蔽っていた樹林が、倒されて無くなり、青空が覗き明るい。
●標高910mに、崩落した谷の跡が現れる。雨で表土が洗い流され、流れの中央は、花崗岩の露出する滑滝となっている。水の流れもこちらの方が多く、一見すると、こちらが本流と見まちがいそうだ。しかし、手前にトラロープが張られ、ここから先に行くなと無言の内に警告している。
●このトラロープの右側に、ややか細いながら、水の流れる谷の入口が見える。実は、こちらが本流だ。これを、登っていけば、本来の詰めの谷から、山頂売店や転法輪寺に通ずる広場に出る。
●妙見谷は、途中に土石流の跡らしきものや、上流部の、浮石の多いガレた谷を登らねばならない。大雨の降った翌日などは、崩落の危険がある。

写真

9/15 10:42

妙見谷林道で、雨に濡れるハグロソウ

9/15 10:42

ハナタデ

9/15 10:45

ミズヒキ

9/15 10:51

キンミズヒキ

9/15 11:18

小雨降る、妙見ノ滝・・

9/15 11:20

左岸の巻き道から、妙見ノ滝、落ち口へ・・

9/15 11:26

妙見ノ滝上流の、両岸に山の迫る細い谷

9/15 11:41

渓流の畔に、イヌショウマ

9/15 11:42

大きな滝が見えてくる所から、谷が広くなる。

9/15 11:44

4mの滝を、流れの左の岩に取り付き、這い上がる。

9/15 11:48

7mの滝

9/15 11:50

滝の下段から、見上げる7m滝

9/15 11:52

滝の右岸から這い上がり、横目で滝を見下ろす。

9/15 11:53

7m滝を登り切ると、すぐ目の前に現れる5m滝

9/15 11:57

左岸を巻いて、滝を見下ろす。

9/15 11:58

滝の落ち口に立つと、2つの滝の下まで、一気に見下ろせて、足がすくむ。

9/15 12:01

50m上流に、3つの滝がつづく。

9/15 12:02

岩肌も、滝の畔のシダ類も、

9/15 12:06

雨に濡れて、しっとり光る・・

9/15 12:09

両岸に岩の迫る斜瀑・・

9/15 12:09

登っていく・・

9/15 12:14

滝の上流のなだらかな谷に、ウドの花・・

9/15 12:16

標高770m、3段の滝

9/15 12:20

雨に濡れるアキギリ・・

9/15 12:24

少し上流に・・

9/15 12:27

6m斜瀑

9/15 12:28

右岸の岩に取り付き、

9/15 12:28

這い上がる・・

9/15 12:30

滝の最上段・・落ち口にほとばしる水と、苔むした岩・・

9/15 12:39

渓流に散る落ち葉にも、秋・・

9/15 12:43

標高830m、倒木の突き刺さる滝

9/15 12:44

滝に近づく・・

9/15 12:44

滝の落ち口の上流を見上げる・・この辺り、美しい自然林だ・・

9/15 12:46

左岸の岩から滝を巻いて上がると、目の前に、なだらかな斜瀑・・

9/15 12:47

流れの中を、登っていく・・

9/15 12:58

なだらかな流れを遡ると・・

9/15 13:01

ぽっかり、明るく開けた場所・・

9/15 13:08

両岸に草の生い茂る、幅広の滑滝を・・

9/15 13:09

遡っていく・・

9/15 13:11

右岸に、アケボノソウ・・

9/15 13:13

きれいな花だ・・

9/15 13:15

渓流に、シラネセンキュウ・・白い小さな花の集まり・・

9/15 13:17

ヨシノアザミ

9/15 13:20

倒木に掴まって、這い上がると・・

9/15 13:21

7年前の台風の崩落の跡・・

9/15 13:22

ここから右、詰めの谷へ向かう・・

9/15 13:23

詰めの谷の入口に、ガンクビソウ

9/15 13:40

ブナ林が頭上を蔽う・・

9/15 13:45

9/15 13:48

笹ヤブの中に、トリカブト

9/15 14:00

回数登山掲示板の広場に、ミゾソバ・・

9/15 14:04

ゲンノショウコ

9/15 14:05

紅白のゲンノショウコ・・仲良く並ぶ・・

9/15 14:07

アキチョウジ

9/15 14:46

ハナタデ

9/15 15:15

下山路の、タカハタ道の尾根に、ヤマジノホトトギス・・

9/15 15:52

松ノ木ルートの尾根から、ツツジオ谷入口へ・・

9/15 16:20

林道脇に、ジャコウソウ・・

9/15 16:26

ヒガンバナ・・

9/15 16:27

尻尾のくるんとしたツリフネソウ・・

9/15 16:27

9/15 16:30

フシグロセンノウ

9/15 16:31

ヒヨドリバナ

9/15 16:35

ほんのり紫の、ツルボ・・

9/15 16:38

シュウカイドウのピンクも、そろそろ終わり・・

撮影機器：

LUMIX DMC-FT4 パナソニック

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ カメラ 折りたたみ傘 ゲイター 軍手 ストック

感想

arajin

　金剛バスが運行廃止となり、電車とバスで山歩きする者にとっては、水越側の登山道は、何かと不便になり、ハードルが高くなった。そこで、人の多い千早側で、静かに歩けるルートを探すことになる。
　15年振りくらいに歩いた妙見谷が、7年前の台風で谷は荒れ、ほとんど人の寄り付かない静かなルートになっていた。それまで愛用していた石ブテ東谷に代わって妙見谷が、私の金剛山への定番ルートになりつつある。
　雨の日曜日、静かな秋雨の降る中を、妙見谷に入る。沢を歩いていると、滝の水しぶきで濡れているのか小雨で濡れているのか、分からなくなってくる(笑)。次々と現れる滝を乗り越え、静かな渓流の音に耳を傾け、美しい自然林が頭上を蔽う谷を遡っていくと、谷の畔には、秋の山野草が花を咲かせ、目を楽しませてくれる。
　一人、静かに山歩きする幸せを、感じることができた一時だった。